AIDS

• 後天性免疫不全症候群 acquired immunodeficiency syndrome

　

WordNet

1. a serious (often fatal) disease of the immune system transmitted through blood products especially by sexual contact or contaminated needles (同)acquired_immune_deficiency_syndrome

PrepTutorEJDIC

1. artificial insemination by donor 非配偶者間人工受精

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』「2012/12/14 16:37:05」(JST)

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後天性免疫不全症候群 (Acquired immunodeficiency syndrome)
分類及び外部参照情報
ICD-10	B24.
ICD-9	042
DiseasesDB	5938
MedlinePlus	000594
eMedicine	emerg/253
MeSH	D000163
プロジェクト:病気／Portal:医学と医療

後天性免疫不全症候群（こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん、Acquired Immune Deficiency Syndrome; AIDS）は、ヒト免疫不全ウイルス（HIV）が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことである。一般にエイズ（AIDS）の略称で知られている。性行為感染症の一つ。

HIVに感染した時点ではAIDSの発症とは言えないが、ここではHIV感染症全般の事柄についても記述する。ウイルスとしてのHIVについてはHIVを参照。

歴史

詳細は「ヒト免疫不全ウイルス」を参照

HIVの起源はカメルーンのチンパンジーという説が有力であり 、そこから人に感染して世界中に広まっていったと考えられている。1981年にアメリカのロサンゼルスに住む同性愛男性（ゲイ）に初めて発見され症例報告された。ただし、これはエイズと正式に認定できる初めての例で、疑わしき症例は1950年代から報告されており、「やせ病」（slimming disease）という疾患群が中部アフリカ各地で報告されていた。1981年の症例報告後、わずか10年程度で感染者は世界中に100万人にまで広がっていった。

当初、アメリカでエイズが広がり始めたころ、原因不明の死の病に対する恐怖感に加えて、感染者にゲイや麻薬の常習者が多かったことから感染者に対して社会的な偏見が持たれたことがあった。現在は病原体としてHIVが同定され、異性間性行為による感染や出産時の母子感染も起こり得ることが知られるようになり、広く一般的な問題として受け止められている。

疫学

世界

現在全世界でのヒト免疫不全ウイルス（HIV）感染者は5千万人に達すると言われている。その拡大のほとんどがアジア、アフリカ地域の開発途上国において見られる。サハラ以南のアフリカには全世界の60%近くのエイズ患者がいるといわれ[1]、増加傾向にある。また一部の開発途上国では上昇していた平均寿命が低下しているという現状がある。近年では中国、インド、インドネシアにおいて急速に感染の拡大が生じて社会問題化している。

世界各国におけるHIV感染者の割合 0 15–50% 0 5–15% 0 2–5% 0 1–2% 0 0.5–1.0% 0 0.1–0.5% 0 0.1%以下 0 不明

アフリカの深刻な国における平均寿命の変遷

アフリカ

AIDSが最も猛威を振るっている地域はサハラ以南のアフリカ、いわゆるブラックアフリカである。2002年末においては全世界4200万人の患者のうち、アフリカが2940万人（70%）を占め、圧倒的に多い。同年のAIDS新規感染者は全世界で500万人、うちアフリカが350万人。同年のエイズ死亡者は全世界で310万人で、うちアフリカは240万人、77.4%を占めている。このうち中東圏に属する北アフリカではAIDS患者がほとんどいないため、この数値のほとんどはブラックアフリカにおける数値である。その中でももっとも被害の激しいのは南部アフリカであり、上図にもあるように南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、スワジランド、レソト、ジンバブエ、ザンビアの7か国においては人口の15%以上が感染している。最も人口に対する感染率が高いのはボツワナであり、2001年末においては成人人口の38.8%がエイズに感染している。この影響により、上図のように南部アフリカ諸国においては1990年代以降AIDSによる死者の急増によって平均寿命が急速に落ち込み、ボツワナにおいては20歳以上平均寿命が短縮してしまった。

1986年にはウガンダが感染率5%を超えていたものの、それ以外に感染率5%を超えるような国はなかった。しかし1991年にはウガンダ、ザンビア、ジンバブエで感染率が20%を超え、1996年にはボツワナ、スワジランド、レソトで20%を超え、2001年には上記の状況となったように、感染は急速に拡大していった。

アフリカにおける感染拡大は、他地域と異なり異性間の性行為によるものが圧倒的に多い。これは性的な寛容さや女性の地位の低さなどによると考えられている。また、AIDSに対する知識の低さや迷信、貧困や戦争による影響も感染拡大の一因とされている。現在では治療薬によって病状を食い止めることは可能になっているものの、アフリカの多くの国においては貧困のためそれらの治療薬を入手することができない患者が多い。AIDSによる死者は働き盛りの男女が多いため、死亡率が急速に上昇した国々においては労働人口の減少を招き、経済に悪影響を招いている。一方で、ウガンダのように政府によるプログラムが功を奏し感染率の減少した国や、ボツワナのように患者に対するケアの体制を整えられた国も存在する。

日本

1985年、初めてAIDS患者が確認され、1989年2月17日、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」が施行。当初は大半が凝固因子製剤による感染症例（薬害エイズ事件）だった。

新規HIV感染者数は世界でも特に少ない水準にあるが、年々増加する傾向にある。日本人患者・感染者の現状は、同性間性的接触（男性同性愛）による感染が多く、ついで異性間性行為による感染が続いている。静注薬物濫用や母子感染によるものは少ない。

臨床像

急性感染期

HIVの初期感染像はCDC分類にでは以下がある。いずれも感染後2-4週で起こるといわれ、多くの場合、数日 - 10週間程度で症状は軽くなり、長期の無症候性感染期に入るため、感染には気付きにくい。

• 急性感染 (Acute seroconversion) - 伝染性単核球症様あるいはインフルエンザ様症状
• 無症候性感染
• 持続性全身性リンパ節腫脹 (PGL)
• その他の疾患合併

上記以外にも、突然の全身性の斑状丘疹状の発疹（maculopapular rash）や、ウイルス量が急激に増加し重症化する例では、多発性神経炎、無菌性髄膜炎、脳炎症状などの急性症状を示す場合もある。しかしながら、これらの症状はHIV感染症特有のものではなく、他の感染症や疾病においても起こりうる症状であることから、症状だけで判断することは困難である。

感染後、数週間から1か月程度で抗体が産生され、ウイルス濃度は激減する。一般のHIV感染検査はこの産生される抗体の有無を検査するため、感染後数週間、人によっては1か月程度経過してからでないと十分な抗体が測定されないため、検査結果が陰性となる場合がある（ウインドウ期間 ※詳しくは下記項目：検査を参照）。

無症候期

多くの人は急性感染期を過ぎて症状が軽快し、だいたい5 - 10年は無症状で過ごす。この間、見た目は健康そのものに見えるものの、体内でHIVが盛んに増殖を繰り返す一方で、免疫担当細胞であるCD4陽性T細胞がそれに見合うだけ作られ、ウイルスがCD4陽性T細胞に感染し破壊するプロセスが繰り返されるため、見かけ上の血中ウイルス濃度が低く抑えられているという動的な平衡状態にある。無症候期を通じてCD4陽性T細胞数は徐々に減少していってしまう。無症候期にある感染者は無症候性キャリア（AC）とも呼ばれる。

またこの期間に、自己免疫性疾患に似た症状を呈することが多いことも報告されている。他にも帯状疱疹を繰り返し発症する場合も多い。

発病期

血液中のCD4陽性T細胞がある程度まで減少していくと、身体的に免疫力低下症状を呈するようになる。

多くの場合、最初は全身倦怠感、体重の急激な減少、慢性的な下痢、極度の過労、帯状疱疹、過呼吸、めまい、発疹、口内炎、発熱、喉炎症、咳など、風邪によく似た症状のエイズ関連症状を呈する。また、顔面から全身にかけての脂漏性皮膚炎などもこの時期に見られる。大抵これらの症状によって医療機関を訪れ、検査結果からHIV感染が判明してくる。

その後、免疫担当細胞であるCD4陽性T細胞の減少と同時に、普通の人間生活ではかからないような多くの日和見感染を生じ、ニューモシスチス肺炎（旧 カリニ肺炎）やカポジ肉腫、悪性リンパ腫、皮膚ガンなどの悪性腫瘍、サイトメガロウイルスによる身体の異常等、生命に危険が及ぶ症状を呈してくる。また、HIV感染細胞が中枢神経系組織へ浸潤（しんじゅん）し、脳の神経細胞が冒されるとHIV脳症と呼ばれ、精神障害や認知症、ひどい場合は記憶喪失を引き起こすこともある。

通常感染してから長期間経過した後に以下の23の疾患（AIDS指標疾患という）のいずれかを発症した場合にAIDS発症と判断される。

• カンジダ症
• ガス壊疽
• クリプトコッカス症
• ニューモシスチス肺炎（PC肺炎=旧カリニ肺炎）
• コクシジオイデス症
• ヒストプラズマ症
• クリプトスポリジウム症
• トキソプラズマ脳症
• イソスポラ症
• サルモネラ菌血症
• サイトメガロウイルス感染症
• 化膿性細菌感染症
• 帯状疱疹/単純ヘルペスウイルスなどヘルペスウイルス感染症
• 活動性結核 (active tuberculosis)
• 非定型抗酸菌症
• 反復性肺炎
• リンパ性間質性肺炎・肺リンパ過形成
• カポジ肉腫
• 原発性脳リンパ腫
• 非ホジキンリンパ腫
• 浸潤性子宮頸癌
• 進行性多巣性白質脳症
• HIV脳症
• HIV消耗性症候群

感染経路

HIVは通常の環境では非常に弱いウイルスであり、一般に普通の社会生活をしている分には感染者と暮らしたとしてもまず感染することはない。

一般に感染源となりうるだけのウイルスの濃度をもっている体液は血液・精液・膣分泌液・母乳が挙げられる。一般に感染しやすい部位としては粘膜（腸粘膜、膣粘膜など）、切創（せっそう）や刺創（しそう）などの血管に達するような深い傷などがあり、通常の傷のない皮膚からは侵入することはない。そのため、主な感染経路は以下の3つに限られている。

性的感染

性交による感染では、性分泌液に接触することが最大の原因である。通常の性交では、女性は精液が膣粘膜に直接接触し血液中にHIVが侵入することで感染する。男性は性交によって亀頭に目に見えない細かい傷ができ、そこに膣分泌液が直接接触し血液中にHIVが侵入する事で感染する。そのため、性交でなくても性器同士を擦り合わせるような行為でもHIV感染が起こる恐れがある。また肛門性交では腸粘膜に精液が接触しそこから感染するとされている。腸の粘膜は一層であるため薄く、HIVが侵入しやすいため、膣性交よりも感染リスクが高い。 コンドームの着用がHIVの性的感染の予防措置として有効である。ただし使用中に破れたり、劣化した物を気付かずに使用する場合があるため、完全に感染を防ぐことができるとはいえない。コンドームの使用に際しては、信頼できる製品を使用期限内に正しい用法で用いることが推奨される。 また割礼によって感染リスクが低減するという研究結果が複数ある。傷つきやすく、免疫関連細胞の多い包皮を切除することで、HIVの侵入・感染が抑えられるためだと考えられている。 なお口腔で性器を愛撫する場合も、口腔内に歯磨きなどで微小な傷が生じていることが多く、そこに性液が接触することで、血液中にウイルスが侵入する恐れがある。

血液感染

感染者の血液が、傷、輸血、麻薬まわし打ち等によって、血液中に侵入することで感染が成立する。特に麻薬・覚醒剤中毒者間の注射器・注射針の使い回しは感染率が際立って高い。以前は輸血や血液製剤からの感染があったが、現在では全ての血液が事前にHIV感染の有無を検査され、感染のリスクは非常に低くなっている。医療現場においては、針刺し事故等の医療事故による感染が懸念され、十分な注意が必要である。

母子感染

母子感染の経路としては三つの経路がある。出産時の産道感染、母乳の授乳による感染、妊娠中に胎児が感染する経路である。 産道感染は子供が産まれてくる際、産道出血による血液を子供が浴びることで起こる。感染を避ける方法として、帝王切開を行い母親の血液を付着させない方法があり、効果を上げている。母乳による感染が報告されており、HIVに感染した母親の母乳を与えることは危険とされている。この場合は子供に粉ミルクを与えることによって、感染を回避することができる。胎内感染は、胎盤を通じ子宮内で子供がHIVに感染することで起こる。物理的な遮断ができないため、感染を回避することが難しい。感染を避ける方法として、妊娠中に母親がHAART療法により血中のウイルス量を下げ、子供に感染する確率を減らす方法がとられている。

検査

日本での検査方法は、日本エイズ学会による「HIV-1/2 感染症の診断ガイドライン」が広く用いられている。

種類

• 血清抗体検査
  • PA法（粒子凝集法）
  • ELISA法（酵素抗体法）
  • CLEIA法（化学発光酵素免疫法）
  • IC法（免疫クロマトグラフィー法）
  • IFA法（間接蛍光抗体法）
  • Western Blot法
• 血清抗原検査
  • 抗原抗体法（HIV-1 p24抗原検査）
• 核酸増幅検査
  • HIV-1 PCR法（リアルタイムPCR法：RT-PCR法）
  • HIV-1 proviral DNA法
  • NAT（Nucleic acid Amplification Test）

検査機関

HIVに感染しているかの検査は居住地に関係なく全国の保健所で匿名・無料で受ける事が出来る（HIV検査・相談マップ参照）。都市部の保健所では、夜間や休日にも検査を行っている所があり、仕事や学業に影響を与えず検査できる体制を整えつつある。また、医療機関でも実費負担で検査を受けられる所がある。

結果はおよそ一週間ほどで判明するが、近年は30分以内で判明する即日検査も普及し始めている。通常は抗体スクリーニング検査が行なわれるが、より感度が高くウインドウ期間の短いNAT検査（詳細は後述）を実施している保健所や医療機関もある。

