- 英
- anticoagulant agent、anticoagulant drug、anticoagulant
- 関
- 抗凝血、抗凝血剤、抗凝血性、抗凝血薬、抗凝固、抗凝固剤、抗血液凝固薬。血液凝固阻止薬
ガイドライン
- 循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン(2009年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_hori_h.pdf
臨床検査の抗凝固薬
WordNet
- medicine that prevents or retards the clotting of blood (同)anticoagulant medication, decoagulant
PrepTutorEJDIC
- (特に血液の)凝固防止剤(物質) / 血液の凝固を防止する
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抗凝固薬(こうぎょうこやく)は、血液凝固を阻害する薬物である。
血液を固まらせないようにする医薬品(抗血栓薬)のうち、凝固系に対して主に作用するもののことである。体内に投与する場合には、血栓塞栓症の治療と予防やカテーテルの閉塞防止に用いられる。体外においては、人工透析装置や人工心肺装置の体外回路の凝固防止、輸血用血液の保存や血液検査の際に用いられる。
目次
- 1 治療薬としての抗凝固薬
- 2 抗凝固薬の種類
- 2.1 ビタミンK依存性凝固因子合成阻害薬
- 2.2 直接トロンビン阻害薬
- 2.3 第Xa因子阻害薬
- 2.3.1 直接第Xa因子阻害薬
- 2.3.2 間接第Xa因子阻害薬
- 2.4 ヘパリンとヘパリン類似物質
- 2.5 体外で用いられる抗凝固薬
- 3 関連事項
- 4 類似効果食材
- 5 脚注
- 6 出典
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
治療薬としての抗凝固薬
血栓塞栓症の予防、治療に対して用いる。深部静脈血栓症、心筋梗塞、心房細動、脳卒中、人工弁置換後、冠動脈バイパス術後などに有効である。長期にわたって使用する必要があるので、ワルファリンのような経口投与可能な抗凝固薬を用いる。
抗凝固薬の種類
ビタミンK依存性凝固因子合成阻害薬
クマリン誘導体。凝固因子のうち第II因子 (プロトロンビン)、第VII因子、第IX因子、第X因子合成の補因子 ビタミンKに対する拮抗作用により抗凝固作用をもつ[1]。効果が最大になるまでに投与を開始してから48〜72時間かかる。即効性を求めるならばヘパリンの併用が望ましい。また、抗凝固効果の判定と出血危険性を判定するため、定期的にプロトロンビン時間を測定する必要がある。次のようなものがある。
直接トロンビン阻害薬
トロンビンの競合阻害作用を持ち、フィブリノゲンのフィブリンへの転換を抑制する。
- ダビガトラン
- 経口投与。ワルファリンのような定期的効果判定の必要がない (裏を返せば、効果判定の手段がないともいえる)。またワルファリンとのランダム化比較試験では、心房細動 (非弁膜症性) 患者の脳梗塞・その他の塞栓症発症率を同等にする用量では大きな出血の発生率は低く、またワルファリンよりも脳梗塞発症率を低下させる用量では、大きな出血の発症率は同等であった[2]。
- アルガトロバン
- 経静脈投与
第Xa因子阻害薬
トロンビンの活性化を促進する第Xa因子 (活性化した第X因子) を阻害する物質。補因子なしに阻害する直接阻害薬と、補因子としてアンチトロンビンIIIを必要とする間接阻害薬がある。
直接第Xa因子阻害薬
いずれも経口投与
間接第Xa因子阻害薬
皮下投与
ヘパリンとヘパリン類似物質
ヘパリンは豚や牛の腸から抽出される。アンチトロンビンIIIの活性作用により抗凝固作用を持つ[3]。血管内投与を行う。
体外で用いられる抗凝固薬
次のような目的で抗凝固が行われる
- 血漿と血球を分離するため
- 液体としての流動性を残すため
- 血液凝固因子を消費させないため
- EDTA
- 二価の金属イオン(カルシウムイオンもこれである)をキレートする。
- クエン酸
- クエン酸三ナトリウムとして用いられ、カルシウムイオンと結合する。
- シュウ酸
- クエン酸と同様。
- フッ化ナトリウム
- NaF。カルシウムイオンと結合。解糖系を阻害するので血糖測定に用いられる。
- ACD
- Acid Citrate Dextrose Solution。クエン酸とデキストロースを含む。輸血用保存血液に添加される。
関連事項
抗血栓薬には他にも、抗血小板薬と血栓溶解薬がある。
- アスピリン等の非ステロイド系消炎鎮痛剤は血小板の凝集を阻害するので血栓形成を抑える効果がある。ワルファリンによってもたらされる出血傾向が増悪するので、ワルファリン服用者が感冒薬等を服用する時は十分注意する必要がある。
- 一度できた血栓を分解するには線溶系の酵素を応用した血栓溶解薬を用いる。
- DICではヘパリンだけでなく、アンチトロンビンIIIの直接投与も行われることがある。
類似効果食材
アホエン (ajoene) は、ニンニク (Allium sativum) に含まれる化合物の1つである。抗血栓剤(抗凝固剤)としての作用も持ち、血液中の血小板が血栓を起こすのを防ぐことにより、心臓病や脳梗塞の危険性を減らすとされる。外部リンクも必要に応じ参照のこと。
脚注
