分葉核球
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Japanese Journal
- Calcipotriol (MC903)のイヌを用いた経皮投与による4週間反復投与毒性試験および4週間回復試験
- 今泉 尚志,鶴田 真章,小池 嘉秀,小野 正博,白川 清美,永田 充宏,小西 良士
- Journal of toxicological sciences 21(Supplement II), 309-323, 1996-07-05
- … 血液学的検査では,4 μg/kg群の雌雄に分葉核好中球比率の増加および雄にリンパ球比率の減少傾向が認められた。 …
- NAID 110001805834
- Calcipotriol (MC903)のラットを用いた経皮投与による4週間反復投与毒性試験および4週間回復試験
- 北垣 忠温,鈴木 登志郎,小池 嘉秀,小野 正博,白川 清美,永田 充宏,小西 良士
- Journal of toxicological sciences 21(Supplement II), 287-307, 1996-07-05
- … 血液学的検査で,100 μg/kg群の雌に分葉核好中球比率の増加に伴う総好中球比率の増加を認めた。 …
- NAID 110001805833
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- 好中球は、正常な状態では末梢血中に分葉核球(2~3葉が多い)が多く認められる。 感染症等の場合、免疫応答による好中球増加が見られるが、その初期の段階では桿状 核球が増加し更に幼若な後骨髄球や骨髄球が末梢血 ...
- 標準の血液細胞染色であるギムザ染色で中性色素に染まる殺菌性特殊顆粒を持ち、 成熟すると核が分かれる(分葉)ので多核白血球といわれることもある。最終完成形の好 中球は分葉核球と呼ばれ、核は分かれるが、核の間は核糸で繋がっている。分葉核球 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 58歳の女性。頭重感を主訴に来院した。 10年前から時々洗顔時に鼻出血をきたすことがあったが、そのままにしていた。 3か月前からふらつきを自覚するようになった。 1週前から頭重感を自覚し、次第に増悪してきたため受診した。 32歳時に喀血したことがある。父と弟も、若年のころから鼻出血を繰り返していたという。
- 意識は清明。身長156cm、体重55kg。体温36.6℃。脈拍92/分、整。血圧108/80mmHg。呼吸数14/分。 SpO2 92 %(roomair)。眼瞼結膜に貧血を認めない。舌尖に小出血斑の点在を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 神経学的所見に異常を認めない。血液所見:赤血球498万、 Hb14.9g/dl、 Ht42%、白血球5,200(桿状核好中球10%、分葉核好中球42%、好酸球2%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球39%)、血小板22万、 PT115%(基準80-120)。 CRP0.2mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、 room air) : pH7.42、 PaCO2 32Torr、 PaO2 62Torr、HCO3" 20mEq/l。心電図に異常を認めない。胸部エックス線写真で両側肺野に異常陰影を認める。胸部単純CT(別冊No. 10)を別に示す。
- この疾患の主な病態として正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A031]←[国試_106]→[106A033]
[★]
- 48歳の女性。意識障害のため搬入された。付き添ってきた母親によると、うつ病の通院歴があり、熟睡できないため日本酒5台を毎晩飲んでいたという。2週前から全身倦怠感が、1週前から食思不振が出現した。昨日、友人の結婚式でワインをボトル1本一気に飲み干した後、発熱が出現した。搬入時の意識レベルはJCS II-10。身長157cm、体重65kg。体温38.2℃。呼吸数24/分。脈拍108/分、整。血圧146/92mmHg。腹部に軽度の膨満を認め、心窩部に肝を4cm触知し、圧痛を認める。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。尿所見:蛋白(-)、糖1+。血液所見:赤血球 325万、Hb 10.8g/dl、Ht 32%、白血球 13,500、血小板 8.7万。血液生化学所見:血糖143mg/dl、HbA1c 6.7%(基準4.3-5.8)、総蛋白 5.7g/dl、アルブミン 2.8g/dl、総コレステロール 116mg/dl、トリグリセリド 234mg/dl、総ビリルビン 2.7mg/dl、直接ビリルビン 2.2mg/dl、AST 134IU/l、ALT 98IU/l、ALP 420IU/l(基準115-359)、γ-GTP 757IU/l(基準8 -50)。CRP2.5mg/dl。
- この疾患の肝生検組織標本で特徴的にみられるのはどれか。 3つ選べ。
- a リンパ腫胞
- b 肝細胞風船化
- c Mallory小体
- d 分葉核好中球浸潤
- e 非化膿性破壊性胆管炎
[正答]
※国試ナビ4※ [105D056]←[国試_105]→[105D058]
[★]
