- 英
- picornavirus
- 関
- ピコルナウイルス科
WordNet
- a group of single-strand RNA viruses with a protein coat
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/11/08 15:38:14」(JST)
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ピコルナウイルス科 |
分類(ウイルス) |
群 |
: |
第4群(1本鎖RNA +鎖) |
目 |
: |
ピコルナウイルス目 Picornavirales |
科 |
: |
ピコルナウイルス科 Picobirnaviridae |
|
属 |
- アフトウイルス属 Aphthovirus
- アクアマウイルス属 Aquamavirus
- アビヘパトウイルス属 Avihepatovirus
- カルジオウイルス属 Cardiovirus
- コサウイルス属 Cosavirus
- ディシピウイルス属 Dicipivirus
- エンテロウイルス属 Enterovirus
- エルボウイルス属 Erbovirus
- ヘパトウイルス属 Hepatovirus
- コブウイルス属 Kobuvirus
- Megrivirus
- パレコウイルス属 Parechovirus
- サリウイルス属 Salivirus
- サペロウイルス属 Sapelovirus
- セネカウイルス属 Senecavirus
- テッショウウイルス属 Teschovirus
- トゥレモウイルス属 Tremovirus
|
ピコルナウイルス科(Family Picornaviridae)とはRNAウイルスの科の一つ。
性状
本科に属するウイルスは、一本のプラス鎖RNAをゲノムとして持つRNAウイルスである。小さなRNA(pico-rna)を持つという意味で名付けられた。エンベロープを持たず、直径22-30nm、正20面体のカプシドを持つ。エーテルには耐性であり、酸(pH3.0以下)でも安定である。ウイルスの増殖は細胞質内で行われる。
分類
- Genus Enterovirus
- エンテロウイルス (enterovirus)
- ポリオウイルス (poliovirus)
- ブタエンテロウイルスA~B (porcine enterovirus A~B)
- Genus Rhinovirus
- ヒトライノウイルスA~B (human rhinovirus A~B)
- Genus Cardiovirus
- 脳心筋炎ウイルス (encephalomyocarditis virus)
- Genus Aphthovirus
- 口蹄疫ウイルス (foot-and-mouth disease virus)
- Genus Hepatovirus
- A型肝炎ウイルス (hepatitis A virus)
- Genus Parechovirus
- ヒトパーエコーウイルス (human parechovirus)
- Genus Erbovirus
- 馬鼻炎Bウイルス (equine rhinitis B virus)
- Genus Kobuvirus
- Genus Teschovirus
- 豚テッショウウイルス (porcine teshovirus)
関連項目
ウイルスの分類(ボルティモア分類) |
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DNA |
I: 2本鎖DNAウイルス (dsDNA) |
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カウドウイルス目
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マイオウイルス科 - サイフォウイルス科 - ポドウイルス科
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有エンベロープ: ヘルペスウイルス科 - ポックスウイルス科 無エンベロープ: アデノウイルス科 - パピローマウイルス科 - ポリオーマウイルス科
未分類: アスコウイルス科 - アスファウイルス科 - バキュロウイルス科 - コッコリスウイルス科 - コルチコウイルス科 - フセロウイルス科 - グッタウイルス科 - イリドウイルス科 - リポスリクスウイルス科 - ニマウイルス科 - フィコドナウイルス科 - プラズマウイルス科 - ルディウイルス科 - テクティウイルス科
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II: 1本鎖DNAウイルス (ssDNA) |
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有エンベロープ: パルボウイルス科(パルボウイルスB19)
未分類: サーコウイルス科 - ジェミニウイルス科 - イノウイルス科 - ミクロウイルス科 - ナノウイルス科
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RNA |
III: 2本鎖RNAウイルス (dsRNA) |
|
レオウイルス科(ロタウイルス) - ビルナウイルス科 - クリソウイルス科 - シストウイルス科 - ハイポウイルス科 - パルティティウイルス科 - トティウイルス科
|
|
|
IV: 1本鎖RNA+鎖 ((+)ssRNA) |
|
ニドウイルス目
|
コロナウイルス科 - アルテリウイルス科 - ロニウイルス科
|
|
トガウイルス科(風疹ウイルス) - フラビウイルス科 - ピコルナウイルス科(エンテロウイルス, ライノウイルス) - カリシウイルス科 - アストロウイルス科 - へペウイルス科 - バルナウイルス科 - ブロモウイルス科 - カルシウイルス科 - クロステロウイルス科 - コモウイルス科 - ディシストロウイルス科 - フレキシウイルス科 - レビウイルス科 - ルテオウイルス科 - マルナウイルス科 - ナルナウイルス科 - ノダウイルス科 - ポティウイルス科 - セキウイルス科 - テトラウイルス科 - トンブスウイルス科 - ティモウイルス科
|
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|
V: 1本鎖RNA-鎖 ((−)ssRNA) |
|
モノネガウイルス目
|
パラミクソウイルス科 - ラブドウイルス科 - フィロウイルス科 - ボルナウイルス科
|
|
オルトミクソウイルス科 - アレナウイルス科 - ブニヤウイルス科
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逆転写 |
VI: 1本鎖RNA逆転写ウイルス(ssRNA-RT) |
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レトロウイルス科 - メタウイルス科 - シュードウイルス科
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VII: 2本鎖DNA逆転写ウイルス (dsDNA-RT) |
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ヘパドナウイルス科 - カリモウイルス科
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- 英
- myocarditis
- 関
概念
