- 関
- 認知症#認知症高齢者を対象とした事業・施設
- 厚労省が認知症疾患に関する医療を整備する「老人性認知症センター事業」(平成元年度~平成18年度)により都道府県、政令都市に設置が進められてきた機関である。
- 認知症疾患医療センターでは次の機能を担う。
- 1. 認知症疾患について、鑑別診断や問題行動への対応、身体合併症への対応を行う専門医療機関としての機能
- 2. 問題行動への対応や身体合併症への対応を行う医療施設の空床情報の把握と情報提供、患者の病態に応じた他の医療機関への紹介、かかりつけ医等地域の医療関係者への専門的な医療研修の実施、協議会の開催や専門的な相談への対応など地域の医療機関や介護施設等の関係者との連携を行うなど、認知症疾患に関わる地域の医療機能の中核的機関としての機能
- 3. 地域住民に対する普及啓発や相談への対応など、認知症疾患に係る医療に関する情報センターとしての機能
- 4. 連携担当者を配置することにより地域包括支援センターとの連携機能を強化し、地域における医療と介護の連携の拠点としての機能
参考
- http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/02/tp0226-1/dl_11syougai/11syougaia_0021.pdf
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/27 14:29:43」(JST)
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認知症疾患医療センター(にんちしょうしっかんいりょうせんたー)とは、都道府県及び指定都市により認知症専門医療の提供と介護サービス事業者との連携を担う中核機関として指定を受けた医療機関のことである。全国に150カ所の整備を目的としており、平成23年5月1日現在において112カ所(32道府県、7指定都市)が設置されている。
以前は「老人性痴呆疾患センター」(痴呆症から認知症の改称により老人性認知症センターとなる)の名称で平成元年度から平成18年度まで予算計上されていたが、地域の関係機関との連携等において十分な機能を果たしていないことが課題となったことから見直しが行われ、現在の認知症疾患医療センターとなった。
認知症疾患医療センターとしての機能役割は以下のことが挙げられる。
- 専門医療機関として、詳細な診断や急性精神症状への対応、身体合併症を有する患者への対応を行う。
- 認知症医療の地域における中核的機関として、専門職研修会や連携協議会開催、専門的な相談を通して、医療機関と介護サービス提供事業所等との連携強化を図る。
- 認知症医療の情報センターとして、地域住民への認知症に対する理解を含めた啓発活動や相談を行う。
- 地域における医療と介護の連携拠点として、認知症連携担当者を配置し、地域包括支援センターとの連携機能の強化を図る。
関連項目
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 認知症疾患医療センターの取り組み : 地域で支える認知症患者への支援 (第63回共済医学会特集) -- (シンポジウム 在宅医療を支える急性期病院の役割)
- 医療福祉経営最前線 機能強化型在宅療養支援診療所、認知症疾患医療センターを開設 医療・介護・住まいを一体展開 : 医療法人新生会グループ 山口県岩国市
- 山田 武,篠田 宗次,Takeshi YAMADA
- 日赤医学 = The Japanese Red Cross Medical Journal 66(1), 161, 2014-09-01
- NAID 120005486850
- 認知症疾患医療センター(地域型・栃木県) : 「医療と介護」から「地域と家族」まで (特集 認知症医療の諸相)
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- 熊本県認知症疾患医療センターには認知症の専門医や相談員を配置しており、「認知症専門医療機関の紹介」「医療機関の受診前の医療相談」「認知症の原因疾患を特定する鑑別診断の及び診断に基づいた治療や初期対応」等を ...
- 認知症疾患医療センター運営事業(新規)平成20年度予算額1.9億円 内科医等のいわゆる「かかりつけ医」 合併症への対応施設 医療 認知症疾患患者 介護 地域包括 支援センター 介護職、 介護サービス事業者 問題行動等への ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- dementia
- 同
- 痴呆、痴呆症、器質痴呆 organic dementia
- 関
- amyotrophic lateral sclerosis、ハチンスキー虚血スコア
定義
- いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障をきたすようになった状態。(参考1)
- 1. 知的機能が脳の器質性障害によって低下
- 2. 認知機能が選択的に障害された状態(PSY.312)
- 3. 記憶と判断力の障害を基本とする症候群(PSY.312)
認知症の概念
- 1. 記憶障害
- 2. 記憶以外の認知機能の障害
- 3. それらによる日常生活や職業生活の障害
- 4. 意識障害によらないこと
認知症と区別すべき病態
など
認知症の分類
-
-
- ピック病:行動の障害、人格変化。Pick球やPick細胞が存在
原因疾患
原因
- KPS.369
認知症症状
1. 中核症状
- 記憶障害:初期には記銘力、短期記憶から障害される。早期:エピソード記憶 → 重症:意味記憶
- 判断力低下
- 見当識障害
- 言語障害(失語)
- 失行
- 失認
2. 周辺症状
認知症と老化現象との違い
- 老化現象
- 体験の一部を忘れる ← ヒントを与えられると思い出せる
- 名前や日付などをとっさに思い出せる
- 日常生活に支障はない
- 物忘れに対して自覚がある
- 体験した全てを忘れる。最近の記憶がない ← ヒントを与えられてても思い出せない
- 時間や自分のいる場所が分からない
- 日常生活を営むことが困難
- 物忘れに対して自覚がない
検査
診断
|
アルツハイマー病
|
脳血管性認知症
|
ピック病
|
認知症
|
全般的認知症
|
まだら認知症
|
アルツハイマー病に類似。 早期には人格、注意力が障害され、 次第に記憶力も障害される。
|
人格
|
晩期に人格障害
|
保たれる
|
早期に人格障害
|
病識
|
なし(初期にはあり)
|
あり
|
なし
|
経過
|
進行性
|
動揺性、階段状に進行性
|
進行性
|
基礎疾患
|
特になし
|
高血圧、糖尿病、心疾患
|
特になし
|
画像検査
|
対称性の脳溝開大
|
脳実質内に脳梗塞巣
|
側頭葉と前頭葉の萎縮
|
機能画像検査
|
側頭葉、頭頂葉での代謝低下
|
前頭葉を中心とした多発性の脳代謝低下
|
前頭葉、側頭葉での代謝低下
|
treatable dementia
- 治療可能な認知症を診断しておく。根本的な治療が可能で、認知機能は可逆的である。
- → 治療できる認知症
治療
認知症高齢者を対象とした事業・施設
国試
[★]
- 英
- cognition
- 同
- 認識 recognition
- 関
- 認知症
二次感覚野
↓
判断:感覚連合野
| ↓
| 記憶:辺縁系・扁桃核
| ↓
意志:運動連合野
↓
二次運動野
- 認知症ではこの認知が傷害される
[★]
- 英
- disease, disorder, disturbance, illness, sickness, malady
- 同
- 疾病、病気
- 関
- 疾病、障害、病、乱れ、無秩序、病害、病気、病弊
[★]
- 英
- health care、medical care
- 関
- 健康管理、診療、保健医療、ヘルスケア
[★]
- 英
- center、centre
- 関
- 中央、中心、中央に置く、中枢