方法

血液を採取して以下の検査が行なわれる。

• スクリーニング（通常の抗体検査）

一般にスクリーニング用検査キットとして様々なものが市販されているが、ELISA法またはPA法によるHIV-1抗体・HIV-2抗体・HIV-1 p24抗原が同時測定が可能な第4世代キットが広く用いられるようになってきている。

検査時期としては、「感染の機会があってから3か月（検査機関により異なる）以上経過した後」での検査が推奨される。これはHIVの感染初期においては抗体が十分に作られず、血液検査では検出できない期間があるためであり、この期間は「ウインドウ期間（ウインドウピリオド・空白期間）」と呼ばれている。ウインドウ期間には個人差があり、スクリーニングでの検出が可能なほど血中の抗体が十分に増加するまでに通常1 - 3か月かかるとされている。この間に検査を行った場合、HIVに感染していても陰性（感染なし）と判断されてしまうため、ウインドウ期間が最大の場合を考慮し3か月以上としている。

• NAT検査（核酸増幅試験）

ウイルスの遺伝子である核酸を検知できるほどに複製する方法で、通常のスクリーニング検査と比較してウインドウ期間の短縮が可能である。一部の検査機関では抗体検査と同時に実施されており、「感染の機会があってから2か月以上経過した後」で信頼できる結果が得られる。後述する献血においても実施されている。

• 確定診断

上記検査にて陽性となった場合、「Western Blot法によるHIV-1抗体・HIV-2抗体検査」と「HIV-1 PCR法検査」を施行し診断していく。一般的なスクリーニング検査では約0.3%、即日検査では約1%の確率で、HIVに感染していないにも関わらず陽性結果となる偽陽性が発生するため、確定診断は重要である。

• 感染後経過

HIV-1 PCR法によるウイルス量測定と、フローサイトメトリー法によるCD4陽性細胞数検査が行われる。CD4数は現在の病態を反映する数値である。正常ならば800 - 1200個/μlであるが、HIVに感染すると徐々に低下していく。500個/μl程度では帯状疱疹、結核、カポジ肉腫、非ホジキンリンパ腫、200個/μl程度ではカリニ肺炎、トキソプラズマ脳症、100個/μlではクリプトコッカス髄膜炎、50個/μlではサイトメガロウイルス、非定型抗酸菌症を起こしやすいとされている。

献血における検査

献血で採取された血液からHIVやその他のウイルスの感染の有無を調べるため、日本赤十字社による献血では現在、抗体検査やNAT検査が行われている。

• 検査目的の献血について

献血においては安全性の面から上述の検査を行っているが「検査目的の献血」を防ぐことから、HIVの感染においては陽性であってもその結果は献血者本人に知らせることはない。日本赤十字社では感染リスク後の献血は遠慮を願うとしており、HIV検査をする場合は保健所等で行うようにとしている。

• 献血で行なわれる検査の詳細

NAT検査では、感染初期の体内でウイルスが増加するウイルス血症に陥ってから（感染直後 - 1か月ほどと個人差がある）、平均11日（ - 22日）以降に検出可能であり、通常の抗体検査ではNAT検査より時間がかかり平均22日以降（感染後4日 - 41日の間に抗体の陽性化が起きるケースは95%である）で検出が可能となる。NATで検出が出来ない期間を「NATウインドウ期間」、抗体による検査で検出ができない期間を「血清学的ウインドウ期間」という。そのため、ウイルス血症の発生時期やウインドウ期間に個人差があることなども考慮して感染が疑われる機会があった場合は、それから最低でも2か月以上経過した後に保健所などで抗体検査を行ってから献血を行うことが望まれる。

現在、NATは試薬が大変高価で検査費用が高いこと、完全自動化されておらず一度に大量の検査ができないため、20検体を1つにプールしてNATを実施し（ミニプールNATと呼ばれている）、あるプール検体が陽性となった場合はプールされている20検体に対し、個別に再検査を実施し（個別NATと呼ばれている）、陽性の検体を特定して、その検体に対応する血液のみを輸血に使用しないという方法をとっている。

治療

現在、抗HIV薬は様々なものが開発され、著しい発展を遂げてきている。基本的に多剤併用療法（Highly Active Anti-Retroviral Therapy：HAART療法）にて治療は行われる。ただ完治・治癒に至ることは現在でも困難であるため、抗ウイルス薬治療は開始すれば一生継続する必要がある。

それでも現在では、ＨＩＶ感染と診断されても、適切な治療を受ければ通常の寿命を全うすることが十分可能となっている。

ガイドライン

一般に、アメリカ保健社会福祉省（US DHHS）の治療ガイドラインが世界的に広く用いられている。 主なガイドラインには以下が存在する。

• US DHHS Guidelines：アメリカ保健社会福祉省（US DHHS）による 成人・妊婦・小児と別れて存在する
  • Guidelines for the Use of Antiretroviral Agents in HIV-1-Infected Adults and Adolescents-1-Infected
  • Recommendations for Use of Antiretroviral Drugs in Pregnant HIV-1-Infected Women for Maternal Health and Interventions to Reduce Perinatal HIV Transmission
  • Guidelines for the Use of Antiretroviral Agents in Pediatric HIV Infection
  • Guidelines for Prevention and Treatment of Opportunistic Infections in HIV-Infected Adults and Adolescents
  • Guidelines for Prevention and Treatment of Opportunistic Infections in Children Guidelines
• HIV感染症治療の手引き：日本のHIV感染症治療研究会による
• Antiretroviral Treatment of Adult HIV Infection：英国HIV学会（BHIVA）による
• Antiretroviral Treatment of Adult HIV Infection：アメリカ国際エイズ学会（International AIDS Society–USA）による
• HIV GUIDE：ジョン・ホプキンス大学エイズサービス（Johns Hopkins AIDS Service）による

治療開始

• アメリカ保健社会福祉省（US DHHS）の治療ガイドラインでは以下とされている。
  • AIDS発症またはCD4値<350個/mm3未満の患者では抗ウイルス薬の治療開始するべき
  • 妊婦・HIV関連腎症・HBV重複感染ではCD4値に関わらず抗ウイルス薬の治療開始するべき
  • CD4値が350 - 500個/mm3の患者では抗ウイルス薬の治療開始を推奨する
  • CD4値>500個/mm3の患者では抗ウイルス薬の治療開始が好ましいか、任意で行う

※US DHHS Adult and Adolescent Guidelinesによる

治療薬

現在以下のような種類のHIVに対する抗ウイルス薬が存在する。

治療方法

基本的に、世界的に広く感染している「HIV-1」に対する治療について主に記述する。「HIV-2」に関しては同じような治療であるがNNRTIは効果が薄い等の違いがある。

「アメリカ保健社会福祉省（US DHHS）の治療ガイドライン」における推奨レジメンは以下の通りである。

推奨レジメン（Preferred Regimens）
NNRTIを基本としたレジメン	EFV/TDF/FTC1
PIを基本としたレジメン	ATV/r+TDF/FTC1 DRV/r+TDF/FTC1
INSTIを基本としたレジメン	RAL+TDF/FTC1
妊婦に対するレジメン	LPV/r+ZDV/3TC1
代替レジメン（Alternative Regimens）
NNRTIを基本としたレジメン	EFV+(ABC or ZDV)/3TC1 NVP+ZDV/3TC1
PIを基本としたレジメン	ATV/r+(ABC or ZDV)/3TC1 FPV/r+[(ABC or ZDV)/3TC1] or TDF/FTC1 LPV/r+[(ABC or ZDV)/3TC1] or TDF/FTC1 SQV/r + TDF/FTC1
許容レジメン（Acceptable Regimens）
NNRTIを基本としたレジメン	EFV+ddI+(3TC or FTC)
PIを基本としたレジメン	ATV+(ABC or ZDV)/3TC1
許容されるがデータが必要なレジメン （Regimens that may be acceptable but more definitive data are needed）
CCR5拮抗薬を基本としたレジメン	EFV+ddI+(3TC or FTC)
INSTIを基本としたレジメン	RAL+(ABC or ZDV)/3TC1
注意して使用するレジメン（Regimens to be Used with Caution）
NNRTIを基本としたレジメン	NVP+ABC/3TC1 NVP+TDF/FTC1
PIを基本としたレジメン	FPV+[(ABC or ZDV)/3TC1 or TDF/FTC1]

日本の「HIV感染症治療研究会によるHIV感染症治療の手引き」における推奨レジメンは以下の通りである。 キードラッグ（NNRTI or PI）とバックボーンドラッグ（2-NRTI）から1つずつ選択し併用する。

キードラッグ
NNRTI	好ましい薬剤	EFV
	その他の薬剤	NVP
PI	好ましい薬剤	ATV+RTV DRV+RTV FPV+RTV LPV/RTV
	その他の薬剤	ATV FPV+RTV FPV SQV+RTV

＋　

バックボーンドラッグ
2-NRTI	好ましい薬剤	ABC/3TC TDF/FTC
	その他の薬剤	AZT/3TC ddI+3TC

免疫機能障害ということで都道府県に申請することにより身体障害者手帳が交付される。

免疫不全の患者は、感染量に比べると炎症は実は軽度であり、日和見感染症治療中にHAART療法を開始すると免疫が賦活化することによって、日和見感染症が悪化することがある。これを「免疫再構築症候群（IRIS アイリス）」と呼ぶ。この危険を避けるため、HAART療法は日和見感染症治療後に開始することとなる。

HAART療法は、安定期まで持っていければ、ほとんどAIDSで死亡することはなくなった。ガイドラインで用いられているデータも、10年生存率まで記載されており、おそらく平均余命まで行くであろうというのが、大方の予想である（HIVの発見が1981年ということを考えると、ここまでデータがあれば十分である）。

現在のHIV療法である多剤併用療法は、決して根治的な療法ではなく、血中のウイルス量が検出限界以下となっても、依然としてリンパ節や、中枢神経系などにウイルスが駆逐されずに残存（Latent Reservoir）していることが知られており、服薬を中止すると直ちにウイルスのリバウンドが起こってくる等の問題がある。基本的にHAART療法は、一生継続しなければならない。

有名な副作用としては、開始直後から出現し徐々に軽快する胃腸障害や精神障害、開始後1 - 3週で一過性に生じる皮疹、開始後1カ月以上経過してから生じ、持続する高脂血症、リポアトロフィー（脂肪分布の変化）、糖代謝異常（高脂血症と併せて年間30%リスクで虚血性心疾患のリスクが高まる、かつ、PIとNNRTIはスタチン系と併用禁忌）、末梢神経障害、まれだが重篤な乳酸アシドーシス（NRTIにてミトコンドリアDNA合成を阻害するため）などが知られている。

予後

この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

脚注

参考文献

• Ridzon R, Gallagher K, Ciesielski C, Ginsberg MB, Robertson BJ, Luo CC, DeMaria A Jr.(1997). Simultaneous Transmission of Human Immunodeficiency Virus and Hepatitis C Virus from a Needle-Stick Injury. N Engl J Med.336:919-22.
• Kahn JO, Walker BD.(1998). Acute human immunodeficiency virus type 1 infection.N Engl J Med. 339:33-9.

関連項目

• 国立感染症研究所
• World Community Grid
• エイズ否認主義
• エイズ根絶性病撲滅国民運動太陽新党

外部リンク

• エイズ／STI関連データベース（AIDS/STI-related database Japan）
• HIV検査・相談マップ：エイズ検査・性感染症検査の情報検索ページ
• エイズ予防情報ネット
• エイズ研究センター
• HIV感染症治療研究会
• 厚生労働省 エイズ動向委員会報告ホームページ
• 厚生省・エイズ治療研究班ホームページ
• 国立感染症研究所感染症情報センター「感染症の話：後天性免疫不全症候群」のページ（前編）・（後編）
• 国立国際医療センター／エイズ治療・研究開発センター
• 国連合同エイズ計画（UNAIDS）ホームページ（英語）
• wAds2006 -World AIDS Day Series 2006-（日本語）
• 人獣共通感染症連続講座第91回「エイズの起源は生ポリオワクチン？」

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This article is about the disease. For the virus, see HIV. For other uses, see AIDS (disambiguation).

HIV/AIDS
Classification and external resources
The red ribbon is a symbol for solidarity with HIV-positive people and those living with AIDS.
ICD-10	B20 – B24
ICD-9	042-044
OMIM	609423
DiseasesDB	5938
MedlinePlus	000594
eMedicine	emerg/253
MeSH	D000163

Human immunodeficiency virus infection / acquired immunodeficiency syndrome (HIV/AIDS) is a disease of the human immune system caused by the human immunodeficiency virus (HIV). During the initial infection a person may experience a brief period of influenza-like illness. This is typically followed by a prolonged period without symptoms. As the illness progresses it interferes more and more with the immune system, making people much more likely to get infections, including opportunistic infections, and tumors that do not usually affect people with working immune systems.

HIV is transmitted primarily via unprotected sexual intercourse (including anal and even oral sex), contaminated blood transfusions and hypodermic needles, and from mother to child during pregnancy, delivery, or breastfeeding. Some bodily fluids, such as saliva and tears, do not transmit HIV. Prevention of HIV infection, primarily through safe sex and needle-exchange programs, is a key strategy to control the spread of the disease. There is no cure or vaccine; however, antiretroviral treatment can slow the course of the disease and may lead to a near-normal life expectancy. While antiretroviral treatment reduces the risk of death and complications from the disease, these medications are expensive and may be associated with side effects.

Genetic research indicates that HIV originated in west-central Africa during the early twentieth century. AIDS was first recognized by the Centers for Disease Control and Prevention (CDC) in 1981 and its cause—HIV infection—was identified in the early part of the decade. Since its discovery, AIDS has caused nearly 30 million deaths (as of 2009). As of 2010, approximately 34 million people have contracted HIV globally. AIDS is considered a pandemic—a disease outbreak which is present over a large area and is actively spreading.

HIV/AIDS has had a great impact on society, both as an illness and as a source of discrimination. The disease also has significant economic impacts. There are many misconceptions about HIV/AIDS such as the belief that it can be transmitted by casual non-sexual contact. The disease has also become subject to many controversies involving religion.

