- 英
- infant、infantile
- 関
- 新生児、小児
- 小児型、小児性、新生仔、新生児、乳児期、哺乳、幼児期、乳児性、幼児、吸乳、赤ん坊、仔、乳幼児期、乳幼児
WordNet
- of or relating to infants or infancy; "infantile paralysis"
- being or befitting or characteristic of an infant; "infantile games"
PrepTutorEJDIC
- 《名詞の前にのみ用いて》幼時の / 子供じみた;子供らしい
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/07/19 19:02:11」(JST)
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この項目では、新生児・乳児について記述しています。Babyのその他の用法については「ベイビー」をご覧ください。 |
赤ちゃん(あかちゃん)は、産まれたばかりの子供のこと。赤子(あかご)、赤ん坊(あかんぼう)とも言う。なお、人間以外の動物にも「赤ちゃん」が用いられることがしばしばある。種にもよるが、生存のために援助を必要とする弱い存在である。多くの種で赤ちゃんは愛らしい外見をしており、これは援助を受けやすくするために有利な形質なのではないかとの解釈もある。
以下、本稿では人間の赤ちゃんについて解説する。
母子保健法は、出生からの経過期間によって、「赤ちゃん」を次のように定義する。
- 新生児:出生後28日未満の乳児
- 乳児:一歳に満たない子供
なお、新生児の中でも出生後7日未満の乳児を特に「早期新生児」と呼ぶこともある。また、生まれて間もない赤ちゃんのことを嬰児(えいじ、みどりご)と呼ぶこともある。
「赤ちゃん」の語源は、新生児が多血症気味となり、皮膚色が赤く見えることにある。これは、分娩の際に陣痛の圧力で胎盤内の血液が新生児の体内へ絞り出されるため(そのため、帝王切開で出生した新生児は赤くならない[要出典])。
目次
- 1 新生児
- 2 赤ちゃんの成長と発達
- 3 アニメ、映画、マンガ等で登場するキャラクター
- 4 関連項目
|
新生児[編集]
詳細は「新生児学」を参照
詳細は「分娩」を参照
未熟児は医師の管理の許、うつぶせ寝をさせられている場合がある。しかし通常、新生児はまだ自分で寝返りをすることができず、赤ちゃんのうつぶせ寝は口の周りにある物や吐しゃ物が口に入り窒息する恐れがある。また、乳幼児突然死症候群 (SIDS) の原因という説もある。従って現在、家庭ではあまり薦められていない。
定義[編集]
新生児とは、産んで生日を0日と数えた場合に、生後0日から28日未満の児のことである。ちなみに生後7日未満の児のことを早期新生児という。 この定義は、(一応は)早産児や未熟児の場合にもそのまま適用される。
特徴[編集]
胎児は母の胎内の子宮で、生存・発育に必要な栄養や酸素のすべてを胎盤・臍帯からの供給に依存している。一方、胎児が出生して新生児となった瞬間から、自力で呼吸し、栄養を摂取しなければ生存することもできない。このような大きな生存条件(または『ライフスタイル』)の変化は、新生児期を過ぎて後は一生(死亡するそのときを除けば)経験することはない。
新生児の全身が黄色く染まるのを、新生児黄疸といい、約9割の子供に現れる。これは胎児性の赤血球が壊されるために起きる。
このほか、自力での免疫が著しく未完成である一方で母体からの移行抗体が存在することや、神経が未発達であるゆえに疾病に罹患しても特異的な症状を発見しにくいこと、多くの先天性疾患が発見される時期であることなど、医学上では新生児期は極めて特異な時期であるといえる。医学の中で新生児期については新生児学でとり扱われ、医療の分野としては新生児科または未熟児科が相当し、新生児特定集中治療室 (NICU) にて実際の医療が行われる。
生まれて間も無い新生児が、自然と笑顔(のように見える表情)をつくることを新生児微笑(または生理的微笑)と言う。笑顔をつくる理由については不明であるが、母親など世話をする周囲の人間の情緒に働きかける効果があるともいわれる。チンパンジーにも新生児微笑があることが確認されている。
