- 同
- 2類感染症
- 関
- 感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)
概念
対応
感染症法
国試
Japanese Journal
- 結核予防法から新感染症法へ (特集 変貌する感染症--人類の備えは十分か?)
- 二類感染症 腸チフス・パラチフス (新感染症学(下)新時代の基礎・臨床研究) -- (感染症法分類--発症・病態・診断・治療)
- 二類感染症 ジフテリア (新感染症学(下)新時代の基礎・臨床研究) -- (感染症法分類--発症・病態・診断・治療)
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★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098G018]←[国試_098]→[098G020]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097G018]←[国試_097]→[097G020]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098G009]←[国試_098]→[098G011]
[★]
- 感染症法で都道府県知事による入院の勧告・措置の対象とならないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099D027]←[国試_099]→[099D029]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097A060]←[国試_097]→[097B002]
[★]
- 英
- tuberculosis, TB
- 同
- 結核症
- 関
- 結核菌 Mycobacterium tuberculosis、抗結核薬
- 肺結核、腸結核、脳結核腫
- 感染予防学 080423I,II
- first aid step1 2006 p.135,137,143,162,172,173,181
- Pott's disease = vertebral tuberculosis. constrictive pericarditis = tuberculosis
概念
病原菌
疫学
平成21年
- 参考3
- 結核患者の発生は未だ2万4千人以上である。結核罹患率は引き続き減少傾向にあるが、減少率は2%台と低い。
- 新登録結核患者数 24,170人
- 罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数) 19.0 (対前年比0.4減)
- 80歳以上の結核罹患率は横ばいないし増加し、70歳以上の高齢結核患者は新登録結核患者の半数以上となった。
- 80歳以上の罹患率 88.3 (H20 87.6、H19 90.5、H18 93.0)
- 70歳以上の新登録結核患者の占める割合 50.1%(H20 48.9%、H19 47.9%、H18 47.0%)
- 世界的に見て、日本は依然として結核中まん延国である。
- 日本の罹患率(19.0)は、米国(4.3)の4.4倍、カナダ(4.7)の4.0倍、スウェーデン(5.4)の3.5倍、オーストラリア(5.5)の3.5倍。
感染の型
- SPU.178
一次感染
- 初感染患者に形成される初期変化群の増悪による病変:全身性血行性散布(粟粒結核など)、肺原発巣の空洞化、リンパ節の穿孔による吸引性結核性肺炎、結核性胸膜炎
二次感染
症状
結核の皮膚病変
検査
- 「喀痰の抗酸菌検査では1日1回、連続して3日間検査することが推奨されている。抗酸菌検査では通常、塗抹検査と培養検査の2項目をオーダーするが、結核の疑いが強い場合には、健康保険診療上、結核菌核酸増幅法検査を1回行うことができる。」(ガイドライン1より引用)
診断
- 結核菌の診断を行う上では、あくまでも細菌学的検査(塗沫検査、培養検査)によることが原則である。(IRE.1034)
- 結核の疑いが強い場合にはPCR法により確定して、直ちに保健所に届けるのがよい。
治療
- 標準治療法:最初2ヶ月間4剤、次の4ヶ月間2-3剤の計6ヶ月間の治療
- 例:INH,RFP,EB,PZAで2ヶ月間(bactericidal phase) → INH,RFP(,EB)で4ヶ月間(continuation phase)
- 多剤耐性結核菌:少なくともINHとRFPに同時耐性を示す菌株
2009年に厚生労働省告示
- ピラジナミド(PZA)を使用できる場合には、まずイソニアジド(INH)、リファンピシン(RFP)およびPZAにストレプトマイシン(SM)またはエタンブトール(EB)を加えた4剤併用療法を2カ月間行い、その後INHおよびRFPの2剤併用療法を4剤併用療法開始時から6カ月を経過するまで行う。
- PZAを使用できない場合には、まずINHおよびRFPの2剤にSMまたはEBを加えてた3剤併用療法を2ないし6ヵ月間行い、その後INHおよびRFPの2剤併用療法を3剤併用療法開始時から9ヶ月を経過するまでに行う。INHまたはRFPを使用できない場合、症状が著しく重い場合、治療開始から2カ月を経ても結核菌培養検査陽性の場合、糖尿病、じん肺、HIV感染症等の疾患を合併する場合、または副腎皮質ホルモン剤を免疫抑制剤を長期にわたり使用している場合、などでは治療期間を3ヵ月間延長できる。
感染経路
公衆衛生
参考
- http://www.kekkaku.gr.jp/
- http://www.jatahq.org/about_tb/index.html
- 3. 結核登録者情報調査【平成18年まで結核発生動向調査】|厚生労働省
- http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/kekkaku_tourokusya.html
ガイドライン
- 1. 結核診療ガイドライン(の要点抜粋) 山岸文雄 独立行政法人国立病院機構千葉東病院 病院長
- http://www.kekkaku.gr.jp/ga/ga-59.htm
国試
[★]
- 英
- severe acute respiratory syndrome SARS
- 関
- コロナウイルス。SARSコロナウイルス(SARS-CoV-1)
概念
- SARSコロナウイルス(SARS-CoV-1)の感染に起因する急性呼吸促迫症候群(ARDS)である。
- 2003年一類感染症に指定されたが、2020年現在は二類感染症に分類されている
歴史
- 2002年11月から2003年2月まで中国広東省に多数の感染者が発生し、香港、ハノイ、カナダ、シンガポール台湾で感染が拡大
