- 英
- bronchodilator
- 関
- 抗喘息薬
選択的β2作用薬
抗コリン薬
methylxanthine
WordNet
- a drug that relaxes and dilates the bronchial passageways and improves the passages of air into the lungs
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/01 20:32:54」(JST)
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気管支拡張薬(きかんしかくちょうやく)とは、気管支を拡張することによって呼吸困難を改善する薬剤のこと。[1]気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患、急性気管支炎などに用いられる。主に呼吸器科で処方される。
投与経路による分類
- 経口内服薬 - β2刺激薬、キサンチン誘導体など多くが上市されている。頻拍などがみられる上、初回通過効果があるため、現在は吸入薬・貼付薬が主流となっている。
- 吸入薬 - 吸気にあわせて、大気と共に気道内へ投与する薬剤。ホルモテロール、サルブタモールなどがある。
- 経皮貼付剤 - ツロブテロール(商品名:ホクナリンテープ)などがある。初回通過効果を受けない、血中濃度が安定しているなどの長所がある。
- 注射 - テオフィリンやアドレナリンなどがある。速効性に優れる。
薬理作用による分類
- β2作動薬 - 気管支平滑筋のアドレナリンβ受容体に結合し、平滑筋を弛緩させ気管支を拡張させる。
- 抗コリン作用薬 - アセチルコリン受容体のうち、ムスカリン受容体に結合し、副交感神経を刺激し、気管支を拡張させる。
- キサンチン誘導体
脚注
- ^ 日本呼吸器学会雑誌, 43(10): 627-646, 2005.
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Japanese Journal
- 治療の進歩 気管支拡張薬 (特集 気管支喘息診療の進歩 2014)
- 玉置 淳
- 日本呼吸器学会誌 = Annals of the Japanese Respiratory Society 3(2), 170-177, 2014-03-10
- NAID 40020029539
- COPDの診断と治療 : ガイドラインをふまえて (特集 喘息・COPD患者への吸入指導 : 最新エビデンスから地域連携のお手本まで)
- 室 繁郎
- 月刊薬事 = The pharmaceuticals monthly 56(3), 327-332, 2014-03
- NAID 40019997954
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)に対するホルモテロールの臨床効果
Related Links
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[★]
- 次の文を読み、26、27の問いに答えよ。
- 65歳の男性。息切れを主訴に来院した。
- 現病歴:1年前に大腸癌の手術を受けたが、非治癒切除であった。その後抗癌化学療法を内服で行っていたが、食欲低下が著明であったため、本人の希望により中止した。5日前から急いで歩くと息が切れるのを自覚していたが、本日昼ころからじっとしていても苦しくなり、徐々に増悪するため受診した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脳卒中のため80歳で死亡。
- 現症:意識は清明。身長167cm、体重56kg。体温35.8℃。脈拍120/分、整。血圧82/60mmHg。呼吸数32/分。頸部の静脈怒張と心濁音界の拡大とを認める。両側下胸部でcoarse cracklesを聴取する。
- 検査所見:血液所見:赤血球348万、Hb 9.7g/dl、Ht 31%、白血球8,600、血小板32万。血液生化学所見:アルブミン2.8g/dl、尿素窒素31mg/dl、クレアチニン1.1mg/dl、総ビリルビン0.6mg/dl、AST 249IU/l、ALT 246IU/l、LD 623IU/l(基準176~353)、ALP 423IU/l(基準115~359)、Na 142mEq/l、K 4.7mEq/l、Cl 105mEq/l。CRP 6.5mg/dl。動脈血ガス分析(マスク10l/分酸素投与下):pH 7.47、PaCO2 33Torr、PaO2 120Torr、HCO3- 23mEq/l。12誘導心電図で洞性頻脈と低電位とを認める。胸部エックス線写真で心陰影の拡大と両側下肺野に浸潤影とを認める。胸部単純CT(別冊No.4)を別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [107F026]←[国試_107]→[107F028]
