嚥下障害
- 関
- 嚥下時痛、咽頭違和感(咽頭異物感)
- 嚥下の機能的・基質的な障害として嚥下障害と記載される。
- 嚥下困難は患者の訴え、自覚症状として記載される。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 理学療法で息切れ,嚥下困難は改善するか? (特集 老年症候群と理学療法) -- (老年症候群と理学療法)
- 魚肉混合ムース製品の創成とQOLを高める嚥下困難者用食品への応用適性
- 宮下 朋子,松田 唯菜,原田 和樹 [他]
- 日本調理科学会誌 = Journal of cookery science of Japan 47(2), 84-89, 2014-04
- NAID 40020055679
- 咀嚼・嚥下困難者向け食品の品質評価(プロジェクト・バイオ)
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- 嚥下(えんげ)と誤嚥(ごえん)、床ずれに関する製品と情報のサイト。嚥下食、栄養補助食販売。 ... 「嚥下障害(えんげしょうがい)」とは一体どのようなもので、何故おこるのでしょうか?ここでは、病気や加齢に伴って起こる ...
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★リンクテーブル★
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- 67歳の男性。嚥下困難と体重減少を主訴に来院した。1か月前から嚥下困難を自覚していた。自宅近くの医療機関で行った上部消化管内視鏡検査で異常を指摘されたため受診した。体重は1か月で3kg減少している。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は20本/日を40年間。飲酒は焼酎2合/日を42年間。身長 171cm、体重 67kg。脈拍 68/分、整。血圧 124/62mmHg。血液所見:赤血球 318万、Hb 10.5g/dL、Ht 31%、白血球 8,300、血小板 16万。上部消化管造影像(別冊 No.13A)及び上部消化管内視鏡像(別冊No.13B)を別に示す。
- 治療方針を決定するために有用でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D037]←[国試_113]→[113D039]
[★]
- 24歳の女性。下腿の腫脹を主訴に来院した。2年前にも同様のことがあったが自然に軽快したため放置した。左下腿は著明に腫脹し熱感がある。足を背屈すると腓腹部に疼痛を認める。血液所見:赤血球390万、Hb 10.2 g/dl、Ht37%、白血球9,800、血小板8万、PT 11秒(基準対照11.3)、APTT 86 秒(基準対照32.2)。血清生化学所見:尿素窒素12mg/dl、GOT36単位(基準40以下)、GPT32単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ220単位(基準260以下)。CRP4.6mg/dl(基準0.3以下)。抗核抗体160倍(基準20以下)。この疾患でみられるのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095G051]←[国試_095]→[095G053]
[★]
- 81歳の男性。嚥下困難を主訴に来院した。1か月前から嚥下困難を自覚しており、2週間前から食事摂取が困難となったため受診した。前立腺癌でホルモン療法を受けている。身長 160cm、体重 56kg。体温 36.1℃。脈拍 72/分、整。血圧 136/88mmHg。呼吸数 14/分。甲状腺の腫大を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。上部消化管内視鏡像(別冊No. 17)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A043]←[国試_113]→[113A045]
[★]
- 21歳の女性。 5日前から持続する咽頭痛を主訴に来院した。開口は 25 mmで嚥下困難を認めた。呼吸困難はない。体温 38.0℃。脈拍 92/分、整。血圧 120/80 mmHg。血液所見:赤血球 353万、 Hb 10.9 g/dl、Ht 33%、白血球 17,400(桿状核好中球15%、分葉核好中球 72%、単球 4%、リンパ球 9% )、血小板 33万。 CRP 15 mg/dl。口腔内の写真 (別冊 No.26A)と頸部造影 CT(別冊 No.26B、C)とを別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- a 気管挿管
- b 抗菌薬投与
- c 咽頭切開排膿
- d 抗ウイルス薬投与
- e 経皮的頸部穿刺排膿
[正答]
※国試ナビ4※ [108A055]←[国試_108]→[108A057]
[★]
- 40歳の女性。嚥下困難と嘔吐とを主訴に来院した。35歳を過ぎたころから前胸部に食物のつかえを感じるようになった。1年前から食物がつかえたときにお茶で流し込むことが月に2回程度あった。最近、食後に嘔吐するようになったため受診した。吐物はほとんど飲み込んだ食物であり体重減少はない。上部消化管造影像(別冊No. 2)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109F019]←[国試_109]→[109F021]
[★]
- 39歳の男性。2日前から咽頭痛と発熱とが出現し、昨夜から呼吸困難、嚥下痛および嚥下困難が増強したため、明け方に救急外来を受診した。独歩できるが、喘鳴が強く、呼吸回数も多い,扁桃は軽度の発赤のみで腫脹や白苔付着はない。喉頭部で強い狭窄音を聴取するが、その他の聴診所見で異常を認めない。頚部の腫脹はなく、触診で腫瘤を触れない。この患者でまず行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G016]←[国試_095]→[095G018]
[★]
- 47歳の男性。左上背部痛を主訴に来院した。喫煙は20本/日を25年間。身長 170cm、体重 68kg。脈拍 88/分、整。血圧 130/90mmHg。血液生化学所見:AST 30IU/I、ALT 26IU/l、LD 300IU/l(基準176-353)。免疫学所見: CRP 1.0mg/dl、CEA 15ng/ml(基準5以下)。胸部エックス線写真(別冊No.6A)と胸部造影CT(別冊No.6B)とを別に示す。
- 症候としてみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104G045]←[国試_104]→[104G047]
[★]