赤ちゃんの成長と発達[編集]
詳細は「小児科学」を参照
- 生後半年程度までは、母乳(あるいは粉ミルク)を飲んで育つ。
- 発達の段階には個人差があるが、半年位になるとお座りをするようになり、また、この頃には離乳食を与え始め、母乳からの切り替えを始める。
- お座りの次にずりばい(両手を体の下について手だけで移動すること)をし始め、次第にハイハイをするようになる。ハイハイはやらないで先につかまり立ちをすることもある。
- 1歳未満の乳児は消化器官が未発達のため、蜂蜜を与えると食中毒を起こす危険がある(蜂蜜にはボツリヌス菌が入っていて、それが赤ちゃんが食中毒を起こす原因になる)。
- 1歳頃には、壁などにつかまって歩き始めるようになる。
- 1歳半~2歳頃には、母乳と離乳食を与えるのをやめ、幼児向けの食事(幼児食)に切り替える。また、この頃には言葉を覚え始める。おむつを外し、トイレのしつけ(トイレトレーニング)も始める時期であろう。
アニメ、映画、マンガ等で登場するキャラクター[編集]
- 野原ひまわり
- カラス・コテング
- スウィーピー
- ピーター・パン
- 赤ちゃん(番組マスコット)
- ブルドントJr.
- ウルトラB
- ウパ
- 秋山 恵理菜 / 薫 / リベカ
関連項目[編集]
|
ウィキメディア・コモンズには、赤ちゃんに関連するカテゴリがあります。 |
育児関連[編集]
- 育児
- おむつ
- 母乳
- 粉ミルク - 哺乳瓶
- 離乳食
- 乳母車
- いないいないばあ
- 産着
- おしゃぶり
- 喃語
その他[編集]
- 乳幼児健康診査
- 乳幼児突然死症候群 (SIDS)
- 新生児一過性多呼吸
- 揺さぶられっ子症候群
- アプガースコア
- ブックスタート
- 双生児
- 子供
- 夜泣き
- 新生児学
- 小児科学
- 産科学
- 発達心理学
- 赤ちゃんポスト
- ベビースリング
- 三歳児神話
- おしゃぶり訴訟
- おしゃぶり誘発顎顔面変形症
- 低位舌
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 鼻咽腔閉鎖機能不全による摂食・嚥下障害を伴った第1第2鰓弓症候群の1例
- 玄 景華,橋本 岳英,片川 吉尚,安田 順一
- 岐阜歯科学会雑誌 37(3), 188-194, 2011-02-20
- … 期食による摂食指導を開始した.10カ月児に離乳後期食でかじり取りの指導も行った.11カ月児にむせがほとんどなく,経口摂取量も十分なため経鼻経管栄養を中止した.現在は3歳4カ月で全身状態も安定しており,乳児食が摂取可能で水分摂取も自立した.【考察】本症例はウイルス感染により長期間にわたる気管内挿管が持続したことにより,軟口蓋の運動低下が生じた結果の鼻咽腔閉鎖機能不全と考える.母親の強い希望もあ …
- NAID 110008138685
- 1. 乳児水頭症で発症, キアリ奇形を伴わない脊髄空洞症に合併した脊髄悪性腫瘍の一男児例(第45回群馬脳腫瘍研究会)
- 富田 庸介,黒崎 みのり,田中 志岳,甲賀 英明,田村 勝,吉田 孝友,中里 洋一,横井 健太郎,阿部 俊昭
- The Kitakanto medical journal 61(1), 73-73, 2011-02-01
- NAID 120002806870
Related Links
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- 育児ガイドについて. 乳児の発育発達の目安から育児悩みを解決!子育ての悩みや 子供の病気、乳児の病気から発達の目安など育児に役立つガイド! ... 【離乳食とは】【 3ヶ月の乳児の食事量】【2ヶ月の乳児の食事や気をつけること】【1ヶ月の乳児の食事】 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 8か月の乳児。高熱を主訴に来院した。2日前から39℃台の発熱、鼻汁および軟便を認めている。両親と3歳の兄との4人暮らし。機嫌は比較的良く、食欲は良好である。意識は清明。身長70cm、体重8.2kg。体温38.9℃。呼吸数24/分。心拍数120/分、整。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。咽頭は軽度発赤し、永山斑を認める。