[★]
- 70歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。 3週前に感冒様症状が出現し、自宅近くの診療所で抗菌薬と漢方薬とを処方された。その後も症状は改善せず、乾性咳嗽と呼吸困難とが増悪したため、紹介されて受診した。紹介の時点で、診療所の医師から薬の内服を中止するよう指示されたという。意識は清明。体温36.9℃。脈拍88/分、整。血圧122/86mmHg。呼吸数22/分。 SpO2 92%(room air)。聴診で両側の胸部にfine cracklesを聴取する。喀痰検査: Gram染色で有意な菌を認めない。 Ziehl-Neelsen染色でGaffky0号。血液所見:赤血球456万、 Hb 12.5g/dl、Ht42%、白血球13,140(桿状核好中球10%、分葉核好中球50%、好酸球26%、単球4%、リンパ球10%)、血小板26万。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dl、アルブミン3.5g/dl、総ビリルビン1.7mg/dl、 AST85IU/l、 ALT63IU/l、 LD619IU/l(基準176-353)、 ALP385IU/l(基準115-359)、 γ-GTP171 IU/l(基準8-50)。免疫学所見: CRP5.2mg/dl。 KL-6 733U/ml(基準500未満)。サイトメガロウイルス抗原血症(C7-HRP)(-)、 β-D-グルカン8pg/ml(基準10以下)、アスペルギルス抗原陰性。クラミジア・ニューモニエ抗体価とマイコプラズマ抗体価との有意な上昇を認めない。動脈血ガス分析(自発呼吸、 room air) : pH7.50、 PaO2 65Torr、PaCO2 28Torr、 HCO3- 21mEq/l。胸部エックス線写真で両肺野に浸潤影を認める。胸部単純CT(別冊No. 19)を別に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106D047]←[国試_106]→[106D049]
[★]
- 次の文を読み、28~30の問いに答えよ。
- 38歳の女性。微熱と大腿部痛とを訴えて来院した。
- 現病歴 : 2ヶ月前から全身倦怠感と微熱が続いている。一ヶ月前から階段の昇降がなんとなくおっくうになり、体動時には空咳と両側大腿部の鈍痛とを感じるようになった。関節痛や皮疹はない。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 意識は清明。身長162cm、体重52kg。体温37.8℃。脈拍84/分、整。血圧118/76mmHg。皮膚、頭頸部に異常を認めない。背部の聴診で、両側下肺野にfine crackles<捻髪音>を認めるが、心音に異常はなく、心雑音もない。背部に異常を認めない。両側大腿部に筋萎縮と把握痛とを認める。四肢の近位筋力はやや低下しているが、感覚や深部腱反射は正常範囲である。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣で赤血球 1~2 /1視野、白血球 5~10/1視野。赤沈 38 mm/1時間。血液所見:赤血球 410 万、Hb 11.0 g/dl、Ht 39 %、白血球 6,800、血小板 26 万。血液生化学所見:総蛋白 6.0 g/dl、アルブミン 3.4 g/dl、尿素窒素 18 mg/dl、クレアチニン 0.8 mg/dl、AST 80 IU/l、ALT 40 IU/l、LD 420 IU/l (基準176~353)、CK 180 単位(基準10~40)。Na 142 mEq/l、K 4.6 mEq/l。免疫学所見:CRP 1.8 mg/dl、抗核抗体 40 倍(基準20以下)。胸部エックス線写真で両側下肺野に網状陰影を認める。
[正答]
※国試ナビ4※ [096C029]←[国試_096]→[096D001]
[★]
- 次の文を読み、7~9の問いに答えよ。
- 36歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。
- 現病歴 : 5年前に心電図で左室肥大を指摘されたが、無症状のため放置していた。3か月前から労作時の息切れを自覚していたが、最近、夜間に呼吸困難発作が生じるようになった。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 身長161cm、体重56kg。呼吸数16/分。脈拍86/分、整。血圧104/72mmHg。頚静脈は軽度怒張し、胸部では心尖拍動が左方に偏位し、その部位にIII音と汎収縮期雑音とを聴取する。呼吸音に異常はない。肝を右肋骨弓下に2cm触知し、両側下腿前面に浮腫を認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球385万、Hb12.1g/dl、白血球4,600。血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.3g/dl、クレアチニン0.7mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、AST(GOT)48単位(基準40以下)、ALT(GPT)56単位(基準35以下)、CK28単位(基準10~40)。心エコーの左室長軸断層像(別冊No.2)を別に示す。
