重症急性呼吸器症候群 severe acute respiratory syndrome
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/11/09 14:59:20」(JST)
重症急性呼吸器症候群(じゅうしょうきゅうせいこきゅうきしょうこうぐん、英語: Severe Acute Respiratory Syndrome; SARS(サーズ))は、SARSコロナウイルスにより引き起こされる感染症。新型肺炎(非典型肺炎、中国肺炎、Atypical Pneumonia)とも呼ばれた。
2002年11月(広州市呼吸病研究所は7月と発表)に中華人民共和国広東省で発生し、2003年7月に新型肺炎制圧宣言が出されるまでの間に8,069人が感染し、775人が死亡した[1][2]。
国名 | 発症数 | 死者 | 回復 |
---|---|---|---|
中国本土 * | 5327 | 348 | 4941 |
香港 * | 1755 | 299 | 1433 |
台湾 * | 307 | 47 | 260 |
カナダ | 250 | 38 | 194 |
シンガポール | 206 | 32 | 172 |
アメリカ | 71 | 0 | 67 |
ベトナム | 63 | 5 | 58 |
フィリピン | 14 | 2 | 12 |
ドイツ | 10 | 0 | 9 |
モンゴル | 9 | 0 | 9 |
タイ | 9 | 2 | 7 |
フランス | 7 | 1 | 6 |
マレーシア | 6 | 3 | 3 |
イタリア | 4 | 0 | 4 |
イギリス | 4 | 0 | 4 |
インド | 3 | 0 | 3 |
韓国 | 3 | 0 | 3 |
スウェーデン | 3 | 0 | 3 |
インドネシア | 2 | 0 | 2 |
マカオ * | 1 | 0 | 1 |
コロンビア | 1 | 0 | 1 |
フィンランド | 1 | 0 | 1 |
クウェート | 1 | 0 | 1 |
ニュージーランド | 1 | 0 | 1 |
アイルランド | 1 | 0 | 1 |
ルーマニア | 1 | 0 | 1 |
ロシア | 1 | 0 | 0 |
南アフリカ | 1 | 1 | 0 |
スペイン | 1 | 0 | 1 |
スイス | 1 | 0 | 1 |
合計 | 8069 | 775 | 7452 |
(*) 中国本土、マカオ、香港、台湾はWHOにより別々に発表された。 |
2002年11月16日に広東省で40代の農協職員が発症した例が最初とみられているが、2003年5月6日までに報道されたところによると、広州市呼吸病研究所は最初の患者が7月にさかのぼると発表しているとのこと。
SARSが知られるようになったのは、2003年2月のことである。
中国からの旅行者であるアメリカのビジネスマンがシンガポールへ向かう航空機の中で肺炎に似た症状を引き起こした。飛行機はベトナムのハノイに着陸したが、ハノイの病院でこの旅行者は死亡した。病院の基本的な処置にもかかわらず、彼の処置に当たった医師や看護師が同じ症状を示し、何人かが死亡した。この症候群の病原性と医療従事者への感染は世界中の保健当局を恐れさせた。ハノイ在住のカルロ・ウルバニはWHOへ報告をおこない、2003年3月12日、WHOは世界規模の警報を出した。
SARSは、トロント、シンガポール、ハノイ、香港、台湾、及び中国本土の広東省、山西省に広まった。香港での感染源は2月にメトロポールホテルの9階に宿泊した広東省の医師で、ホテルを訪れた16人に感染させた。それらの旅行者はSARSをシンガポールやトロントに広めた。これがもとで3月頃から世界的な罹患者の広がりをみせたと考えられている。
2003年4月3日、日本政府は、SARSを新感染症として取り扱うことを発表。さらに、4月17日、原因が判明したため、SARSを指定感染症へ切り換える方針を発表した。
その後、5月になって、台湾でSARS治療にたずさわっていた26歳の台湾人医師が観光目的で訪日、近畿地方(大阪府内、大阪市営地下鉄、近鉄都ホテル大阪上本町、リーガロイヤルホテル大阪、大阪城など)を観光後、帰国してからSARSを発症していたことが明らかとなり、厚生労働省がその全旅程と立ち寄り先を発表、それらの施設で消毒をおこなう事態へ発展した。
WHOは2003年7月5日、最後まで台湾に出されていた感染地域指定を解除した。しかし、完全な制圧までにはまだ期間を要するとみられた。また、冬に再流行する可能性が指摘された。
2003年6月13日現在、WHOがとりまとめたところによると、患者の約9.4%が死亡しており、WHOの推計では致死率は14-15%に達するとみられる。
2003年の世界保健機関の発表:
WHOによれば、トロント、シンガポール、台湾、ハノイ、中国広東省、香港、そして上海などの地域で局地的なSARSの感染拡大が起こっている。香港では、最初の感染者の一団は3月29日には退院している。6月13日現在までの報告によると、香港での回復例は1,380人になっている。
おもな症状は、38度以上の発熱、せき、呼吸困難など。病原体は新型のコロナウイルスであることが判明、SARSコロナウイルスと命名された。