Signs and symptoms

Main article: Signs and symptom of HIV/AIDS

There are three main stages of HIV infection: acute infection, clinical latency and AIDS.

Acute infection

Main symptoms of acute HIV infection

The initial period following the contraction of HIV is called acute HIV, primary HIV or acute retroviral syndrome. Many individuals develop an influenza-like illness or a mononucleosis-like illness 2–4 weeks post exposure while others have no significant symptoms. Symptoms occur in 40–90% of the cases and most commonly include fever, large tender lymph nodes, throat inflammation, a rash, headache, and/or sores of the mouth and genitals. The rash, which occurs in 20–50% of cases, presents itself on the trunk and is classically maculopapular. Some people also develop opportunistic infections at this stage. Gastrointestinal symptoms such as nausea, vomiting or diarrhea may occur, as may neurological symptoms of peripheral neuropathy or Guillain-Barre syndrome. The duration of the symptoms varies, but is usually one or two weeks.

Due to their nonspecific character, these symptoms are not often recognized as signs of HIV infection. Even cases that do get seen by a family doctor or a hospital are often misdiagnosed as one of the many common infectious diseases with overlapping symptoms. Thus, it is recommended that HIV be considered in patients presenting an unexplained fever who may have risk factors for the infection.

Clinical latency

The initial symptoms are followed by a stage called clinical latency, asymptomatic HIV, or chronic HIV. Without treatment, this second stage of the natural history of HIV infection can last from about three years to over 20 years (on average, about eight years). While typically there are few or no symptoms at first, near the end of this stage many people experience fever, weight loss, gastrointestinal problems and muscle pains. Between 50 and 70% of people also develop persistent generalized lymphadenopathy, characterized by unexplained, non-painful enlargement of more than one group of lymph nodes (other than in the groin) for over three to six months.

Although most HIV-1 infected individuals have a detectable viral load and in the absence of treatment will eventually progress to AIDS, a small proportion (about 5%) retain high levels of CD4⁺ T cells (T helper cells) without antiretroviral therapy for more than 5 years. These individuals are classified as HIV controllers or long-term nonprogressors (LTNP), and those who also maintain a low or undetectable viral load without anti-retroviral treatment are known as "elite controllers" or "elite suppressors".

Acquired immunodeficiency syndrome

Main symptoms of AIDS.

Acquired immunodeficiency syndrome (AIDS) is defined in terms of either a CD4⁺ T cell count below 200 cells per µL or the occurrence of specific diseases in association with an HIV infection. In the absence of specific treatment, around half the people infected with HIV develop AIDS within ten years. The most common initial conditions that alert to the presence of AIDS are pneumocystis pneumonia (40%), cachexia in the form of HIV wasting syndrome (20%) and esophageal candidiasis. Other common signs include recurring respiratory tract infections.

Opportunistic infections may be caused by bacteria, viruses, fungi and parasites that are normally controlled by the immune system. Which infections occur partly depends on what organisms are common in the person's environment. These infections may affect nearly every organ system.

People with AIDS have an increased risk of developing various viral induced cancers including: Kaposi's sarcoma, Burkitt's lymphoma, primary central nervous system lymphoma, and cervical cancer. Kaposi's sarcoma is the most common cancer occurring in 10 to 20% of people with HIV. The second most common cancer is lymphoma which is the cause of death of nearly 16% of people with AIDS and is the initial sign of AIDS in 3 to 4%. Both these cancers are associated with human herpesvirus 8. Cervical cancer occurs more frequently in those with AIDS due to its association with human papillomavirus (HPV).

Additionally, they frequently have systemic symptoms such as prolonged fevers, sweats (particularly at night), swollen lymph nodes, chills, weakness, and weight loss. Diarrhea is another common symptom present in about 90% of people with AIDS.

Transmission

Average per act risk of getting HIV
by exposure route to an infected source

Exposure Route	Chance of infection
Blood Transfusion	90%
Childbirth (to child)	25%
Needle-sharing injection drug use	0.67%
Percutaneous needle stick	0.30%
Receptive anal intercourse*	0.04–3.0%
Insertive anal intercourse*	0.03%
Receptive penile-vaginal intercourse*	0.05–0.30%
Insertive penile-vaginal intercourse*	0.01–0.38%
Receptive oral intercourse*§	0–0.04%
Insertive oral intercourse*§	0–0.005%
* assuming no condom use § source refers to oral intercourse performed on a man

HIV is transmitted by three main routes: sexual contact, exposure to infected body fluids or tissues, and from mother to child during pregnancy, delivery, or breastfeeding (known as vertical transmission). There is no risk of acquiring HIV if exposed to feces, nasal secretions, saliva, sputum, sweat, tears, urine, or vomit unless these are contaminated with blood. It is possible to be co-infected by more than one strain of HIV—a condition known as HIV superinfection.

Sexual

The most frequent mode of transmission of HIV is through sexual contact with an infected person. Worldwide, the majority of cases of transmission occur through heterosexual contacts (i.e. sexual contacts between people of the opposite sex). However, the pattern of transmission varies significantly between countries. In the United States, as of 2009, most sexual transmission occurred in men who have sex with men, with this population accounting for 64% of all new cases.

As regards unprotected heterosexual contacts, estimates of the risk of HIV transmission per sexual act appear to be four to ten times higher in low-income countries than in high-income countries. In low-income countries, the risk of female-to-male transmission is estimated as 0.38% per act, and of male-to-female transmission as 0.30% per act; the equivalent estimates for high-income countries are 0.04% per act for female-to-male transmission, and 0.08% per act for male-to-female transmission. The risk of transmission from anal intercourse is especially high, estimated as 1.4–1.7% per act in heterosexual as well as homosexual contacts. While the risk of transmission from oral sex is relatively low, it is still present. The risk from receiving oral sex has been described as "nearly nil" however a few cases have been reported. The per act risk is estimated at 0–0.04% for receptive oral intercourse. In settings involving commercial sex worldwide, risk of female-to-male transmission has been estimated as 2.4% per act and male-to-female transmission as 0.08% per act.

Risk of transmission increases in the presence of many sexually transmitted infections and genital ulcers. Genital ulcers appear to increase the risk approximately fivefold. Other sexually transmitted infections, such as gonorrhea, chlamydia, trichomoniasis, and bacterial vaginosis, are associated with somewhat smaller increases in risk of transmission.

The viral load of an infected person is an important risk factor in sexual as well as mother-to-child transmission. During the first 2.5 months of an HIV infection a person's infectiousness is twelve times higher due to this high viral load. If the person is in the late stages of infection, rates of transmission are approximately eightfold greater.

Rough sex can be a factor associated with an increased risk of transmission. Sexual assault is also believed to carry an increased risk of HIV transmission as condoms are rarely worn, physical trauma to the vagina or rectum is likely, and there may be a greater risk of concurrent sexually transmitted infections.

Body fluids

CDC poster from 1989 highlighting the threat of AIDS associated with drug use

The second most frequent mode of HIV transmission is via blood and blood products. Blood-borne transmission can be through needle-sharing during intravenous drug use, needle stick injury, transfusion of contaminated blood or blood product, or medical injections with unsterilised equipment. The risk from sharing a needle during drug injection is between 0.63 and 2.4% per act, with an average of 0.8%. The risk of acquiring HIV from a needle stick from an HIV-infected person is estimated as 0.3% (about 1 in 333) per act and the risk following mucus membrane exposure to infected blood as 0.09% (about 1 in 1000) per act. In the United States intravenous drug users made up 12% of all new cases of HIV in 2009, and in some areas more than 80% of people who inject drugs are HIV positive.

Blood transfusions with infected blood result in transmission of infection in about 93% of cases. In developed countries the risk of acquiring HIV from a blood transfusion is extremely low (less than one in half a million) where improved donor selection and HIV screening is performed. In the UK the risk is reported at one in five million. However, in low income countries only half of the blood used for transfusions may be appropriately screened (as of 2008). It is estimated that up to 15% of HIV infections in these areas come from transfusion of infected blood and blood products, representing between 5% and 10% of global infections.

Unsafe medical injections play a significant role in HIV spread in sub-Saharan Africa. In 2007, between 12 and 17% of infections in this region were attributed to medical syringe use. The World Health Organisation estimates the risk of transmission as a result of a medical injection in Africa at 1.2%. Significant risks are also associated with invasive procedures, assisted delivery, and dental care in this area of the world.

People giving or receiving tattoos, piercings, and scarification are theoretically at risk of infection but no confirmed cases have been documented. It is not possible for mosquitoes or other insects to transmit HIV.

Mother-to-child

HIV can be transmitted from mother to child during pregnancy, during delivery, or through breast milk. This is the third most common way way in which HIV is transmitted globally. In the absence of treatment, the risk of transmission before or during birth is around 20% and in those who also breastfeed 35%. As of 2008, vertical transmission accounted for about 90% of cases of HIV in children. With appropriate treatment the risk of mother-to-child infection can be reduced to about 1%. Preventive treatment involves the mother taking antiretroviral during pregnancy and delivery, an elective caesarean section, avoiding breastfeeding, and administering antiretroviral drugs to the newborn. Many of these measures are however not available in the developing world. If blood contaminates food during pre-chewing it may pose a risk of transmission.

Virology

Main article: HIV

A diagram showing the structure of HIV virus

HIV is the cause of the spectrum of disease known as HIV/AIDS. HIV is a retrovirus that primarily infects components of the human immune system such as CD4⁺ T cells, macrophages and dendritic cells. It directly and indirectly destroys CD4⁺ T cells.

HIV is a member of the genus Lentivirus, part of the family of Retroviridae. Lentiviruses share many morphological and biological characteristics. Many species of mammals are infected by lentiviruses, which are characteristically responsible for long-duration illnesses with a long incubation period. Lentiviruses are transmitted as single-stranded, positive-sense, enveloped RNA viruses. Upon entry into the target cell, the viral RNA genome is converted (reverse transcribed) into double-stranded DNA by a virally encoded reverse transcriptase that is transported along with the viral genome in the virus particle. The resulting viral DNA is then imported into the cell nucleus and integrated into the cellular DNA by a virally encoded integrase and host co-factors. Once integrated, the virus may become latent, allowing the virus and its host cell to avoid detection by the immune system. Alternatively, the virus may be transcribed, producing new RNA genomes and viral proteins that are packaged and released from the cell as new virus particles that begin the replication cycle anew.

Two types of HIV have been characterized: HIV-1 and HIV-2. HIV-1 is the virus that was originally discovered (and initially referred to also as LAV or HTLV-III). It is more virulent, more infective, and is the cause of the majority of HIV infections globally. The lower infectivity of HIV-2 as compared with HIV-1 implies that fewer people exposed to HIV-2 will be infected per exposure. Because of its relatively poor capacity for transmission, HIV-2 is largely confined to West Africa.

Pathophysiology

Main article: Pathophysiology of HIV/AIDS

Scanning electron micrograph of HIV-1, colored green, budding from a cultured lymphocyte.

After the virus enters the body there is a period of rapid viral replication, leading to an abundance of virus in the peripheral blood. During primary infection, the level of HIV may reach several million virus particles per milliliter of blood. This response is accompanied by a marked drop in the number of circulating CD4⁺ T cells. The acute viremia is almost invariably associated with activation of CD8⁺ T cells, which kill HIV-infected cells, and subsequently with antibody production, or seroconversion. The CD8⁺ T cell response is thought to be important in controlling virus levels, which peak and then decline, as the CD4⁺ T cell counts recover. A good CD8⁺ T cell response has been linked to slower disease progression and a better prognosis, though it does not eliminate the virus.

The pathophysiology of AIDS is complex. Ultimately, HIV causes AIDS by depleting CD4⁺ T cells. This weakens the immune system and allows opportunistic infections. T cells are essential to the immune response and without them, the body cannot fight infections or kill cancerous cells. The mechanism of CD4⁺ T cell depletion differs in the acute and chronic phases. During the acute phase, HIV-induced cell lysis and killing of infected cells by cytotoxic T cells accounts for CD4⁺ T cell depletion, although apoptosis may also be a factor. During the chronic phase, the consequences of generalized immune activation coupled with the gradual loss of the ability of the immune system to generate new T cells appear to account for the slow decline in CD4⁺ T cell numbers.

Although the symptoms of immune deficiency characteristic of AIDS do not appear for years after a person is infected, the bulk of CD4⁺ T cell loss occurs during the first weeks of infection, especially in the intestinal mucosa, which harbors the majority of the lymphocytes found in the body. The reason for the preferential loss of mucosal CD4⁺ T cells is that the majority of mucosal CD4⁺ T cells express the CCR5 protein which HIV uses as a co-receptor to gain access to the cells, whereas only a small fraction of CD4⁺ T cells in the bloodstream do so.

HIV seeks out and destroys CCR5 expressing CD4⁺ T cells during acute infection. A vigorous immune response eventually controls the infection and initiates the clinically latent phase. CD4⁺ T cells in mucosal tissues remain particularly affected. Continuous HIV replication results in a state of generalized immune activation persisting throughout the chronic phase. Immune activation, which is reflected by the increased activation state of immune cells and release of pro-inflammatory cytokines, results from the activity of several HIV gene products and the immune response to ongoing HIV replication. It is also linked to the breakdown of the immune surveillance system of the gastrointestinal mucosal barrier caused by the depletion of mucosal CD4⁺ T cells during the acute phase of disease.

Diagnosis

Main article: Diagnosis of HIV/AIDS

A generalized graph of the relationship between HIV copies (viral load) and CD4⁺ T cell counts over the average course of untreated HIV infection.            CD4⁺ T Lymphocyte count (cells/mm³)            HIV RNA copies per mL of plasma

HIV/AIDS is diagnosed via laboratory testing and then staged based on the presence of certain signs or symptoms. HIV testing is recommended for all those at high risk, which includes anyone diagnosed with a sexually transmitted illness. In many areas of the world a third of HIV carriers only discover they are infected at an advanced stage of the disease when AIDS or severe immunodeficiency has become apparent.