- この患者の治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [096C008]←[国試_096]→[096C010]
[★]
- 次の文を読み、25~27の問いに答えよ。
- 51歳の男性。昨夜から呼吸困難がひどくなり来院した。
- 現病歴 : 32歳時の会社の健康診断で蛋白尿と血尿とを指摘されたが、症状がなく放置していた。42歳ころから高血圧を指摘され、時々降圧薬を服用していた。45歳ころから夜間尿を認めるようになった。5日前から全身倦怠感、食欲不振、悪心および頭痛が出現した。
- 現症 : 意識は清明。身長171cm、体重79kg。体温37.1℃。脈拍98/分、整。血圧166/92mmHg、眼瞼結膜は貧血様である。胸部で心尖拍動を鎖骨中線から4cm外側に触知し、両側下肺野にcoarse crackles(水泡音)を聴取する。肝を右肋骨弓下に1.5cm触知する。腹水を認める。下腿に著明な浮腫を認める。検査所見:尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血2+。血液所見:赤血球230万、Hb6.9g/dl、Ht21%、白血球7,000、血小板20万。血清生化学所見:総蛋白4.6g/dl、アルブミン2.1g/dl、尿素窒素125mg/dl、クレアチニン12.8mg/dl、Na129mEq/l、K6.6mEq/l、Cl100mEq/l、Ca7.3mg/dl、P6.0mg/dl、HCO3 -12mEq/l
[正答]
※国試ナビ4※ [096C026]←[国試_096]→[096C028]
[★]
- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 18歳の男子。昨夜から喘鳴を伴う呼吸困難があり、今朝から意識混濁が出現したため救急車で搬入された。
- 現症 : 意識JCS20。体温37.6℃。呼吸数30/分。脈拍140/分、整。血圧130/92mmHg。努力性胸式呼吸で呼気の延長が著明である。口唇と爪床とにチアノーゼを認める。貧血と黄疸とはない。肺野は呼気時に喘鳴がある。心音は肺動脈領域でⅡ音の亢進が認められる。腹部は平坦、軟で圧痛はない。
- 検査所見 : 血液所見:赤血球518万、Hb16.3g/dl、Ht49%、白血球13,600、血小板33万。血清生化学所見:血糖138mg/dl、総蛋白7.5g/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン1.0mg/dl、AST〈GOT〉35単位(基準40以下)、ALT〈GPT〉31単位(基準35以下)、LDH183単位(基準176~353)、CK70単位(基準10~40)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.00、PaO2 37Torr、PaCO2 67Torr、HCO3- 17mEq/l、BE -7.7mEq/。胸部エックス線写真で心拡大はない。
[正答]
※国試ナビ4※ [096F037]←[国試_096]→[096F039]
[★]
- 67歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。5年前から労作時の呼吸困難を自覚していた。1週前から感冒様症状が出現し、咳嗽、喀痰および呼吸困難が増悪したため受診した。喫煙は40本/日を47年間。現在も喫煙を続けている。意識は清明。身長165cm、体重56kg。体温37.8℃。脈拍112/分、整。血圧142/84mmHg。呼吸数22/分。SpO2 86%(room air)。頸静脈の怒張を認める。右季肋部で肝を3cm触知する。聴診で両側の胸部にwheezesとcoarse cracklesとを聴取する。血液所見:赤血球388万、Hb 11.9g/dl、Ht 35%、白血球11,300(桿状核好中球18%、分葉核好中球58%、好酸球2%、好塩基球1%、単球7%、リンパ球14%)、血小板35万。CRP 4.0mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.37、PaCO2 78Torr、PaO2 56Torr、HCO3- 44mEq/l。胸部エックス線写真(別冊No.27A)と肺野条件の胸部CT(別冊No.27B)とを別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A056]←[国試_107]→[107A058]