- ^ Majerus PW. et al. (2006) p.1476
- ^ Connolly SJ. et al. (2009)
- ^ Olson ST. et al. (2002)
出典
- Olson, ST; Chuang, YJ (Nov 2002). "Heparin activates antithrombin anticoagulant function by generating new interaction sites (exosites) for blood clotting proteinases". Trends Cardiovasc Med 12 (8): 331–338. PMID 12536119.
- Connolly SJ, Ezekowitz MD, Yusuf S, Eikelboom J, Oldgren J, Parekh A, Pogue J, Reilly PA, Themeles E, Varrone J, Wang S, Alings M, Xavier D, Zhu J, Diaz R, Lewis BS, Darius H, Diener HC, Joyner CD, Wallentin L; RE-LY Steering Committee and Investigators (Sep 2009). "Dabigatran versus warfarin in patients with atrial fibrillation" (full text). N Eng J Med 361 (12): 1139–1151. doi:10.1056/NEJMoa0905561. PMID 19717844.
- Majerus, PW; Tollefsen, DM (2006), “Blood coagulation and anticoagulant, thrombolytic, and antiplatelet drugs”, in Laurence L. Brunton, Goodman & Gilman's the pharmacological basis of therapeutics (11th ed.), McGraw-Hill Companies, ISBN 0-07-142280-3
関連項目
- 血液凝固
- 抗血栓薬
- 血算
- 血液生化学検査
- 輸血
- 献血
- キレート
外部リンク
- ニンニク - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
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Japanese Journal
- 抗血小板薬・抗凝固薬 (冠動脈疾患(下)診断と治療の進歩) -- (虚血性心筋症の臨床)
- 抗凝固薬,抗血小板薬 (冠動脈疾患(下)診断と治療の進歩) -- (心筋梗塞(ST上昇型)の臨床)
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[★]
- 次の文を読み、28、29の問いに答えよ。
- 62歳の男性。右下肢の痛みを主訴に来院した。
- 現病歴:半年前から散歩の際に右下肢の疲れやすさを自覚していた。1か月前から15分程度の平地歩行で右下肢の痛みが出現するようになった。しばらく立ち止まっていると痛みが軽快して再び歩くことができた。様子をみていたが同様の症状が続くため受診した。
- 既往歴:45歳から高血圧症、脂質異常症および高尿酸血症。55歳から心房細動。57歳から逆流性食道炎。アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、尿酸排泄促進薬、抗凝固薬およびプロトンポンプ阻害薬を処方されている。
- 生活歴:喫煙は30本/日を42年間。飲酒はビール500mL/日を42年間。営業職で外食が多い。
- 家族歴:父親が82歳で大動脈瘤破裂。母親が84歳で脳梗塞。
- 現症:意識は清明。身長 172cm、体重 82kg。体温 36.2℃。脈拍 92/分、整。血圧は右上腕で142/92mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。両頸部および両鎖骨上部に血管雑音を聴取しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音を聴取する。腹部大動脈の拍動を触知しない。両鼠径部に血管雑音を聴取しない。四肢末梢に皮膚潰瘍を認めない。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 537万、Hb 17.4g/dL、Ht 54%、白血球 6,300、血小板 22万、PT-INR 2.1(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 7.4g/dL、アルブミン 3.8g/dL、総ビリルビン 1.0mg/dL、直接ビリルビン 0.3mg/dL、AST 26U/L、ALT 18U/L、LD 182U/L(基準 176~353)、ALP 320U/L(基準 115~359)、γ-GTP 142U/L(基準8~50)、CK 120U/L(基準30~140)、尿素窒素 22mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、尿酸 7.2mg/dL、血糖 108mg/dL、総コレステロール 278mg/dL、トリグリセリド 356mg/dL、HDLコレステロール 48mg/dL、Na 140mEq/L、K 3.9mEq/L、Cl 98mEq/L。
