- 英
- nasal discharge、nasal lavage fluid、runny nose、nasal drip
- 関
- 鼻水、鼻洗浄液、鼻漏
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/11 21:47:50」(JST)
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鼻水(はなみず)は、鼻から出る流動性あるいは半流動性の液体。鼻汁(はなじる、びじゅう)、洟(はな)ともいう。鼻水から水分が抜け固体となったものは鼻糞(はなくそ)という。
鼻水は、鼻腔内の鼻腺、杯細胞などから分泌された粘液、および血管からの浸出液などの混合物である。鼻から吸った空気に適度な湿り気を与えたり、気道の粘膜を病原菌から保護するために常に分泌されているが、通常は無意識のうちに飲み込んでいる。
しかし風邪をひいた、花粉症にかかった場合などには、鼻や喉に付着した病原菌や花粉を殺菌し洗い流すために大量の鼻水が分泌され、鼻からあふれ出ることになる。
また、最近では少なくなったが、蛋白質の摂取が不足すると緑色の鼻水が大量に分泌され、俗に「青っ洟」と呼ばれる。1960年代頃までの日本では食肉の消費量が少ないこともあって、成長期の子供は蛋白質が不足する事が少なくなく、「青っ洟」を垂らしている子も普通に見られたが、現代ではまず見られない。
鼻水をすすると痰となって喉から出てくることがある。これは鼻と口が気道によって繋がっているためである。
なお激しく泣いたときなどに出る鼻水は、涙が鼻涙管を経て鼻に流れ込んだものである。
鼻水に鼻息が混じり膨らむことを鼻提灯(はなちょうちん)と言う。アニメや漫画においては眠っている様子を表現するために用いられることがある。
俳句では、冬の季語になっている[1]。
鼻水の出し方
鼻水を意図的に排出することを「鼻水をかむ」または単に「鼻をかむ」という。 片方の鼻の穴をおさえ、もう一方の鼻から強めに空気を出して鼻水を吹き飛ばし、ティッシュペーパーやハンカチなどに絡めとる方法がよく用いられる。 また、ティッシュペーパーなどで受けずに手で鼻水を外に飛ばすことを「手鼻をかむ」という。
詳しくは擤鼻を参照。
くしゃみをした際、鼻腔内に鼻水が存在する場合は、意図せずともくしゃみとともにその勢いで鼻水が出てしまう。
脚注
- ^ たとえば、「水洟(みずばな)や鼻の先だけ暮れ残る」(芥川龍之介)などの作品があるが、俳句では自嘲やユーモアが表現されることが多い。
関連項目
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- 活動性下気道症状を呈する1歳児鼠径ヘルニアの麻酔経験
- 山形大学紀要. 医学 : 山形医学 = Bulletin of the Yamagata University. Medical science : Yamagata medical journal 35(1), 8-14, 2017-02-15
- NAID 120005971997
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[★]
次の文を読み、 28、 29の問いに答えよ。
- 32歳の男性。風邪が治らないことを主訴に来院した。
- 現病歴: 8日前に全身倦怠感と咽頭痛とが出現した。風邪をひいたと考え、数日は睡眠を長めにとって様子をみていたが、改善しなかった。 4日前から耳閉感が出現し、 37.5℃の発熱もみられた。 2日間仕事を休み、市販の総合感冒薬を服用していたが、症状が改善しないため受診した。鼻汁、鼻閉感および咳はない。頭痛はないが、頸部から後頭部にかけて重たい感じがあるという。
- 既往歴:スギ花粉症。
- 生活歴:妻との2人暮らし。事務職。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が高血圧症で薬物治療中。母親が糖尿病で食事療法中。
- 現 症:意識は清明。身長165cm、体重60kg。体温37.4℃。脈拍88/分、整。血圧126/80mmHg。咽頭粘膜に発赤を認めない。口蓋扁桃は軽度に腫大している。両側の胸鎖乳突筋の後縁に、径1cmの軟らかく圧痛のないリンパ節を2、 3個ずつ触知する。
- 肝と脾との腫大をみるために腹部診察を行おうとしたところ、患者が「おなかの診察までするのですか」と尋ねた。
- a 他の医師に交代することを患者に提案する。