- この児の家族への説明で適切なのはどれか。
- a 「熱が下がったときに全身に発疹が出る可能性があります」
- b 「妊娠している人にお子さんを接触させないでください」
- c 「お兄ちゃんに感染する可能性が高いです」
- d 「抗ウイルス薬を服用させてください」
- e 「入院が必要です」
[正答]
※国試ナビ4※ [105I053]←[国試_105]→[105I055]
[★]
- 10歳の男児。小学校で他の児童とうまく遊べないことを母親が心配して来院した。乳児のころはおとなしく、3歳児健康診査で言葉の遅れは指摘されなかった。幼稚園では一人遊びが多かった。運動は苦手であるが、プロ野球が好きで選手の背番号を全て記憶している。冗談は通じずクラスで笑いものになることがある。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ3※ [100A004]←[国試_100]→[100A006]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102B021]←[国試_102]→[102B023]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108G010]←[国試_108]→[108G012]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105D011]←[国試_105]→[105D013]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104F012]←[国試_104]→[104F014]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109B032]←[国試_109]→[109B034]
[★]
- 乳児における頭蓋の図(別冊No.3①~⑤)を別に示す。
- 縫合線で正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E025]←[国試_104]→[104E027]
[★]
- 英
- dehydration, anhydration
- 同
- (国試)脱水
- 関
病態
- (病態によって体液の浸透圧と量に変化が生じる)→循環血液量の低下
身体所見
- 体重減少、血圧・脈拍の変化、起立性低血圧、皮膚乾燥感と緊張度の低下、口腔粘膜の乾燥、静脈虚脱。
検査所見
- 血液:中心静脈圧↓、Ht・BUN・UA↑、血液浸透圧↑
- 脱水状態では近位尿細管でNa・水と共に尿素の再吸収が亢進するため(NEL.313)
- 尿:尿比重1.020↑、尿の浸透圧↑、尿中Na排泄↓(10 mEq/l以下)
- ホルモン:ADHの上昇
- 神経系:RA系と交感神経の亢進。
脱水の分類
- 高張性脱水:喪失が Na < 水 → 血清浸透圧↑
- →細胞内から細胞外に水が移動→循環血液量わずか↓。細胞内液は著名↓
- 血清浸透圧は不変→水の移動は起こらない。
- 低張性脱水:喪失が Na > 水 → 血清浸透圧↓
- →細胞外から細胞内に水が移動→循環血液量著名↓減。細胞内液↑
|
低張性脱水
|
等張性脱水
|
高張性脱水
|
細胞外液浸透圧
|
↓↓
|
|
↑↑
|
病態
|
Na喪失
|
|
水喪失
|
水の動き
|
細胞外→細胞内
|
|
細胞内→細胞外
|
血管内のvolume
|
減少する
|
|
比較的保たれる
|
疾患
|
熱傷、 利尿薬、 アジソン病
|
|
発熱、 発汗過多、 下痢、 急性腎不全回復期
|
皮膚ツルゴール
|
↓↓
|
↓
|
↓
|
脈拍
|
↑↑
|
↑
|
↑
|
ショック
|
++
|
+
|
±
|
ヘマトクリット
|
↑
|
↑
|
↑
|
尿量
|
→↓
|