HIV testing

Most people infected with HIV develop specific antibodies (i.e. seroconvert) within three to twelve weeks of the initial infection. Diagnosis of primary HIV before seroconversion is done by measuring HIV-RNA or p24 antigen. Positive results obtained by antibody or PCR testing are confirmed either by a different antibody or by PCR.

Antibody tests in children younger than 18 months are typically inaccurate due to the continued presence of maternal antibodies. Thus HIV infection can only be diagnosed by PCR testing for HIV RNA or DNA, or via testing for the p24 antigen. Much of the world lacks access to reliable PCR testing and many places simply wait until either symptoms develop or the child is old enough for accurate antibody testing. In sub-Saharan Africa as of 2007–2009 between 30–70% of the population was aware of their HIV status. In 2009 between four and 42% of the population was tested. These figures represent substantial increases from ten years previous.

Classifications of HIV infection

Two main clinical staging systems are used to classify HIV and HIV-related disease for surveillance purposes: the WHO disease staging system for HIV infection and disease, and the CDC classification system for HIV infection. The CDC's classification system is more frequently adopted in developed countries. Since the WHO's staging system does not require laboratory tests, it is suited to the resource-restricted conditions encountered in developing countries, where it can also be used to help guide clinical management. Despite their differences, the two systems allow comparison for statistical purposes.

The World Health Organization first proposed a definition for AIDS in 1986. Since then, the WHO classification has been updated and expanded several times, with the most recent version being published in 2007. The WHO system uses the following categories:

• Primary HIV infection: May be either asymptomatic or associated with acute retroviral syndrome.
• Stage I: HIV infection is asymptomatic with a CD4⁺ T cell count (also known as CD4 count) greater than 500/uL. May include generalized lymph node enlargement.
• Stage II: Mild symptoms which may include minor mucocutaneous manifestations and recurrent upper respiratory tract infections. A CD4 count of less than 500/uL.
• Stage III: Advanced symptoms which may include unexplained chronic diarrhea for longer than a month, severe bacterial infections including tuberculosis of the lung as well as a CD4 count of less than 350/uL.
• Stage IV or AIDS: severe symptoms which includes toxoplasmosis of the brain, candidiasis of the esophagus, trachea, bronchi or lungs and Kaposi's sarcoma. A CD4 count of less than 200/uL.

The United States Center for Disease Control and Prevention also created a classification system for HIV, and updated it in 2008. In this system HIV infections are classified based on CD4 count and clinical symptoms, and describes the infection in three stages:

• Stage 1: CD4 count ≥ 500 cells/uL and no AIDS defining conditions
• Stage 2: CD4 count 200 to 500 cells/uL and no AIDS defining conditions
• Stage 3: CD4 count ≤ 200 cells/uL or AIDS defining conditions
• Unknown: if insufficient information is available to make any of the above classifications

For surveillance purposes, the AIDS diagnosis still stands even if, after treatment, the CD4⁺ T cell count rises to above 200 per µL of blood or other AIDS-defining illnesses are cured.

Prevention

Main article: Prevention of HIV/AIDS

AIDS Clinic, McLeod Ganj, Himachal Pradesh, India, 2010

Sexual contact

Consistent condom use reduces the risk of HIV transmission by approximately 80% over the long term. When one partner of a couple is infected, consistent condom use results in rates of HIV infection for the uninfected person of below 1% per year. There is some evidence to suggest that female condoms may provide an equivalent level of protection. Application of a vaginal gel containing tenofovir (a reverse transcriptase inhibitor) immediately before sex seems to reduce infection rates by approximately 40% among African women. By contrast, use of the spermicide nonoxynol-9 may increase the risk of transmission due to its tendency to cause vaginal and rectal irritation. Circumcision in Sub-Saharan Africa "reduces the acquisition of HIV by heterosexual men by between 38% and 66% over 24 months". Based on these studies, the World Health Organization and UNAIDS both recommended male circumcision as a method of preventing female-to-male HIV transmission in 2007. Whether it protects against male-to-female transmission is disputed and whether it is of benefit in developed countries and among men who have sex with men is undetermined. Some experts fear that a lower perception of vulnerability among circumcised men may result in more sexual risk-taking behavior, thus negating its preventive effects. Women who have undergone female genital cutting have an increased risk of HIV.

Programs encouraging sexual abstinence do not appear to affect subsequent HIV risk. Evidence for a benefit from peer education is equally poor. Comprehensive sexual education provided at school may decrease high risk behavior. A substantial minority of young people continues to engage in high-risk practices despite knowing about HIV/AIDS, underestimating their own risk of becoming infected with HIV. It is not known if treating other sexually transmitted infections is effective in preventing HIV.

Pre exposure

Early treatment of HIV-infected people with antiretrovirals protected 96% of partners from infection. Pre-exposure prophylaxis with a daily dose of the medications tenofovir with or without emtricitabine is effective in a number of groups including: men who have sex with men, couples where one is HIV positive, and young heterosexuals in Africa.

Universal precautions within the health care environment are believed to be effective in decreasing the risk of HIV. Intravenous drug use is an important risk factor and harm reduction strategies such as needle-exchange programmes and opioid substitution therapy appear effective in decreasing this risk.

Post exposure

A course of antiretrovirals administered within 48 to 72 hours after exposure to HIV positive blood or genital secretions is referred to as post-exposure prophylaxis. The use of the single agent zidovudine reduces the risk of subsequent HIV infection fivefold following a needle stick injury. Treatment is recommended after sexual assault when the perpetrator is known to be HIV positive but is controversial when their HIV status is unknown. Current treatment regimes typically use lopinavir/ritonavir and lamivudine/zidovudine or emtricitabine/tenofovir and may decrease the risk further. The duration of treatment is usually four weeks and is frequently associated with adverse effects (with zidovudine in about 70% of cases, including nausea in 24%, fatigue in 22%, emotional distress in 13%, and headaches in 9%).

Mother-to-child

Programs to prevent the transmission of HIV from mothers to children can reduce rates of transmission by 92–99%. This primarily involves the use of a combination of antivirals during pregnancy and after birth in the infant but also potentially includes bottle feeding rather than breastfeeding. If replacement feeding is acceptable, feasible, affordable, sustainable and safe, mothers should avoid breast-feeding their infants, however exclusive breast-feeding is recommended during the first months of life if this is not the case. If exclusive breast feeding is carried out, the provision of extended antiretroviral prophylaxis to the infant decreases the risk of transmission.

Vaccination

As of 2012 there is no effective vaccine for HIV or AIDS. A single trial of the vaccine RV 144 published in 2009 found a partial reduction in the risk of transmission of roughly 30%, stimulating some hope in the research community of developing a truly effective vaccine. Further trials of the RV 144 vaccine are ongoing.

Management

Main article: Management of HIV/AIDS

There is currently no cure or effective HIV vaccine. Treatment consists of high active antiretroviral therapy (HAART) which slows progression of the disease and as of 2010 more than 6.6 million people were taking them in low and middle income countries. Treatment also includes preventative and active treatment of opportunistic infections.

Antiviral therapy

Abacavir – a nucleoside analog reverse transcriptase inhibitor (NARTI or NRTI)

Current HAART options are combinations (or "cocktails") consisting of at least three medications belonging to at least two types, or "classes," of antiretroviral agents. Initially treatment is typically a non-nucleoside reverse transcriptase inhibitor (NNRTI) plus two nucleoside analogue reverse transcriptase inhibitors (NRTIs). Typical NRTIs include: zidovudine (AZT) or tenofovir (TDF) and lamivudine (3TC) or emtricitabine (FTC). Combinations of agents which include a protease inhibitors (PI) are used if the above regime loses effectiveness.

When to start antiretroviral therapy is subject to debate. Both the World Health Organization, European guidelines and the United States recommends antiretrovirals in all adolescents, adults and pregnant women with a CD4 count less than 350/uL or those with symptoms regardless of CD4 count. This is supported by the fact that beginning treatment at this level reduces the risk of death. The United States in addition recommends them for all HIV-infected people regardless of CD4 count or symptoms, however makes this recommendation with less confidence for those with higher counts. While the WHO also recommends treatment in those who are co-infected with tuberculosis and those with chronic active hepatitis B. Once treatment is begun it is recommended that it is continued without breaks or "holidays". Many people are diagnosed only after the moment treatment ideally should have begun. The desired outcome of treatment is a long term plasma HIV-RNA count below 50 copies/mL. Levels to determine if treatment is effective are initially recommended after four weeks and once levels fall below 50 copies/mL checks every three to six months are typically adequate. Inadequate control is deemed to be greater than 400 copies/mL. Based on these criteria treatment is effective in more than 95% of people during the first year.

Benefits of treatment include a decreased risk of progression to AIDS and a decreased risk of death. In the developing world treatment also improves physical and mental health. With treatment there is a 70% reduced risk of acquiring tuberculosis. Additional benefits include a decreased risk of transmission of the disease to sexual partners and a decrease in mother-to-child transmission. The effectiveness of treatment depends to a large part on compliance. Reasons for non-adherence include: poor access to medical care, inadequate social supports, mental illness and drug abuse. As well the complexity of treatment regimens (due to pill numbers and dosing frequency) and adverse effects may create intentional non-adherence. Adherence is however just as good in low income as high income countries.

Specific adverse events are related to the agent taken. Some relatively common ones include: lipodystrophy syndrome, dyslipidemia, and diabetes mellitus especially with protease inhibitors. Other common symptoms include: diarrhea, and an increased risk of cardiovascular disease. Adverse effects are however less with some of the newer recommended treatments. Cost may be an issue with some medications being expensive however as of 2010, 47% of those who needed them were taking them in low and middle income countries. Certain medications may be associated with birth defects and thus not suitable for women hoping to have children.

Treatment recommendations for children are slightly different from those for adults. In the developing world, as of 2010, 23% of children who were in need of treatment had access. Both the World Health Organization and the United States recommend treatment for all children less than twelve months of age. The United States recommends in those between one year and five years of age treatment in those with HIV RNA counts of greater than 100,000 copies/mL, and in those more than five years treatments when CD4 counts are less than 500/ul.

Opportunistic infections

Measures to prevent opportunistic infections are effective in many people with HIV/AIDS. Treatment with antivirals often improves current, as well as decreases the risk of future, opportunistic infections. Vaccination against hepatitis A and B is advised for all people at risk of HIV before they become infected however may also be given after infection. Trimethoprim/sulfamethoxazole prophylaxis between four to six weeks of age and finishing breastfeeding in infants born to HIV positive mothers is recommended in resource limited settings. It is also recommended to prevent PCP when peoples' CD4 count is below 200 cells/uL and in those who have or have previously had PCP. People with substantial immunosuppression are also advised to receive prophylactic therapy for toxoplasmosis and Cryptococcus meningitis. Appropriate preventive measures have reduced the rate of these infections by 50% between 1992 and 1997.

Alternative medicine

In the US, approximately 60% of people with HIV use various forms of complementary or alternative medicine. The effectiveness of most of these therapies however has not been established. With respect to dietary advice and AIDS some evidence has shown a benefit from micronutrient supplements. Evidence for supplementation with selenium is mixed with some tentative evidence of benefit. There is some evidence that vitamin A supplementation in children reduces mortality and improves growth. In Africa in nutritionally compromised pregnant and lactating women a multivitamin supplementation has improved outcomes for both mothers and children. Dietary intake of micronutrients at RDA levels by HIV-infected adults is recommended by the World Health Organization. The WHO further states that several studies indicate that supplementation of vitamin A, zinc, and iron can produce adverse effects in HIV positive adults. There is not enough evidence to support the use of herbal medicines.

Prognosis

Disability-adjusted life year for HIV and AIDS per 100,000 inhabitants as of 2004.

no data   ≤ 10   10–25   25–50   50–100   100–500   500–1000

1000–2500   2500–5000   5000–7500   7500-10000   10000-50000   ≥ 50000

HIV/AIDS has become a chronic rather than an acutely fatal disease in many areas of the world. Prognosis varies between people, and both the CD4 count and viral load are useful for predicted outcomes. Without treatment, average survival time after infection with HIV is estimated to be 9 to 11 years, depending on the HIV subtype. After the diagnosis of AIDS, if treatment is not available, survival ranges between 6 and 19 months. HAART and appropriate prevention of opportunistic infections reduces the death rate by 80%, and raises the life expectancy for a newly diagnosed young adult to 20–50 years. This is between two thirds and nearly that of the general population. If treatment is started late in the infection prognosis is not as good, for example if treatment is begun following the diagnosis of AIDS life expectancy is ~10–40 years. Half of infants born with HIV die before two years of age without treatment.

The primary causes of death from HIV/AIDS are opportunistic infections and cancer, both of which are frequently the result of the progressive failure of the immune system. Risk of cancer appears to increase once the CD 4 count gets below 500/uL. The rate of clinical disease progression varies widely between individuals and has been shown to be affected by a number of factors such as a person's susceptibility and immune function; their access to health care and the presence of co-infections; as well as the particular strain (or strains) of the virus involved.

Tuberculosis co-infection is one of the leading causes of sickness and death in those with HIV/AIDS being present in a third of all HIV infected people and resulting in 25% of HIV related deaths. HIV is also the most important risk factors for tuberculosis. Hepatitis C is another very common co-infection where each disease increases the progression of the other. The two most common cancers associated with HIV/AIDS are Kaposi's sarcoma and AIDS-related non-Hodgkin's lymphoma.

Even with anti-retroviral treatment, over the long term HIV-infected people may experience neurocognitive disorders, osteoporosis, neuropathy, cancers, nephropathy, and cardiovascular disease. It is not clear whether these conditions result from the HIV infection itself or are adverse effects of treatment.

Epidemiology

Main article: Epidemiology of HIV/AIDS

Estimated prevalence of HIV among young adults (15–49) per country as of 2011.

HIV/AIDS is a global pandemic. As of 2010 approximately 34 million people have HIV worldwide. Of these approximately 16.8 million are women and 3.4 million are less than 15 years old. It resulted in about 1.8 million death in 2010, down from 3.1 million in 2001.