SARSの感染方法はまだはっきりとはわかっていないが、感染者のせき、または、くしゃみの飛沫を吸引することにより感染するか、あるいは付着した分泌物への接触により感染すると考えられている。各国の保健機関はまた空気感染の可能性も調査している。
2003年後半以降は2004年前半までに計14名の感染患者が報告されている。この内訳は11名が実験施設等における感染事故によるもので、残り3名はそれぞれ感染経路不明の単発的なものである。
実験施設等での事故による感染者11名のうち9名は、2004年3月から4月にかけ、北京の国立ウイルス学研究所で発生したものである。これは4月22日に公表され、同研究所は翌日閉鎖、WHOと中国政府の共同調査チームにより調査が開始された。しかし、これも接触者の健康監視等により感染は終息し、5月18日にWHOが終息宣言を出すに至った。
なお、日本では2006年(平成18年)12月8日公布の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律」により一類感染症から二類感染症に変更となっている[3]。
2010年現在、その後の感染発生の報告はされていない。
2003年3月12日、CDCの警告につづき、WHOが世界的に警告を発した。WHOによれば感染の疑いがある患者は隔離するのが望ましく、以下のようなケースを「感染の疑いあり」と定義している。
ある人物が、2003年2月1日以降:
SARSに関する一般的な照会については、感染症の専門家が組織しているNPOであるバイオメディカルサイエンス研究会(バムサ)でも、病気自体や診断検査法について応答(原則的として9時 - 17時)できる。
新コロナウイルスにより感染/発病する。
WHOのFAQによると、おもに飛沫感染によって広がる。飛沫感染とは空気感染ではなく、咳やくしゃみで飛んだSARS患者の唾液を吸い込むことによる感染である。飛沫は大きいため、飛ぶ距離は通常1メートル以内。しかし、SARSは空気や汚染された物を介してもっと広範囲に広がる可能性もある。
普通の風邪ウイルスも飛沫感染によって広がる。空気感染によって広がるウイルスには、麻疹ウイルスがある。
通常のコロナウイルスは体外で3時間以上生き延びるが、SARSコロナウイルスは乾燥したプラスチック上で24時間以上生存することが確認された[6]。
感染経路の調査結果によると、ごく一部の患者が多数の人にうつしたとみられ、このような患者はスーパースプレッダーと呼ばれているが、その理由を含む感染の仕組みは解明されていない。通常の患者は1~2人に感染させるが、スーパースプレッダーは20人以上にうつしていた。
このウイルスの発生源はハクビシンが疑われていたが[7]、キクガシラコウモリが保菌者であった。
SARSの症状を示している患者がSARSコロナウイルスに感染しているかどうかを調べるため、以下の検査法が実施されている。これらの検査法により、SARSコロナウイルスに感染していることが確認されれば確定例となる。
汚染された物を触ることによる感染のリスクを減らすために、CDCは石鹸と水で十分に手を洗うことを勧めている(WHOのFAQより)。院内感染対策として、サージカルマスクや使い捨てガウンが有効であった[8]。日本では感染の疑いがある人がいたものの感染者が出なかった。手洗いやうがいが慣行されているためという習慣もいわれたが、以下の理由[要追加記述]も指摘された。
日本国内では重症急性呼吸器症候群に感染した患者を搬送する救急車や治療・入院を行う病院が整備されている。2003年7月には日産自動車の関連会社である日産車体が京都府へ重症急性呼吸器症候群患者対応救急車の第1号車を寄贈したのを皮切りに、同様の車両が多くの自治体に導入されている[9]。
ウイルス性疾患であるので抗生物質の適応はない。
2003年7月30日、中国 深圳市でSARSの免疫物質の合成に成功[10]。
世界的に旅行を控える傾向になり、航空業界や旅行業界に大きなダメージを与えた[11]。その後のSARS対策に関するニュースなど(日本における指定病院の設定などのニュース)で、既に現地では沈静化していたにもかかわらず、流行当時の画像をイメージ映像として、それと共に伝えていたため、沈静化後も海外旅行を控える傾向が長引いた。その分、国内旅行や非感染地域への旅行が幾分増加していた。
感染人数の多い中国の北京では当時、戒厳令が発動される噂が流れていたので、その前に北京を脱出しようとする人々が増えていた。
最初の感染者がみつかった香港や東南アジア地区への旅行者は激減した。また、その他の地域も含め、海外旅行者が減少した。香港国際空港ではロビーに医療テントが設置されていた。世界各国の国際空港などで、検疫が実施されるようになった(2006年12月現在)。
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Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS) | |
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SARS coronavirus (SARS-CoV) is causative of the syndrome.