- 61歳の女性。嚥下困難を主訴に来院した。 5日前から水を飲み込みにくい感じがあり、徐々に増悪してきた。嚥下困難の原因検索のため入院となった。血液検査、上部消化管内視鏡検査、頸部CT及び胸部CTに異常を認めなかった。入院後4日、患者は口を開けられないと訴えた。身体診察で胸鎖乳突筋の筋緊張亢進を認める。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I053]←[国試_106]→[106I055]
[★]
- 65歳の男性。嗄声と嚥下困難とを主訴に来院した。3か月前から嗄声が出現し、1か月前から固形物を飲み込みにくくなった。病変部の生検にて癌の病理診断を得たため、化学放射線療法を行った後に手術療法を行った。背側から展開した摘出標本の写真(別冊No. 8)を別に示す。
- 考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D027]←[国試_109]→[109D029]
[★]
- 32歳の男性。発熱と嚥下困難とを主訴に来院した。4日前から発熱と咽頭痛とがあったが放置していた。昨日から高熱と開口障害とが出現している。血液所見:赤血球480万、Hb. 3.0g/d. 、白血球13,600。血清生化学所見:AST30単位、ALT28単位。CRP13.6mg/d. 。咽頭部の写真と咽頭部造影CTとを以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
※国試ナビ4※ [100F012]←[国試_100]→[100F014]
[★]
- 64歳の男性。胸部違和感を主訴に来院した。以前から高血圧を指摘されていたが放置していた。血圧220/llOmmHg。胸部エックス写真(別冊No.8)を別に示す。
- 合併する病態として考えにくいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D026]←[国試_104]→[104D028]
[★]
- 47歳の男性。左上背部痛を主訴に来院した。喫煙20本/日を25年間。CEA15ng/ml(基準5以下)。胸部エックス線写真と胸部造影CTとを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [101G014]←[国試_101]→[101G016]
[★]
- 食道平滑筋の異常によって嚥下困難をきたすのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095A073]←[国試_095]→[095A075]
[★]
- ☆case14 複視
- ■glossary
- diplopia n. 複視
- 筋力低下、筋無力、筋脱力 muscle weakness, muscular weakness
- sunken
- vt. sinkのpp.
- adj.
- 沈没した、沈んだ、水中の
- 沈下した、一段低いところにある
- 落ち込んだ、くぼんだ
- 3,4-ジアミノピリジン 3,4-diaminopyridine 3,4-DAP K+チャネル阻害薬;ランバート・イートン筋無力症治療
- ■症例
- 43-year-old woman
- cheif complaint: diplopia
- present history: diplopia and holding her head up ; more marked in the evenings, for the last 3 months. difficulty of chewing. voice has become quieter. weight loss (3kg / 6months). non-smoker. drinks about 15 units/week. no regular medication.
- past history: no significant previous medical illnesses.
- family history: lives with her husband and three children.
- ・診察 examination
- looks well.
- organ systems: normal; cardiovascular, respiratory, and abdominal systems.
- muscle power; grossly normal. decrease after testing a movement repetitively.
- motor function: normal; tone, coordination, reflexes and sensation.
- bilateral ptosis. exacerbated by prolonged upward gaze
- eye: normal; pupillary reflexes, eye movements, and funduscopy
- ■答え
- diagnosis: myathenia gravis
- differential diagnoses:
- CASES
- 上位and/or下位運動ニューロン motor neurone disease 運動ニューロン疾患:線維束性攣縮。進行例では筋力低下
- 筋 muscular dystrophy 筋ジストロフィー:ある種の筋肉が選択的に筋力低下する。家族歴がある。
- 筋 dystrophia myotonica 強直性筋ジストロフィー:咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋の筋萎縮、四肢遠位端の筋萎縮。顔貌が特徴的(前頭部脱毛、無表情、窪んだ頬)。家族歴ある。筋電図が診断に有用(急降下爆撃音)。
- 筋 polymyositis 多発筋炎:普通は皮疹と関節痛が出現。CKが上昇。筋生検が診断に有用
- 筋 myopathy ミオパチー:甲状腺中毒性ミオパチー、甲状腺機能低下症によるミオパチー、クッシング症候群によるミオパチー、アルコール性のミオパチー
- 神経筋接合部? non-metastatic associations of malignancy (paraneoplastic syndrome(傍腫瘍性症候群 = 腫瘍随伴症候群)のこと):胸腺腫の症例の10%に重症筋無力症がみられる。ランバート・イートン筋無力症症候群は小細胞癌と関連がある。
- HIM.2674
- Treatment with penicillamine (used for scleroderma or rheumatoid arthritis) may result in true autoimmune MG, but the weakness is usually mild, and recovery occurs within weeks or months after discontinuing its use.