- 種々の原因により心筋が局所的・びまん性に炎症性が生じた病態
分類
経過
病理学的
- (特発性)巨細胞性心筋炎:心筋生検あるいは剖検による組織学的検索で、炎症巣に多核巨細胞を認める場合で、なおかつ心臓サルコイドーシスが除外されるもの。好酸球とリンパ球の浸潤が強く、心筋壊死が高度である。
- 好酸球性心筋炎:心筋生検にて好酸球の浸潤・脱顆粒、心筋の破壊、末梢血における好酸球の増加が認められるもの。
類縁疾患
年齢
ガイドラインによる分類
病因分類
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組織分類
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臨床病型分類
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ウイルス
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リンパ球性
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急性
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細菌
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巨細胞性
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劇症型
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真菌
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好酸球性
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慢性(遷延性/不顕性)
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リケッチア
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肉芽腫性
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スピロヘータ
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原虫,寄生虫
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その他の感染症
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薬物,化学物質
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アレルギー,自己免疫
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膠原病,川崎病
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サルコイドーシス
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放射線,熱射病
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原因不明,特発性
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疫学
病因
- 参考1より
YN.C-137
- ウイルス(コクサッキーB、エコーウイルス、ヘルペスウイルス。風疹ウイルス、ムンプスウイルス、インフルエンザウイルスでも生じる)、細菌、心筋、原虫(シャーガス病)。
- 化学物質、放射線、膠原病、特発性
病理
- 実質性心筋炎 parenchymatous myocarditisと間質性心筋炎 interstitial myocarditisの像がみられる。
- 心筋細胞の融解、間質浮腫、円形細胞浸潤、壊死巣形成
病態
- ウイルス性の場合、免疫反応に基づき心筋を障害する。
- 薬剤性の場合は、薬剤による心筋障害
- 心筋の障害 → 伝導障害、不整脈、心不全、ショック
経過
- 急性の場合、かぜ症状や消化器症状に続発。これらの初発症状から数時間から数日で心症状が出現(YN.C-137)。
身体所見
心臓
- (重症の場合)muffled first heart sound, along with a third heart sound (HIM.1486)
- (心不全に至れば)奔馬調律(gallop rhythm) (YN.C-138)
- 心雑音:(重症の場合)a murmur of mitral regurgitation (HIM.1486)
- 心膜摩擦音:心膜炎を伴った場合に聴取
肺
症状
検査
- 心電図、心エコー所見、単純胸部X線写真、及び症状がが短時間に変化していくのはacute myocarditisを示唆(IMD)
- 心電図:(特異的な変化はない)非特異的ST-T変化、QRS低電位、異常Q、ST上昇(心膜炎があれば)、心室内伝導障害、房室ブロック
- 血液検査:心筋障害、炎症を示唆する様な結果
- CK-MB、LDH、AST上昇、CRP陽性、ESR亢進、WBC増加
- ウイルス学的検査:
- 心エコー:壁運動低下、(間質に浮腫が認められれば)壁肥厚、心室腔拡大(心不全)、心嚢液貯留(心膜炎)
- 心筋生検:心臓への炎症細胞の浸潤。
- 好酸球増加性心疾患による心筋炎:急性期に心内膜を中心とした好酸球の浸潤:*自己免疫疾患(劇症型心筋炎、重症筋無力症、潰瘍性大腸炎など)による心筋炎:多核巨細胞の出現
- 核医学検査:67Ga,99Tc-ピロリン酸の心臓への集積。
診断
鑑別疾患
- 心筋梗塞
- 甲状腺機能低下症、心筋障害を伴うミオパチー
- 膠原病
- (慢性心筋症の鑑別)拡張型心筋症
治療
- ウイルス性心筋炎では根治療法がなく、対症療法にとどまる。
- 不整脈:(完全房室ブロック)体外式一時ペーシング、(頻脈性不整脈)除細動・抗不整脈薬
- 心不全:SGカテーテルで血行動態を見ながら、利尿薬、血管拡張薬、カテコラミンを使用する。
- 重症心不全・ショック:経皮的心肺補助(PCPS)、大動脈内バルーンパンピング(IABP)
- ステロイド、免疫グロブリン:考慮されることがあるがエビデンスなし。
予後
- 急性型は予後良好であるが、劇症型心筋炎、拡張型心筋症にいたる場合もある。
参考
- 1. 急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン - 日本循環器学会
[★]
ウイルスよりピックアップ
- QB.C-496
[★]
- 英
- anterior auricular lymph node, preauricular lymph node, preauricular node
- 同
- 耳介前リンパ節、耳介前部リンパ節
[show details]
解剖
- 参考.1
- 耳介前リンパ節(通常1-3個)は耳介の前方に位置する。耳介後リンパ節と耳介前リンパ節、浅耳介リンパ節には、外耳、涙腺や周辺の頭皮や顔面からのリンパが流入し、深頸リンパ節に注ぐ。
腫脹
- IRE.383
参考
- http://www.oralstudio.net/stepup/jisho//1.img/words/img153.gif
[★]
- 英
- Picornaviridae
- 関
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。