UpToDate Contents
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- 1. 脳卒中評価の概要overview of the evaluation of stroke [show details]
… hemorrhage or an intracerebral hemorrhage (primary hemorrhagic stroke). Approximately 80 percent of strokes are due to ischemic cerebral infarction and 20 percent to brain hemorrhage. TIA is now defined as …
- 2. 潜因性脳卒中cryptogenic stroke [show details]
… of primary angiitis of the central nervous system (PACNS), such as unexplained TIA or stroke (often multiple strokes in different vascular territories), headache, spinal cord dysfunction, or cognitive impairment…
- 3. 脳卒中の病因、分類、および疫学etiology classification and epidemiology of stroke [show details]
… hemorrhage (SAH) A stroke is the acute neurologic injury that occurs as a result of one of these pathologic processes. Approximately 80 percent of strokes are due to ischemic cerebral infarction and 20 percent …
- 4. 一過性脳虚血発作および軽度の虚血性脳卒中の初期評価およびマネージメントinitial evaluation and management of transient ischemic attack and minor ischemic stroke [show details]
… disorders as potential sources of cerebral ischemia should be raised in the following settings : Cryptogenic stroke or TIA; Age 45 or younger; History of clotting dysfunction; Multiple venous and arterial occlusions; …
- 5. 急性期の脳卒中患者に生じる静脈血栓塞栓症の予防と治療prevention and treatment of venous thromboembolism in patients with acute stroke [show details]
…hemorrhagic stroke. Other aspects of acute stroke care are reviewed separately: The risk of venous thromboembolism (VTE) is elevated in the first one to three months after stroke, due in part …
Japanese Journal
- 城倉 健
- 日本耳鼻咽喉科学会会報 123(1), 36-39, 2020
- … 一方, 大脳に生じた多発性脳梗塞も遷延性めまいの原因になり得る. … 大脳多発性脳梗塞による遷延性めまいには, 脳幹小脳による平衡維持反射の大脳からの脱抑制が関与している. … 以前われわれは, 半年間の血管拡張薬投与が, 大脳多発性脳梗塞による遷延性めまいを軽減することを明らかにした. …
- NAID 130007795151
- 症例 多発性脳梗塞で死亡した好酸球増多症候群の1例
- 高次脳機能障害者へのICFの概念を基にした生活訓練の提案 : 重度の記憶障害を呈する多発性脳梗塞症例へのアプローチ (第36回滋賀県社会福祉学会奨励賞レポート)
Related Links
- 脳卒中の中でも脳梗塞は最も危険な病気といえます。脳卒中での死亡率の6割が脳梗塞によるもの。高齢者を中心に誰にも起こりうる脳梗塞には気を付けないといけません。多発性脳梗塞とは複数の脳梗塞が点在して起こることです。脳 ...
- 隠れ脳梗塞という言葉を聞いたことがありますか?病院で隠れ脳梗塞、多発性脳梗塞と言われたことがある方は、一体どんなものか不安になると思います。隠れ脳梗塞について、原因や治療について解説します。
- スポンサードリンク 「多発性脳梗塞」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?多発性脳梗塞とは、複数の脳梗塞が点在して起こる病気です。ここでは、そんな多発性脳梗塞の原因や症状、治療法、治療薬についてまとめていきたい ...
