- 英
- bradyarrhythmia, bradyarrhythmias
- 同
- 徐拍性不整脈
- 関
- 徐脈、頻脈性不整脈
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P1-21-2 胎児心電図を用い胎児徐脈性不整脈を診断し得た症例(Group45 胎児・新生児の生理・病理3,一般演題,第63回日本産婦人科学会学術講演会)
- 臨床経験 徐脈性不整脈の周術期に一時ペーシングを施行した消化器外科手術例の検討
Related Links
- 正常な状態の心電図 ■洞不全症候群(SSS:Sick Sinus Syndrome) 心臓のリズムが遅く なる病気で、「洞結節」が機能不全や機能停止、洞結節からの信号が途絶する。通常「洞 結節」が機能不全になると、次の房室結節が心拍リズムをサポートするが、サポート ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- artificial cardiac pacemaker
- 同
- ペースメーカー
- 関
- 心臓、ペーシングモード
適応
YN2010
- 1. 完全房室ブロック
- 2. Mobitz II型の2度房室ブロック
- 3. 洞不全症候群
- 4. 一般的には脈拍40回/分以下の徐脈で、3秒以上の心停止、めまい、失神、心不全などの症状を呈する場合
不整脈の非薬物療法ガイドライン
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ClassⅠ
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ClassⅡa
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ClassⅡb
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ClassⅢ
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有益であるという根拠があり,適応であることが一般に同意されている
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有益であるという意見が多いもの
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有益であるという意見が少ないもの
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有益でないまたは有害であり,適応でないことで意見が一致している
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房室ブロック
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1 徐脈による明らかな臨床症状を有する第2度、高度または第3度房室ブロック 2 高度または第3度房室ブロックで以下のいずれかを伴う場合 (1)投与不可欠な薬剤によるもの (2)改善の予測が不可能な術後房室ブロック (3)房室接合部のカテーテルアブレーション後 (4)進行性の神経筋疾患に伴う房室ブロック (5)覚醒時に著明な徐脈や長時間の心室停止を示すもの
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1 症状のない持続性の第3度房室ブロック 2 症状のない第2度または高度房室ブロックで、以下のいずれかを伴う場合 (1)ブロック部位がHis束内またはHis束下のもの (2)徐脈による進行性の心拡大を伴うもの (3)運動または硫酸アトロピン負荷で伝導が不変もしくは悪化するもの 3。徐脈によると思われる症状があり、他に原因のない第1度房室ブロックで、ブロック部位がHis束内またはHis束下のもの
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1 至適房室間隔設定により血行動態の改善が期待できる心不全を伴う第1度房室ブロック
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2枝ブロック 3枝ブロック
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1 慢性の2枝または3枝ブロックがあり、第2度MobitzⅡ型、高度もしくは第3度房室ブロックの既往のある場合 2 慢性の2枝または3枝ブロックがあり、投与不可欠な薬剤の使用が房室ブロックを誘発する可能性の高い場合 3。慢性の2枝または3枝ブロックとWenckebach型第2度房室ブロックを認め、失神発作の原因として高度の房室ブロック発現が疑われる場合
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1 慢性の2枝または3枝ブロックがあり、失神発作を伴うが原因が明らかでないもの 2 慢性の2枝または3枝ブロックがあり、器質的心疾患を有し、電気生理検査によりHis束以下での伝導遅延・途絶が証明された場合
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1 慢性の2枝または3枝ブロックがあり、電気生理検査でHis束以下での伝導遅延・途絶の所見を認めるが、器質的心疾患のないもの
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洞機能不全症候群
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1 失神、痙攣、眼前暗黒感、めまい、息切れ、易疲労感等の症状あるいは心不全があり、それが洞結節機能低下に基づく徐脈、洞房ブロック、洞停止あるいは運動時の心拍応答不全によることが確認 された場合。それが長期間の必要不可欠な薬剤投与による場合を含む
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1 上記の症状があり、徐脈や心室停止を認めるが、両者の関連が明確でない場合 2 徐脈頻脈症候群で、頻脈に対して必要不可欠な薬剤により徐脈を来たす場合
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1 症状のない洞房ブロックや洞停止
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徐脈性心房細動
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1 失神、痙攣、眼前暗黒感、めまい、息切れ、易疲労感等の症状あるいは心不全があり、それが徐脈や心室停止によるものであることが確認された場合。それが長期間の必要不可欠な薬剤投与による場合を含む
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1 上記の症状があり、徐脈や心室停止を認めるが、両者の関連が明確でない場合
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過敏性頸動脈洞症候群 反射性失神
