- 英
- sulfadiazine
- 化
- スルファジアジン銀 sulfadiazine silver
- 商
- テラジア
- 関
- スルファジアジン銀
WordNet
- a sulfa drug used in treating meningitis and pneumonia and other infections
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/13 02:08:06」(JST)
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スルファジアジン
|
|
IUPAC命名法による物質名 |
4-アミノ-N-ピリミジン-2-イル-ベンゼンスルホンアミド |
臨床データ |
胎児危険度分類 |
? |
法的規制 |
公認薬 |
投与方法 |
クリーム |
薬物動態的データ |
生物学的利用能 |
? |
代謝 |
? |
半減期 |
? |
排泄 |
? |
識別 |
CAS登録番号 |
68-35-9 |
ATCコード |
J01EC02 |
PubChem |
CID 2215 |
DrugBank |
APRD00190 |
KEGG |
D00587 |
化学的データ |
化学式 |
C10H10N4O2S |
分子量 |
250.278 g/mol |
スルファジアジン(Sulfadiazine)は、サルファ薬の一つ。感染源の細菌細胞内での葉酸の合成を阻害することによって殺す効果があり、尿路感染症(UTIs)の治療に使われる。
スルファジアジンとピリメタミンとの組み合わせは、トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)が原因のトキソプラズマ症の治療に使われる。
副作用については、吐き気、消化不良、拒食症、そしてめまいが報告されている。
商品名
Lantrisul; Neotrizine; Sulfa-Triple #2; Sulfadiazine; Sulfaloid; Sulfonamides Duplex; Sulfose; Terfonyl; Triple Sulfa; Triple Sulfas; Triple Sulfoid
関連項目
外部リンク
- Sulfadiazine (patient information)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P-0930 スルファジアジンNa含有グリロイド6C^[○!R]シートの性状の検討(一般演題 ポスター発表,褥そう対策,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 廣瀬 香織,笹津 備尚,関根 祐介,河野 弥生,牛久保 裕子,林 太祐,原田 寿,荻田 義明,堀川 俊二,奥山 清,大西 啓
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 21, 336, 2011-09-09
- NAID 110008910395
- スルファジアジン銀含有ハイドロコロイド型創傷被覆材の開発 ; 多施設臨床試験評価
- スルファジアジン銀含有創傷被覆材(ミカキュア^【○!R】)の小児熱傷への使用評価
Related Links
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- ゲーベンとは?スルファジアジン銀の効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 細菌を殺菌する塗り薬です。ヤケドや褥瘡(床ずれ)、皮膚潰瘍などに用います。 作用 【働き】 細菌を殺菌 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
スルファジアジンパスタ5%「三恵」
組成
販売名
成分
含量(1g中)
基剤
- 日本薬局方マクロゴール4000,日本薬局方マクロゴール400からなる水溶性基剤
禁忌
効能または効果
- 〈適応菌種〉
- 本剤に感性のブドウ球菌属,大腸菌
- 〈適応症〉
- 表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,びらん・潰瘍の二次感染
- 通常,症状により適量を1日1〜数回直接患部に塗布又は無菌ガーゼにのばして貼付する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
- 本剤の使用にあたっては,耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者〔過敏症が増悪することがある。〕
- 光線過敏症の既往歴のある患者〔光線過敏症があらわれることがある。〕
- エリテマトーデスの患者〔症状が悪化することがある。〕
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
1
-2-pyrimidinylsulfanilamide
分子式
10
H
10
N
4
O
2
S
分子量
融点
性状
- 白色〜微黄色の結晶性の粉末で,においおよび味はない。ピリジンに溶けやすく,アセトンに溶けにくく,エタノールにきわめて溶けにくく,水またはエーテルにほとんど溶けない。希塩酸,水酸化ナトリウム試液またはアンモニア試液に溶ける。光によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
- ☆case33 頭痛と混乱
- ■glossary
- accompany
- vt.