- b 腹部の診察は行わずに身体診察を終了する。
- c 質問には返答せず、そのまま腹部の診察を続ける。
- d 診察を中断し、腹部診察の必要性について説明する。
- e 身体診察では医師の指示に従う必要があると説明する。
[正答]
※国試ナビ4※ [106C028]←[国試_106]→[106C030]
[★]
- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 7歳の女児。発熱と咽頭痛とを主訴に来院した。
- 現病歴 昨夕から発熱と咽頭痛とが出現した。咳嗽や鼻汁はない。嚥下痛はあるが飲水は可能である。
- 既往歴 ペニシリン系抗菌薬で全身に蕁麻疹を生じたことがある。
- 家族歴 特記すべきことはない。
- 現症 意識は清明。体温39.2℃。脈拍104/分、整。血圧98/62mmHg。眼球結膜に充血を認めない。白苔を伴う両側の扁桃腫大とイチゴ舌とを認める。両側の前頭部に圧痛を伴う腫大したリンパ節を数個触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢と顔面とに皮疹や浮腫を認めない。
- 検査所見 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 470万、Hb 12.8g/dl、Ht 39%、白血球 14,500(好中球87%、好酸球1%、単球4%、リンパ球8%)、血小板 22万。血液生化学所見:尿素窒素 14mg/dl、クレアチニン 0.5mg/dl、AST 24IU/l、ALT 21IU/l、LD 325IU/l(基準280-588)、ALP 512IU/l(基準338-908)、Na 142mEq/l、K 4.2 mEq/l、Cl 101 mEq/l。CRP 9.2 mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [105H036]←[国試_105]→[105H038]
[★]
- 次の文を読み、 28、 29の問いに答えよ。
- 32歳の男性。風邪が治らないことを主訴に来院した。
- 現病歴: 8日前に全身倦怠感と咽頭痛とが出現した。風邪をひいたと考え、数日は睡眠を長めにとって様子をみていたが、改善しなかった。 4日前から耳閉感が出現し、 37.5℃の発熱もみられた。 2日間仕事を休み、市販の総合感冒薬を服用していたが、症状が改善しないため受診した。鼻汁、鼻閉感および咳はない。頭痛はないが、頸部から後頭部にかけて重たい感じがあるという。
- 既往歴:スギ花粉症。
- 生活歴:妻との2人暮らし。事務職。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が高血圧症で薬物治療中。母親が糖尿病で食事療法中。
- 身体診察を開始しようとしたときに、患者が「市販の風邪薬では治らなかったので、風邪に効く抗生物質を出していただけますか」と尋ねてきた。
- 現時点の医師の返答として最も適切なのはどれか。
- a 「抗生物質は風邪には効果がありません」
- b 「抗生物質は副作用があるので出しません」
- c 「抗生物質を出すか出さないかは、私が決定します」
- d 「抗生物質が必要かどうか、診察の後で説明します」
- e 「医学用語では抗生物質ではなく抗菌薬と言います」
[正答]
※国試ナビ4※ [106C027]←[国試_106]→[106C029]
[★]
- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 7歳の女児。発熱と咽頭痛とを主訴に来院した。
- 現病歴 昨夕から発熱と咽頭痛とが出現した。咳嗽や鼻汁はない。嚥下痛はあるが飲水は可能である。
- 既往歴 ペニシリン系抗菌薬で全身に蕁麻疹を生じたことがある。
- 家族歴 特記すべきことはない。
- 現症 意識は清明。体温39.2℃。脈拍104/分、整。血圧98/62mmHg。眼球結膜に充血を認めない。白苔を伴う両側の扁桃腫大とイチゴ舌とを認める。両側の前頭部に圧痛を伴う腫大したリンパ節を数個触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢と顔面とに皮疹や浮腫を認めない。