Sub-Saharan Africa is the region most affected. In 2010, an estimated 68% (22.9 million) of all HIV cases and 66% of all deaths (1.2 million) occurred in this region. This means that about 5% of the adult population is infected and it is believed to be the cause of 10% of all deaths in children. Here in contrast to other regions women compose nearly 60% of cases. South Africa has the largest population of people with HIV of any country in the world at 5.9 million. Life expectancy has fallen in the worst-affected countries due to HIV/AIDS; for example, in 2006 it was estimated that it had dropped from 65 to 35 years in Botswana.

South & South East Asia is the second most affected; in 2010 this region contained an estimated 4 million cases or 12% of all people living with HIV resulting in approximately 250,000 deaths. Approximately 2.4 million of these cases are in India. Prevalence is lowest in Western and Central Europe at 0.2% and East Asia at 0.1%.

In 2008 in the United States approximately 1.2 million people were living with HIV, resulting in about 17,500 deaths. The Centre for Disease Control and Prevention estimated that in 2008 20% of infected Americans were unaware of their infection. In the United Kingdom as of 2009 there where approximately 86,500 cases which resulted in 516 deaths. In Canada as of 2008 there were about 65,000 cases which results in 53 deaths. Between the first recognition of AIDS in 1981 and 2009 it has led to nearly 30 million deaths.

History

Main article: History of HIV/AIDS

Discovery

AIDS was first clinically observed in 1981 in the United States. The initial cases were a cluster of injecting drug users and homosexual men with no known cause of impaired immunity who showed symptoms of Pneumocystis carinii pneumonia (PCP), a rare opportunistic infection that was known to occur in people with very compromised immune systems. Soon thereafter, an unexpected number of gay men developed a previously rare skin cancer called Kaposi's sarcoma (KS). Many more cases of PCP and KS emerged, alerting U.S. Centers for Disease Control and Prevention (CDC) and a CDC task force was formed to monitor the outbreak.

In the early days, the CDC did not have an official name for the disease, often referring to it by way of the diseases that were associated with it, for example, lymphadenopathy, the disease after which the discoverers of HIV originally named the virus. They also used Kaposi's Sarcoma and Opportunistic Infections, the name by which a task force had been set up in 1981. At one point, the CDC coined the phrase "the 4H disease", since the syndrome seemed to affect Haitians, homosexuals, hemophiliacs, and heroin users. In the general press, the term "GRID", which stood for gay-related immune deficiency, had been coined. However, after determining that AIDS was not isolated to the gay community, it was realized that the term GRID was misleading and the term AIDS was introduced at a meeting in July 1982. By September 1982 the CDC started referring to the disease as AIDS.

Robert Gallo, co-discoverer of HIV in the early eighties among (from left to right) Sandra Eva, Sandra Colombini, and Ersell Richardson.

In 1983, two separate research groups led by Robert Gallo and Luc Montagnier independently declared that a novel retrovirus may have been infecting AIDS patients, and published their findings in the same issue of the journal Science. Gallo claimed that a virus his group had isolated from an AIDS patient was strikingly similar in shape to other human T-lymphotropic viruses (HTLVs) his group had been the first to isolate. Gallo's group called their newly isolated virus HTLV-III. At the same time, Montagnier's group isolated a virus from a patient presenting with swelling of the lymph nodes of the neck and physical weakness, two characteristic symptoms of AIDS. Contradicting the report from Gallo's group, Montagnier and his colleagues showed that core proteins of this virus were immunologically different from those of HTLV-I. Montagnier's group named their isolated virus lymphadenopathy-associated virus (LAV). As these two viruses turned out to be the same, in 1986, LAV and HTLV-III were renamed HIV.

Origins

Both HIV-1 and HIV-2 are believed to have originated in non-human primates in West-central Africa and were transferred to humans in the early 20th century. HIV-1 appears to have originated in southern Cameroon through the evolution of SIV(cpz), a simian immunodeficiency virus (SIV) that infects wild chimpanzees (HIV-1 descends from the SIVcpz endemic in the chimpanzee subspecies Pan troglodytes troglodytes). The closest relative of HIV-2 is SIV(smm), a virus of the sooty mangabey (Cercocebus atys atys), an Old World monkey living in litoral West Africa (from southern Senegal to western Côte d'Ivoire). New World monkeys such as the owl monkey are resistant to HIV-1 infection, possibly because of a genomic fusion of two viral resistance genes. HIV-1 is thought to have jumped the species barrier on at least three separate occasions, giving rise to the three groups of the virus, M, N, and O.

There is evidence that humans who participate in bushmeat activities, either as hunters or as bushmeat vendors, commonly acquire SIV. However, SIV is a weak virus which is typically suppressed by the human immune system within weeks of infection. It is thought that several transmissions of the virus from individual to individual in quick succession are necessary to allow it enough time to mutate into HIV. Furthermore, due to its relatively low person-to-person transmission rate, SIV can only spread throughout the population in the presence of one or more of high-risk transmission channels, which are thought to have been absent in Africa prior to the 20th century.

Specific proposed high-risk transmission channels, allowing the virus to adapt to humans and spread throughout the society, depend on the proposed timing of the animal-to-human crossing. Genetic studies of the virus suggest that the most recent common ancestor of the HIV-1 M group dates back to circa 1910. Proponents of this dating link the HIV epidemic with the emergence of colonialism and growth of large colonial African cities, leading to social changes, including a higher degree of sexual promiscuity, the spread of prostitution, and the accompanying high frequency of genital ulcer diseases (such as syphilis) in nascent colonial cities. While transmission rates of HIV during vaginal intercourse, are low under regular circumstances, they are increased many fold if one of the partners suffers from an sexually transmitted infection resulting in genital ulcers. Early 1900s colonial cities were notable due to their high prevalence of prostitution and genital ulcers, to the degree that, as of 1928, as many as 45% of female residents of eastern Kinshasa were thought to have been prostitutes, and, as of 1933, around 15% of all residents of the same city were infected by one of the forms of syphilis.

An alternative view holds that unsafe medical practices in Africa during years following World War II, such as unsterile reuse of single use syringes during mass vaccination, antibiotic and anti-malaria treatment campaigns, were the initial vector that allowed the virus to adapt to humans and spread.

The earliest well documented case of HIV in a human dates back to 1959 in the Congo. The virus may have been present in the United States as early as 1966, but the vast majority of infections occurring outside sub-Saharan Africa (including the U.S.) can be traced back to a single unknown individual who got infected with HIV in Haiti and then brought the infection to the United States some time around 1969. The epidemic then rapidly spread among high-risk groups (initially, sexually promiscuous men who have sex with men). By 1978, the prevalence of HIV-1 among gay male residents of New York and San Francisco was estimated at 5%, suggesting that several thousand individuals in the country had been infected.

Society and culture

Stigma

Ryan White became a poster child for HIV after being expelled from school because he was infected.

Main article: Discrimination against people with HIV/AIDS

AIDS stigma exists around the world in a variety of ways, including ostracism, rejection, discrimination and avoidance of HIV infected people; compulsory HIV testing without prior consent or protection of confidentiality; violence against HIV infected individuals or people who are perceived to be infected with HIV; and the quarantine of HIV infected individuals. Stigma-related violence or the fear of violence prevents many people from seeking HIV testing, returning for their results, or securing treatment, possibly turning what could be a manageable chronic illness into a death sentence and perpetuating the spread of HIV.

AIDS stigma has been further divided into the following three categories:

• Instrumental AIDS stigma—a reflection of the fear and apprehension that are likely to be associated with any deadly and transmissible illness.
• Symbolic AIDS stigma—the use of HIV/AIDS to express attitudes toward the social groups or lifestyles perceived to be associated with the disease.
• Courtesy AIDS stigma—stigmatization of people connected to the issue of HIV/AIDS or HIV- positive people.

Often, AIDS stigma is expressed in conjunction with one or more other stigmas, particularly those associated with homosexuality, bisexuality, promiscuity, prostitution, and intravenous drug use.

In many developed countries, there is an association between AIDS and homosexuality or bisexuality, and this association is correlated with higher levels of sexual prejudice such as anti-homosexual/bisexual attitudes. There is also a perceived association between AIDS and all male-male sexual behavior, including sex between uninfected men. However, the dominant mode of spread worldwide for HIV remains heterosexual transmission.

Economic impact

Main articles: Economic impact of HIV/AIDS and Cost of HIV treatment

Changes in life expectancy in some hard-hit African countries.            Botswana           Zimbabwe           Kenya           South Africa           Uganda

HIV/AIDS affects the economics of both individuals and countries. The gross domestic product of the most affected countries have decreased due to the lack of human capital. Without proper nutrition, health care and medicine, large numbers of people die from AIDS-related complications. They will not only be unable to work, but will also require significant medical care. It is estimated that as of 2007 there where 12 million AIDS orphans. Many are cared for by elderly grandparents.

By affecting mainly young adults, AIDS reduces the taxable population, in turn reducing the resources available for public expenditures such as education and health services not related to AIDS resulting in increasing pressure for the state's finances and slower growth of the economy. This results in a slower growth of the tax base, an effect that is reinforced if there are growing expenditures on treating the sick, training (to replace sick workers), sick pay and caring for AIDS orphans. This is especially true if the sharp increase in adult mortality shifts the responsibility and blame from the family to the government in caring for these orphans.

At the household level, AIDS results in both the loss of income but also increased spending on healthcare. A study in Côte d'Ivoire showed that households with an HIV/AIDS patient, spent twice as much on medical expenses as other households. This additional expenditure also leaves less income to spend on education and other personal or family investment.

Religion and AIDS

Main article: Religion and HIV/AIDS

The topic of religion and AIDS has become highly controversial in the past twenty years, primarily because some religious authorities have publicly declared their opposition to the use of condoms. The religious approach to prevent the spread of AIDS according to a report by American health expert Matthew Hanley titled The Catholic Church and the Global Aids Crisis argues that cultural changes are needed including a re-emphasis on fidelity within marriage and sexual abstinence outside of it.

Some religious organisations have claimed that prayer can cure HIV/AIDS. In 2011, the BBC reported that some churches in London were claiming that prayer would cure AIDS, and the Hackney-based Centre for the Study of Sexual Health and HIV reported that several people stopped taking their medication, sometimes on the direct advice of their pastor, leading to a number of deaths. The Synagogue Church Of All Nations advertise an "anointing water" to promote God's healing, although the group deny advising people to stop taking medication.

Media portrayal

Main article: Media portrayal of HIV/AIDS

One of the first high profile cases of AIDS was the American Rock Hudson, a gay actor who had been married and divorced earlier in life, who died on 2 October 1985 having announced that he was suffering from the virus on 25 July that year. He had been diagnosed during 1984. A notable British casualty of AIDS that year was Nicholas Eden, a gay politician and son of the late prime minister Anthony Eden. On November 24, 1991, the virus claimed the life of British rock star Freddie Mercury, lead singer of the band Queen, died from an AIDS related illness having only revealed the diagnosis on the previous day. However he had been diagnosed as HIV positive during 1987. One of the first high profile heterosexual cases of the virus was Arthur Ashe, the American tennis player. He was diagnosed as HIV positive on 31 August 1988, having contracted the virus from blood transfusions during heart surgery earlier in the 1980s. Further tests within 24 hours of the initial diagnosis revealed that Ashe had AIDS, but he did not tell the public about his diagnosis until April 1992. He died, aged 49, as a result on 6 February 1993.

Therese Frare's photograph of gay activist David Kirby, as he lay dying from AIDS while surrounded by family, was taken in April 1990. LIFE magazine said the photo became the one image "most powerfully identified with the HIV/AIDS epidemic." The photo was displayed in LIFE magazine, was the winner of the World Press Photo, and acquired worldwide notoriety after being used in a United Colors of Benetton advertising campaign in 1992.

Denial, conspiracies, and misconceptions

Main articles: AIDS denialism and Misconceptions about HIV/AIDS

A small group of individuals continue to dispute the connection between HIV and AIDS, the existence of HIV itself, or the validity of HIV testing and treatment methods. These claims, known as AIDS denialism, have been examined and rejected by the scientific community. However, they have had a significant political impact, particularly in South Africa, where the government's official embrace of AIDS denialism (1999-2005) was responsible for its ineffective response to that country's AIDS epidemic, and has been blamed for hundreds of thousands of avoidable deaths and HIV infections. Operation INFEKTION was a worldwide Soviet active measures operation to spread information that the United States had created HIV/AIDS. Surveys show that a significant number of people believed – and continue to believe – in such claims.

There are many misconceptions about HIV and AIDS. Three of the most common are that AIDS can spread through casual contact, that sexual intercourse with a virgin will cure AIDS, and that HIV can infect only homosexual men and drug users. Other misconceptions are that any act of anal intercourse between two uninfected gay men can lead to HIV infection, and that open discussion of homosexuality and HIV in schools will lead to increased rates of homosexuality and AIDS.

Research

"AIDS research" redirects here. For the journal formerly known as AIDS Research, see AIDS Research and Human Retroviruses.

Research to improve current treatments includes decreasing side effects of current drugs, further simplifying drug regimens to improve adherence, and determining better sequences of regimens to manage drug resistance. However, only a vaccine is thought to be able to halt the pandemic. This is because a vaccine would cost less, thus being affordable for developing countries, and would not require daily treatment. However, after over 20 years of research, HIV-1 remains a difficult target for a vaccine, and there is as yet no cure.

Stem cell transplantation

In 2007, Timothy Ray Brown, a 40-year-old HIV-positive man, also known as "the Berlin Patient", was given a stem cell transplant as part of his treatment for acute myeloid leukemia (AML). A second transplant was made a year later after a relapse. The donor was chosen not only for genetic compatibility but also for being homozygous for a CCR5-Δ32 mutation that confers resistance to HIV infection. After 20 months without antiretroviral drug treatment, it was reported that HIV levels in Brown's blood, bone marrow, and bowel were below the limit of detection. The virus remained undetectable over three years after the first transplant. Although the researchers and some commentators have characterized this result as a cure, others suggest that the virus may remain hidden in tissues such as the brain (which acts as a viral reservoir). Stem cell treatment remains investigational because of its anecdotal nature, the disease and mortality risk associated with stem cell transplants, and the difficulty of finding suitable donors.

