- 英
- tetrabenazine
- 商
- コレアジン
- 関
- ハンチントン病
- ハンチントン病の治療薬。
- 日本では承認されていない。
参考
- http://aoyamapharmacy.health.officelive.com/aoyamapharmacyhealthofficeliveFDAcom.aspx
- http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/12/dl/s1224-5b.pdf
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 前シナプス神経サイトプラズマにおけるドパミン枯渇薬テトラベナジンを利用した各種薬物の移所運動促進機序の分類
- テトラベナジン反復投与によるラット黒質-線条体の組織形態計測学的解析 : 実験的パーキンソン病モデルへの応用を目指して(第53回近畿大学医学会学術講演会,近畿大学医学会奨励賞記念講演)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
コレアジン錠12.5mg
組成
成分・含量
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、タルク、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- 自殺念慮、自殺企図のある患者、不安定なうつ病・うつ状態の患者[症状を悪化させることがある。]
- 重篤な肝機能障害のある患者[代謝が遅延し、作用が増強されるおそれがある。]
- MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者(「相互作用」の項参照)
- レセルピンを投与中あるいは投与中止後3週間以内の患者(「相互作用」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 本剤の効果はハンチントン病に伴う舞踏運動の改善に限定されており、舞踏運動以外の症状改善は期待できないことに留意すること。
- 通常、成人にはテトラベナジンとして1日量12.5mg(12.5mgの1日1回投与)から経口投与を開始し、以後症状を観察しながら1週毎に1日量として12.5mgずつ増量し、維持量を定める。その後は、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は100mgとする。
なお、1日量が25mgの場合は1日2回、1日量が37.5mg以上の場合には1日3回に分けて投与することとし、1回最高投与量は37.5mgとする。
- 投与は「用法・用量」に従い低用量から始め、抑うつ症状、アカシジア及びパーキンソニズム等の発現について観察を十分に行い、忍容性をみながら慎重に増量し、患者ごとに適切な維持量を定めること(「重要な基本的注意」の項参照)。
- CYP2D6阻害作用を有する薬剤を投与中の患者又は遺伝的にCYP2D6の活性が欠損している患者(Poor Metabolizer)又はCYP2D6の活性が低い患者(Intermediate Metabolizer)では、本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすいおそれがあるため、投与に際しては、忍容性に問題がない場合にのみ徐々に増量する等、患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること(「相互作用」、「薬物動態」の項参照)。
慎重投与
- うつ病・うつ状態又はその既往のある患者、自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者[自殺念慮、自殺企図があらわれることがある(「重要な基本的注意」の項参照)。]
- QT延長のある患者(先天性QT延長症候群等)、QT延長を起こしやすい患者(著明な徐脈等の不整脈又はその既往のある患者、低カリウム血症又は低マグネシウム血症のある患者等)[QT間隔が過度に延長するおそれがある。]
- 脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者[悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい。]
- 肝機能障害のある患者[代謝が遅延し、作用が増強されるおそれがある。]
- 重篤な腎機能障害のある患者[排泄が遅延するおそれがある。]
重大な副作用
うつ病・うつ状態
(5%以上)、
自殺念慮、自殺企図
(頻度不明)
- うつ病・うつ状態、自殺念慮、自殺企図があらわれることがあるので、患者の状態に十分注意し、これらの症状があらわれた場合には減量や中止を検討すること。
悪性症候群(Syndrome malin)
(頻度不明)
- 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う。
本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
薬効薬理
- テトラベナジンは中枢神経系前シナプスにおいて、モノアミン小胞トランスポーター2(VMAT2)を選択的に阻害することにより、神経終末のモノアミン類(ドパミン、セロトニン、ノルアドレナリン)を涸渇させる。テトラベナジンの抗舞踏運動作用は主としてハンチントン病の主病変部位である線条体においてドパミンを涸渇することによるものであると推察される。テトラベナジンの活性代謝物であるα-HTBZ及びβ-HTBZも、テトラベナジンと同程度のヒトVMAT2阻害作用を示した。
モノアミン涸渇作用
- テトラベナジンは、ラット脳内(視床下部、前頭皮質、線条体)のモノアミンを涸渇し、その作用は2時間持続した。モノアミン涸渇作用は線条体ドパミンに対して最も選択性が高かった17)。
- HTBZは、ウシ副腎髄質クロム親和性顆粒細胞膜上の[3H]-HTBZ結合部位に対して、テトラベナジンと同程度の親和性及び選択性を示した18,19)。また、ヒト脳において、黒質緻密部、青斑核、背側縫線核での結合が高かった20)。
抗舞踏運動作用
- ハンチントン病モデルマウス(BACHD)にテトラベナジンを単回皮下投与すると、常同行動の抑制が認められた21)。
- ハンチントン病モデルマウス(YAC128、BACHD)のD1受容体発現細胞において認められるPaired-Pulse Facilitationの抑制は、テトラベナジンにより回復した22)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- (3RS ,11bRS )-9,10-Dimethoxy-3-(2-methylpropyl)-3,4,6,7-tetrahydro-1H -pyrido[2,1-a ]isoquinolin-2(11bH )-one
- 127?131℃
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- QT延長症候群、QT間隔