- 検査所見 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 470万、Hb 12.8g/dl、Ht 39%、白血球 14,500(好中球87%、好酸球1%、単球4%、リンパ球8%)、血小板 22万。血液生化学所見:尿素窒素 14mg/dl、クレアチニン 0.5mg/dl、AST 24IU/l、ALT 21IU/l、LD 325IU/l(基準280-588)、ALP 512IU/l(基準338-908)、Na 142mEq/l、K 4.2 mEq/l、Cl 101 mEq/l。CRP 9.2 mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [105H037]←[国試_105]→[105I001]
[★]
- 次の文を読み、35、36の問いに答えよ。
- 32歳の女性。持続する咳嗽を主訴に来院した。
- 現病歴:2か月前から鼻汁と鼻閉とを感じていた。1か月前から咳を自覚するようになり、3週前から咳が増強し、続いている。特に夜間に咳嗽が強い。
- 既往歴:5歳時にアトピー性皮膚炎を発症。
- 生活歴:両親と3人暮らし。事務職。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。5か月前からハムスターを飼っている。
- 家族歴:父親が高血圧症で治療中。
- 現症:意識は清明。身長160cm、体重50kg。体温36.4℃。脈拍88/分、整。血圧126/72mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。咽頭粘膜に発赤を認めない。両側の胸部に強制呼出でwheezesを認める。胸部エックス線写真(別冊No.9)を別に示す。
- 外来で通院治療していたが、自宅で歯痛があり市販の鎮痛薬を服用したところ、約30分後喘鳴と呼吸困難とを生じたため受診した。意識は清明。両側の胸部にwheezesを聴取する。
[正答]
※国試ナビ4※ [107H035]←[国試_107]→[107H037]
[★]
- 次の文を読み、35、36の問いに答えよ。
- 32歳の女性。持続する咳嗽を主訴に来院した。
- 現病歴:2か月前から鼻汁と鼻閉とを感じていた。1か月前から咳を自覚するようになり、3週前から咳が増強し、続いている。特に夜間に咳嗽が強い。
- 既往歴:5歳時にアトピー性皮膚炎を発症。
- 生活歴:両親と3人暮らし。事務職。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。5か月前からハムスターを飼っている。
- 家族歴:父親が高血圧症で治療中。
- 現症:意識は清明。身長160cm、体重50kg。体温36.4℃。脈拍88/分、整。血圧126/72mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。咽頭粘膜に発赤を認めない。両側の胸部に強制呼出でwheezesを認める。胸部エックス線写真(別冊No.9)を別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [107H034]←[国試_107]→[107H036]
[★]
- 次の文を読み、39、40の問いに答えよ。
- 8か月の乳児。顔色不良を主訴として来院した。
- 現病歴 : 15時間前に発熱と不機嫌とに母親が気付いた。その後患児は入眠したがすぐ覚醒した。1時間前に顔色不良と元気がないこととが認められた。
- 既往歴 : BCGは接種済み。1か月前に突発性発疹に罹患している。
- 現症 : 体重8,410g。体温38.2℃。呼吸数60/分。脈拍160/分、整。顔色は不良で、顔貌は無欲様である。周囲に対する関心が乏しい。背臥位で頭部を持ち上げ前屈させると抵抗があり、同時に股関節と膝関節とが屈曲する。検査所見2%、好中球56%、単球7%、リンパ球35%)、血小板10万。CRP11mg/dl(基準0.3以下)。血液所見:赤血球394万、Hb10.7g/dl、白血球14,500(後骨髄球2%、好中球56%、単球7%、リンパ球35%〕、血小板10万、CRP11mg/dl(基準0.3以下)。
[正答]
※国試ナビ4※ [098F039]←[国試_098]→[098F041]
[★]
- 32歳の女性。くしゃみ、鼻汁および鼻閉を主訴に来院した。3年前から、毎年2月から4月にかけて同様の症状を繰り返していた。症状は外出時に増強し流涙を伴う。体温36.4℃。眼球結膜は軽度発赤している。咽頭扁桃に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球 410万、Hb 14.0g/dl、Ht 39%、白血球 4,800(桿状核好中球2%、分葉核好中球41%、好酸球13%、好塩基球2%、単球5%、リンパ球37%)、血小板 21万。免疫学所見:CRP 0.3mg/dl、IgE 260IU/ml(基準250未満)、IgE RASTスコア:スギ3 (基準0)。