- 抗血小板作用を有する血管拡張薬を追加する場合、服用中の薬剤で副作用が出現する可能性が高まるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111F028]←[国試_111]→[111F030]
[★]
- 52歳の男性。歩行時の胸痛を主訴に来院した。
- 現病歴:1週間前から階段を昇ったときに前胸部痛を感じていた。前胸部痛は下顎にも放散し、安静にすると1分程度で消失していた。4日前から平地歩行でも胸痛が出現。今朝からは安静時にも2~3分続く症状が出現するようになったため、家族に付き添われて来院した。
- 既往歴:3年前から高血圧症で、カルシウム拮抗薬とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を内服中。生活歴:喫煙は15本/日を30年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脂質異常症。現症:身長 168cm、体重 88kg。脈拍 72/分、整。血圧 136/78mmHg。呼吸数 28/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・ 脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 450万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球 6,800、血小板 25万。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 4.0g/dL、AST 25U/L、ALT 20U/L、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、総コレステロール 280mg/dL、トリグリセリド 150mg/dL、HDLコレステロール 54mg/dL、CK 128U/L(基準 30~140)、尿酸 6.6mg/dL。心電図で洞調律、心拍数 84/分、整。V1、V2、V3、V4に軽度のST低下を認める。
- 冠動脈造影検査が施行された。冠動脈造影像(別冊No. 9)を別に示す。
- 冠動脈ステント留置術が行われた。これまでの内服に加えて、追加投与が必要な薬剤はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C061]←[国試_113]→[113C063]
[★]
- 78歳の男性。動悸を主訴に来院した。3日前に家の片付けを行っていたところ動悸を初めて自覚した。動悸は突然始まり、脈がバラバラに乱れている感じで持続していたが、日常生活には影響しなかったので経過をみていた。本日になっても続くため心配になって受診した。特に易疲労感、呼吸困難感およびめまいなどは自覚していない。10年前から高血圧症で加療中。家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 168cm、体重 62kg。体温 36.2℃。脈拍 76/分、不整。血圧 152/90mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。I音の強さが変化する。呼吸音に異常を認めない。血液所見:赤血球 464万、Hb 14.0g/dL、Ht 42%、白血球 6,800、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 3.6g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 26IU/L、ALT 18IU/L、LD 178IU/L(基準 176~353)、ALP 352IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 42IU/L(基準 8~50)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L、TSH 0.8μU/mL(基準 0.4~4.0)、FT4 1.4ng/dL(基準 0.8~1.8)。胸部エックス線写真で心胸郭比 48%、肺野に異常を認めない。心電図(別冊No. 12)を別に示す。
- まず行うべき対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A030]←[国試_109]→[109A032]
[★]
- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 31歳の妊婦。性器出血を主訴に来院した。
- 現病歴:妊娠28週時に無痛性の少量性器出血を認めたが、自然に止血したため放置していた。妊娠29週6日、早朝排尿後に凝血塊を混じた中等量の性器出血があり入院となった。妊娠初期の血液検査と子宮頸部細胞診とで異常を認めなかった。腹痛はない。
- 既往歴:4回経妊、2回経産、2回自然流産。27歳時に第2子を回旋異常のため緊急帝王切開で分娩した。