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Classification and external resources | |
Specialty | Infectious disease |
ICD-10 | U04 |
ICD-9-CM | 079.82 |
DiseasesDB | 32835 |
MedlinePlus | 007192 |
eMedicine | med/3662 |
Patient UK | Severe acute respiratory syndrome |
MeSH | D045169 |
Severe acute respiratory syndrome (SARS) is a viral respiratory disease of zoonotic origin caused by the SARS coronavirus (SARS-CoV). Between November 2002 and July 2003, an outbreak of SARS in southern China caused an eventual 8,096 cases and 774 deaths reported in multiple countries with the majority of cases in Hong Kong[1] (9.6% fatality rate) according to the World Health Organization (WHO).[2] Within weeks, SARS spread from Hong Kong to infect individuals in 37 countries in early 2003.[3] It then was eradicated by January the following year.[4]
Initial symptoms are flu-like and may include fever, myalgia, lethargy symptoms, cough, sore throat, and other nonspecific symptoms. The only symptom common to all patients appears to be a fever above 38 °C (100 °F). Shortness of breath may occur later. The patient has symptoms as with a cold in the first stage, but later on they resemble influenza. SARS may occasionally lead to pneumonia, either direct viral pneumonia or secondary bacterial pneumonia.
SARS may be suspected in a patient who has:
A probable case of SARS has the above findings plus positive chest X-ray findings of atypical pneumonia or respiratory distress syndrome.
The World Health Organization (WHO) has added the category of "laboratory confirmed SARS" for patients who would otherwise fit the above "probable" category who do not (yet) have the chest X-ray changes, but do have positive laboratory diagnosis of SARS based on one of the approved tests (ELISA, immunofluorescence or PCR).[5]
The chest X-ray (CXR) appearance of SARS is variable. There is no pathognomonic appearance of SARS, but is commonly felt to be abnormal with patchy infiltrates in any part of the lungs. The initial CXR may be clear.[6]
Antibiotics are ineffective, as SARS is a viral disease. Treatment of SARS is largely supportive with antipyretics, supplemental oxygen and mechanical ventilation as needed.
Suspected cases of SARS must be isolated, preferably in negative pressure rooms, with complete barrier nursing precautions taken for any necessary contact with these patients.
Some of the more serious damage in SARS may be due to the body's own immune system reacting in what is known as cytokine storm.[7]
As of 2015, there is no cure or protective vaccine for SARS that is safe for use in humans.[8] The identification and development of novel vaccines and medicines to treat SARS is a priority for governments and public health agencies around the world. MassBiologics, a non-profit organization engaged in the discovery, development and manufacturing of biologic therapies, is cooperating with researchers at NIH and the CDC developed a monoclonal antibody therapy that demonstrated efficacy in animal models.[9][10][11]
Several consequent reports from China on some recovered SARS patients showed severe long-time sequelae exist. The most typical diseases include, among other things, pulmonary fibrosis, osteoporosis, and femoral necrosis, which have led to the complete loss of working ability or even self-care ability of these cases. As a result, some of the post-SARS patients suffer from major depressive disorder.[12]
There is no vaccine to date. Isolation and quarantine remain the most effective means to prevent the spread of SARS. In addition, handwashing, use of universal precautions, disinfection of surfaces for fomites, and use of a surgical mask are recommended. Avoid contact with bodily fluids. Continue with precautions for at least 10 days after the person's signs and symptoms have disappeared. Keep children home from school if they develop a fever or respiratory symptoms within 10 days of being exposed to someone with SARS. Wash personal items in hot, soapy water including the eating utensils and dishes, bedding and clothing of someone with SARS.[13] Annual influenza vaccinations and 5-year pneumococcal vaccinations may be beneficial; but vaccinations only reduce or weaken the severity of SARS infection.[citation needed]
SARS was a relatively rare disease, with 8,273 cases as of 2003.[14]
Probable cases of SARS by country, 1 November 2002 – 31 July 2003. | ||||
Country or Region | Cases | Deaths | SARS cases dead due to other causes | Fatality (%) |
Canada | 251 | 44 | 0 | 18 |
China (Mainland) * | 5,328 | 349 | 19 | 6.6 |
China (Hong Kong) * | 1,755 | 299 | 5 | 17 |
China (Macau) * | 1 | 0 | 0 | 0 |
Taiwan ** | 346 | 37 | 36 | 11 |
Singapore | 238 | 33 | 0 | 14 |
Vietnam | 63 | 5 | 0 | 8 |
United States | 27 | 0 | 0 | 0 |
Philippines | 14 | 2 | 0 | 14 |
Mongolia | 9 | 0 | 0 | 0 |