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★リンクテーブル★
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- 77歳の男性。1年前から緩徐に進行する歩行困難と尿失禁とを主訴に来院した。軽度の開脚歩行である。その他の身体診察所見に異常を認めない。頭部MRIのT2強調冠状断像(別冊No. 15)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I060]←[国試_106]→[106I062]
[★]
- 英
- dementia
- 同
- 痴呆、痴呆症、器質痴呆 organic dementia
- 関
- amyotrophic lateral sclerosis、ハチンスキー虚血スコア
定義
- いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障をきたすようになった状態。(参考1)
- 1. 知的機能が脳の器質性障害によって低下
- 2. 認知機能が選択的に障害された状態(PSY.312)
- 3. 記憶と判断力の障害を基本とする症候群(PSY.312)
認知症の概念
- 1. 記憶障害
- 2. 記憶以外の認知機能の障害
- 3. それらによる日常生活や職業生活の障害
- 4. 意識障害によらないこと
認知症と区別すべき病態
など
認知症の分類
-
-
- ピック病:行動の障害、人格変化。Pick球やPick細胞が存在
原因疾患
原因
- KPS.369
認知症症状
1. 中核症状
- 記憶障害:初期には記銘力、短期記憶から障害される。早期:エピソード記憶 → 重症:意味記憶
- 判断力低下
- 見当識障害
- 言語障害(失語)
- 失行
- 失認
2. 周辺症状
認知症と老化現象との違い
- 老化現象
- 体験の一部を忘れる ← ヒントを与えられると思い出せる
- 名前や日付などをとっさに思い出せる
- 日常生活に支障はない
- 物忘れに対して自覚がある
- 体験した全てを忘れる。最近の記憶がない ← ヒントを与えられてても思い出せない
- 時間や自分のいる場所が分からない
- 日常生活を営むことが困難
- 物忘れに対して自覚がない
検査
診断
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アルツハイマー病
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脳血管性認知症
|
ピック病
|
認知症
|
全般的認知症
|
まだら認知症
|
アルツハイマー病に類似。 早期には人格、注意力が障害され、 次第に記憶力も障害される。
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人格
|
晩期に人格障害
|
保たれる
|
早期に人格障害
|
病識
|
なし(初期にはあり)
|
あり
|
なし
|
経過
|
進行性
|
動揺性、階段状に進行性
|
進行性
|
基礎疾患
|
特になし
|
高血圧、糖尿病、心疾患
|
特になし
|
画像検査
|
対称性の脳溝開大
|
脳実質内に脳梗塞巣
|
側頭葉と前頭葉の萎縮
|
機能画像検査
|
側頭葉、頭頂葉での代謝低下
|
前頭葉を中心とした多発性の脳代謝低下
|
前頭葉、側頭葉での代謝低下
|
treatable dementia
- 治療可能な認知症を診断しておく。根本的な治療が可能で、認知機能は可逆的である。
- → 治療できる認知症
治療
認知症高齢者を対象とした事業・施設
国試
[★]
- 英
- cerebrovascular dementia、CVD
- 同
- 脳血管性痴呆 、血管性痴呆、血管性認知症 vascular dementia VD
- 関
- 認知症、ハチンスキー虚血スコア
[show details]
血管性認知症 : 約 334,000 件
脳血管性認知症 : 約 271,000 件
血管型認知症 : 約 5,680 件
脳血管型認知症 : 約 5,290 件
概念
リスク因子
分類
- NINDS-AIREN診断基準による分類(認知症疾患診療ガイドライン2017 - 日本神経学会)
症候
- アルツハイマーと比較して抑うつ、自発性低下、夜間興奮、歩行障害(小刻み歩行)、尿失禁、運動麻痺などが早期から出現、変動しやすい(YN.J-106)
- 急激発症、階段状悪化、経過の動揺、夜間譫妄、人格の比較的保持、高血圧、脳卒中の既往、動脈硬化の存在。 → アルツハイマー型認知症との鑑別点 ハチンスキー虚血スコア
- 夜間興奮、幻聴:譫妄状態でみられる。譫妄は多発性脳梗塞などで脳の機能が低下しているときにみられるが、代謝異常、感染症、内分泌などで起こりうる。このため、これらを鑑別するために血清電解質や血液ガス検査を行う。
[★]
- 英
- cerebral infarction, brain infarction
- 関
- 一過性脳虚血発作 transient ischemic attack TIA
- 関
- 脳塞栓症、脳血栓症