- 現症:意識は清明。顔貌は正常。身長160cm、体重67kg。体温36.4℃。呼吸数18/分。脈拍84/分、整。血圧118/72mmHg。胸部に異常はない。両下腿の脛骨稜に浮腫はない。子宮底長28cm。胎児は第2頭位。膣鏡診で子宮膣部は紫藍色を呈し、外子宮口から少量の出血がみられる。子宮頸部は軟で、子宮口の開大は認めない。内診では児頭を明確に触れず、膣円蓋部と児頭との間に柔軟・弾力性の海綿様組織を触れる。来院時の胎児心拍数陣痛図で心拍数は130~140/分で、胎動に伴う一過性頻脈がある。子宮収縮を認めない。
- 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血1+。
- 血液所見:赤血球342万、Hb9.8g/dl、Ht27%、白血球11,600、血小板28万。CRP0.1mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [101D037]←[国試_101]→[101D039]
[★]
- 30歳の女性。下腹部痛を主訴に来院した。3日前、左下腹部の痛みで目覚めた。その後、同じ強さの痛みが持続したため本日(月経周期の17日目)受診した。今朝から痛みは軽減している。悪心と嘔吐はない。4週間前に受けた婦人科健診では子宮と卵巣とに異常を指摘されなかったという。最終月経は17日前から5日間。月経周期は28日型、整。身長 160cm、体重 52kg。体温 36.5℃。脈拍 72/分、整。血圧 108/68mmHg。呼吸数 18/分。腹部は平坦、軟で、筋性防御を認めない。内診で左卵巣に軽い圧痛を認める。子宮と右卵巣には異常を認めない。血液所見:赤血球 380万、Hb 10.4g/dL、Ht 31%、白血球 5,800、血小板 16万。血液生化学所見:総蛋白 7.3g/dL、アルブミン 4.3g/dL、総ビリルビン 0.3mg/dL、AST 18U/L、ALT 16U/L、LD 195U/L(基準 176~353)、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL。CRP 0.3mg/dL。妊娠反応陰性。左卵巣の経腟超音波像(別冊No. 7)を別に示す。
- 適切な対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A026]←[国試_112]→[112A028]
[★]
- 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
- 68歳の女性。前胸部痛と呼吸困難とを主訴に来院した。
- 現病歴 : 3週前から咳嗽と労作時息切れとが出現し、昨日から吸気時に増強する前胸部痛と安静時の呼吸困難とを自覚するようになった。
- 既往歴 : 2年前に肺癌の手術と化学療法とを受けた。
- 現症 : 苦悶様顔貌。身長158cm、体重48kg。体温36.6℃。呼吸数24/分。脈拍116/分、整。血圧74/52mmHg。頚静脈の怒張を認める。胸部にラ音を聴取しない。腹部では肝を右肋骨弓下に3cm触知する。両下腿に浮腫を認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。
- 血液所見:赤血球320万、Hb9.7g/dl、Ht31%、白血球9,600、血小板18万。
- 血清生化学所見:総蛋白6.2g/dl、アルブミン3.2g/dl、クレアチニン0.8 mg/dl、AST50単位、ALT35単位、LDH380単位(基準176~353)、CK36単位(基準10~40)。CRP2.6 mg/dl。心電図と心エコー図とを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [099I011]←[国試_099]→[099I013]
[★]
- 56歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。6か月前に肺内転移を伴う肺腺癌と診断され抗癌化学療法を行った。その後、経過観察していたが、2日前から胸部不快感があり次第に胸部圧迫感を伴うようになったため受診した。身長 172cm、体重 63kg。体温 37.3℃。脈拍116/分、整。血圧 88/58mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。Ⅰ音とⅡ音とが減弱している。呼吸音に異常を認めない。血液所見:赤血球 398万、Hb 10.9g/dL、Ht 33%、白血球 4,300、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.2g/dL、AST 58IU/L、ALT 63IU/L、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、Na 131mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L、CEA 24ng/mL(基準 5以下)。CRP 2.3mg/dL。胸部エックス線写真(別冊No. 15A)と胸部造影CT(別冊No. 15B)とを別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I049]←[国試_109]→[109I051]
[★]
- 次の文を読み、19~21の問いに答えよ。
- 21歳の男性。右下腹部痛と下痢とを主訴に来院した。
- 現病歴: 3か月前から右下腹部痛が持続し、1週前から1日5回の下痢が出現している。今朝から37℃台の発熱を認めている。
- 既往歴:19歳時、痔瘻の手術を受けた。