[★]
- 次の文を読み、 30、 31の問いに答えよ。
- 17歳の男子。呼吸困難を主訴に来院した。
- 現病歴:6か月前に左胸痛と労作時息切れを自覚したことがあったが数日間で自然に軽快していた。本日 1時間目の体育の授業中に、突然左胸痛を自覚したが、以前と同様に軽快すると思いそのまま授業を受けていた。しかし、しばらくして息苦しさが強くなったため教師に付き添われて受診した。
- 既往歴:15歳時に虫垂炎で手術。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長 173 cm、体重 60 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 122/分、整。血圧 96/58 mmHg。呼吸数 30/分。 SpO2 96%(マスク 6 l/分酸素投与下 )。心音に異常を認めないが、左胸部で呼吸音の減弱を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。胸部エックス線写真(別冊 No. 5)を別に示す。
- 直ちに行うべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108C030]←[国試_108]→[108D001]
[★]
- 次の文を読み、39、40の問いに答えよ。
- 72歳の男性。呼吸困難のため家族に付き添われて来院した。
- 現病歴 : 5年前から肺気腫による慢性呼吸不全で治療中であった。3日前から感冒様症状が出現し、その後呼吸困難が増強し階段の昇降が困難になった。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 意識は清明。体温37.8℃。呼吸数18/分。脈拍108/分、整。血圧110/80mmHg。下腿浮腫と頚静脈怒張とを認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球450万、Hb15.2g/dl、Ht43%、白血球10,200。血清生化学所見:総蛋白6.4g/dl、尿素窒素25mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、AF36単位(基準40以下)、ALT32単位(基準35以下)、LDH364単位(基準176~353)、Na140mEq/l、K4.0mEq/l、Cl 102mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.32、PaO2 54Torr、PaCO2 48Torr。心電図で右室負荷所見を認める。
[正答]
※国試ナビ4※ [097F039]←[国試_097]→[097F041]
[★]
- 72歳の男性。咳嗽、喀痰および呼吸困難を主訴に来院した。 8年前から労作時の呼吸困難を自覚している。 2日前から咳嗽と喀痰が出現し、呼吸困難が増悪したため受診した。喫煙は 40本/日を 40年間。意識は清明。身長 165 cm、体重 57 kg。体温 37.6℃。呼吸数 28/分。 SpO2 86% ( room air)。頸静脈の怒張と胸郭の膨隆とを認める。両側の胸部に wheezesとcoarse cracklesとを聴取する。血液所見:赤血球 456万、 Hb 15.3 g/dl、Ht 44%、白血球 10,400(桿状核好中球 14%、分葉核好中球 62%、好酸球 3%、好塩基球 1%、単球 8%、リンパ球 12% )、血小板 16万。 CRP 3.4 mg/dl。動脈血ガス分析 ( room air): pH 7.29、PaCO2 65 Torr、PaO2 48 Torr、HCO3 30 mEq/l。胸部エックス線写真 (別冊 No.33A)と胸部単純 CT(別冊 No.33B)とを別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I078]←[国試_108]→[108I080]
[★]
- 56歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。6か月前に肺内転移を伴う肺腺癌と診断され抗癌化学療法を行った。その後、経過観察していたが、2日前から胸部不快感があり次第に胸部圧迫感を伴うようになったため受診した。身長 172cm、体重 63kg。体温 37.3℃。脈拍116/分、整。血圧 88/58mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。Ⅰ音とⅡ音とが減弱している。呼吸音に異常を認めない。血液所見:赤血球 398万、Hb 10.9g/dL、Ht 33%、白血球 4,300、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.2g/dL、AST 58IU/L、ALT 63IU/L、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、Na 131mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L、CEA 24ng/mL(基準 5以下)。CRP 2.3mg/dL。胸部エックス線写真(別冊No. 15A)と胸部造影CT(別冊No. 15B)とを別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I049]←[国試_109]→[109I051]