- 神経系 091015II(脳梗塞における血液マーカー),091016III,091016IV
疫学
- 脳卒中に占める割合:アテローム血栓性梗塞24.1%、ラクナ梗塞22.7%、心原性脳塞栓症19.2%、その他の脳梗塞5.1% (ガイドライン1)
分類
- 定義:脳を灌流する頭蓋内外の主幹動脈のアテローム硬化を原因とする梗塞
- 機序:塞栓性、血栓性、血行力学性
- 血栓性:アテロームプラークの破綻→血管内皮下組織への血小板の付着→血小板活性化・凝集→(主に)血小板凝集塊の形成
- 血行力学性:主幹動脈の狭窄や閉塞
- 好発部位:内頚動脈(起始部、サイフォン部)、中大脳動脈(水平部)、後大脳動脈(近位部)、椎骨動脈(起始部、終末部)、脳底動脈
- 危険因子:高血圧、糖尿病、高脂血症
- 定義:心臓内の栓子や心臓を経由する栓子が急激に脳動脈を閉塞する
- 機序:塞栓性
- 塞栓性:血液うっ滞→血液凝固カスケードの活性化→トロンビン生成の亢進→フィブリン形成の進展
- 定義:一本の穿通枝動脈閉塞による直径1.5cm未満の小さな梗塞
- 機序:細小動脈硬化、微小塞栓、血栓・塞栓症、血行力学性
- 細小動脈硬化:高血圧に対抗してリポヒアリノーシス(微小動脈硬化・血管硬化)が起こり血管が狭窄
- 微小塞栓:脳内外の微少な塞栓物質による
- 穿通枝動脈の微小粥腫
- 穿通枝分岐部の分枝粥腫(cf.branch atheromatous disease, BAD)→穿通枝動脈が起始部から閉塞して起こる
- 危険因子:高齢、高血圧
- 好発部位:基底核、比較、橋、支障、内包後脚、側脳室外側の大脳深部白質
比較
- SQ.515
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アテローム血栓性脳梗塞
|
ラクナ梗塞
|
心原性脳塞栓
|
発症機序
|
血栓性 塞栓性 血行力学性
|
血栓症
|
塞栓性
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好発年齢
|
高齢者
|
高齢者
|
若年者もあり
|
発症時刻
|
起床時
|
覚醒時
|
日中活動時
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発症様式
|
緩徐進行
|
比較的緩徐進行
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突発的
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意識障害
|
軽度
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なし
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しばしば高度
|
大脳皮質症状
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時にあり
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なし
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あり
|
基礎疾患
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高血圧 糖尿病 高脂血症
|
高血圧
|
心疾患
|
リスクファクター
- 高血圧、心筋梗塞、心房細動、糖尿病、高脂血症、無症候性頚動脈病変
- 血圧:(脳梗塞全般)140/90mmHg以上。(ラクナ梗塞)130/85mmHg以上
生活習慣因子
検査
- 画像検査では超急性期には拡散強調画像が有用。CTではearly CT signを確認する。
CT
early CT sign
MRI
- 拡散強調画像:超急性期で梗塞部が高信号を呈する。
- T1:急性期以降(1日~)に低信号
- T2:6時間以降に高信号を呈する(細胞腫脹)。
治療
予後
- ガイドライン1
- 入院時NIH Stroke Scale(NIHSS)スコアの中央値:ラクナ梗塞4、アテローム血栓性脳梗塞6、心原性脳塞栓症14、その他5
- 退院時のmodified Rankin Scale(mRS)3-5の転帰不良(及び死亡)の割合:ラクナ梗塞22.6%(死亡率1.1%)、アテローム血栓性脳梗塞41.4%(6.9%)、心原性脳塞栓症44.8%(18.6%)、29.8%(10.3%)
- 重症度:心原性脳塞栓症>アテローム血栓性脳梗塞>ラクナ梗塞
国試
ガイドライン
- http://www.jsts.gr.jp/jss08.html
[★]
- 英
- infarct, infarction
- ラ
- infarctus
- 同
- 虚血性壊死
- 関
- 心筋梗塞 myocardial infarction
[★]
- 英
- multifocality、multiple、multiplex
- 関
- 複数、多発、多重、マルチプル
[★]
- 英
- multiple
- 関
- 多発性、複数、多重、マルチプル