Kuwait | 1 | 0 | 0 | 0 |
Republic of Ireland | 1 | 0 | 0 | 0 |
Romania | 1 | 0 | 0 | 0 |
Russian Federation | 1 | 0 | 0 | 0 |
Spain | 1 | 0 | 0 | 0 |
Switzerland | 1 | 0 | 0 | 0 |
South Korea | 4 | 0 | 0 | 0 |
Total | 8273 | 775 | 60 | 9.6 |
(*) Figures for the People's Republic of China exclude the Special Administrative Regions (Macau SAR, Hong Kong SAR), which are reported separately by the WHO. | ||||
(**) Since 11 July 2003, 325 Taiwanese cases have been 'discarded'. Laboratory information was insufficient or incomplete for 135 discarded cases; 101 of these patients died. | ||||
Source:WHO.[15] |
The epidemic of SARS appears to have started in Guangdong Province, China in November 2002. The first reported case of SARS originated in Shunde, Foshan, Guangdong in November 2002, and the patient, a farmer, was treated in the First People's Hospital of Foshan (Mckay Dennis). The patient died soon after, and no definite diagnosis was made on his cause of death. Despite taking some action to control it, Chinese government officials did not inform the World Health Organization of the outbreak until February 2003. This lack of openness caused delays in efforts to control the epidemic, resulting in criticism of the People's Republic of China from the international community. China has since officially apologized for early slowness in dealing with the SARS epidemic.[16]
The first clue of the outbreak appears to be 27 November 2002 when Canada's Global Public Health Intelligence Network (GPHIN), an electronic warning system that is part of the World Health Organization's Global Outbreak and Alert Response Network (GOARN), picked up reports of a "flu outbreak" in China through Internet media monitoring and analysis and sent them to the WHO. Importantly, while GPHIN's capability had recently been upgraded to enable Arabic, Chinese, English, French, Russian, and Spanish translation, the system was limited to English or French in presenting this information. Thus, while the first reports of an unusual outbreak were in Chinese, an English report was not generated until 21 January 2003.[17][17][18]
Subsequent to this, the WHO requested information from Chinese authorities on 5 and 11 December. Despite the successes of the network in previous outbreak of diseases, it was proven rather defective after receiving intelligence on the media reports from China several months after the outbreak of SARS. Along with the second alert, WHO released the name, definition, as well as an activation of a coordinated global outbreak response network that brought sensitive attention and containment procedures (Heymann, 2003). However, by then although the new definitions do give nations a guideline to contain SARS, over 500 deaths and an additional 2,000 cases had already occurred worldwide.[18]
In early April, after Jiang Yanyong pushed to report the danger to China,[19][20] there appeared to be a change in official policy when SARS began to receive a much greater prominence in the official media. Some have directly attributed this to the death of American James Earl Salisbury.[21] However, also in early April, accusations by Jiang Yanyong emerged regarding the undercounting of cases in Beijing military hospitals.[19][20] After intense pressure, Chinese officials allowed international officials to investigate the situation there. This revealed problems plaguing the aging mainland Chinese healthcare system, including increasing decentralization, red tape, and inadequate communication.
Many doctors and other medical staff in many nations heroically risked their lives treating patients and containing the infection before ways to prevent infection were known. Not all survived.[22]
The epidemic reached the public spotlight in February 2003, when an American businessman traveling from China became afflicted with pneumonia-like symptoms while on a flight to Singapore. The plane stopped at Hanoi, Vietnam, where the victim died in The French Hospital of Hanoi. Several of the medical staff who treated him soon developed the same disease despite basic hospital procedures. Italian doctor Carlo Urbani identified the threat and communicated it to WHO and the Vietnamese government; he later succumbed to the disease.[citation needed]
The severity of the symptoms and the infection of hospital staff alarmed global health authorities fearful of another emergent pneumonia epidemic. On 12 March 2003, the WHO issued a global alert, followed by a health alert by the United States Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Local transmission of SARS took place in Toronto, Ottawa, San Francisco, Ulaanbaatar, Manila, Singapore, Taiwan, Hanoi and Hong Kong whereas within China it spread to Guangdong, Jilin, Hebei, Hubei, Shaanxi, Jiangsu, Shanxi, Tianjin, and Inner Mongolia.
