イプラトロピウム
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Japanese Journal
- アトロベント^[○!R]の気道過敏性と肺Muscarinic Acetylcholine Receptorにおよぼす影響について
- 鈴木 隆二郎,野坂 博行,塚脇 雅夫,高木 健三,佐竹 辰夫
- アレルギー 35(5), 349-355, 1986-05-30
- … アトロベント^[○!R]がモルモットの気道過敏性と肺muscarinic acetylcholine receptor (mAchR)におよぼす影響について検討した.この実験では, アセチルコリン吸入テストで経皮酸素分圧を指標として気道過敏性を測定した.さらに, ムスカリン拮抗剤である^3H-quinuclidinyl benzilateを使用し, 直接肺のmAchRの測定を実施し, 以下の成績を得た.1)アトロベント^[○!R] 0.1mg/kg, 10日間の投与は, 気道過敏性にも肺mAchRにも影響を …
- NAID 110002414837
- アトロベント^[○!R]の気道過敏性におよぼす影響について : アストグラフを用いたメサコリン吸入試験による検討
- 望月 博之,三橋 将人,田島 公夫,徳山 研一,森川 昭広,黒梅 恭芳
- アレルギー 34(2), 96-100, 1985-02-28
- … 気管支喘息患者を対象とし, アストグラフを用いてアトロベント^[○!R]のメサコリン吸入試験に対する作用を検討し, 以下の結果を得た.1)アトロベント^[○!R]の2回吸入後, Dmin(気道感受性), St(気道反応性)において, 吸入直後から6時間まで有意な抑制が認められた.Rrs.cont(初期気道抵抗)では抑制は認められなかった.2)アトロベント^[○!R]の4-8ヵ月間の長期投与の後, 1週間以上休薬期間を …
- NAID 110002414139
- 小児気管支喘息に対するインタ-ルとアトロベントの併用効果
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- アトロベント(気管支収縮抑制剤のエアゾール )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 主な作用 吸入することにより、吸収されて、抗コリン作用(副交感神経抑制作用)にもとづく、気管支のけいれんを抑制する ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アトロベントエロゾル20μg
組成
有効成分・名称
有効成分・含量(10mL中)
- 4.20mg
(イプラトロピウム臭化物として4.02mg)
添加物
- 無水クエン酸
無水エタノール
1,1,1,2-テトラフルオロエタン
禁忌
- 本剤の成分又はアトロピン系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障の患者[眼圧を上昇させるおそれがある。]
- 前立腺肥大症の患者[排尿障害を起こすおそれがある。]
効能または効果
- 下記疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難など諸症状の緩解
- 気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫
- 専用のアダプターを用いて、通常、1回1〜2噴射(イプラトロピウム臭化物として20〜40μg)を1日3〜4回吸入投与する。
なお、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 上室性不整脈の患者、又はその既往歴のある患者[上室性頻脈、心房細動等が発現することがある。(「重大な副作用」の項参照)]
重大な副作用
アナフィラキシー様症状
(頻度不明)注)
- アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、血管浮腫、発疹、気管支痙攣、口腔咽頭浮腫等)が発現することがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
上室性頻脈、心房細動
(いずれも頻度不明)注)
- 上室性頻脈、心房細動が発現することがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「慎重投与」の項参照)
薬効薬理
気管支収縮予防作用
- 口腔より吸入投与されたイプラトロピウム臭化物水和物は、迷走神経支配の神経−筋接合部を遮断することにより、気管支平滑筋の収縮を抑制する。気管支喘息患者(成人)でアセチルコリン、メタコリン、プロスタグランジンF2α、各種抗原によって誘発される気道狭窄は、本剤の前投与(吸入)により抑制され、予防効果が認められる5),6)。また、本剤は狭窄状態の気管支に対して拡張作用を示し、その作用発現はβ刺激剤に比べてやや遅いが、持続時間が長く、心血管系に対する影響は弱い7),8)。なお、ヒトの気道粘液分泌機能及び粘膜線毛クリアランスに対する阻害作用はみられない9)。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶性の粉末。水に溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、アセトニトリル又は酢酸(100)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは5.0〜7.5である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bronchodilator
- 関
- 気管支拡張薬
商品
[★]
- 英
- ipratropium
- 化
- 臭化イプラトロピウム ipratropium bromide
- 商
- アトロベント Atrovent
- →中枢に移行しない
適応
[★]
- 英
- vent
- 人工心肺回路使用時に肺静脈、左房、もしくは左室に挿入する管。ベント回路を構成し、心筋保護液や血液、さらには気泡を吸引する。
参考
- http://www.eonet.ne.jp/~hidarite/ce/sinpai03.html