[正答]
※国試ナビ4※ [105I075]←[国試_105]→[105I077]
[★]
- 8か月の乳児。高熱を主訴に来院した。2日前から39℃台の発熱、鼻汁および軟便を認めている。両親と3歳の兄との4人暮らし。機嫌は比較的良く、食欲は良好である。意識は清明。身長70cm、体重8.2kg。体温38.9℃。呼吸数24/分。心拍数120/分、整。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。咽頭は軽度発赤し、永山斑を認める。
- この児の家族への説明で適切なのはどれか。
- a 「熱が下がったときに全身に発疹が出る可能性があります」
- b 「妊娠している人にお子さんを接触させないでください」
- c 「お兄ちゃんに感染する可能性が高いです」
- d 「抗ウイルス薬を服用させてください」
- e 「入院が必要です」
[正答]
※国試ナビ4※ [105I053]←[国試_105]→[105I055]
[★]
- 8か月の男児。肺炎の疑いで紹介され来院した。3日前から発熱、咳嗽および鼻汁が持続するため自宅近くの診療所を受診した。昨日から発熱はなく、咳嗽も軽快傾向を示している。来院時、活気があり、哺乳力は良好である。体温 37.2℃。白血球 8,700。CRP 0.2mg/dl。持参した胸部エックス線写真(別冊No、6)を示す。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 無治療で経過観察する。
- b 気管支鏡を施行する。
- c 抗菌薬投与を開始する。
- d 気管支拡張薬の吸入を行う。
- e 肺理学療法を施行する。
[正答]
※国試ナビ4※ [104B044]←[国試_104]→[104B046]
[★]
- 19歳の男性。鼻汁と咽頭痛とを主訴に来院した。2日前から透明な鼻汁が多く、咽頭痛とともに少し咳が出るため受診した。痰は少量で透明な色調である。軽度の頭重感があるが食事は普通に摂取できている。同居している家族も同様の症状を呈している。既往歴に特記すべきことはない。体温37.3℃。咽頭に軽度発赤を認める。頸部リンパ節を触知しない。呼吸音に異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109F017]←[国試_109]→[109F019]
[★]
- 3歳の男児。嗄声と喘鳴とを主訴に母親に連れられて来院した。 2日前から発熱、鼻汁および嗄声が出現し、本日夕方から吸気性喘鳴と犬吠様咳嗽を認めたため小児科を受診し、その後耳鼻咽喉科を紹介された。陥没呼吸やチアノーゼは認めない。SpO2 98% ( room air)。
- まず行うべき検査はどれか。
- a 頸部 CT
- b 後鼻鏡検査
- c 頸部超音波検査
- d 喉頭内視鏡検査
- e 副鼻腔エックス線撮影
[正答]
※国試ナビ4※ [108H022]←[国試_108]→[108H024]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105I027]←[国試_105]→[105I029]
[★]
- 44歳 女性
- 主訴:頭痛
- 現病歴:前年より頭痛が続いていた。頭痛が増強してきたたため、当院受診となった。
- なお頭痛は両側性であり、夜に向かって増悪し、視覚障害、または嘔気は伴わない。その他に食欲減退と早朝覚醒を伴う睡眠障害がある。
- 嗜好歴:喫煙 15/day、飲酒 15units/week (350mlの缶ビール 10本)
- 社会歴:パートタイムのoffice cleaner。離婚している。2人の子供(10歳と12歳)の世話をしている。
- 家族歴:母が脳腫瘍で死亡。
- 既往歴:皮疹と過敏性腸症候群(当時はそれ以外になにも問題なかった)
- 服用薬:頭痛に対してパラセタモールかイブプロフェン
- 身体所見 examination
- 全身:引きこもっているように見える(withdrawn)。
- 脈拍:74/分、整。血圧:118/76 mmHg。
- システミックレビュー:心血管系、呼吸器系・消化器系、胸部および網内系は正常。神経学所見は正常。眼底所見は正常
- Q1. 診断は?