- 現症:身長168cm、体重54kg。体温37.2℃。脈拍72/分、整。血圧118/62mmHg。眼瞼結膜に貧血を認める。眼球結膜に黄梁を認めない。右下腹部に圧痛を伴う腫瘤を触知する。筋性防御は認めない。肝・脾は触知しない。
- 検査所見:尿所見:異常を認めない。
- 血液所見:赤沈48mm/1時間、赤血球310万、Hb9.1g/dl、白血球9,800、血小板51万。
- 血清生化学所見:総蛋白5.8g/dl、アルブミン2.3g/dl、AST25IU/l、ALT25IU/l。CRP3.8mg/dl。大腸内視鏡写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [101E020]←[国試_101]→[101E022]
[★]
- 72歳の女性。咳嗽を主訴に来院した。1か月前から咳嗽が出現し、自宅近くの診療所で投薬を受けたが改善しないため受診した。喫煙は20本/日を50年間。身長 150cm、体重 50kg。体温 36.5℃。脈拍 72/分、整。血圧 104/80mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 94%(room air)。呼吸音は右側でやや減弱している。血液所見:赤血球 422万、白血球 8,800、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.2g/dL、総ビリルビン 1.1mg/dL、AST 28IU/L、ALT 16IU/L、ALP 320IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 23IU/L(基準8~50)。来院時の胸部エックス線写真(別冊No. 17A)、胸部造影CT(別冊No. 17B、C)及び気管支鏡下に行った穿刺細胞診(別冊No. 17D)を別に示す。PET/CTでは胸腔内以外に異常を認めない。
- 適切な治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D042]←[国試_110]→[110D044]
[★]
- 65歳の男性。大腸ポリープの治療のため入院した。
- 現病歴:1か月前の大腸内視鏡検査でポリープを指摘され、内視鏡的ポリペクトミーが予定された。
- 既往歴:8年前から副鼻腔炎。5年前から心房細動、高血圧症および脂質異常症。3年前に2型糖尿病と診断され、インスリンを毎食前に自己注射している。
- 生活歴:妻と2人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:5歳年上の兄が55歳時に狭心症。
- 現症:身長 173cm、体重 68kg。体温 36.1℃。脈拍 80/分、不整。血圧 140/74mmHg。呼吸数 14/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 内視鏡的ポリペクトミーに際し、特に気を付けるべき内服薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F067]←[国試_113]→[113F069]
[★]
- 74歳の男性。労作時の息切れを生じるようになり来院した。20年前に高血圧を指摘されたが治療は受けていない。下肺野にcoarse crackles(水泡音)、心尖部に心室性奔馬調律を聴取する。脈拍76/分、整。血圧162/92mmHg。心電図を以下に示す。心臓カテーテル検査で左室拡張末期圧22mmHg(基準12以下)、心係数3.2l/分/m2(基準2.3~3.6)。心血管造影で左室駆出率56%、冠動脈に狭窄病変はない。適切な薬物はどれか。
[正答]
B
高血圧
- 心電図:左室肥大
- V5R = 27mm > 26mm
- V1S + V5R = 45mm > 35mm
※国試ナビ4※ [097D016]←[国試_097]→[097D018]
[★]
- 44歳の女性。両下腿の静脈怒張と色素沈着とを主訴に来院した。7年前、第2子出産後から下肢の静脈怒張に気付いていた。2年前から色素沈着を伴うようになり疲れやすくなった。実家が美容院を経営し、週に3日手伝っている。身長150cm、体重62kg。脈拍72/分、整。血圧122/74mmHg。両下腿の表在静脈の拡張と蛇行とを認め、茶褐色の色素沈着と硬結とを認める。仰臥位で下肢を挙上すると表在静脈は虚脱する。虚脱させた状態で大腿上部を圧迫し、起立させても静脈の拡張はない。
- 対応として誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D052]←[国試_103]→[103D054]
[★]
- 65歳の男性。右眼の急激な視力低下を主訴に来院した。視力は右0.04(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。両眼の前眼部、中間透光体および左眼底に異常を認めない。血液検査と尿検査とに異常を認めない。心房細動に対して抗凝固薬を内服中である。右眼底写真(別冊No.10A)と右眼の視野検査の結果(別冊No.10B①~⑤)とを別に示す。
- この患者でみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104G053]←[国試_104]→[104G055]
[★]