病原体
感染経路
- 飛沫感染 空気感染ではない
- 病初期にウイルスの排出量は少ない
- ACE2受容体を介して感染が成立する
潜伏期
症状
- 38℃以上の発熱、悪寒、筋肉痛、頭痛、倦怠感などのインフルエンザ様症状で発症する。
- 発症後3-7日後に、乾性咳嗽、呼吸困難などの下気道症状が
咳嗽、呼吸困難、頭痛、下痢、全身倦怠感など
- 感染症専門医テキスト 第1部 解説編
|
香港
|
香港
|
シンガポール
|
トロント
|
Peiris,et al
|
Lee,et al
|
Hsu,et al
|
Booth,et al
|
(n=50)
|
(n=138)
|
(n=20)
|
(n=144)
|
発熱
|
100
|
100
|
100
|
99.3
|
悪寒
|
74
|
73.2
|
15
|
27.8
|
筋肉痛
|
54
|
60.9
|
45
|
49.3
|
咳嗽
|
62
|
57.3
|
75
|
69.4
|
呼吸因難
|
20
|
ー
|
40
|
41.7
|
頭痛
|
20
|
55.8
|
20
|
35.4
|
めまい
|
12
|
42.8
|
ー
|
4.2
|
喀痰
|
ー
|
29
|
ー
|
4.9
|
下痢
|
10
|
19.6
|
25
|
23.6
|
悪心,嘔吐
|
20
|
19.6
|
35
|
19.4
|
咽頭痛
|
20
|
23.2
|
25
|
12.5
|
倦怠感
|
50
|
ー
|
45
|
31.2
|
検査
- 血液検査:リンパ球・血小板数減少、APTT延長、LDH・CPK・トランスアミナーゼ上昇が見られる
- 胸部CT:ARDS様のスリガラス影
鑑別疾患
- インフルエンザウイルスによる肺炎、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎
予後
- 致死率:10%
- 基礎疾患を有するものや65歳以上では予後が不良である。
- 小児は相対的に予後が良好
[★]
- 関
- 感染症予防法
概念
|
指定の主体
|
設置の目安
|
医療機関の要件
|
特定感染症指定医療機関
|
厚生労働大臣
|
全国に数カ所
|
新感染症患者の入院医療を担うことができる病床を有する
|
第一類感染症指定医療機関
|
都道府県知事
|
原則として都道府県毎に一箇所
|
一類感染症患者の入院医療を担うことができる病床を有する
|
第二種感染症指定医療機関
|
都道府県知事
|
原則として二次医療圏毎に一箇所
|
二類感染症患者の入院医療を担うことができる病床を有する
|
結核指定医療機関
|
都道府県知事
|
|
結核患者を通院医療を担当できる医療機関
|
感染症指定医療機関
特定感染症指定医療機関
- 平成31年4月1日現在
参考
- https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20140811_01.pdf
- 感染症指定医療機関の指定状況(平成31年4月1日現在)
- https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou15/02-02.html
- 第二種感染症指定医療機関の指定状況(平成31年4月1日現在)
- https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou15/02-02-01.html
[★]
- 英
- diphtheria
- 関
- ジフテリア菌
特徴
病原体
疫学
潜伏期間
感染経路
病型
症状
- 発熱、咽頭発赤・クループ(扁桃に偽膜形成し、気道閉鎖)、頚部リンパ節腫脹
合併症
- ジフテリア後心臓疾患:発病後2-3週間後。房室ブロック、心筋炎。時に血圧低下、心雑音、ギャロップリズム、心不全
- ジフテリア後麻痺:発病後5-6週間後。多発神経炎による。軟口蓋麻痺により嚥下困難、動眼神経麻痺、生体麻痺、体幹四肢筋の麻痺。4-6週後には回復。
治療
予防
- DPT I期:3ヶ月から6ヶ月に3回。1歳半以降に1回
- DPT II期:11歳~12歳
[★]
- 英
- avian influenza
- 関
- インフルエンザ、感染症法
[show details]
概念
- 鳥類が罹患するインフルエンザ
- H5N1のものは2008年に四類感染症から二類感染症に変更された。
- 現在のところ、ヒト-トリ感染、ヒト-ヒト感染を容易に起こすほと変異が起こっていない、らしい。今後のヒト-トリ感染情報を注意深く観察する必要がある。
病原体
- 参考3
感染経路
- 参考3
- ヒトは、感染した鳥やその排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによってまれに感染することがある
参考
- http://www.cdc.gov/flu/avian/
- 2. 国立感染症研究所 感染症情報センター:鳥インフルエンザ
- まずはこのページを起点としてリンクを辿って調べるといいのかもしれません
- http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
- http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
- 4. Influenza at the Human-Animal Interface (HAI)
- http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/en/
国試
[★]
- 英
- infectious disease
- 関
- 感染、定着、感染症法
- 病原体から引き起こされる疾患
- 感染が成立して、宿主に病気が発症した状態
- →宿主が病原体を追い出そうとしている状態
地域別の感染症
参考になるリンク
- http://www.forth.go.jp/tourist/worldinfo/index.html
- Centers for Disease Control and Prevention
- http://www.cdc.gov/
[★]
- 英
- infection
- 関
- 定着、感染症、不顕性感染、顕性感染。サブクリニカル感染
- 細菌が宿主の体表面、体内や組織内に付着して増殖し、定着している状態。
- 感染の成立には微生物(定着能、増殖能、細胞内進入能、毒素産生能などを総合した病原性)と宿主(排除能、殺菌能などの生体防御機構)の力関係が崩れたときに生じる
[★]
- 英
- sis, pathy