フェノテロール
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- モンブルトシロップ0.05%は、1mL中にフェノテロール臭化水素酸塩(別名 臭化水素酸フェノテロール)0.5mgを含有する。
- 添加物として、安息香酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、D−ソルビトール液、香料、エタノール及びpH調整剤を含有する。
禁忌
- カテコールアミン(アドレナリン、イソプレナリン等)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 下記疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難など諸症状の緩解
- 気管支喘息、喘息性気管支炎、急性気管支炎
- 通常幼小児に対し、1日0.75mL/kg(フェノテロール臭化水素酸塩として0.375mg/kg)を3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、標準投与量は通常、
- 0.5〜1歳未満 3〜6mL(フェノテロール臭化水素酸塩として1.5〜3.0mg)
- 1〜3歳未満 6〜9mL(フェノテロール臭化水素酸塩として3.0〜4.5mg)
- 3〜5歳未満 9〜15mL(フェノテロール臭化水素酸塩として4.5〜7.5mg)
- を1日量とし、1日3回に分けて経口投与する。
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 高血圧症の患者[血圧が上昇することがある。]
- 心疾患のある患者[動悸、不整脈等があらわれることがある。]
- 糖尿病の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
- β2刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下が報告されている。また、β2刺激剤による血清カリウム値の低下作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。さらに、低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には、血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- フェノテロール臭化水素酸塩(Fenoterol Hydrobromide)
化学名
- 3,5-dihydroxy-α-[[(p-hydroxy-α-methylphenethyl)-amino]methyl]benzylalcohol monohydrobromide
分子式
分子量
性 状
- 本品は白色の結晶性の粉末である。メタノールに溶けやすく、水又はエタノール(95)にやや溶けやすく、ギ酸にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品の水溶液(1→25)は旋光性を示さない。
融 点
pH
- 本品1.0gを水25mLに溶かした液のpHは4.2〜5.2である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bronchodilator
- 関
- 気管支拡張薬
商品
[★]
- 英
- fenoterol
- 化
- 臭化水素酸フェノテロール fenoterol hydrobromide
- 商
- ウガコール、シオベテック、ベロテック、ポルボノール、モンブルト
- 関
- 気管支拡張剤