サルブタモール
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- アイロミール(β2刺激性の気管支喘息治療薬 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 主な作用 交感神経を刺激して、気管支のβ2受容体を刺激することによって気管支を拡張させる作用があります。
- 総称名 アイロミール 一般名 サルブタモール硫酸塩 欧文一般名 Salbutamol Sulfate 製剤名 サルブタモール硫酸塩吸入用エアゾール 薬効分類名 定量噴霧式気管支拡張剤 薬効分類番号 2254 KEGG DRUG D00683 商品一覧 相互作用情報
- 2013年03月 アイロミールエアゾール100μg 包装変更のお知らせ アダプターの形状と文字デザインを変更致します。 2010年12月 アイロミールエアゾール100μg 包装変更のお知らせ 2009年10月 アイロミール 販売名称変更(アイロミール ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量
- 1缶8.9g中サルブタモール硫酸塩34.3mg(サルブタモールとして28.5mg)
添加物
- オレイン酸,無水エタノール,1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFA-134a)
1回の噴霧主薬量
1容器の噴霧回数
禁忌
効能または効果
- 下記疾患の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解
気管支喘息,小児喘息,肺気腫,急・慢性気管支炎,肺結核
- 本剤は喘息発作に対する対症療法剤であるので,本剤の使用は発作発現時に限ること.
- サルブタモールとして,通常成人1回200μg(2吸入),小児1回100μg(1吸入)を吸入する.なお,年齢,症状により適宜増減する.
〔お願い〕
- 患者には,添付の携帯袋に記載の患者用注意(アイロミールエアゾール100μgをお使いになる患者さんと保護者の方へ)の内容をご説明の上,その携帯袋を必ずお渡し願います.
- 本剤の1回投与(成人:2吸入,小児:1吸入)では,通常,3時間以上効果が持続します.もし,効果が3時間持続しない場合には,医師に相談するよう指示し,過度に使用しないようご指導願います.
〔吸入法〕
- アダプターの吸入口についているキャップをはずし,アルミ容器の底が上になるように持ち,よく振る.
- 十分に息をはき出した後,舌を下げ,のどを広げた状態にして,吸入口を唇または歯で軽くくわえる.そして,口から息を大きく吸い込み始めると同時に,アルミ容器の底を1回強く押す(図1).(なお,吸入口をくわえないで,口を開けたまま口から約4cm離した状態で吸入する方法もある(図2). )
- そのまま息を吸い続けた後,数秒間息をとめ,次いで吸入口を口からはずし,ゆっくりと息をはき出す.これで1吸入が終わる.
- 吸入が2吸入の場合は,最初の吸入終了後1分ほど間をおいて次の吸入を行う.
- 吸入終了後はうがいをする.
- 使用後はキャップをつける.
- 患者または保護者に対し,本剤の過度の使用により,不整脈,心停止等の重篤な副作用が発現する危険性があることを理解させ,次の事項およびその他必要と考えられる注意を与えること.
- 成人1回2吸入,小児1回1吸入の用法・用量を守り(本剤は,通常3時間以上効果が持続するので,その間は次の吸入を行わないこと.),1日4回(原則として成人8吸入,小児4吸入)までとすること.
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の患者〔甲状腺ホルモンの分泌促進により症状を悪化させるおそれがある.〕
- 高血圧の患者〔αおよびβ1-作用により血圧を上昇させるおそれがある.〕
- 心疾患のある患者〔β1-作用により症状を悪化させるおそれがある.〕
- 糖尿病の患者〔グリコーゲン分解作用により症状を悪化させるおそれがある.〕
重大な副作用
重篤な血清カリウム値の低下
- β2-刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下が報告されている.また,β2-刺激剤による血清カリウム値の低下作用は,キサンチン誘導体,ステロイド剤および利尿剤の併用により増強することがあるので,重症喘息患者では特に注意すること.さらに,低酸素血症は,血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある.このような場合には,血清カリウム値をモニターすることが望ましい.
薬効薬理
- サルブタモールの作用の主体は,アドレナリン作動性β2-受容体を選択的に刺激することによる気管支拡張(気管支筋弛緩)作用である.
本エアゾール剤は,ヒスタミン(イヌ)2),ロイコトリエン(モルモット)3)で誘発された気道収縮反応に対し,吸入投与で抑制作用を示した.
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- サルブタモール硫酸塩 Salbutamol Sulfate
化学名
- (1RS)-2-(1,1-Dimethylethyl)amino-1-(4-hydroxy-3-hydroxymethylphenyl)ethanol hemisulfate
分子式
分子量
性状
- 白色の粉末である.水に溶けやすく,エタノール(95)または酢酸(100)に溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない.水溶液(1→20)は旋光性を示さない.
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bronchodilator
- 関
- 気管支拡張薬
商品
[★]
- 英
- salbutamol
- ラ
- salbutamolum
- 化
- 硫酸サルブタモール salbutamol sulfate
- 商
- アイロミール、アスタージス、サルタノール、ベネトリン Ventolin、レナピリン
- 関
- アセチルコリン受容体
特徴
構造
作用機序
- 気管支平滑筋、肝臓のβ2受容体に結合
- (わずかではあるが)心臓のβ1受容体に結合
薬理作用
適応
副作用
- β1受容体も刺激するので心拍数↑
- 日本での報告例はない
- 強心配糖体や利尿薬を服用の患者で問題となる
- 肝臓に発現しているβ2受容体に作用→グリコーゲン分解→血糖値↑