- (人)と同行する、(人)に随行する。(もの)に付随する。~と同時に起こる。~に加える(添える、同封する)(with)
- slurred n. 不明瞭
- 強直間代痙攣 tonic-clonic convulsion
- 意識消失とともに全身の随意筋に強直痙攣が生じ(強直痙攣期tonic convulsion)、次いで全身の筋の強直と弛緩とが律動的に繰り返される時期(間代痙攣期clonic convulsion)を経て、発作後もうろう状態を呈する一連の発作。
- ■症例
- 28歳、女性 黒人 南アフリカ 手術室看護師 ロンドン住在
- 主訴:頭痛と混乱
- 現病歴:過去3週間で頭痛が続いており、ひどくなってきた。現在も頭痛が持続しており、頭全体が痛い。友人曰く「過去六ヶ月で体重が10kg減っていて、最近、混乱してきたようだ」。発話は不明瞭。救急室にいる間に強直間代痙攣を起こした。
- ・診察 examination
- やせている。55kg。38.5℃。口腔カンジダ症(oral candidiasis)。リンパ節腫脹無し。心血管、呼吸器系、消化器系正常。痙攣前における神経検査では時間、場所、人の見当識無し。神経局所症状無し(no focal neurological sign)。眼底両側に乳頭浮腫有り。
- ・検査 investigation
- 血算:白血球増多
- 血液生化学:ナトリウム低下
- CT:供覧
- ■キーワード&着目するポイント
- ・口腔カンジダ症(oral candidiasis)
- ・頭痛、精神症状、強直間代痙攣
- ・眼底両側に乳頭浮腫
- ・CT所見
- ・低ナトリウム血症は二次的なもの
- ■アプローチ
- ・口腔カンジダ症(oral candidiasis) → 細胞免疫低下状態(DM、免疫抑制、AIDSなど) or 常在細菌叢の攪乱(長期の抗菌薬の使用)
- ・The occurrence of thrush in a young, otherwise healthy-appearing person should prompt an investigation for underlying HIV infection.(HIM.1254)
- ・More commonly, thrush is seen as a nonspecific manifestation of severe debilitating illness.(HIM.1254)
- ・精神症状、強直間代痙攣 → 一次的、あるいは二次的な脳の疾患がありそう
- ・頭痛 → 漠然としていて絞れないが、他の症状からして機能性頭痛ではなく症候性頭痛っぽい。
- ・眼底両側に乳頭浮腫 → 脳圧亢進の徴候 → 原因は・・・脳腫瘍、ことにテント下腫瘍と側頭葉の腫瘍、クモ膜下出血、脳水腫など、そのほか、眼窩内病変、低眼圧などの局所的要因、悪性高血圧、血液疾患、大量出血、肺気腫などの全身的要因 (vindicate本のp342も参考になる)
- ・頭痛と脳圧亢進 → 頭蓋内圧占拠性病変、脳炎(IMD.274)
- ・CT所見 → ringformの病変、脳浮腫、脳圧亢進
- ・低ナトリウム血症 → 脳ヘルニアに続発して起こることがあるらしい。実際には下垂体にトキソプラズマによる病変が形成されることにより起こりうる。
- ・そのほか出身地、体重減少もHIVを疑わせる点
- パターン認識でHIV + 精神症状 + てんかん発作(強直間代痙攣) + 脳圧亢進 + CT所見 = 一番ありそうなのはToxoplasma gondiiによるトキソプラズマ脳症 cerebral toxoplasosis (トキソプラズマ脳炎 toxoplasmic encephalitis)
- ■Toxoplasma gondii
- 原虫 胞子原虫類
- (感染予防学 080521のプリント、CASES p,92、HIM p.1305-)
- ・疫学:西洋では30-80%の成人がトキソプラズマの感染の既往がある・・・うぇ(CASES)。日本では10%前後(Wikipedia)。
- ・生活環
- ・終宿主:ネコ:ネコの小腸上皮細胞で有性・無性生殖 糞便にオーシストの排泄
- ・中間宿主:ヒト.ブタを含むほ乳類と鳥類:無性生殖で増殖、シストの形成
- 急性期の増殖盛んな急増虫体tachyzoiteとシスト内の緩増虫体bradyzoite
- ・病原、病因 phathogenesis
- ・緩増虫体(bradyzoite)、接合子嚢(oocyst)
- ・感染経路
- 1. オーシストの経口摂取
- 2. 中間宿主の生肉中のシストの経口摂取
- 3. 初感染妊婦からの経胎盤感染。既感染なら胎盤感染しないらしい(HIM.1306)
- (4)移植臓器、輸血。確率は低い(at low rate)(HIM.1306)
- ・病態
- 1. 先天性トキソプラズマ症 congenital toxoplasmosis
- ①網脈絡膜炎、 ②水頭症、 ③脳内石灰化、 ④精神・運動障害
- 2. 後天性トキソプラズマ症 acquired toxoplasmosis
- (1) 健常者
- ・多くは不顕性感染。発熱、リンパ節腫脹、皮疹(rash)
- ・(少数例)筋肉痛、暈疼痛、腹痛、斑状丘疹状皮疹(maculopapular rash)、脳脊髄炎、混乱(HIM.1308)
- ・(まれ)肺炎、心筋炎、脳症、心膜炎、多発筋炎
- ・網膜、脈絡叢に瘢痕や、脳に小さい炎症性の病変を残すことあり(CASES)。
- ・急性感染の症状は数週間で消失 筋肉や中枢神経系に緩増虫体が残存
- (2)HIV感染者、臓器移植例、がん化学療法例
- シスト内緩増虫体→急増虫体→播種性の多臓器感染
- AIDSでは、トキソプラズマ性脳炎が指標疾患 AIDS-defineing illness(CASES)
- ・治療
- (日本)アセチルスピラマイシン、ファンシダール(感染予防学 080521)
- ■トキソプラズマ脳炎 toxoplasmic encephalitis、トキソプラズマ脳症 cerebral toxoplasosis
- ・症状
- 発熱、頭痛、混乱m、痙攣、認知の障害、局所神経徴候(不全片麻痺、歯垢、脳神経損傷、視野欠損、感覚喪失)(CASES)
- ・画像検査
- (CT,MRI)多発性、両側性、ring-enhancing lesion、特に灰白質-白質境界、大脳基底核、脳幹、小脳が冒されやすい(CASES)
- ・鑑別診断(臨床症状・画像診断の所見で)
- リンパ腫、結核、転移性脳腫瘍(CASES)
- ・病歴と画像所見からの鑑別診断
- リンパ腫、結核、転移性腫瘍
- ?
