- 英
- selegiline
- 化
- 塩酸セレギリン selegiline hydrochloride
- 関
- デプレニール deprenyl
特徴
構造
作用機序
薬理作用
- B型モノアミン酸化酵素阻害作用
- ドパミン再取り込み阻害作用
動態
適応
注意
禁忌
副作用
相互作用
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1169010F1058_1_03/1169010F1058_1_03?view=body
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 薬と食の相互作用(115)3.薬と食事の相性(55)セレギリンと食事
- Superficial siderosisに対するセレギリンの使用経験(神経内科学教室岩田誠教授退任記念特別号)
- 井口 正寛,小林 正樹,吉澤 浩志,小野 由子,内山 真一郎,岩田 誠
- 東京女子医科大学雑誌 78(臨時増刊号), E194-E197, 2008-02-25
- We report the case of a 59-year-old woman with superficial siderosis. The main neurological symptoms were anisocoria, sensorineural deafness, dysarthria, ataxia, bilateral pyramidal tract signs and hy …
- NAID 110007524807
- 病棟薬剤師に聞く 脳神経疾患ナースのためのくすりの知識(第63回)塩酸セレギリン--パーキンソン病/症候群治療薬
Related Links
- 2001年8月1日 ... セレギリン(商品名:エフピー錠)について. Contents■エフピー錠■エフピー錠の投与 方法 ■レボドーパ併用時の副作用 ... セレギリンは、レボドーパとの併用により、 ドーパミンの作用の増強・延長効果を発揮し、レボドーパの使用量を ...
- エフピーとは?セレギリンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
セレギリン塩酸塩錠2.5mg「タイヨー」
組成
- 1錠中:セレギリン塩酸塩………………2.5mg
〈添加物〉
酒石酸、ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、部分アルファー化デンプン
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- ペチジン塩酸塩を投与中の患者[高度の興奮、精神錯乱等の発現が報告されている]
- 非選択的モノアミン酸化酵素阻害剤(サフラジン塩酸塩)を投与中の患者[高度の起立性低血圧の発現が報告されている]
- 統合失調症又はその既往歴のある患者[精神症状の悪化が報告されている]
- 覚せい剤、コカイン等の中枢興奮薬の依存又はその既往歴のある患者
- 三環系抗うつ剤(アミトリプチリン塩酸塩等)を投与中あるいは中止後14日間の患者 (「相互作用」の項参照)
- 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(フルボキサミンマレイン酸塩等)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(ミルナシプラン塩酸塩等)、選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(アトモキセチン塩酸塩)又はノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤(ミルタザピン)を投与中の患者 (「相互作用」の項参照)
効能または効果
次の疾患に対するレボドパ含有製剤との併用療法
- パーキンソン病(過去のレボドパ含有製剤治療において、十分な効果が得られていないもの:Yahr重症度ステージI?IV)
- 本剤は、レボドパ含有製剤と併用する。
通常、成人にセレギリン塩酸塩として1日1回2.5mgを朝食後服用から始め、2週ごとに1日量として2.5mgずつ増量し、最適投与量を定めて、維持量とする(標準維持量1日7.5mg)。
1日量はセレギリン塩酸塩として5.0mg以上の場合は朝食及び昼食後に分服する。ただし、7.5mgの場合は朝食後5.0mg及び昼食後2.5mgを服用する。
なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが1日10mgを超えないこととする。
慎重投与
- 重篤な肝障害のある患者[本剤の代謝が抑制され、毒性が大幅に増強される可能性がある]
- 重篤な腎障害のある患者[本剤の代謝物が蓄積され、その代謝物による中枢作用が生じる可能性がある]
- 高用量のレボドパ投与を受けている患者[副作用発現率が高い]
- 高齢者[起立性低血圧があらわれやすい](「高齢者への投与」の項参照)
- 心・脳循環器系障害を有する患者[英国において、レボドパ単独群とセレギリン塩酸塩投与後にレボドパを併用投与した群を比較した試験1)において、レボドパ単独群に対してセレギリン塩酸塩投与後にレボドパ併用投与した群に心・脳循環器系障害による死亡が多かったと報告されている](「重要な基本的注意」の項5.参照)
- 狭心症のある患者[本剤により増悪する可能性がある]
重大な副作用
- 幻覚、妄想、錯乱、せん妄 幻覚、妄想、錯乱、せん妄があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、減量、休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 狭心症 狭心症の発現又は増悪が報告されているので、狭心症患者では心電図をモニターするなど、特に注意すること。
- 悪性症候群 本剤の急激な減量又は中止により、高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、血清CK(CPK)上昇等があらわれることがある。このような場合には、再投与後、漸減するとともに、体冷却、水分補給等の適切な処置を行うこと。なお、投与継続中に同様の症状があらわれることがある。
- 低血糖 低血糖があらわれることがあるので、低血糖症状(意識障害、昏睡等)があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 胃潰瘍 胃潰瘍があらわれることがあるので、このような場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- セレギリンは、モノアミン酸化酵素B(MAO-B)を選択的にかつ非可逆的に阻害し、ドパミンの代謝・分解抑制、さらには神経終末への再取り込み抑制によって抗パーキンソン病効果を発揮すると報告されている。7)
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- antidepressant, antidepressants
- 関
- 薬理学、そううつ病、精神疾患
作用機序
三環系抗うつ薬 tricyclic antidepressant
- 1. (急性作用)シナプス前膜におけるノルアドレナリン、セロトニンの再取り込み↓→シナプス間隙における薬剤濃度↑
- 2. (慢性作用)(2週間後)シナプス後膜における受容体の数↓
- 慢性作用はシナプス間隙のノルアドレナリン、セロトニン濃度が上昇した結果、シナプス後膜の受容体が減少したために出現すると考えられる。
抗うつ薬
- ミルナシプラン milnacipran
副作用
- Adams and s Principles of Neurology, Ninth Edition Allan Ropper p.1474
[★]
- 英
- drug-induced hypoglycemia
- 同
- 薬剤性低血糖症
- 関
- 低血糖
低血糖を引きおこす薬剤
- DMR.295
[★]
- 英
- antiparkinson agent, antiparkinsonism drug
- 関
- パーキンソン病、薬理学
ドパミン前駆体
ドパミン受容体作動薬
ドパミン放出促進
中枢性抗コリン作用
ノルアドレナリン前駆体
[★]
- 選択的MAO-B阻害薬であって、抗うつ薬として使用されていたが、パーキンソン病の治療薬として用いられるようになっている。 → セレギリン
[★]
- 英
- L-deprenyl
- 関
- デプレニル、セレギリン、塩酸セレギリン
[★]
- 英
- selegiline hydrochloride
- 関
- デプレニル、セレギリン、セレギリン塩酸塩、L-デプレニル
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3