Immunomodulatory agents

Complementing efforts to control viral replication, immunotherapies that may assist in the recovery of the immune system have been explored in past and ongoing trials, including IL-2 and IL-7.

The failure of vaccine candidates to protect against HIV infection and progression to AIDS has led to a renewed focus on the biological mechanisms responsible for HIV latency. A limited period of therapy combining anti-retrovirals with drugs targeting the latent reservoir may one day allow for total eradication of HIV infection. Researchers have discovered an abzyme that can destroy the protein gp120 CD4 binding site. This protein is common to all HIV variants as it is the attachment point for B lymphocytes and subsequent compromising of the immune system.

Notes

References

• Mandell, Gerald L.; Bennett, John E.; Dolin, Raphael, eds. (2010). Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases (7th ed.). Philadelphia, PA: Churchill Livingstone/Elsevier. ISBN 978-0-443-06839-3.
• Joint United Nations Programme on HIV/AIDS (UNAIDS) (2011). Global HIV/AIDS Response, Epidemic update and health sector progress towards universal access. Joint United Nations Programme on HIV/AIDS. http://www.unaids.org/en/media/unaids/contentassets/documents/unaidspublication/2011/20111130_UA_Report_en.pdf.

External links

• HIV/AIDS at the Open Directory Project
• Joint United Nations Program on HIV/AIDS
• AIDSinfo – HIV/AIDS Treatment Information, U.S. Department of Health and Human Services

UpToDate Contents

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• 1. 急性期および早期のHIV感染：臨床症状および診断 acute and early hiv infection clinical manifestations and diagnosis
• 2. 青年および成人におけるHIV感染の自然経過および臨床的特徴 the natural history and clinical features of hiv infection in adults and adolescents
• 3. Overview of prevention of opportunistic infections in HIV-infected patients
• 4. 急性期および早期のHIV感染：治療 acute and early hiv infection treatment
• 5. HIV感染関連の認知機能障害：マネージメント hiv associated neurocognitive disorders management

English Journal

• Combining principles of Cognitive Load Theory and diagnostic error analysis for designing job aids: Effects on motivation and diagnostic performance in a process control task.

• Kluge A, Grauel B, Burkolter D.SourceBusiness and Organizational Psychology, Department of Computational and Cognitive Sciences, Faculty of Engineering, University of Duisburg-Essen, Lotharstr. 65, 47057 Duisburg, Germany. Electronic address: annette.kluge@uni-due.de.
• Applied ergonomics.Appl Ergon.2013 Mar;44(2):285-96. doi: 10.1016/j.apergo.2012.08.001. Epub 2012 Sep 25.
• Two studies are presented in which the design of a procedural aid and the impact of an additional decision aid for process control were assessed. In Study 1, a procedural aid was developed that avoids imposing unnecessary extraneous cognitive load on novices when controlling a complex technical syst
• PMID 23017295

• HIV/AIDS-related stigma felt by people living with HIV from Buea, Cameroon.

• Jacobi CA, Atanga PN, Bin LK, Mbome VN, Akam W, Bogner JR, Kropf S, Malfertheiner P.Sourcea Department of Gastroenterology, Hepatology and Infectious Diseases , University Hospital Magdeburg , Magdeburg , Germany.
• AIDS care.AIDS Care.2013 Feb;25(2):173-80. doi: 10.1080/09540121.2012.701715. Epub 2012 Aug 1.
• Abstract The universal access to treatment and care for people living with HIV (PLWHIV) is a major problem especially in Sub-Saharan Africa, where the majority of HIV infected people live. However, equally important is the fact that HIV/AIDS-related stigma is recognized to be a major obstacle to s
• PMID 22852551

• Perceived discrimination, social support, and perceived stress among people living with HIV/AIDS in China.

• Su X, Lau JT, Mak WW, Chen L, Choi KC, Song J, Zhang Y, Zhao G, Feng T, Chen X, Liu C, Liu J, Liu D, Cheng J.Sourcea Division of Health Improvement, School of Public Health and Primary Care , The Chinese University of Hong Kong , Beijing , China.
• AIDS care.AIDS Care.2013 Feb;25(2):239-48. doi: 10.1080/09540121.2012.701713. Epub 2012 Jul 27.
• Abstract Perceived stress among people living with HIV/AIDS (PLWH) was associated with severe mental health problems and risk behaviors. Discrimination toward PLWH in China is prevalent. Both perceived discrimination and social supports are determinants of the stress level among PLWH. Psychologica
• PMID 22835331

Japanese Journal

• AIDS情報(786)日本の状況と動向2017年(10)

• 鎌倉 光宏
• 週刊保健衛生ニュース (2001), 61, 2019-03-18
• NAID 40021839807

• AIDS情報(785)日本の状況と動向2017年(9)

• 鎌倉 光宏
• 週刊保健衛生ニュース (1999), 58, 2019-03-04
• NAID 40021824865

• 福祉用具・介護ロボットに係る実用化支援 (特集 介護ロボットの開発と普及)

• 五島 清国
• 総合リハビリテーション 47(3), 219-227, 2019-03
• NAID 40021833035

Related Links

• 後天性免疫不全症候群 - Wikipedia

後天性免疫不全症候群（こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん、Acquired Immune Deficiency Syndrome; AIDS）は、ヒト免疫不全ウイルス（HIV）が免疫細胞に感染し、 免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことである。

• エイズ検査・症状・HIV感染－エイズHIV.jp

エイズHIVの症状・検査方法・感染経路などの正しい知識など。

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★リンクテーブル★

国試過去問	「103D046」「104E020」「097G007」「098G019」「100H001」「111G011」「100B073」「102I035」「104E015」「108I027」「096G024」「098H068」「113F019」「108B013」「095B069」「099D082」「095A024」「089A051」
リンク元	「100Cases 33」「五類感染症」「心筋炎」「認知症」「可溶性インターロイキン2受容体」

「103D046」

　　[★]

• 30歳の男性。会社員。独身。高度の呼吸困難、発熱および乾性咳嗽を主訴に来院した。3か月前から全身倦怠感と乾性咳嗽、2か月前から体動時の息切れ、2週前から発熱がみられ呼吸困難は高度となった。22歳から2年間海外に留学した。意識は清明。身長178cm、体重56kg。体温 38.2℃。呼吸数 30/分。脈拍 112/分、整。血圧 114/60 mmHg。チアノーゼを認める。血液所見：赤血球 452万、Hb 12.8 g/dl、Ht 40%、白血球 8,200(桿状核好中球 16％、分葉核好中球 64％、単球 8％、リンパ球 4％)、血小板 17万。免疫学所見：CRP 18mg/dl、IgG 620 mg/dl (基準 960～1,960)、β-D-グルカン 280pg/ml(基準 20以下)。胸部エックス線写真で両側び慢性に浸潤影を認める。
• 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。

• a. ST合剤
• b. ペンタミジン
• c. リファンピシン
• d. バンコマイシン
• e. エリスロマイシン

[正答]

AB

• AIDS
• ニューモシスチス肺炎(Pneumocystis jiroveciによる)
• リンパ球

※国試ナビ4※　［103D045］←［国試_103］→［103D047］

「104E020」

　　[★]

• 診断した場合、直ちに届け出なければならないのはどれか。

• a　メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
• b　後天性免疫不全症候群 AIDS
• c　腸管出血性大腸菌感染症
• d　無菌性髄膜炎
• e　破傷風

[正答]

C

• 感染症法

• a　五類感染症<定点>基幹定点(月)　指定届出機関の管理者
• b　五類感染症<全数> 医師　７日以内
• c　三類感染症
• d　五類感染症<定点>基幹定点(週) 　指定届出機関の管理者
• e　五類感染症<全数> 医師　７日以内

※国試ナビ4※　［104E019］←［国試_104］→［104E021］

「097G007」

　　[★]

• 世界の人々の健康について正しいのはどれか。

• (1)　開発途上国と先進国では疾病構造が大きく異なっている。
• (2)　乳児死亡の原因としては先天異常が最も多い。
• (3)　AIDSの流行で世界全体の平均寿命は短縮している。
• (4)　マラリアによる死亡はアジアで最も多い。
• (5)　WHOはポリオの根絶に向けて予防接種の普及に努めている。

• a. (1)(2)
• b. (1)(5)
• c. (2)(3)
• d. (3)(4)
• e. (4)(5)

[正答]

B

※国試ナビ4※　［097G006］←［国試_097］→［097G008］

「098G019」

　　[★]

• 感染症の届け出について誤っているのはどれか。

• a. 結核症は2日以内に届ける。
• b. カンピロバクターが疑われる食中毒は直ちに届ける。
• c. 後天性免疫不全症候群(AIDS)は7日以内に届ける。
• d. 重症急性呼吸器症候群(SARS)は3日以内に届ける。
• e. 腸管出血性大腸菌感染症は直ちに届ける。

[正答]

D

• a. 二類感染症
• b.
• c. 五類感染症(全数把握)
• d. 二類感染症
• e. 三類感染症

※国試ナビ4※　［098G018］←［国試_098］→［098G020］

「100H001」

　　[★]

• アフリカのA国への保健協力のため人口ピラミッドを検討した。この国の西暦2000年の人口ピラミッドと2025年の予測人口ピラミッドとの模式図を以下に示す。

• 人口ピラミッドに影響を与えた要因で最も考えられるのはどれか。

• a. 戦争
• b. 結核
• c. AIDS
• d. ヒ素汚染
• e. 薬物乱用

[正答]

C

※国試ナビ4※　［100G120］←［国試_100］→［100H002］

「111G011」

　　[★]

• T細胞について正しいのはどれか。

• a　形質細胞に分化する。
• b　自然免疫系に分類される。
• c　末梢血リンパ球の約20%を占める。
• d　細胞傷害性T細胞はCD4陽性である。
• e　後天性免疫不全症候群(AIDS)ではCD4/CD8比が低下する。

[正答]

E

※国試ナビ4※　［111G010］←［国試_111］→［111G012］

「100B073」

　　[★]

• 感染症法で3類に分類されるのはどれか。

• a. 流行性角結膜炎
• b. サルモネラ感染症
• c. 重症急性呼吸器症候群 SARS
• d. 後天性免疫不全症候群 AIDS
• e. 腸管出血性大腸菌感染症

[正答]

E

• a. 5 眼科定点
• b. 食中毒
• c. 2
• d. 5 全数把握
• e. 3

※国試ナビ4※　［100B072］←［国試_100］→［100B074］

「102I035」

　　[★]

• ヒト免疫不全ウイルス HIV抗体陽性者における後天性免疫不全症候群 AIDS診断の指標疾患ではないのはどれか。

• a. 活動性結核
• b. カンジダ症
• c. 伝染性単核症
• d. ニューモシスチス肺炎
• e. サイトメガロウイルス感染症

[正答]

C

※国試ナビ4※　［102I034］←［国試_102］→［102I036］

「104E015」

　　[★]

• 感染経路検索が感染拡大予防に有用なのはどれか。 3つ選べ。

• a　破傷風
• b　A型肝炎
• c　変異型Creutzfeldt-Jakob病
• d　後天性免疫不全症候群(AIDS)
• e　重症急性呼吸器症候群(SARS)

[正答]

CDE　　その他の正答：BCD、BCE、BDE、

※国試ナビ4※　［104E014］←［国試_104］→［104E016］

「108I027」

　　[★]

• 後天性免疫不全症候群〈AIDS〉の併発疾患でないのはどれか。

• a　サイトメガロウイルス感染症
• b　ニューモシスチス肺炎
• c　口腔内カンジダ症
• d　悪性リンパ腫
• e　プリオン病

[正答]

E

※国試ナビ4※　［108I026］←［国試_108］→［108I028］

「096G024」

　　[★]

• 我が国の最近の下記の感染症患者報告数で最も多いのはどれか。

• a. Creutzfeldt-Jakob病
• b. 後天性免疫不全症候群 AIDS
• c. ツツガムシ病
• d. 腸管出血性大腸菌感染症
• e. 破傷風

[正答]

D

※国試ナビ4※　［096G023］←［国試_096］→［096G025］

「098H068」

　　[★]

• Tリンパ球に異常がみられないのはどれか。

• a. 慢性肉芽腫症
• b. DiGeorge症候群
• c. Wiskott-Aldrich症候群
• d. 重症複合免疫不全症
• e. 後天性免疫不全症候群(AIDS)

[正答]

A

※国試ナビ4※　［098H067］←［国試_098］→［098H069］

「113F019」

　　[★]

• 感染症法に基づく入院勧告の対象となるのはどれか。

• a　麻疹
• b　破傷風
• c　B型肝炎
• d　鳥インフルエンザ(H5N1)
• e　後天性免疫不全症候群(AIDS)

[正答]

D

※国試ナビ4※　［113F018］←［国試_113］→［113F020］

「108B013」

　　[★]

• 後天性免疫不全症候群〈AIDS〉の指標疾患に含まれるのはどれか。

• a　胃癌
• b　乳癌
• c　卵巣癌
• d　大腸癌
• e　子宮頸癌

[正答]

E

※国試ナビ4※　［108B012］←［国試_108］→［108B014］

「095B069」

　　[★]

• AIDSでみられないのはどれか。

• a. 痴呆
• b. 胸腺腫
• c. Kaposi肉腫
• d. 血小板減少
• e. 非結核性抗酸菌症 非定型抗酸菌症

[正答]

B

※国試ナビ4※　［095B068］←［国試_095］→［095B070］

「099D082」

　　[★]

• リンパ球が増加するのはどれか。

• a. 免疫抑制薬使用
• b. 放射線治療
• c. 摘脾後
• d. 百日咳
• e. AIDS

[正答]

D

※国試ナビ4※　［099D081］←［国試_099］→［099D083］

「095A024」

　　[★]

• 検疫感染症はどれか。

• a. ポリオ
• b. デング熱
• c. AIDS
• d. 腸チフス
• e. ペスト

[正答]

E

※国試ナビ4※　［095A023］←［国試_095］→［095A025］

「089A051」

　　[★]

• 母子感染について誤っている組み合わせはどれか

• (a) Papilloma virus － 咽頭乳頭腫
• (b) HTLV-I － AIDS
• (c) Chlamydia trachomatis － 肺炎
• (d) Candida albicans － 鵞口瘡
• (e) Rubella virus － 白内障

「100Cases 33」

　　[★]

☆case33　頭痛と混乱

■glossary

accompany

vt.

