クロモグリク酸
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
リノジェット吸入液
組成
成分・分量
- 1アンプル(2mL)中
日局クロモグリク酸ナトリウム20mg
添加物
禁忌
効能または効果
気管支喘息
- 朝、昼および就寝前ないしは朝、昼、夕および就寝前1回1アンプル宛、1日3〜4アンプルを電動式ネブライザーを用いて吸入する。症状の緩解が得られれば、その後の経過を観察しながら1日2〜3アンプルに減量すること。
重大な副作用
気管支痙攣
(頻度不明)
- 吸入中又は直後に、重篤な気管支痙攣があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
PIE症候群
(頻度不明)
- PIE症候群(好酸球増多を伴う肺浸潤:発熱、咳嗽、喀痰を伴うことが多い)があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止し、必要であればステロイド剤等を投与すること。
アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状(呼吸困難、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 「受動皮内アナフィラキシー反応に対する作用」(ラット)及び「アナフィラキシー喘息に対する作用」(ラット)を指標として、リノジェット吸入液及び標準製剤(クロモグリク酸ナトリウム吸入液)についてI型アレルギー反応に対する抑制作用を検討した。
その結果、リノジェット吸入液及び標準製剤は、ともに、ブランクに対して有意な抑制作用を示し、かつ、両剤の効果に有意差は認められなかったことから、リノジェット吸入液及び標準製剤は生物学的に同等と判断された。1)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- クロモグリク酸ナトリウム(Sodium Cromoglicate)
化学式
化学名
- Disodium 5,5′-(2-hydroxytrimethylenedioxy)bis(4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate)
性状
- 白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は初めはないが、後にわずかに苦い。
水に溶けやすく、プロピレングリコールにやや溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、2-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
吸湿性である。
光により徐々に黄色を帯びる。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bronchodilator
- 関
- 気管支拡張薬
商品
[★]
- 英
- cromoglicate
- 化
- クロモグリク酸ナトリウム, sodium cromoglicate, natrii cromoglicas
- 同
- クロモリンナトリウム cromolyn sodium
- 商
- アルギノン、アレルナート、インタール、オフタルギー、クールウェイ、クモロール、クモロールPF、クリード、クロモフェロン、クロモリーク、シオミスト、シズレミン、ステリ・ネブ クロモリン、トーワタール、ノスラン、プレント、ミタヤク、メインター、リノジェット、ルゲオン
- Crolom, Intal, Gastrocrom, Nasalcrom
- 関
- 抗アレルギー薬、鎮咳薬。気管支拡張剤、眼科用剤
分類
概念
- 吸入、点眼、点鼻
- 皮膚、呼吸器系のアレルギー抑制
- 作用は多岐にわたる
- 抗ヒスタミン作用はない
- 作用発現に1週間以上かかる(2-6週間)
作用機序
適応