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1 過敏性頸動脈洞症候群で、心拍抑制による反復する失神発作を認める場合 2 反射性失神で、心電図で心拍抑制が記録され、反復する失神発作を認める場合
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1 反射性失神で、反復する失神発作があり、head-uptilt試験により心拍抑制反応が認められる場合
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1 head-up tilt試験により心拍抑制反応が認められない過敏性頸動脈症候群・反射性失神
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閉塞性肥大型心筋症
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1 有意な流出路圧較差があり、圧較差に基づく症状によりQOL低下を来たす閉塞性肥大型心筋症で、他にペースメーカ植込みの適応となる理由を有する場合(薬剤による徐脈を含む)。
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1 有意な圧較差があり、圧較差に基づく症状によりQOL低下を来たす閉塞性肥大型心筋症で、症状と圧較差が関連しており、薬物治療が無効か副作用のため使用不能か、他の方法が不適当な場合
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1 圧較差がなく、徐脈による植込み適応もない場合。
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禁忌
参考
- 不整脈の非薬物治療ガイドライン(2011年改訂版)
[★]
- 関
- QT延長症候群、QT間隔
原因
- 洞結節機能不全
- 房室ブロック:2度房室ブロック、3度房室ブロックアンドロゲン遮断療法(GnRHアゴニスト/アンタゴニスト療法または両側性精巣摘除術)
- 利尿薬:低マグネシウム血症・低カリウム血症の誘発による
- 鎮吐薬:
[★]
- 英
- propofol infusion syndrome, PRIS
- 関
- プロポフォール
概念
- 集中治療分野における、長期間鎮静のためにプロポフォールが投与された患者の病態
- 集中治療における人工呼吸中の鎮静の目的でプロポフォール投与中に代謝性アシドーシス、横紋筋融解症、高カリウム血症、心不全が発現した症例が報告されており、このような病態をプロポフォール症候群と呼ぶ
- 4mg/kg•hr(60kgで24ml/hr)以上の高用量プロポフォールを48時間以上使用している患者で代謝性アシドーシス、徐脈を伴うショック(徐脈性不整脈)、横紋筋融解症、高脂血症、腫大肝・脂肪肝を呈する疾患
- 5mg/kg/hを48時間以上としている情報源あり
疫学
- 死亡率が高い
- 小児で多いが、成人でもまれならず
- PRISはまれではあるが、致死性合併症
診断基準
Brayによる小児PRISの診断基準
- 突発性もしくは比較的突発性に治療抵抗性の徐脈が発現し不全収縮(心静止)へ移行する
- 以下のうち少なくとも1項目を含む
- 脂質異常症の発現
- 肝腫大または剖検による肝臓の脂肪浸潤
- BE≦-10を呈する代謝性アシドーシス
- 横紋筋融解もしくはミオグロビン尿を伴う筋症状
リスク因子
PRIS発症に関する危険因子
- 高容量(>5mg/kg/h)、長時間(>48時間)のプロポフォール投与
- 乳幼児
- 上気道感染
- 多発外傷、頭部外傷
- 内因性ストレスの存在、カテコラミンやグルココルチコイドの投与
- 糖摂取の不足
PRIS発症時の所見
病態生理
検査
治療
予防
- プロポフォールを使用する際は4mg/kg•hrを越えないようにする
- 48時間以内でも除外しない。疑えば中止を考える。
- 使用中は心電図(徐脈に注意、ブルガダ変化も)、pH、CK、TGをモニタリング
- プロポフォールを漫然と長期投与しないように、鎮静レベルはRASSなどで評価
[★]
- 英
- palpitation
- 同
- 心悸亢進
- 関
- 脈拍異常
定義
原因
- 生理的反応:運動、労作、精神的ストレス、精神的興奮
- 非心疾患:
病態生理
- 生理的反応:反応性の内因性カテコラミン産生増加による心拍数増加、左室収縮力の増加、血圧上昇
- 非心疾患:
不整脈性の動悸
[★]
- 英
- anticholinergics, anticholinergic, anticholinergic agent, anticholinergic drug anticholinergic drugs, cholinolytic, cholinolytic drug, cholinergic antagonist
- 同
- 抗コリン剤、抗コリン作用薬、コリン作用遮断薬 cholinergic blocking agent
- 関
- ムスカリン性受容体拮抗薬 muscarinic antagonist。副交感神経遮断薬
- 副交感神経ムスカリン受容体拮抗薬であり、副交感神経作用を抑制する。
抗コリン薬の主な作用
- (YN2010 抗コリン薬(神経精神))
- 1. 散瞳作用:眼底検査や虹彩炎治療など
- 2. 膀胱利尿筋弛緩作用:尿路結石症鎮痙
- 3. 腺分泌抑制作用:麻酔前投与
- 4. 胃酸分泌抑制作用:抗胃潰瘍
- 5. 消化管運動抑制作用
- 6. 抗Parkinson作用
- 7. 抗迷走神経作用:徐脈性不整脈の治療
- 8. 農薬解毒作用:有機リン剤、カーバメート剤の解毒
therapeutic uses of muscarinic receptor antagonists
- GOO.195
- 呼吸器:気道分泌抑制。(アトロピンは気道分泌を抑制し、分泌物が乾固しうるが、イプラトロピウム、チオトロピウムはmucociliary clearanceにおける副作用を呈しないので、気道疾患に用いられている)
- 泌尿器:過活動性膀胱、夜尿症、対麻痺における頻尿
- 消化器:抗潰瘍薬(M1受容体選択性のある薬剤。ピレンゼピン、テレンゼピン)。鎮痙薬
[★]
- 英
- arrhythmia
- 関
- 抗不整脈薬、不整脈の背景因子
分類
病因の分類
- 調律の異常(リズム)
- 心房・心室の心拍の異常(レート)
心拍での分類
- 洞房結節の自動能低下
- 房室結節のブロック
- 心拍出量↓
- 異所性自動能の亢進 + リエントリー
- 一回拍出量↓、肝血流量↓
発生機序
- 刺激生成異常
- 洞結節自動能の亢進・低下
- 洞結節以外の異常自動能
- トリガード・アクティビティ
- 興奮伝導異常
- 伝導遅延ブロック
- リエントリー
刺激生成異常
- 洞結節自動能の亢進・低下
- 洞結節以外の異常自動能
- トリガード・アクティビティ
興奮伝導異常
原因による分類
- 生理的 → Wenckebach型2度房室ブロック(交感神経の緊張による房室結節内ブロック)
- 病的
ガイドライン
- 不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_kodama_h.pdf
[★]
- 英
- bradycardia
- 関
- 徐拍
- 脳圧亢進、閉塞性黄疸、甲状腺機能低下症、迷走神経緊張
- 脈拍数が60回/分以下のものを指す。
[★]
- 英
- bradycardic、bradycardiac
- 関
- 徐脈、徐拍、徐拍性