→↓
|
↓↓↓ 一次的な血漿浸透圧低下 のためにADHが分泌され 尿濃縮を来す
|
意識障害
|
+(傾眠→昏睡)
|
様々
|
+(興奮→昏睡)
|
口渇感
|
±
|
-
|
++
|
粘膜乾燥
|
+
|
++
|
++
|
深部腱反射
|
↓↓
|
様々
|
↑↑
|
嘔気・嘔吐
|
+(脳浮腫)
|
-
|
±
|
頭痛
|
+(脳浮腫)
|
-
|
-
|
体温
|
↓(循環不全)
|
↓(循環不全)
|
↑(筋痙攣、 熱中枢異常)
|
体重あたりの必要水分量
- 乳児:150 ml/kg/day
- 小児:100 ml/kg/day
- 学童: 80 ml/kg/day
- 成人: 50 ml/kg/day
乳児の脱水
|
軽症
|
中等症
|
重症
|
脱水徴候
|
体準減少
|
3-5%
|
6-9%
|
10%以上
|
皮膚ツルゴール低下
|
-
|
+
|
++
|
更新粘膜乾燥
|
±
|
+
|
++
|
大泉門陥凹
|
-
|
+
|
++
|
眼球陥凹
|
-
|
+
|
++
|
尿量
|
やや乏尿
|
乏尿
|
著明乏尿
|
末梢循環不全
|
皮膚色
|
やや蒼白
|
蒼白
|
チアノーゼ
|
脈拍減弱
|
-
|
+
|
++
|
血圧低下
|
-
|
±
|
+
|
中枢神経症状
|
意識障害
|
-
|
+
|
++
|
痙攣
|
-
|
±
|
+
|
- 体温 :脱水が重症になるにつれて四肢の体温が低下 → 循環血液量減少 → 交感神経緊張 → 末梢血管収縮
- 呼吸数:軽度~中程度の脱水では変化しない。高度の脱水では代謝性アシドーシス → 代償的な頻呼吸
乳児・年長児の脱水症状
- SPE.195改変
等級
|
体重減少
|
皮膚
|
粘膜
|
循環
|
|
尿量
|
口渇感
|
啼泣時の涙
|
大泉門
|
症状のまとめ
|
乳児
|
年長児
|
緊張度
|
色調
|
末梢体温
|
脈拍
|
血圧
|
軽度
|
<5%
|
<3%
|
良好
|
青白い
|
少しひんやり
|
乾燥
|
正常
|
正常
|
軽度低下
|
軽度
|
出る
|
平坦
|
濃縮尿
|
中等度
|
<10%
|
<6%
|
|
|
|
|
|
|
|
|
速脈を触れる
|
正常か低下
|
|
|
|
|
|
|
|
|
末梢循環不全
|
重度
|
<15%
|
<9%
|
かなり低下
|
斑点状
|
冷たい
|
カラカラに乾燥
|
速脈、わずかに触れる
|
低下
|
無尿
|
強度
|
出ない
|
明らかに陥没
|
血圧低下・ショック・意識障害
|
脱水の種類と症候・検査値
- QB.O-50
- 高張性脱水:Na ≧150 mEq/L
- 等張性脱水:Na 130~150 mEq/L
- 低張性脱水:Na ≦130 mEq/L
国試
[★]
- 英
- vital sign VS
- 同
- 生命徴候
- BT BP PR RR consciousness
年齢別の脈拍、呼吸数、血圧
- SPE.50
|
脈拍数
|
呼吸数
|
高血圧基準値
|
収縮期血圧
|
拡張期血圧
|
新生児
|
120
|
40~50
|
|
乳児
|
120
|
30~40
|
110
|
70
|
幼児
|
90
|
20~30
|
120
|
70
|
学童
|
80
|
18~20
|
130
|
80
|
中高生
|
70
|
16~18
|
140
|
85
|
|
新生児
|
乳児(1歳)
|
|
心拍数
|
120~160
|
100~130
|
/分
|
呼吸数
|
30~50
|
20~40
|
/分
|
体重
|
3.1
|
9.3
|
kg
|
身長
|
50
|
75
|
cm
|
頭囲
|
33
|
46
|
cm
|
胸囲
|
33
|
46
|
cm
|
血圧
|
70/40
|
95/50
|
mmHg
|
体温
|
37℃
|
|
|
PALS AHAガイドライン2010年準拠
心拍数(HR)
|
心拍数(/min)
|
年齢
|
覚醒時
|
平均
|
睡眠時
|
<生後3ヶ月
|
85~205
|
140
|
80~160
|
3ヶ月~2歳
|
100~190
|
130
|
75~160
|
2~10歳