原因
- 洞結節機能不全
- 房室ブロック:2度房室ブロック、3度房室ブロックアンドロゲン遮断療法(GnRHアゴニスト/アンタゴニスト療法または両側性精巣摘除術)
- 利尿薬:低マグネシウム血症・低カリウム血症の誘発による
- 鎮吐薬:
[★]
- 英
- levodopa
- 同
- L-dopa、L-DOPA、LD、Lドーパ、L-ドーパ、L-ドパ、ドパ、ドーパ、3,4-ジヒドロキシフェニルアラニン 3,4-dihydroxyphenylalanine、ジヒドロキシフェニルアラニン dihydroxyphenylalanine
- 商
- ドパストン、ドパゾール、ドパール、イーシー・ドパール配合、カルコーパ配合、スタレボ配合、デュオドーパ配合、ドパコール配合、ドパゾール、ネオドパストン配合、ネオドパゾール配合、パーキストン配合、マドパー配合、メネシット配合、レプリントン配合
[show details]
相互作用
薬剤名等
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臨床症状・措置方法
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機序・危険因子
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レセルピン製剤
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脳内ドパミンが減少し本剤の作用が減弱するおそれ
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脳内のドパミンを減少させてパーキンソン症状を悪化させる。
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テトラベナジン
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血圧降下剤(メチルドパ水和物、レセルピン、節遮断剤等)
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血圧降下剤の作用を増強することがある
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機序は不明であるが、レボドパに血圧降下作用があるためと考えられている。
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抗精神病薬(フェノチアジン系薬剤 (クロルプロマジン等) 、 ブチロフェノン系薬剤 (ハロペリドール等)、ペロスピロン等
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本剤の作用が減弱することがある
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これらの薬剤によりドパミン受容体が遮断される。
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全身麻酔剤(ハロタン等)
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不整脈を起こすことがある
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ハロタン等は交感神経のα、βレセプターの感受性を高める。一方、レボドパとの併用ではレボドパから転換したドパミンがα、βレセプターに作用して、不整脈を起こす可能性がある。
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ピリドキシン
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末梢での本剤の脱炭酸化を促進するため、本剤の作用が減弱することがある
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ピリドキシンはレボドパ脱炭酸酵素の補酵素であり、併用によりレボドパの末梢での脱炭酸化を促進し、レボドパの脳内作用部位への到達量を減少させると考えられる。
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抗コリン剤、アマンタジン塩酸塩、ブロモクリプチンメシル酸塩
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精神神経系の副作用が増強することがある
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併用によりレボドパの効果増加につながるが、同時に精神神経系の副作用が増強される可能性もある。
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NMDA受容体拮抗剤(メマンチン塩酸塩等)
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本剤の作用を増強するおそれ
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これらの薬剤により、ドパミン遊離が促進する可能性がある。
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パパベリン塩酸塩
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本剤の作用が減弱するおそれ
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パパベリン塩酸塩が線条体にあるドパミンレセプターをブロックする可能性がある。
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鉄剤
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本剤の作用が減弱するおそれ
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キレートを形成し、本剤の吸収が減少するとの報告がある。
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イソニアジド
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本剤の作用が減弱するおそれ
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機序は不明であるが、イソニアジドによりドパ脱炭酸酵素が阻害されると考えられている。
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[★]
ジフェンヒドラミン