(人)と同行する、(人)に随行する。(もの)に付随する。～と同時に起こる。～に加える(添える、同封する)(with)

slurred n. 不明瞭

強直間代痙攣 tonic-clonic convulsion

　意識消失とともに全身の随意筋に強直痙攣が生じ(強直痙攣期tonic convulsion)、次いで全身の筋の強直と弛緩とが律動的に繰り返される時期(間代痙攣期clonic convulsion)を経て、発作後もうろう状態を呈する一連の発作。

■症例

28歳、女性　黒人　南アフリカ　手術室看護師　ロンドン住在

主訴：頭痛と混乱

現病歴：過去3週間で頭痛が続いており、ひどくなってきた。現在も頭痛が持続しており、頭全体が痛い。友人曰く「過去六ヶ月で体重が10kg減っていて、最近、混乱してきたようだ」。発話は不明瞭。救急室にいる間に強直間代痙攣を起こした。

・診察 examination

やせている。55kg。38.5℃。口腔カンジダ症(oral candidiasis)。リンパ節腫脹無し。心血管、呼吸器系、消化器系正常。痙攣前における神経検査では時間、場所、人の見当識無し。神経局所症状無し(no focal neurological sign)。眼底両側に乳頭浮腫有り。

・検査 investigation

血算：白血球増多

血液生化学：ナトリウム低下

CT：供覧

■キーワード＆着目するポイント

・口腔カンジダ症(oral candidiasis)

・頭痛、精神症状、強直間代痙攣

・眼底両側に乳頭浮腫

・CT所見

・低ナトリウム血症は二次的なもの

■アプローチ

・口腔カンジダ症(oral candidiasis)　→　細胞免疫低下状態(DM、免疫抑制、AIDSなど) or 常在細菌叢の攪乱(長期の抗菌薬の使用)

　・The occurrence of thrush in a young, otherwise healthy-appearing person should prompt an investigation for underlying HIV infection.(HIM.1254)

　・More commonly, thrush is seen as a nonspecific manifestation of severe debilitating illness.(HIM.1254)

・精神症状、強直間代痙攣　→　一次的、あるいは二次的な脳の疾患がありそう

・頭痛　→　漠然としていて絞れないが、他の症状からして機能性頭痛ではなく症候性頭痛っぽい。

・眼底両側に乳頭浮腫　→　脳圧亢進の徴候　→　原因は・・・脳腫瘍、ことにテント下腫瘍と側頭葉の腫瘍、クモ膜下出血、脳水腫など、そのほか、眼窩内病変、低眼圧などの局所的要因、悪性高血圧、血液疾患、大量出血、肺気腫などの全身的要因 (vindicate本のp342も参考になる)

　・頭痛と脳圧亢進　→　頭蓋内圧占拠性病変、脳炎(IMD.274)

・CT所見　→　ringformの病変、脳浮腫、脳圧亢進

・低ナトリウム血症　→　脳ヘルニアに続発して起こることがあるらしい。実際には下垂体にトキソプラズマによる病変が形成されることにより起こりうる。

・そのほか出身地、体重減少もHIVを疑わせる点

パターン認識でHIV + 精神症状 + てんかん発作(強直間代痙攣) + 脳圧亢進 + CT所見 = 一番ありそうなのはToxoplasma gondiiによるトキソプラズマ脳症 cerebral toxoplasosis (トキソプラズマ脳炎 toxoplasmic encephalitis)

■Toxoplasma gondii

　原虫　胞子原虫類

(感染予防学 080521のプリント、CASES p,92、HIM p.1305-)

・疫学：西洋では30-80%の成人がトキソプラズマの感染の既往がある・・・うぇ(CASES)。日本では10%前後(Wikipedia)。

・生活環

　・終宿主：ネコ：ネコの小腸上皮細胞で有性・無性生殖　糞便にオーシストの排泄

　・中間宿主：ヒト.ブタを含むほ乳類と鳥類：無性生殖で増殖、シストの形成

　　　急性期の増殖盛んな急増虫体tachyzoiteとシスト内の緩増虫体bradyzoite

・病原、病因 phathogenesis

　・緩増虫体(bradyzoite)、接合子嚢(oocyst)

・感染経路

　1. オーシストの経口摂取

　2. 中間宿主の生肉中のシストの経口摂取

　3. 初感染妊婦からの経胎盤感染。既感染なら胎盤感染しないらしい(HIM.1306)

　(4)移植臓器、輸血。確率は低い(at low rate)(HIM.1306)

・病態

　1. 先天性トキソプラズマ症　congenital toxoplasmosis

　　　①網脈絡膜炎、 ②水頭症、 ③脳内石灰化、 ④精神・運動障害

　2. 後天性トキソプラズマ症　acquired toxoplasmosis

　　(1) 健常者

　　　・多くは不顕性感染。発熱、リンパ節腫脹、皮疹(rash)

　　　・(少数例)筋肉痛、暈疼痛、腹痛、斑状丘疹状皮疹(maculopapular rash)、脳脊髄炎、混乱(HIM.1308)

　　　・(まれ)肺炎、心筋炎、脳症、心膜炎、多発筋炎

　　　・網膜、脈絡叢に瘢痕や、脳に小さい炎症性の病変を残すことあり(CASES)。

　　　・急性感染の症状は数週間で消失　筋肉や中枢神経系に緩増虫体が残存

　　(2)HIV感染者、臓器移植例、がん化学療法例

　　　シスト内緩増虫体→急増虫体→播種性の多臓器感染

　　　AIDSでは、トキソプラズマ性脳炎が指標疾患 AIDS-defineing illness(CASES)

・治療

　(日本)アセチルスピラマイシン、ファンシダール(感染予防学 080521)

■トキソプラズマ脳炎 toxoplasmic encephalitis、トキソプラズマ脳症 cerebral toxoplasosis

・症状

　発熱、頭痛、混乱ｍ、痙攣、認知の障害、局所神経徴候(不全片麻痺、歯垢、脳神経損傷、視野欠損、感覚喪失)(CASES)

・画像検査

　(CT,MRI)多発性、両側性、ring-enhancing lesion、特に灰白質-白質境界、大脳基底核、脳幹、小脳が冒されやすい(CASES)

・鑑別診断(臨床症状・画像診断の所見で)

　リンパ腫、結核、転移性脳腫瘍(CASES)

・病歴と画像所見からの鑑別診断

　リンパ腫、結核、転移性腫瘍

？

このCTがcerebral toxoplasmosisに特徴的かは不明

□最後に残る疑問

　AIDSでWBC(leukocyte)の数はどうなるんだろう？？？AIDSの初診患者ではWBCが低い人が多いらしいし()、HIVはCD4+ T cellとmacrophageに感染して殺すから、これによってB cellは減るだろうし、CD8+ T cellも若干減少するだろうからWBCは減るんじゃないか？！好中球はAIDSとは関係ない？好中球は他の感染症に反応性に増加している？ちなみに、好酸球は寄生虫(原虫)の感染のために増える傾向にあるらしい(HIMのどこか)。

スルファジアジン

sulfadiazine

ピリメタミン

pyrimethamine

葉酸拮抗剤である。

サルファ剤と併用され、抗トキソプラズマ薬、抗ニューモシチス・カリニ薬として相乗的に働く。

ST合剤

SMX-TMP

スルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤 sulfamethoxazole and trimethoprim mixture

□AIDSの定義(http://en.wikipedia.org/wiki/CDC_Classification_System_for_HIV_Infection_in_Adults_and_Adolescents)

• According to the US CDC definition, one has AIDS if he/she is infected with HIV and present with one of the following:

A CD4+ T-cell count below 200 cells/μl (or a CD4+ T-cell percentage of total lymphocytes of less than 14%).

or he/she has one of the following defining illnesses:

• 01. Candidiasis of bronchi, trachea, or lungs
• 02. Candidiasis esophageal
• 03. Cervical cancer (invasive)
• 04. Coccidioidomycosis, disseminated or extrapulmonary
• 05. Cryptococcosis, extrapulmonary
• 06. Cryptosporidiosis, chronic intestinal for longer than 1 month
• 07. Cytomegalovirus disease (other than liver, spleen or lymph nodes)
• 08. Encephalopathy (HIV-related)
• 09. Herpes simplex: chronic ulcer(s) (for more than 1 month); or bronchitis, pneumonitis, or esophagitis
• 10. Histoplasmosis, disseminated or extrapulmonary
• 11. Isosporiasis, chronic intestinal (for more than 1 month)
• 12. Kaposi's sarcoma
• 13. Lymphoma Burkitt's, immunoblastic or primary brain
• 14. Mycobacterium avium complex
• 15. Mycobacterium, other species, disseminated or extrapulmonary
• 16. Pneumocystis carinii pneumonia
• 17. Pneumonia (recurrent)
• 18. Progressive multifocal leukoencephalopathy
• 19. Salmonella septicemia (recurrent)
• 20. Toxoplasmosis of the brain
• 21. Tuberculosis
• 22. Wasting syndrome due to HIV

People who are not infected with HIV may also develop these conditions; this does not mean they have AIDS. However, when an individual presents laboratory evidence against HIV infection, a diagnosis of AIDS is ruled out unless the patient has not:

• undergone high-dose corticoid therapy or other immunosuppressive/cytotoxic therapy in the three months before the onset of the indicator disease
• OR been diagnosed with Hodgkin's disease, non-Hodgkin's lymphoma, lymphocytic leukemia, multiple myeloma, or any cancer of lymphoreticular or histiocytic tissue, or angioimmunoblastic lymphoadenopathy
• OR a genetic immunodeficiency syndrome atypical of HIV infection, such as one involving hypogamma globulinemia

AND

• the individual has had Pneumocystis carinii pneumonia
• OR one of the above defining illnesses AND a CD4+ T-cell count below 200 cells/μl (or a CD4+ T-cell percentage of total lymphocytes of less than 14%).

□AIDSのステージング

• Revised World Health Organization (WHO) Clinical Staging of HIV/AIDS For Adults and Adolescents (2005)

• http://en.wikipedia.org/wiki/WHO_Disease_Staging_System_for_HIV_Infection_and_Disease_in_Adults_and_Adolescents

■参考文献

HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition

CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition

IMD = 内科診断学第2版

「五類感染症」

　　[★]

関

感染症法、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則

概念

• 国が感染症発生動向調査を行い、その結果等に基づいて必要な情報を国民や医療関係者等に提供・公開していくことによって、発生・拡大を防止すべき感染症（現在４２疾患）
• 発生動向の収集把握と情報の提供を行う。

五類感染症

• 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の第6条第6項、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則#第1条に定められている

全数把握疾患

• 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則#第4条第3項に定められている

定数把握疾患

• 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則#第6条に定められている

統計

五類感染症のうち、全数把握とされる疾患。

診断後7日以内に届出。

参考1を改変

西暦		1999	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009
元号		平成11	平成12	平成13	平成14	平成15	平成16	平成17	平成18	平成19	平成20	平成21
アメーバ赤痢		276	378	429	465	520	610	698	752	801	871	786
ウイルス性肝炎	B型肝炎	510	425	330	332	245	241	209	228	199	178	178
	C型肝炎	136	119	65	61	65	43	57	46	34	52	40
	D型肝炎	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
	その他	74	41	29	23	19	7	10	6	4	8	5
	不明	36	22	14	14	4	2	1	0	0	0	0
急性脳炎		...	...	...	...	12	167	188	167	228	192	526
クリプトスポリジウム症		4	3	11	109	8	92	12	18	6	10	17
クロイツフェルト・ヤコブ病		92	108	133	147	118	176	153	178	157	151	142
劇症型溶血性レンサ球菌感染症		21	44	46	92	52	52	60	106	95	104	103
後天性免疫不全症候群	合計	588	794	947	916	970	1162	1203	1348	1493	1565	1446
	無症候性キャリア	346	413	570	547	564	699	753	852	951	1000	882
	AIDS	215	331	320	312	337	386	359	406	414	441	429
	その他	27	50	57	57	69	77	91	90	128	124	135
ジアルジア症		42	98	137	113	103	94	86	86	53	73	70
髄膜炎菌性髄膜炎		10	15	8	9	18	21	10	14	17	10	10
先天性風しん症候群		0	1	1	1	1	10	2	0	0	0	2
梅毒	I期梅毒	112	129	104	99	114	136	151	175	198	172	142
	II期梅毒	126	157	134	121	127	179	180	205	234	282	251
	晩期顕症梅毒	47	46	40	53	54	54	37	50	55	65	44
	先天梅毒	9	8	6	9	5	7	3	12	7	9	5
	無症候	457	421	301	293	209	160	172	195	225	299	249
破傷風		66	91	80	106	73	101	115	117	89	123	113
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症		...	...	...	...	0	0	0	0	0	0	0
バンコマイシン耐性腸球菌感染症		23	36	40	44	59	58	69	83	84	80	116
風疹		...	...	...	...	...	...	...	...	...	293	147
麻疹		...	...	...	...	...	...	...	...	...	11012	732

参考

• 年別報告数一覧（その１：全数把握） 一類～五類感染症、新型インフルエンザ等感染症および指定感染症（全数）

http://idsc.nih.go.jp/idwr/ydata/report-Ja.html

国試

• 097B001

「心筋炎」

　　[★]

英

myocarditis

関

概念

• 種々の原因により心筋が局所的・びまん性に炎症性が生じた病態

分類

経過

• 劇症型心筋炎：定義は曖昧。日本では体外補助循環を必要とした重症度を有する心筋炎を特に指していう。
• 急性心筋炎
• 慢性心筋炎

病理学的

• (特発性)巨細胞性心筋炎：心筋生検あるいは剖検による組織学的検索で、炎症巣に多核巨細胞を認める場合で、なおかつ心臓サルコイドーシスが除外されるもの。好酸球とリンパ球の浸潤が強く、心筋壊死が高度である。
• 好酸球性心筋炎：心筋生検にて好酸球の浸潤・脱顆粒、心筋の破壊、末梢血における好酸球の増加が認められるもの。

