オリーブ橋小脳萎縮症
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 洞結節不全症候群を呈したオリーブ橋小脳変性症の1例 : 日本循環器学会第72回北陸地方会
- 越野 雄祐,浅妻 賢哉,多田 浩,加藤 浩司,藤原 隆一,西尾 宏之,林 多喜王,久津見 恭典,中井 継彦,宮保 進,武藤 多津郎,阿久根 敦子
- Japanese circulation journal 57(SupplementIII), 988, 1993-08-20
- NAID 110002634485
Related Links
- オリーブ橋小脳萎縮症(一般の方むけ) 1. オリーブ橋小脳萎縮症とは 孤発性の脊髄小脳変性症の代表的な疾患です.脊髄小脳変性症とは,運動失調を主症状とする神経変性疾患の総称です.ここには臨床症状や、病理所見、原因 ...
- ... 線条体黒質変性症 (2)オリーブ橋小脳萎縮症 (3)シャイ・ドレーガー症候群 1.オリーブ橋小脳萎縮症とはどのような病気ですか 多系統萎縮症のなかで、起立歩行のふらつきなどの小脳症状で発病し、それを主な症状として経過するもの ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- dementia
- 同
- 痴呆、痴呆症、器質痴呆 organic dementia
- 関
- amyotrophic lateral sclerosis、ハチンスキー虚血スコア
定義
- いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障をきたすようになった状態。(参考1)
- 1. 知的機能が脳の器質性障害によって低下
- 2. 認知機能が選択的に障害された状態(PSY.312)
- 3. 記憶と判断力の障害を基本とする症候群(PSY.312)
認知症の概念
- 1. 記憶障害
- 2. 記憶以外の認知機能の障害
- 3. それらによる日常生活や職業生活の障害
- 4. 意識障害によらないこと
認知症と区別すべき病態
など
認知症の分類
-
-
- ピック病:行動の障害、人格変化。Pick球やPick細胞が存在
原因疾患
原因
- KPS.369
認知症症状
1. 中核症状
- 記憶障害:初期には記銘力、短期記憶から障害される。早期:エピソード記憶 → 重症:意味記憶
- 判断力低下
- 見当識障害
- 言語障害(失語)
- 失行
- 失認
2. 周辺症状
認知症と老化現象との違い
- 老化現象
- 体験の一部を忘れる ← ヒントを与えられると思い出せる
- 名前や日付などをとっさに思い出せる
- 日常生活に支障はない
- 物忘れに対して自覚がある
- 体験した全てを忘れる。最近の記憶がない ← ヒントを与えられてても思い出せない
- 時間や自分のいる場所が分からない
- 日常生活を営むことが困難
- 物忘れに対して自覚がない
検査
診断
|
アルツハイマー病
|
脳血管性認知症
|
ピック病
|
認知症
|
全般的認知症
|
まだら認知症
|
アルツハイマー病に類似。 早期には人格、注意力が障害され、 次第に記憶力も障害される。
|
人格
|
晩期に人格障害
|
保たれる
|
早期に人格障害
|
病識
|
なし(初期にはあり)
|
あり
|
なし
|
経過
|
進行性
|
動揺性、階段状に進行性
|
進行性
|
基礎疾患
|
特になし
|
高血圧、糖尿病、心疾患
|
特になし
|
画像検査
|
対称性の脳溝開大
|
脳実質内に脳梗塞巣
|
側頭葉と前頭葉の萎縮
|
機能画像検査
|
側頭葉、頭頂葉での代謝低下
|
前頭葉を中心とした多発性の脳代謝低下
|
前頭葉、側頭葉での代謝低下
|
treatable dementia
- 治療可能な認知症を診断しておく。根本的な治療が可能で、認知機能は可逆的である。
- → 治療できる認知症
治療
認知症高齢者を対象とした事業・施設
国試
[★]
- 英
- olivopontocerebellar atrophy, OPCA, olivopontocerebellar atrophies
- 同
- デジュリーヌ・トーマ病 Dejerine-Thomas disease、オリーブ・橋・小脳萎縮症 olivo-ponto-cerebellar atrophy、オリーブ橋小脳変性症 olivopontocerebellar degeneration
- 関
- spinocerebellar ataxia, SCA1、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症
概念
脊髄小脳変性症との関係
-
-
多系統萎縮症
症状
- YN.J-124
- 歩行障害→運動失調→平衡障害→構音障害
- 1. 小脳症状
- 2. 錐体路症状
- 3. 錐体外路症状
- 4. 自立心液晶状
- 5. 知能低下
治療
予後(YN.J-124)
国試
[★]
- 英
- cerebellum
発生
解剖
-
血管
機能概要
- 運動のタイミング決定と一つの運動から次の運動への急速な切り替え
機能
- ①運動開始に関与
- ②運動学習に関与
- ③多関節にわたる運動に関与
- ④フィードバックモード、フィードフォワードモードに関与
-
- 熟練した運動で、早く動かさないとき
- 素早い運動を行うとき。学習を行うとき
入力経路
障害 (KAPLAN USMLE STEP 1 QBOOK p.54)
障害
-
- 体幹失調=姿勢の制御不良
- 失調性歩行
- 注視方向への眼振(注意方向性眼振=注視眼振)
- Tomberg兆候(-)(両側をそろえて開眼して立つ、その後閉眼しても倒れない)
- 体幹筋失調による歩行障害(体幹歩行失調, 失調性歩行)
- 四肢の運動失調(協調運動障害)
- ①推尺障害
- ②変換運動障害
- ③運動解離
- ④共同運動不能
- ⑤失調性構音障害
臨床関連
[★]
- 英
- degeneration, denaturation
- ラ
- degeneratio
空砲変性
|
薬疹、皮膚科領域疾患
|
脂肪変性
|
脂肪肝、ネフローゼ症候群、筋脂肪変性
|
好酸性変性
|
ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎
|
硝子様変性
|
小動脈硬化。HE染色で均質な好酸性。
|
フィブリノイド変性
|
膠原病、アレルギー。HE染色でやや光沢のある不均質な好酸性物質。
|
粘液変性
|
HE染色で不均質な淡い好塩基性物質として見える。
|
[★]
- 英
- olive
- ラ
- oliva
- 同
- 橄欖 かんらん
- オリーブ核
- 背側オリーブ核
- 内側副オリーブ核
- オリーブ核は錐体外路系に所属する
- オリーブ核はオリーブ脊髄路、オリーブ小脳路の起始
- オリーブ核は中心被蓋路が終止
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- degeneration
- 関
- 逆行変性、縮退、退化、変性