- 70歳の女性。脳梗塞を発症し、病院での急性期治療とリハビリテーションを終えて退院した。動作は緩慢であるが日常生活に支障はない。月1回、外来で降圧薬と抗凝固薬とを処方されている。介護保険の申請をしたが非該当と判定された。
- 介護予防について主治医が勧める相談先として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107H021]←[国試_107]→[107H023]
[★]
- 74歳の男性。腰部の皮疹のため搬入された。2か月前から脳梗塞のため他院に入院していた。1か月前に右大転子部に紅斑が生じたが放置していた。2週前から急速に潰瘍化し黒色に変色してきた。右大転子部の写真を以下に示す。
- まず行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D035]←[国試_103]→[103D037]
[★]
- 28歳の女性。妊娠30週から切迫早産で入院し安静臥床を続けていた。5日前に妊娠36週で胎児に遷延一過性徐脈が出現し、緊急帝王切開術を受けた。早朝から左下肢に浮腫が出現し、痛みと灼熱感とを訴えている。悪露は正常、内診で子宮は超手拳大である。腹壁切開創に異常はない。適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100E050]←[国試_100]→[100F002]
[★]
- 10歳の男児。左陰嚢部の痛みを主訴に来院した。早朝に左鼠径部の痛みで目を覚ました。左精巣は腫大し陰嚢の上部に位置している。自発痛と圧痛とがともに強い。超音波ドプラ検査では左精索の血液を確認することができない。治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A044]←[国試_100]→[100A046]
[★]
- 機械弁による僧帽弁置換術後の患者で正しいのはどれか。
- a. 高エネルギー食を摂取する。
- b. 納豆を多食する。
- c. β受容体遮断薬を服用する。
- d. 抗凝固薬を服用する。
- e. 携帯電話の使用を避ける。
[正答]
※国試ナビ4※ [098G110]←[国試_098]→[098G112]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104B036]←[国試_104]→[104B038]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103A006]←[国試_103]→[103A008]
[★]
- 英
- mitral insufficiency, MI, mitral valve insufficiency, mitral incompetence
- 同
- 僧帽弁逆流症 mitral regurgitation MR
- 僧帽弁閉鎖不全 mitral valve regurgitation
- 関
- 僧帽弁、心臓弁膜症
[show details]
僧帽弁閉鎖不全症 : 約 28,300 件
僧帽弁逆流症 : 約 44,300 件
mitral valve regurgitation : 約 870 件
mitral valve insufficiency : 55 件
疫学
分類
病因
- 僧帽弁は弁尖、弁輪、腱索、乳頭筋が一つの機能単位である(僧帽弁装置、僧帽弁複合体)。このいずれかの機能不全でもMRを生ずる。
- 参考1
-
- 原発性/腱索断裂/straight back症候群/漏斗胸
- 家族性/ Marfan 症候群/Ehlers-Danlos症候群
- 心房中隔欠損症/肥大型心筋症/甲状腺機能亢進症
- 虚血性心疾患
- 感染性心内膜炎
- 拡張型心筋症などの拡大心
- アミロイドーシス
器質的病変
- リウマチ熱
- 感染性心内膜炎、
- 心内膜床欠損症
- 僧帽弁逸脱症候群に合併するもの、Marfan症候群
- 腱索断裂、乳頭筋断裂、乳頭筋機能不全
- 外傷性
機能的病変
- 機能性MR:拡張型心筋症などによる心室拡大で乳頭筋が弁尖を牽引
- 虚血性MR:心筋梗塞により外側に乳頭筋が偏位
頻度順
病態
- 収縮期における血流逆流 → 容量負荷 → 左心房拡大、左心室拡大 → 肺うっ血、肺高血圧 → 右室拡大
- 左心不全 → 右心不全
急性MRと慢性MRとの違い
- PHD.205
- 急性MR:左房は比較的コンプライアンスが小さく、急激な血液の逆流により左房圧が上昇する。これにより逆流はある一定レベルに保たれるが、この圧上昇は肺循環に伝わり急激な肺うっ血、肺水腫をきたすので救急疾患である。左房圧やPCWPは上昇し、v波の著明な上昇が認められ、肺循環を維持するために肺動脈と右室圧も上昇する。
- 慢性MR:病態は緩徐に進行するので、これに対処できるよう左房は拡張し、またコンプライアンスを大きくする。左房は多くの血液を貯めることが出来、肺循環の血圧上昇を防ぐことを可能にしている。この反面、左心室の血流は体循環よりより抵抗の低い左心房に流れるようになり、心拍出量が低下することになる。また、左房の拡張は心室細動リスクを増大させる。左心室も容量負荷により拡張をきたすため、心拍出量を比較的維持できるようになっているが、やがて破綻し心不全症状を呈するようになる。
症状
- 軽症例では無症状
- 肺循環、右心系に負荷がかかれば呼吸困難、浮腫、易疲労性、肝腫大など
身体所見
聴診
心雑音
収縮期