類縁疾患

• 心臓サルコイドーシス
• 膠原病性心筋炎
• 薬剤性心筋炎

年齢

• 小児心筋炎

ガイドラインによる分類

病因分類	組織分類	臨床病型分類
ウイルス	リンパ球性	急性
細菌	巨細胞性	劇症型
真菌	好酸球性	慢性(遷延性/不顕性)
リケッチア	肉芽腫性
スピロヘータ
原虫,寄生虫
その他の感染症
薬物,化学物質
アレルギー,自己免疫
膠原病,川崎病
サルコイドーシス
放射線,熱射病
原因不明,特発性

疫学

• 日本の剖検例では0.15%に見られる(IMD)

病因

• 感染性

• ウイルス：アメリカではコクサッキーウイルスB、アデノウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVがもっとも一般的。(HIM.1486)
• AIDSの25-50%に心筋炎がみられる(YN.C-138)

参考1より

ウイルス科	ウイルス属
ピコルナウイルス	コクサッキーA群
	コクサッキーB群
	エコーウイルス
	ポリオウイルス
	A型肝炎ウイルス
オルソミクソウイルス	A型インフルエンザ
	B型インフルエンザ
パラミクソウイルス	RSウイルス
	ムンプスウイルス
	麻疹ウイルス
フラビウイルス	C型肝炎ウイルス
	デング熱ウイルス
	黄熱病ウイルス
トガウイルス	風疹ウイルス
	チクニングニアウイルス
ラブドウイルス	狂犬病ウイルス
レトロウイルス	HIVウイルス
ポックスウイルス	ワクチニアウイルス
ヘルペスウイルス	帯状庖疹ウイルス
	サイトメガロウイルス
	単純ヘルペスウイルス
	EBウイルス
アデノウイルス	アデノウイルス
パルボウイルス	パルボウイルス

• 薬物性
• 続発性：全身性疾患(例えば血管炎)

YN.C-137

• ウイルス(コクサッキーB、エコーウイルス、ヘルペスウイルス。風疹ウイルス、ムンプスウイルス、インフルエンザウイルスでも生じる)、細菌、心筋、原虫(シャーガス病)。
• 化学物質、放射線、膠原病、特発性

病理

• 実質性心筋炎 parenchymatous myocarditisと間質性心筋炎 interstitial myocarditisの像がみられる。
• 心筋細胞の融解、間質浮腫、円形細胞浸潤、壊死巣形成

病態

• ウイルス性の場合、免疫反応に基づき心筋を障害する。
• 薬剤性の場合は、薬剤による心筋障害
• 心筋の障害　→　伝導障害、不整脈、心不全、ショック

経過

• 急性の場合、かぜ症状や消化器症状に続発。これらの初発症状から数時間から数日で心症状が出現(YN.C-137)。

身体所見

心臓

• 心音：

• (重症の場合)muffled first heart sound, along with a third heart sound (HIM.1486)
• (心不全に至れば)奔馬調律(gallop rhythm) (YN.C-138)

• 心雑音：(重症の場合)a murmur of mitral regurgitation　(HIM.1486)
• 心膜摩擦音：心膜炎を伴った場合に聴取

肺

• (心不全に至れば)ラ音の聴取

症状

• 動悸、呼吸困難

検査

心電図、心エコー所見、単純胸部X線写真、及び症状がが短時間に変化していくのはacute myocarditisを示唆(IMD)

• 心電図：(特異的な変化はない)非特異的ST-T変化、QRS低電位、異常Q、ST上昇(心膜炎があれば)、心室内伝導障害、房室ブロック
• 血液検査：心筋障害、炎症を示唆する様な結果

• CK-MB、LDH、AST上昇、CRP陽性、ESR亢進、WBC増加

• ウイルス学的検査：
• 心エコー：壁運動低下、(間質に浮腫が認められれば)壁肥厚、心室腔拡大(心不全)、心嚢液貯留(心膜炎)
• 心筋生検：心臓への炎症細胞の浸潤。

• 好酸球増加性心疾患による心筋炎：急性期に心内膜を中心とした好酸球の浸潤:*自己免疫疾患(劇症型心筋炎、重症筋無力症、潰瘍性大腸炎など)による心筋炎：多核巨細胞の出現

• 核医学検査：67Ga,99Tc-ピロリン酸の心臓への集積。

診断

• 心筋生検が確定診断

鑑別疾患

• 心筋梗塞
• 甲状腺機能低下症、心筋障害を伴うミオパチー
• 膠原病
• (慢性心筋症の鑑別)拡張型心筋症

治療

• ウイルス性心筋炎では根治療法がなく、対症療法にとどまる。
• 不整脈：(完全房室ブロック)体外式一時ペーシング、(頻脈性不整脈)除細動・抗不整脈薬
• 心不全：SGカテーテルで血行動態を見ながら、利尿薬、血管拡張薬、カテコラミンを使用する。
• 重症心不全・ショック：経皮的心肺補助(PCPS)、大動脈内バルーンパンピング(IABP)
• ステロイド、免疫グロブリン：考慮されることがあるがエビデンスなし。

予後

• 急性型は予後良好であるが、劇症型心筋炎、拡張型心筋症にいたる場合もある。

参考

• 1. 急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン - 日本循環器学会

「認知症」

　　[★]

英

dementia

同

痴呆、痴呆症、器質痴呆 organic dementia

関

amyotrophic lateral sclerosis、ハチンスキー虚血スコア

定義

• いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障をきたすようになった状態。(参考1)

• 1. 知的機能が脳の器質性障害によって低下
• 2. 認知機能が選択的に障害された状態(PSY.312)
• 3. 記憶と判断力の障害を基本とする症候群(PSY.312)

認知症の概念

• 1. 記憶障害
• 2. 記憶以外の認知機能の障害
• 3. それらによる日常生活や職業生活の障害
• 4. 意識障害によらないこと

認知症と区別すべき病態

• 意識障害
• 加齢による認知機能の低下：日常生活にほぼ支障なし
• うつ状態による仮性認知症
• 精神遅滞

など

認知症の分類

• 変性認知症

• ハンチントン病
• 歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症 DRPLA
• 非Alzheimer型認知症

• レビー小体病/レビー小体型認知症：パーキンソニズム、幻視。後頭葉の血流低下。
• 前頭側頭型認知症：側頭葉および前頭葉の葉状萎縮

• ピック病：行動の障害、人格変化。Pick球やPick細胞が存在

• 大脳皮質基底核変性症
• 運動ニューロン疾患を伴う認知症
• その他

• アルツハイマー病：側頭葉、頭頂葉

• 脳血管性認知症
• 二次性認知症

原因疾患

• 一次性

• アルツハイマー病
• 脳血管性認知症

• 二次性

• パーキンソン病
• アルコール中毒
• 梅毒

原因

KPS.369

• アルツハイマー病
• 血管性認知症：多発性脳梗塞、ラクナ梗塞、ビンスワンガー病、皮質性微小梗塞
• 薬物・毒物(慢性アルコール性認知症)
• 頭蓋内占拠性病変：腫瘍、硬膜下病変、脳膿瘍
• 低酸素
• 外傷：頭部外傷、ボクサー脳症
• 正常圧水頭症
• 変性疾患：パーキンソン病、ハンチントン病、進行性核上性麻痺、ピック病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、オリーブ橋小脳変性症、眼筋麻痺症候群、異染性白質脳症、ハーラーホルデン・スパッツ病、ウィルソン病
• 感染症：クロイツフェルト・ヤコブ病、AIDS、ウイルス性脳炎、進行性多巣性白質脳症、ベーチェット病、神経梅毒、慢性細菌性髄膜炎、クリプトコッカス髄膜炎、他の真菌性髄膜炎
• 栄養障害：ウェルニッケ・コルサコフ症候群(チアミン欠乏症)、ビタミンB12欠乏症、葉酸欠乏症、ペラグラ、マルキアファーヴァ・ビニャーミ病、亜鉛欠乏症
• 代謝性障害：異染性白質脳症、副腎白質ジストロフィー、透析認知症、甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症、腎不全、クッシング症候群、肝不全、副甲状腺疾患
• 慢性炎症性疾患：膠原病で頭蓋内血管炎を伴うもの(全身性エリテマトーデスなど)、多発性硬化症、ウイップル病

認知症症状

1. 中核症状

• 認知機能障害：思考・推理・判断・適応・問題解決

• 記憶障害：初期には記銘力、短期記憶から障害される。早期：エピソード記憶　→　重症：意味記憶
• 判断力低下
• 見当識障害
• 言語障害(失語)
• 失行
• 失認

2. 周辺症状

• 不安
• 抑うつ
• 徘徊
• 不眠
• 妄想

認知症と老化現象との違い

• 老化現象
• 体験の一部を忘れる　←　ヒントを与えられると思い出せる

• 名前や日付などをとっさに思い出せる
• 日常生活に支障はない
• 物忘れに対して自覚がある

• 認知症

• 体験した全てを忘れる。最近の記憶がない　←　ヒントを与えられてても思い出せない
• 時間や自分のいる場所が分からない
• 日常生活を営むことが困難
• 物忘れに対して自覚がない

検査

• 改訂長谷川式簡易知能評価スケール HDS-R
• Mini-Mental State Examination MMSE

診断

	アルツハイマー病	脳血管性認知症	ピック病
認知症	全般的認知症	まだら認知症	アルツハイマー病に類似。 早期には人格、注意力が障害され、 次第に記憶力も障害される。
人格	晩期に人格障害	保たれる	早期に人格障害
病識	なし(初期にはあり)	あり	なし
経過	進行性	動揺性、階段状に進行性	進行性
基礎疾患	特になし	高血圧、糖尿病、心疾患	特になし
画像検査	対称性の脳溝開大	脳実質内に脳梗塞巣	側頭葉と前頭葉の萎縮
機能画像検査	側頭葉、頭頂葉での代謝低下	前頭葉を中心とした多発性の脳代謝低下	前頭葉、側頭葉での代謝低下

treatable dementia

• 治療可能な認知症を診断しておく。根本的な治療が可能で、認知機能は可逆的である。

→ 治療できる認知症

治療

• 薬物治療：抗認知症薬

認知症高齢者を対象とした事業・施設

相談体制	保健所	地域保健法が定める事業内容「母性及び乳幼児並びに老人の保健に関する事項」による老人精神衛生相談事業
	高齢者総合相談センター	厚労省が都道府県レベルに設置している高齢者に関する相談窓口
	在宅介護支援センター	老人福祉法により市町村が実施の主体となっている施設であり、在宅の要介護高齢者やその介護者の要望に対応した適切なサービスが円滑に提供されるように市町村や関連機関との連絡・調節などを行っている。
	認知症疾患医療センター
在宅対策	介護	訪問介護	ホームヘルプサービス
		通所介護	デイサービス
		短期入所生活介護	ショートステイ
		認知症老人向け毎日通所型デイサービスセンター
		認知症対応型老人共同生活介護	グループホーム
		老人認知症疾患デイ・ケア施設
	福祉	訪問指導
施設対策	介護	介護療養型医療施設
		介護老人保健施設
		介護老人福祉施設
	医療	老人性認知症疾患治療病棟
	福祉	養護老人ホーム
		特別養護老人ホーム

国試

• 104G026、102B020

「可溶性インターロイキン2受容体」

　　[★]

英

soluble interleukin-2 receptor sIL-2R

同

可溶性インターロイキン2レセプター

関

IL-2

概念

(2)(3)

• 免疫機構活性化の一指標
• 分子量70kdのp70（β鎖）と分子量55kdのTac抗原（α鎖）と呼ばれている2種類のサブユニットからなる蛋白
• 前者が休止期のリンパ球にも発現しているのに対して後者はリンパ球活性化の後に初めて見出される。
• 造血器悪性腫瘍、ウイルス感染、リウマチ等において上昇し、病勢を反映する指標として用いられており、臨床的には腫瘍マーカーとして用いられている。
• リンパ球活性化状態においてTac抗原が末梢血中に可溶性の形でも存在することが明らかになり、可溶性インターロイキン2受容体と名付けられた。
• sIL-2RはIL-2との結合性を保持することから、生体の免疫調節にも関与していると推定されている。

測定方法

• CLEIA(2) or EIA(3)

基準値

(2)

• 124～466 U/ml

(3)

• 122～496 U/ml（平成21年10月1日より）
• 190～650 U/ml(平成21年9月30日まで）

鑑別

LAB DATA2017-2018

基準値：220-530U/ml

• 530-1000：T細胞性非Hodgkinリンパ腫の寛解期、ATLの寛解期、肝炎、自己免疫疾患。肺癌
• 1000-2000：非Hodgkinリンパ腫、成人T細胞性白血病、間質性肺炎。肝炎、自己免疫疾患
• 2000-：非Hodgkinリンパ腫、成人T細胞性白血病の増悪期

臨床検査ガイド2015

基準値：122-496

• 497-1000：悪性リンパ腫。成人T細胞性白血病、血球貪食症候群
• 否定できない疾患：慢性骨髄性白血病の急性転化、自己免疫疾患、肝炎、肺結核、サルコイドーシス、間質性肺炎、臓器移植後、固形腫瘍

異常値を示す疾患

• 高値：成人T細胞性白血病、急性リンパ球性白血病、悪性リンパ腫、ホジキンリンパ腫、AIDS、SLE、関節リウマチ、ベーチェット病、川崎病、肺結核

参考

• 1. Plasma soluble interleukin-2 receptor (sIL-2R) levels in patients with acute leukemia.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15648782

• 2. 細胞性免疫検査 細胞機能検査 可溶性インターロイキン-2レセプター

http://data.medience.co.jp/compendium/main.asp?field=07&m_class=02&s_class=0011

• 3. www.okayama-u.ac.jp

http://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/hotai/ir-2r.htm