- 70歳の男性。開胸手術中である。全身麻酔下に従量式の人工呼吸管理をしている。喫煙歴は30本/日を30年間。身長 160cm、体重 60kg。体温 36.5℃。換気回数 10/分、心拍数 80/分、整。血圧 120/80mmHg。吸入酸素濃度 50%でのSpO2が94%に低下してきた。尿量50mL/時。吸気性および呼気性のcoarse cracklesを聴取する。手術開始時および現在の気道内圧曲線(別冊No. 1)を別に示す。
- まず行うべき処置はどれか。
- a 気管内吸引
- b 胸部エックス線撮影
- c 利尿薬の静脈内投与
- d 気管支拡張薬の吸入
- e 換気法を従量式から従圧式に変更
[正答]
※国試ナビ4※ [110H026]←[国試_110]→[110H028]
★リンクテーブル★
[★]
- 74歳の女性。下痢と口渇とを主訴に来院した。昨夜から水様便が5回あった。同居している夫も2日前から下痢をしているという。食欲が低下し水分も十分とれないため入院治療を開始した。口腔内は乾燥し、心窩部と左下腹部とに軽い圧痛を認める。
- 入院診療録の問題指向型医療記録(POMR)においてassessment(評価)の記載に該当するのはどれか。
- a 「整腸薬を処方する」
- b 「腹部に圧痛を認める」
- c 「昨夜から下痢をしている」
- d 「細胞外液の点滴静注を行う」
- e 「ウイルス性の急性腸炎が疑われる」
[正答]
※国試ナビ4※ [110H027]←[国試_110]→[110H029]
[★]
- 4歳の男児。全身けいれんが持続するため救急車で搬入された。昨日から39℃以上の発熱があったという。食事と水分の摂取はやや低下しているが嘔吐や下痢はなく、排尿はあったという。今朝、全身けいれんが始まり約20分間持続しているため母親が救急車を要請した。来院時もけいれんが持続している。
- まず行うべき処置として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110H025]←[国試_110]→[110H027]
[★]