- 時期:汎収縮期雑音。 ← 逆流性収縮期雑音 MRが進展すれば(advanced MR)、II音(正確にはA2)を越えて聴取されてしまう!!理由は大動脈弁が閉じた後にも、左心室の圧が左心房より高い状態が存在しえて、逆流が継続するから(PHD.41)。
- 最強点:心尖部
- 放散:左腋窩
拡張期
- Carey-Coombs雑音
- 時期:拡張期(III音に引き続いて聴取)
- 最強点:心尖部
過剰心音
- I音↓、II音 (PHでwidened splitting, IIpが遅延)、III音↑(volume load)、
検査
胸部X線像
- 左室拡大(左第四弓)、左房の拡張(左第三弓)、肺門部うっ血・肺動脈拡大(左第二弓)
心電図
心カテーテル検査
- 左室造影でSellerの逆流度分類による重症度の判定を行う。
- 肺動脈楔入圧の上昇 ← 左房圧上昇を反映
心エコー
- カラードプラーで逆流の重症度を判定。
- 左心房への逆流がモザイク像としてとらえられる
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=-ltcAj_Fv8Q</youtube>
診断
- カラードプラーか心カテーテル検査で、左心室から左心房への逆流を証明する
重症度の判定
- カテーテル造影を用いて、左室造影を行うことによる分類
治療 IMD.777
内科的治療
外科的治療
- 適応:心不全症状が薬物で改善しない場合、無症状でも高度の逆流(Sellers grade III)で左室が拡大傾向にあるもの
- 僧帽弁形成術(弁形成術(自己弁温存術式が第一選択))、僧帽弁置換術(人工弁置換術)
- 僧帽弁逆流の手術をうける患者のうち、手術適応となる原因の80-90%は弁尖や腱索の変性に因る逸脱症である。(参考1)
合併症
予後
参考
- 1. 弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2007年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_matsuda_h.pdf
[★]
- 英
- hyperkalemia
- 同
- 高K血症
- 関
- 低カリウム血症 hypokalemia、カリウム。電解質異常
定義
- 血清カリウム ≧5.5mEq/l ⇔ 基準範囲:3.4-4.5 mEq/l (臨床検査法提要第32版)
- 資料によっては血漿カリウム≧5.0mEq/l
原因
- K排泄低下、細胞内のカリウム放出、過剰摂取による。
- 低アルドステロン血症(アルドステロン分泌低下、副腎不全など)、K保持性の利尿薬の使用(スピロノラクトン、トリアムテレン)、ナトリウム欠乏(腎不全など)、低インスリン、腎尿細管障害、ACE阻害薬、インドメタシン
- 細胞内からのカリウム遊離(アシドーシス、高浸透圧、筋肉崩壊、溶血、周期性四肢麻痺、サクシニルコリン、β遮断薬など)
病態生理
- 高カリウム血症→濃度勾配に従ってカリウムが細胞内に移動→膜電位上昇→脱分極
症状
検査
心電図
- EAB.110
- 膜電位上昇→活性型のNaチャネル減少→伝導障害(0相の立ち上がりの遅延による)&活動電位の振幅減少
- テント状T(T波の増高):細胞外K濃度が高い→活性化状態にあるNaチャネルが少なく活動電位の振幅が小さい→再分極が早い
- QT短縮:細胞外K濃度が高い→静止膜電位が上昇→活性化状態にあるNaチャネルが少なく活動電位の振幅が小さい→すぐに再分極する。
- QRS波延長:(伝導速度の低下)細胞外K濃度が高い→活性化状態にあるNaチャネルが少なく、心筋細胞の脱分極第0相におけるNaの流入速度が低下→活動電位発生の時間が遷延
- QRS波振幅低下:細胞外K濃度が高い→活性化状態にあるNaチャネルが少なく、活動電位の振幅が小さくなる
- PR間隔延長:QRS波延長と同じ理由で、刺激伝導系の伝導速度が低下
- ECGP.195
- 初期:テント状T、QT短縮
- 高度:P波減高/消失、洞室調律、PR時間延長、房室内伝導障害(QRS時間延長)
血液検査
- ??????多くの場合、アシドーシスをきたす。↓pH。代償的に腎臓でのHCO3-の再吸収が亢進し↑HCO3-
治療
- グルコース・インスリンの点滴静注
- カルシウム製剤(グルコン酸カルシウム):高カリウム血症での細胞膜で起こる作用に対してカルシウムは拮抗する(低カルシウム血症では高カリウム血症における心毒性が増す)。
- 重炭酸ナトリウム
- イオン交換樹脂の内服・注腸
- 透析療法
参考
- 1. [charged]Treatment and prevention of hyperkalemia - uptodate [1]
国試
[★]
- 英
- heparin
- 化
- ヘパリンナトリウム、ヘパリンカルシウム
- 商
- カプロシン、ヘパフィルド、ペミロック、デリバデクス、ノボ・ヘパリン、ヘパフラッシュ。(軟膏)ペセタ
- 関
- 血液凝固因子、抗凝固薬(抗凝血薬)
構造
作用機序
薬効薬理
- カプロシン注2万単位/20mL/**カプロシン注5万単位/50mL/**カプロシン注10万単位/100mL
- (1) ヘパリンはO-及びN-硫酸基を持ったムコ多糖類で、その強い陰イオン活性によって蛋白質と反応し、抗凝血作用をあらわす。
- (2) ヘパリンは、ヘパリンCo-factor(Antithrombin III)と結合することにより、種々の活性化凝固因子(トロンビン、Xa、IXa、XIa、XIIa)に対する阻害作用を促進して抗凝血作用を発揮する。
薬理作用
動態
相互作用
臨床検査