- Q2. 鑑別診断は?
- Q3. 管理方法は?
-
- ■鑑別診断
- 片頭痛 問診:(典型例では)眼症状に続く片側性、拍動性の頭痛で、悪心・嘔吐もあり、数時間持続。家族歴。
- 群発頭痛 問診:眼窩の激烈な痛み(行動不能になる程度)。
- 占拠病変による頭痛
- その他
- 副鼻腔炎 問診:頭重感、鼻汁の有無、発熱。診察:上顎洞・前頭洞の圧痛を触診、扁桃腺視診、頚部リンパ節触診
- 歯牙障害 歯科コンサルト
- 頚椎症 加齢による退行性変性を考慮しつつ、頚部の可動制限、疼痛、凝り感を問診。単純X線、MRIで診断。
- 緑内障 問診:視野。検査:視力、眼圧、視野、視神経乳頭形態、隅角検査
- 外傷後頭痛 外傷の既往歴、頭皮の視診
- □unit
- 1 unit = 10 ml of ethanol
- □350ml アルコール5%
- 350x0.05/10=1.75 unit
- ■glossary
- withdrawn
- v.
- withdrawのpp.
- adj.
- 1.(人が)引きこもった、内にこもった、世間と交わらない
- She looks withdrawn.
- 2.人里離れた、遠くにある
- 3.(商品などが市場から)回収された
- 4.(競争などから)撤退した
- reticuloendothelial system
- 細網内皮系 = 網内系
- dental disorder 歯牙障害
- bereavement
- n.
- 死別
- sneezing
[★]
- 英
- human metapneumovirus infections
- 関
- ヒトメタニューモウイルス
疫学
- 2009/12-2010/5に呼吸器感染症で入院した小児患者258人(山形市立病院斉生館(山形県))のうちRSウイルス30%、hMPVウイルス18%を占めた。
- 生後6ヶ月から感染。2歳までに約半数、10際までにほぼ全ての小児が初感染。
- 春先に多い(2-4月)
- 11-12月:RSウイルス・パラインフルエンザウイルス
- 1-3月 :インフルエンザウイルス
- 2-4月 :ヒトメタニューモウイルス
- 発症のピークは1-2歳 ⇔ RSウイルス感染症は1歳未満
- 感染経路:おそらく飛沫感染。集団完成する例が多い。
症状
- 1-3際の小児では38-39℃の発熱が4-5日持続。
臨床経過
- 1-3歳では咳がでると同日か翌日に発熱・鼻汁が出現する。発熱は5日前後、咳は1週間以上続く。気管支炎か下気道炎を起こす例もある。
身体所見
免疫
- 免疫を獲得しづらく、成人以降も何度も感染するが症状は軽くなる。
診断
問診
治療
- 対症療法:鼻汁除去、痰の排泄促進
- 細菌感染の続発による2峰性発熱を考慮。5日以上の発熱は細菌感染を考慮。
[★]
- 英
- rhinorrhea, nasal flow, nasal discharge
- ラ
- rhinorrhoea
- 同
- 鼻汁 nasal secretion
- 鼻汁が前鼻孔、後鼻孔から出ること。前者はrhinorrhea, 後者はpostnasal dripと表現され、総称してnasal dischargeと呼ばれる
治療
-
- PL配合、ピーエイ(インフルエンザ罹患時には好んで出さない方が良いかも)
- (上気道炎そのものの治療として)麻黄湯(特にインフルエンザに)、葛根湯
原因
- ウイルス:インフルエンザ、麻疹
- 細菌:百日咳
- 真菌
解剖
分泌液の種類
- 漿液性:感染初期やアレルギーが関与する場合に見られる
- 膿性:細菌感染でみられる
[★]
- 関
- nasal discharge、nasal drip、nasal washing、runny nose
[★]
- 関
- nasal discharge、nasal lavage fluid、runny nose
[★]
- 英
- examination of nasal discharge eosinophils
- 関
- 好酸球
[★]
- 英
- purulent rhinorrhea, purulent nasal discharge