|
60~140
|
80
|
60~90
|
>10歳
|
60~100
|
75
|
50~90
|
呼吸数(RR)
年齢
|
呼吸数(/min)
|
乳児
|
(<1歳)
|
30~60
|
幼児
|
(1~3歳)
|
24~40
|
就学前小児
|
(4~5歳)
|
22~34
|
学童
|
(6~12歳)
|
18~30
|
思春期
|
(13~18歳)
|
12~16
|
血圧(BP)
年齢
|
血圧(mmHg)
|
満期産新生児
|
(0~28日)
|
<60
|
乳児
|
(1~12ヶ月)
|
<70
|
小児
|
(1~10歳)
|
<70+(年齢×2)
|
(10歳~)
|
<90
|
[★]
- 英
- neonate
- 同
- 新産児 newborn
- 関
- 胎児 fetus,乳児 infant
- neonatal, newborn, newborn animal, newborn infant
定義
- 早期新生児期:出生後1週未満
- 後期新生児期:7日から28日未満
出生後にみとめられるもの
- 098G051
- 吸啜反射:出生時より
- 胎便:出生直後-3日頃
- 生理的黄疸:出生後2-3日に出現。出生後4-6日にピーク ← 出生時~出生後24時間内の黄疸は病的
- 生理的体重減少:出生後3-4日で最大。
- 臍帯の脱落:出生後5-7日
解剖
生理
腎機能
免疫
- 細胞性免疫>液性免疫
- 在胎26-33週に移行した母体のIgGによる受動免疫で感染から防御している。
- 出生後5ヶ月で消失
血液
- Ht:50-55%:生後細胞外液の喪失に伴い上昇、8日で生後の値にもどり、3ヶ月に最も低くなる。
- Hb:17-19g/dL
- 白血球:9,000-30,000/mm3
- 血小板:10-28万/mm3 (SPE.74)
身体所見
身体の大きさ
- QB.P-329
- 前後径、肩幅:11cm
- 大横径、小斜径、殿幅:9cm
- 体重:3300g
- 頭囲:33cm
- 胸囲:33cm
呼吸器
- SPE.78
- 腹式呼吸
- 呼吸数:40-50/分 (早産児ではこれより早く、5-10秒の呼吸停止を挟む呼吸)
- 聴診:呼吸音は胸壁が薄いためよく聴取され、高調である。
経過観察できる所見
- QB.O-76改変
診察箇所と疑われる疾患
- SPE.77
出生体重による分類
- 高出生体重児 high birth weight infant
- 巨大児 giant baby : 4000g以上
- 超巨大児 exceptionally large baby : 4500g以上
- 正出生体重児 normal birth weight infant :2500g以上、4000g未満
- 低出生体重児 low birth weight infant : 2500g未満
- 極低出生体重児 very low birth weight infant : 1500g未満
- 超低出生体重児 extremely low birth weight infant : 1000g未満
身長、体重による区分
- SPE.48
- 日本での定義/体重のみで評価
- light for gestational age infant / light for dates infant : 体重が10パーセンタイル未満の児
- apropriate for gestational age infant AGA infant : 体重が10パーセンタイル以上の児 かつ 体重が90パーセンタイル未満の児
- heavy for gestational age infant :体重が90パーセンタイル以上の児
- 参考1
- 体重による評価
- light for date LFD
- appropriate for date AFD
- hearve for date
- 参考1
- 身長と体重による評価
- small for date SFD / small for gestational age SGA
- large for date? LFD? / large for gestational age? LGA?