[★]
- 36歳の女性. 2日前から出現した呼吸困難と茶褐色の喀痰とを主訴に来院した。半年前から時々喘鳴を伴う呼吸困難と咳嗽とが発作性に出現し、自宅近くの診療所で気管支拡張薬と副腎皮質ステロイド吸入薬とを処方されていた。意識は清明。体温37.0℃。脈拍96/分、整。血圧114/68mmHg。全肺野にwheezesを聴取する。赤沈30mm/1時間。血液所見: 赤血球 390万、Hb 11.2g/dl、Ht 37%、白血球 11,000(桿状核好中球3%、分葉核好中球41%、好酸球28%、好塩基球1%、単球2%、リンパ球25%)、血小板 32万。血液生化学所見に異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No.10A)と経気管支肺生検組織のH-E染色標本(別冊No.10B)とを別に示す。
- この病態に関与する免疫グロブリンはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E052]←[国試_104]→[104E054]
[★]
- 74歳の男性。労作時の息切れを生じるようになり来院した。20年前に高血圧を指摘されたが治療は受けていない。下肺野にcoarse crackles(水泡音)、心尖部に心室性奔馬調律を聴取する。脈拍76/分、整。血圧162/92mmHg。心電図を以下に示す。心臓カテーテル検査で左室拡張末期圧22mmHg(基準12以下)、心係数3.2l/分/m2(基準2.3~3.6)。心血管造影で左室駆出率56%、冠動脈に狭窄病変はない。適切な薬物はどれか。
[正答]
B
高血圧
- 心電図:左室肥大
- V5R = 27mm > 26mm
- V1S + V5R = 45mm > 35mm
※国試ナビ4※ [097D016]←[国試_097]→[097D018]
[★]
- 4か月の乳児。10日前から続く咳を主訴に来院した。7日前に38℃台の発熱があったが2日間で解熱した。3日前から顔を真っ赤にする激しい咳と発汗とが著明になり、睡眠が障害されるようになった。食欲低下がみられる。体温36.6℃。脈拍96/分、整。血圧88/50mmHg。眼瞼腫脹がみられる。頸部に湿疹がみられる。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球450万、Hb13.0g/dl、白血球38,000(分葉核好中球12%、好酸球2%、リンパ球86%)、血小板19万。血清生化学所見:尿素窒素18mg/dl、AST45IU/l、ALT30IU/l、LDH300IU/l(基準176~353)。CRP0.8mg/dl。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A056]←[国試_101]→[101A058]
[★]
- 69歳の女性。今朝6時ころから呼吸困難と手足の冷感とが出現し来院した。
- 3日前に強い前胸部痛が出現したが、2時間後に軽快したため放置していた。
- 来院時、意識は清明。体温36.0℃。呼吸数28/分。脈拍120/分、整。血圧80/62mmHg。皮膚は蒼白で冷たい。心尖部に収縮期雑音を聴取し、両膝にcoarse cracklesを認める。
- 心電図上V1~3でQSパターン、V1~5で陰性T波を認める。胸部エックス線写真を以下に示す。
- この患者に投与する治療薬で正しいのはどれか。
- (1) 抗菌薬
- (2) 利尿薬
- (3) 強心薬
- (4) 気管支拡張薬
- (5) 副腎皮質ステロイド薬
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [098A021]←[国試_098]→[098A023]
[★]
- 8か月の男児。肺炎の疑いで紹介され来院した。3日前から発熱、咳嗽および鼻汁が持続するため自宅近くの診療所を受診した。昨日から発熱はなく、咳嗽も軽快傾向を示している。来院時、活気があり、哺乳力は良好である。体温 37.2℃。白血球 8,700。CRP 0.2mg/dl。持参した胸部エックス線写真(別冊No、6)を示す。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 無治療で経過観察する。
- b 気管支鏡を施行する。
- c 抗菌薬投与を開始する。