- 30歳の男性。会社員。独身。高度の呼吸困難、発熱および乾性咳嗽を主訴に来院した。3か月前から全身倦怠感と乾性咳嗽、2か月前から体動時の息切れ、2週前から発熱がみられ呼吸困難は高度となった。22歳から2年間海外に留学した。意識は清明。身長178cm、体重56kg。体温 38.2℃。呼吸数 30/分。脈拍 112/分、整。血圧 114/60 mmHg。チアノーゼを認める。血液所見:赤血球 452万、Hb 12.8 g/dl、Ht 40%、白血球 8,200(桿状核好中球 16%、分葉核好中球 64%、単球 8%、リンパ球 4%)、血小板 17万。免疫学所見:CRP 18mg/dl、IgG 620 mg/dl (基準 960~1,960)、β-D-グルカン 280pg/ml(基準 20以下)。胸部エックス線写真で両側び慢性に浸潤影を認める。
- 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D045]←[国試_103]→[103D047]
[★]
- 43歳の男性。健診で白血球増多を指摘され来院した。自覚症状は特にない。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/76mmHg。表在リンパ節を触知しない。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球 430万、Hb 12.8g/dL、Ht 42%、白血球 35,000(骨髄芽球 2%、前骨髄球 2%、骨髄球 5%、後骨髄球 7%、桿状核好中球 4%、分葉核好中球 60%、好酸球 8%、好塩基球 7%、リンパ球 5%)、血小板 35万。血清ビタミンB12 8,600pg/mL(基準 250~950)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 18A)、骨髄細胞染色体分析(別冊No. 18B)及び末梢血好中球bcr/abl遺伝子のFISH解析(別冊No. 18C)を別に示す。
- 治療薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D047]←[国試_113]→[113D049]
[★]
- 70歳の男性。定期健康診断で検査値の異常を指摘されたため来院した。 1年前に脳梗塞の既往がある。心音と呼吸音とに異常を認めない。肝・脾を触知しない。
- 血液所見:赤血球468万、 Hb13.9g/dl、 Ht42%、白血球12,300(桿状核好中球30%、分葉核好中球45%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球17%)、血小板250万。骨髄検査では線維化を認めず、染色体は正常核型である。末梢血塗抹may-giemsa染色標本(別冊No. 5A)と骨髄生検のH-E染色標本(別冊No. 5B)とを別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A026]←[国試_106]→[106A028]
[★]
- 英
- polymorphonuclear neutrophil, segmented neutrophil, neutrophilic segmented granulocyte, SEG
- 同
- 分葉核好中球、分節核球、分節核好中球、分葉核顆粒球 segmented granulocyte
- 関
- 白血球、好中球。桿状核球
googleでのヒット数
分葉核球 > 分葉核好中球 > 分節核球 > 分節核好中球
-分節核好中球
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分葉核球 分葉核好中球
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分葉核球 分葉核好中球
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- 英
- neutrophil (Z),neutrophile ,neutrophils
- 関
- 血液、血球、白血球
特徴
- マクロファージより貪食能が高い
- 非特異的感染防御に関与
- 寿命:1週間。(他の資料:1週間以内。血中で6-7時間,活性化時1-2日。)
- 好中球比率(対白血球):50-60%。文献によっては50-70%
- ケモカインによって走化能を示し、異物を貪食する
- 貪食→食胞形成→proteolysis (lysosome: 約30種類)
分化・成熟
骨髄芽球:顆粒なし
↓
前骨髄球:アズール顆粒出現
↓
骨髄球:好中球に特異な顆粒(ALP、リゾチーム)が出現
↓
後骨髄球:核が分葉。細胞分裂(-)
↓
桿状核球:末梢血中に現れる� ↓
↓
分葉核球:成熟細胞
顆粒
成長とリンパ球・好中球数
- PED.703
- リンパ球数は生後1ヶ月以降に増加して6ヶ月~1年でピークとなり、以降減少して成人と同程度となる。
- これに対して好中球は生下時にピークとなり、以降減少して成人と同程度となる。
- 生後一ヶ月までは好中球優位であり、1ヶ月~2-6歳まではリンパ球優位となり、以降好中球優位となる。
臨床関連
- 末梢血好中球数1500/μl以下 、特に500/μl以下 (定義:[1])
- 末梢血好中球数7500/μ以上
- 慢性肉芽腫症:NADPH酸化酵素の異常による好中球の活性酸素産生障害をきたす疾患。常染色体劣性遺伝。
- チェディアック・東症候群:細胞内輸送蛋白(CHS1)の調節の異常により巨大顆粒の形成、殺菌性蛋白・溶菌性酵素の食胞内放出が障害され、また好中球の遊走能が低下する疾患。常染色体劣性遺伝。
[★]
- 英
- bulbus (KH)
- ラ
- bulbus cerebri
- 同
- 延髄
[★]
- 英
- lobulation、lobulate、lobation、segmentation