- このCTがcerebral toxoplasmosisに特徴的かは不明
- □最後に残る疑問
- AIDSでWBC(leukocyte)の数はどうなるんだろう???AIDSの初診患者ではWBCが低い人が多いらしいし()、HIVはCD4+ T cellとmacrophageに感染して殺すから、これによってB cellは減るだろうし、CD8+ T cellも若干減少するだろうからWBCは減るんじゃないか?!好中球はAIDSとは関係ない?好中球は他の感染症に反応性に増加している?ちなみに、好酸球は寄生虫(原虫)の感染のために増える傾向にあるらしい(HIMのどこか)。
- スルファジアジン
- sulfadiazine
- ピリメタミン
- pyrimethamine
- 葉酸拮抗剤である。
- サルファ剤と併用され、抗トキソプラズマ薬、抗ニューモシチス・カリニ薬として相乗的に働く。
- ST合剤
- SMX-TMP
- スルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤 sulfamethoxazole and trimethoprim mixture
- □AIDSの定義(http://en.wikipedia.org/wiki/CDC_Classification_System_for_HIV_Infection_in_Adults_and_Adolescents)
- A CD4+ T-cell count below 200 cells/μl (or a CD4+ T-cell percentage of total lymphocytes of less than 14%).
- or he/she has one of the following defining illnesses:
-
- 01. Candidiasis of bronchi, trachea, or lungs
- 02. Candidiasis esophageal
- 03. Cervical cancer (invasive)
- 04. Coccidioidomycosis, disseminated or extrapulmonary
- 05. Cryptococcosis, extrapulmonary
- 06. Cryptosporidiosis, chronic intestinal for longer than 1 month
- 07. Cytomegalovirus disease (other than liver, spleen or lymph nodes)
- 08. Encephalopathy (HIV-related)
- 09. Herpes simplex: chronic ulcer(s) (for more than 1 month); or bronchitis, pneumonitis, or esophagitis
- 10. Histoplasmosis, disseminated or extrapulmonary
- 11. Isosporiasis, chronic intestinal (for more than 1 month)
- 12. Kaposi's sarcoma
- 13. Lymphoma Burkitt's, immunoblastic or primary brain
- 14. Mycobacterium avium complex
- 15. Mycobacterium, other species, disseminated or extrapulmonary
- 16. Pneumocystis carinii pneumonia
- 17. Pneumonia (recurrent)
- 18. Progressive multifocal leukoencephalopathy
- 19. Salmonella septicemia (recurrent)
- 20. Toxoplasmosis of the brain
- 21. Tuberculosis
- 22. Wasting syndrome due to HIV
- People who are not infected with HIV may also develop these conditions; this does not mean they have AIDS. However, when an individual presents laboratory evidence against HIV infection, a diagnosis of AIDS is ruled out unless the patient has not:
-
- AND
- □AIDSのステージング
- ■参考文献
- HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
- CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
- IMD = 内科診断学第2版
[★]
商品
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スルファジアジン
[★]
- 英
- silver sulfadiazine、sulfadiazine silver
- 同
- ゲーベンクリーム
- 関
- スルファジアジン
- 自己融解によるデブリドマンを促進し、また抗菌作用を有する。
- 薬剤の壊死組織への浸透力が強く、バイオフィルム内の菌にも効果を有する。
- 緑膿菌に強い抗菌作用がある。
- 壊死組織を伴う汚染創や褥瘡、深達性の熱傷にも使用される。
- 乳剤性基剤(水中油型)のため、滲出液が多いときは創面の浮腫を来すおそれがあり、不適である。
- 使用方法:創部に2-3mmの厚さで塗布し、同程度の厚さのガーゼで被覆する。ガーゼ交換の際には、付着しているゲーベンクリームを除去してから塗布する。
- 薬価:ゲーベンクリーム1%1g \12.6/g
- 製品単位:ゲーベンクリーム500g
- ゲーベンクリームの場合、スルファジアジン銀が薬効成分であり、基剤はセタノール,ミリスチン酸イソプロピル,プロピレングリコール,メチルパラベン,ブチルパラベンとなる。
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スルファジアジン銀
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スルファジアジン銀
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- 英
- sulfa
- 関
- サルファ