- d 気管支拡張薬の吸入を行う。
- e 肺理学療法を施行する。
[正答]
※国試ナビ4※ [104B044]←[国試_104]→[104B046]
[★]
- 70歳の男性。開胸手術中である。全身麻酔下に従量式の人工呼吸管理をしている。喫煙歴は30本/日を30年間。身長 160cm、体重 60kg。体温 36.5℃。換気回数 10/分、心拍数 80/分、整。血圧 120/80mmHg。吸入酸素濃度 50%でのSpO2が94%に低下してきた。尿量50mL/時。吸気性および呼気性のcoarse cracklesを聴取する。手術開始時および現在の気道内圧曲線(別冊No. 1)を別に示す。
- まず行うべき処置はどれか。
- a 気管内吸引
- b 胸部エックス線撮影
- c 利尿薬の静脈内投与
- d 気管支拡張薬の吸入
- e 換気法を従量式から従圧式に変更
[正答]
※国試ナビ4※ [110H026]←[国試_110]→[110H028]
[★]
- 54歳の男性。がん検診で胸部エックス線写真の異常を指摘され精査のため来院した。自覚症状はない。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.42、PaO2 80Torr、PaCO2 40Torrであった。胸部エックスの写真を以下に示す。
- 適切な対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097D011]←[国試_097]→[097D013]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103G021]←[国試_103]→[103G023]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104F012]←[国試_104]→[104F014]
[★]
- 関
- QT延長症候群、QT間隔
原因
- 洞結節機能不全
- 房室ブロック:2度房室ブロック、3度房室ブロックアンドロゲン遮断療法(GnRHアゴニスト/アンタゴニスト療法または両側性精巣摘除術)
- 利尿薬:低マグネシウム血症・低カリウム血症の誘発による
- 鎮吐薬:
[★]
- 英
- drug-induced hypoglycemia
- 同
- 薬剤性低血糖症
- 関
- 低血糖
低血糖を引きおこす薬剤
- DMR.295
[★]
- 英
- bronchodilator
- 関
- 気管支拡張薬
商品
[★]
- 英
- ipratropium
- 化
- 臭化イプラトロピウム ipratropium bromide
- 商
- アトロベント Atrovent
- →中枢に移行しない
適応
[★]
- 関
- bronchodilator agent
[★]
- 英
- trachea (Z), tracheal tube
- ラ
- trachea
- 関
- 気管支、気管支の分岐、肺
解剖
- 長さ12cm、直径2cm (HIS.298)。
- C6椎体-T5椎体 / C6椎体の下部より始まりT4-T5椎体で左右の気管支に分かれる。)
- 喉頭の輪状軟骨の直下から始まり主気管支が分岐するところに終わる。 (HIS.298)
粘膜
- a. 杯細胞 goblet cell 30% 粘液物質の分泌 ムチンmucin
- b. 線毛細胞 ciliated cell 30% 核は基底部に存在 線毛と微絨毛
- c. 基底細胞 basal cell 30% 丈の低い細胞、未分化細胞
- d. その他 刷子細胞、漿液細胞、DNES細胞 など
- 2. 粘膜固有層 疎性結合組織 膠原線維、弾性線維、気管腺(混合腺)
- 3. 粘膜下組織 密生結合組織
- 4. 外膜 気管軟骨 馬蹄形(C字軟骨)後方に開いている。10-12個
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- bronchus / bronchi(pl.) (Z)
- ラ
- bronchus principalis
- 同
- 主気管支 main bronchus、一次気管支 primary bronchus
- 関
- 気管、気管支の分岐、肺区域、区域気管支
-
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- dilation、dilatation、enlargement、extension、dilate、distend、enlarge、extend、dilated
- 関
- 延ばす、延長、及ぶ、拡大、散大、伸長、伸展、増大、怒張、伸びる、広がる、膨張、拡張型、伸び、伸張
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- bronchiectasis、bronchodilation、bronchodilatation
- 関
- 気管支拡張症、気管支拡張作用