- 赤沈、血液生化学検査の採血の際、抗凝固薬として用いる。 ← 血算にはEDTA・2Kを用いる。ヘパリンを用いると血小板が凝集してしまう。
ヘパリンとワルファリンの比較
- http://kusuri-jouhou.com/pharmacology/myocardial-infarction.htmlより
- also see YN.G-96
|
ワルファリン
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ヘパリン
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投与方法
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経口可能
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注射のみ
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in vitro
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有効
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有効
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in vivo
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有効
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無効
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その他
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遅行性(12~36時間有する)
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ヘパリナーゼ(肝臓)で分解
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持続性(2~5日有効)
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|
参考
- カプロシン注2万単位/20mL/**カプロシン注5万単位/50mL/**カプロシン注10万単位/100mL
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3334400A5033_1_01/3334400A5033_1_01?view=body
[★]
- 英
- dabigatran
- 化
- ダビガトランエテキシラート dabigatran etexilate、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 dabigatran etexilate methanesulfonate
- 商
- プラザキサ
- 関
- 抗凝固薬
- 適応は非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
- 用量:通常は1回150mg 1日2回。減量が必要な場合は1回110mg 1日2回とする。
- 通常、成人にはダビガトランエテキシラートとして1回150mg(75mgカプセルを2カプセル)を1日2回経口投与する。なお、必要に応じて、ダビガトランエテキシラートとして1回110mg(110mgカプセルを1カプセル)を1日2回投与へ減量すること。
- 用量を調整する必要がある場合
-
- 1. 本薬品の過敏症の既往
- 2. 透析中の患者、及びCcr 30mL/minの患者
- 3. 出血症状、出血素因、および止血障害のある患者
- 4. 出血リスクのある器質的病変を有する患者(6ヶ月以内の出血性脳梗塞を含む)
- 5. 脊椎・硬膜外カテーテルを留置している患者及び抜去後1時間以内の患者
- 6. イトラコナゾール(経口剤)を服用中
[★]
- 英
- anticoagulant agent、anticoagulant drug、anticoagulant
- 関
- 抗凝血、抗凝血剤、抗凝血性、抗凝血薬、抗凝固、抗凝固薬、抗血液凝固薬
種類
カルシウムキレート剤
- EDTA:血算、アンモニア キレート作用が強力。偽性血小板減少症をきたしうる。白血球形状が保たれる
- クエン酸ナトリウム 希釈されるため、血算・生化学に不適。Caを加えれば凝固能の検査が可能。
- 赤沈 :(血液:citrate)=(1:4)
- 凝固検査:(血液:citrate)=(1:9)
抗凝固
- ヘパリン:ATIIIを活性化しF II,IX,Xを抑制。:血液ガス分析、乳酸、ピルビン酸、アンモニア、白血球機能検査、リンパ球機能検査
[★]
- 英
- novel oral anticoagulants, NOAC
- 関
- 抗凝固薬
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- anticoagulation、anticoagulant
- 関
- 抗凝血、抗凝血剤、抗凝血性、抗凝血薬、抗凝固剤、抗凝固薬
[★]
- 英
- clotting, coagulation