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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/09/13 01:51:55」(JST)
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訪問介護(ほうもんかいご)とは、介護保険法第8条第2項において
要介護者であって、居宅(老人福祉法(昭和38年法律第133号)第20条の6に規定する軽費老人ホーム、同法第29条第1項に規定する有料老人ホームその他の厚生労働省令で定める施設における居室を含む。以下同じ。)において介護を受けるものについて、その者の居宅において介護福祉士その他厚生労働省令で定める者により行われる介護その他の日常生活上の世話であって、厚生労働省令で定めるもの
と定義されている。
上記の訪問介護を指してホームヘルプサービスと呼称することもある。しかし、広義には、介護保険法以外の法令(たとえば障害者自立支援法など)に基づくサービスや法令に基づかない私的なサービスが含まれることもある。
歴史[編集]
- 1962年 : 老人福祉法成立に伴い、家庭奉仕員派遣事業(訪問介護事業の前身)が制度化。
- 1967年 : 障害者も対象となる。
- 1995年 : 訪問介護員養成研修制度が開始。
- 1997年 : 介護保険法成立。
- 2000年 : 介護保険開始。
関連項目[編集]
- 訪問介護員(ホームヘルパー)
- 在宅ケア
- 在宅医療
- 在宅看護
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- A市在住の要支援高齢者宅と訪問系サービス事業所・通所系サービス事業所との距離分析
- 井上 高博,竹末 加奈,増田 容子,山口 善子
- 活水論文集. 看護学部編 1, 33-39, 2013-03-31
- … さらに訪問介護事業所と通所介護事業所との平均距離の違いは、訪問介護事業所が796m遠い距離(p=0.000)であった。 …
- NAID 110009575408
- 地域生活支援のための介護福祉教育のあり方-訪問介護実習を終えた学生の学びの状況からの一考察-
Related Links
- 訪問介護サービスを紹介するページです。 ... ホームヘルパーがお宅にお伺いして、介護を必要とされる方の日常生活のお手伝いをします。 必要に応じてケアマネジャー、主治医、看護師さんとも連携。
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- 次の文を読み、52~54の問いに答えよ。
- 88歳の女性。食事をとらないことを心配した家族から訪問診療の際に相談を受けた。
- 現病歴:5年前にAlzheimer型認知症と診断された。数年前から下肢筋力が低下していた。数か月前からは長男の妻の介助だけでは車椅子乗車も不可能となり、ほとんど臥床している状態となった。通院が困難なため訪問看護と訪問診療が開始となった。長男の妻によれば「最近、食事をとらないことが多く、義歯をはめると嫌がり、むせることも多い」という。
- 既往歴:高血圧症のため内服加療中。
- 生活歴:夫は5年前に死亡。長男夫婦と同居。主な介護者は長男の妻である。要介護4。1日1回の訪問介護と、週に3回のデイサービスを利用している。排泄にはオムツを使用している。食事は家族の介助で摂取している。入浴はデイサービスを利用している。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:身長145cm、体重30kg(1か月前の体重は32kgであった)。体温35.8℃。脈拍56/分、整。血圧92/70mmHg。呼吸数12/分。SpO2 97%(room air)。皮膚はやや乾燥している。眼瞼結膜に異常を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。口腔粘膜に異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心尖部にII/VI度の汎収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に軽度の浮腫を認める。
- 検査所見:血液所見:赤血球368万、Hb 11.9g/dl、Ht 38%、白血球5,300、血小板12万。血液生化学所見:血糖90mg/dl、総蛋白5.9g/dl、アルブミン2.9g/dl、尿素窒素25mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、総コレステロール186mg/dl、トリグリセリド70mg/dl、総ビリルビン0.7mg/dl、AST 20IU/l、ALT12IU/l、ALP 273IU/l(基準115~359)、γ-GTP 25IU/l(基準8~50)、CK 28IU/l(基準30~140)、Na 131mEq/l、K 3.2mEq/l、Cl 97mEq/l。
- 患者の下痢は1週間で軽快したものの、下痢を契機に食欲は更に低下していった。認知症の進行のため患者の希望は聴取不可能であったが、家族と相談して自宅療養を続ける方針となった。
[正答]
※国試ナビ4※ [107B053]←[国試_107]→[107B055]
[★]
- 84歳の女性。息苦しさと発熱とを主訴に家族に伴われて無床診療所に来院した。昨夜から元気がなかった。今朝から息苦しさと発熱とが出現したため受診した。5年前と2年前とに脳梗塞を発症し、要介護2と認定され訪問診療と訪問介護とを受けている。1日のほとんどを自宅内で過ごしており、排泄、入浴および着替えには一部介助が必要である。最近は食事のときにむせることが多くなった。体温 38.6℃。脈拍 104/分、整。血圧 88/54mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 89%(room air)。口腔内と皮膚とは乾燥し、右前胸部にcoarse cracklesを聴取する。