成熟新生児の身体所見
- 参考2 G10.M235 SPE.78 など
- 大泉門は開存(4x4cm)しており、小泉門は小さい
- 産瘤(経腟分娩による場合)
- 頭頂部方向に長く変形(児が後頭位であって、経腟分娩により出生した典型的な場合)
- 骨重積(産瘤、頭部変形、骨重積は2日程度で戻る)(経腟分娩による場合)
- 頭髪の長さは2cm前後
- 耳介の巻き込み
- 面疱は鼻に限局
- うぶ毛は背中、肩甲部に限局 ← 未成熟の場合、うぶ毛は多い
- 皮膚は厚く、血管は透けない
- 足底にしわを認める ← 未成熟の場合、しわは少ない
- 四肢に浮腫を認めない
- 関節屈曲部に胎脂が残る
新生児と疾患
在胎週数と疾患
参考
- 1. C.産婦人科検査法 14.胎児発育・児体重推定 - 日産婦誌59巻6号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5906-168.pdf
- http://www.hogarakana.jp/study/index.php?ID=55
国試
[★]
- 英
- pulse
- 同
- 脈
- 関
- 脈拍数
大きさ
- 脈拍の大きさ:収縮期と拡張期の間の動脈壁の動きの幅 → 脈圧を反映
1. 大脈(large pulse)
2. 小脈(small pulse)
速さ
- 動脈壁が上下に動く速さ → 血圧の上昇、下降の急峻さを反映
- 速脈---大脈で、遅脈---小脈
その他
1. 二峰性脈(double apical pulse)
- 脈拍の大きさが交互に変化する
- 心筋梗塞や心筋炎など心筋障害があるときにみられる。
- 心拍出量が一定しない重症心不全の徴候
呼吸による変化
- (吸気時)拍出量が減る → 駆出時間短縮 → 脈拍の間隔短縮 → 脈拍↑
- (II音のページより)吸気時には、肺静脈が拡張 → 左房・左室への血液還流量が減少 → 左室を充満する血液量減少 → 一回拍出量減少 → 駆出時間の短縮 → A弁の開放時間が短縮
成長と脈拍(SPE.50)
[★]
- 英
- respiratory frequency, respiratory rate RR, f
- 関
- 呼吸
正常の呼吸
- 出典不明
- 乳児:40回/分
- 幼児:30回/分
- 学童:30回/分以下
- 成人:15-20回/分 10-15回/分(医学事典)
SPE.376
- /分
- 新生児:29-32
- 乳児 :22-28
- 幼児 :20-28
- 学童 :18-20
- 成人 :16-18
出典不明
|
呼吸数(回/分)
|
脈拍数(回/分)
|
脈拍数/呼吸数比
|
新生児
|
40~50
|
120
|
2.4~3.0
|
乳児
|
30~40
|
120
|
3.0~4.0
|
幼児
|
20~30
|
90
|
3.0~4.5
|
学童
|
18~20
|
80
|
4.0~4.4
|
成人
|
16~18
|
70
|
3.9~4.4
|
診断基準における呼吸数
[★]
- 英
- postnatal alopecia
- 同
- 枕はげ、新生児後頭脱毛 neonatal occipital alopecia
- 関
- 新生児後頭脱毛
[★]
- 英
- infantile phytanic acid storage disease
- 関
- 乳児型レフスム症候群、フィタン酸
[★]
- 英
- infantile cortical hyperostosis
- 関
- 乳児皮質過骨症
[★]
- 英
- infantile hemiplegia
- 関
- 小児片麻痺
[★]
- 英
- infantile microcystic disease