- 30歳の男性。会社員。独身。高度の呼吸困難、発熱および乾性咳嗽を主訴に来院した。3か月前から全身倦怠感と乾性咳嗽、2か月前から体動時の息切れ、2週前から発熱がみられ呼吸困難は高度となった。22歳から2年間海外に留学した。意識は清明。身長178cm、体重56kg。体温 38.2℃。呼吸数 30/分。脈拍 112/分、整。血圧 114/60 mmHg。チアノーゼを認める。血液所見:赤血球 452万、Hb 12.8 g/dl、Ht 40%、白血球 8,200(桿状核好中球 16%、分葉核好中球 64%、単球 8%、リンパ球 4%)、血小板 17万。免疫学所見:CRP 18mg/dl、IgG 620 mg/dl (基準 960~1,960)、β-D-グルカン 280pg/ml(基準 20以下)。胸部エックス線写真で両側び慢性に浸潤影を認める。
- 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 30歳の男性。突然の呼吸困難を主訴に来院した。今朝から感冒様症状があり、市販薬の服用30分後から強い息切れが出現した。1年前から間欠的に夜間・早朝の息切れと咳とを自覚していた。胸部全体にwheezesを聴取する。来院後の治療によって症状は消失した。
- 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- a. 鼻腔の観察
- b. アスピリンの使用禁止
- c. 感冒時に別の市販薬投与
- d. 感冒時に同じ市販薬少量投与
- e. 血清抗アスペルギルス抗体測定
[正答]
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- 90歳の男性。頭部の皮疹を主訴に来院した。7か月前に頭部に紫紅色斑が出現し、次第に拡大・隆起し、出血するようになった。頭部の写真と同部の病理組織H‐E染色標本とを以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
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