- まず行うべき対応として正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G040]←[国試_109]→[109G042]
[★]
- 法律に基づく在宅ケアについて正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [114C030]←[国試_114]→[114C032]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109B001]←[国試_109]→[109B003]
[★]
- a 住宅改修には利用できない。
- b 要介等認定は65歳以上の全員に行う。
- c 訪問看護と訪問介護との併用はできない。
- d ケアプランは利用者が自分で作ることができる。
- e 第2号被保険者は40歳以上65歳未満を対象とする。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E033]←[国試_104]→[104E035]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107F031]←[国試_107]→[107G002]
[★]
- 英
- dementia
- 同
- 痴呆、痴呆症、器質痴呆 organic dementia
- 関
- amyotrophic lateral sclerosis、ハチンスキー虚血スコア
定義
- いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障をきたすようになった状態。(参考1)
- 1. 知的機能が脳の器質性障害によって低下
- 2. 認知機能が選択的に障害された状態(PSY.312)
- 3. 記憶と判断力の障害を基本とする症候群(PSY.312)
認知症の概念
- 1. 記憶障害
- 2. 記憶以外の認知機能の障害
- 3. それらによる日常生活や職業生活の障害
- 4. 意識障害によらないこと
認知症と区別すべき病態
など
認知症の分類
-
-
- ピック病:行動の障害、人格変化。Pick球やPick細胞が存在
原因疾患
原因
- KPS.369
認知症症状
1. 中核症状
- 記憶障害:初期には記銘力、短期記憶から障害される。早期:エピソード記憶 → 重症:意味記憶
- 判断力低下
- 見当識障害
- 言語障害(失語)
- 失行
- 失認
2. 周辺症状
認知症と老化現象との違い
- 老化現象
- 体験の一部を忘れる ← ヒントを与えられると思い出せる
- 名前や日付などをとっさに思い出せる
- 日常生活に支障はない
- 物忘れに対して自覚がある
- 体験した全てを忘れる。最近の記憶がない ← ヒントを与えられてても思い出せない
- 時間や自分のいる場所が分からない
- 日常生活を営むことが困難
- 物忘れに対して自覚がない
検査
診断
|
アルツハイマー病
|
脳血管性認知症
|
ピック病
|
認知症
|
全般的認知症
|
まだら認知症
|
アルツハイマー病に類似。 早期には人格、注意力が障害され、 次第に記憶力も障害される。
|
人格
|
晩期に人格障害
|
保たれる
|
早期に人格障害
|
病識
|
なし(初期にはあり)
|
あり
|
なし
|
経過
|
進行性
|
動揺性、階段状に進行性
|
進行性
|
基礎疾患
|
特になし
|
高血圧、糖尿病、心疾患
|
特になし
|
画像検査
|
対称性の脳溝開大
|
脳実質内に脳梗塞巣
|
側頭葉と前頭葉の萎縮
|
機能画像検査
|
側頭葉、頭頂葉での代謝低下
|
前頭葉を中心とした多発性の脳代謝低下
|
前頭葉、側頭葉での代謝低下
|
treatable dementia
- 治療可能な認知症を診断しておく。根本的な治療が可能で、認知機能は可逆的である。
- → 治療できる認知症
治療
認知症高齢者を対象とした事業・施設
国試
[★]
- 英
- special nursing home for the elderly
- 同
- 特養、特養ホーム
- 関
- 老人福祉法、老人福祉施設
概念
法的根拠
機能
設置者
対象
- 参考1、老人福祉法#第20条の五によると、次の二つの例に当てはまる者に対して養護をおこなう。
- 1. (介護保険法)要介護者であって、身体上または精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ居宅においてこれを受けることが困難な者 = 介護老人福祉施設 ← 2000年代時点では常時の介護が必要な寝たきり老人、認知症の高齢者の入所が多い。
- 2. (老人福祉法)65歳以上の者であつて、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることが困難な者
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E9%A4%8A%E8%AD%B7%E8%80%81%E4%BA%BA%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
国試
[★]
- 関
- 介護保険法
- 介護保険法第8条では、居宅サービスとは以下のように定めている。
[★]
- 関
- ホームヘルパー、保健・医療・福祉・介護従事者
- 身体介護サービス:入浴介助・身体清拭・洗髪
- 家事援助サービス:調理・洗濯
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%AA%E5%95%8F%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E5%93%A1
[★]
- 英
- care、caring、caregiving、care
- 関
- 看護、心配、世話、注意、治療、ケア、ケアリング
[★]
- 英
- visit、visit、call
- 関
- 喚起、要求、呼ぶ、来診