In Hong Kong, the first cohort of affected people were discharged from the hospital on 29 March 2003. The disease spread in Hong Kong from a mainland doctor who arrived in February and stayed at the ninth floor of the Metropole Hotel in Kowloon, infecting 16 of the hotel visitors. Those visitors traveled to Canada, Singapore, Taiwan, and Vietnam, spreading SARS to those locations.[23]
Another larger cluster of cases in Hong Kong centred on the Amoy Gardens housing estate. Its spread is suspected to have been facilitated by defects in its drainage system. Concerned citizens in Hong Kong worried that information was not reaching people quickly enough and created a website called sosick.org, which eventually forced the Hong Kong government to provide information related to SARS in a timely manner.[citation needed]
The CDC and Canada's National Microbiology Laboratory identified the SARS genome in April, 2003.[24][25] Scientists at Erasmus University in Rotterdam, the Netherlands demonstrated that the SARS coronavirus fulfilled Koch's postulates thereby confirming it as the causative agent. In the experiments, macaques infected with the virus developed the same symptoms as human SARS victims.[26]
In late May 2003, studies from samples of wild animals sold as food in the local market in Guangdong, China, found the SARS coronavirus could be isolated from masked palm civets (Paguma sp.), but the animals did not always show clinical signs. The preliminary conclusion was the SARS virus crossed the xenographic barrier from palm civet to humans, and more than 10,000 masked palm civets were killed in Guangdong Province. Virus was also later found in raccoon dogs (Nyctereuteus sp.), ferret badgers (Melogale spp.), and domestic cats. In 2005, two studies identified a number of SARS-like coronaviruses in Chinese bats.[27][28] Phylogenetic analysis of these viruses indicated a high probability that SARS coronavirus originated in bats and spread to humans either directly or through animals held in Chinese markets. The bats did not show any visible signs of disease, but are the likely natural reservoirs of SARS-like coronaviruses. In late 2006, scientists from the Chinese Centre for Disease Control and Prevention of Hong Kong University and the Guangzhou Centre for Disease Control and Prevention established a genetic link between the SARS coronavirus appearing in civets and humans, bearing out claims that the disease had jumped across species.[29]
The World Health Organization declared severe acute respiratory syndrome contained on 9 July 2003. In the year after, SARS made the occasional appearance. There were four cases spotted in China in December 2003 and January 2004. As well, three separate laboratory accidents resulted in infections; in one case, an ill lab worker spread the virus to several other people.[4][30] The precise coronavirus that caused SARS is gone or mostly contained within different BSL-4 laboratories for research much like Smallpox, but different coronaviruses remain circulating in the wild, like MERS, the Common Cold and gastroenteritis.
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CDE その他の正答:BCD、BCE、BDE、
※国試ナビ4※ [104E014]←[国試_104]→[104E016]
D
※国試ナビ4※ [106E006]←[国試_106]→[106E008]
咳嗽、呼吸困難、頭痛、下痢、全身倦怠感など
香港 | 香港 | シンガポール | トロント | |
Peiris,et al | Lee,et al | Hsu,et al | Booth,et al | |
(n=50) | (n=138) | (n=20) | (n=144) | |
発熱 | 100 | 100 | 100 | 99.3 |
悪寒 | 74 | 73.2 | 15 | 27.8 |
筋肉痛 | 54 | 60.9 | 45 | 49.3 |
咳嗽 | 62 | 57.3 | 75 | 69.4 |
呼吸因難 | 20 | ー | 40 | 41.7 |
頭痛 | 20 | 55.8 | 20 | 35.4 |
めまい | 12 | 42.8 | ー | 4.2 |
喀痰 | ー | 29 | ー | 4.9 |
下痢 | 10 | 19.6 | 25 | 23.6 |
悪心,嘔吐 | 20 | 19.6 | 35 | 19.4 |
咽頭痛 | 20 | 23.2 | 25 | 12.5 |
倦怠感 | 50 | ー | 45 | 31.2 |
MERS | SARS | |
流行期間 | 2012年4月~ | 2002年11月~2003年7月 |
最初の報告 | 中東 | 中国 |
ウイルス自然宿主 | ヒトコブラクダ | 人 |
致死率 | 38% | 9.6% |
潜伏期間 | 5.2日(2~13) | 4.6日(2~14) |
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