- 重症筋無力症の誘発:ペニシラミン(強皮症や関節リウマチの治療に用いられる)。
- mildだし、薬剤の中断で改善する。
- Aminoglycoside antibiotics or procainamide can cause exacerbation of weakness in myasthenic patients; very large doses can cause neuromuscular weakness in normal individuals.
- 重症筋無力症の悪化:アミドグリコシド系抗菌薬、プロカインアミド
- MGの患者の筋脱力が悪化する。
- ■参考文献
- HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
- CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
- IMD = 内科診断学第2版
[★]
- ヒント:タイトルに騙されるな!
- 45歳 女性
- 主訴:肺炎
- 現病歴:過去6ヶ月の間、咳、発熱、および膿性痰をともなう3回のエピソードがあった。このうち1回のエピソードでは、右側の胸膜炎性胸痛があった。一連のエピソードはgeneral practitionerの外来で治療していた。これらのエピソードに加え、5年間の嚥下困難の既往がある。嚥下困難は最初は中等度であったが、だんだんと増悪している。食べ物が胸骨後部の下方に刺さる様だと言っている。どういう固形物であってもこのような症状がでる。体重は過去2ヶ月で5kg減少した。嚥下困難は食事中に改善することがあるようだ。最近、形のはっきりとした食物を嘔吐する問題を抱えている。
- 3年前外来で施行した上部消化管内視鏡では問題は認められなかった。器質的な問題がないことが保証されたが、症状はひどくなってきた。排尿障害はない。便秘傾向があるが、最近少し悪くなってきた。
- 既往歴:無し
- 家族歴:無し
- 社会歴:10年前まで4年間、アメリカ合衆国の北西の沿岸部にすんでいた。店員として働いている。
- 嗜好歴:喫煙なし。飲酒は週に5units以下。
- 服用薬:
- 身体所見 examination
- やせて見える。右の肺底部にcrackleを認める。心血管系、消化器系、およびそのほかの臓器系に異常を認めない。
- 検査所見 investigations
- 胸部単純X線写真(供覧)
- 問題
- 診断名は?
- どうやって診断をつけるの?
- 答え
- 噴門部のアカラシア
- ■嚥下障害の鑑別疾患
- DIF.125
- 嚥下というのは喉頭、咽頭、食道の機能で、1)機械的閉塞(ex. 腫瘍)、2)生理的閉塞(ex. 偽球麻痺)により機能が障害される。
- 機械的閉塞 喉頭、咽頭、あるいは食道自体の内的な疾患と周辺臓器の外的な疾患を考える。VINDICATEが有効。
- V vascular 大動脈瘤、心拡大
- I inflammatory 喉頭炎、扁桃炎、食道炎、縦隔炎。 infection シャーガス病
- N neoplasm 食道と気管の癌腫(carcinoma)、縦隔の皮様嚢腫
- D degenerative and deficiency Plummer-Vinson syndrome(鉄欠乏性貧血)
- I intoxication アルカリ狭窄(lye stricture)
- C congenital and acquired 食道閉鎖症(esophageal atresia)、食道憩室
- A autoimmune 強皮症
- T trauma 食道破裂
- E endocrine 甲状腺腫大(endemic goiter(風土病としての甲状腺腫)、グレーブス病)
- 生理的閉塞 神経から筋肉にいたるまでの障害であり、この経路を想像しながら鑑別を上げていく。
- 1. end organ 緊張性ジストロフィー、皮膚筋炎、アカラシア、びまん性食道痙攣
- 2. 神経筋接合部 重症筋無力症
- 3. 下位運動ニューロン 急性灰白髄炎、ジフテリア性神経炎、脳幹における感染症もしくは腫瘍
- 4. 上位運動ニューロン 偽性球麻痺(脳梗塞、脳塞栓、脳出血、多発性硬化症、認知症、びまん性脳動脈硬化症)、パーキンソン病や他の錐体外路症状を呈する疾患
[★]
- 英
- hypomagnesemia
- 関
- マグネシウム、高マグネシウム血症、電解質異常
定義
- 血清中のマグネシウム値低下による症状。
- 正常範囲以下(1.5mg/dl以下)となった病態 正常範囲は 1.5-2.3 mg/dl
病因
- 食事摂取量不足
- 消化管(腸管)からの吸収障害:飢餓状態、嘔吐、長期の胃腸液吸引、吸収不良症候群*、急性膵炎*、肝硬変
- 腎からの排泄増加
病態生理
症状
- 神経筋機能の異常:テタニー、振戦、てんかん発作、筋脱力、運動失行、眼振、めまい、感情鈍麻、うつ、易刺激性、譫妄(delirium)、精神症状 (HIM.2373)
- 心血管系:不整脈(洞性頻脈、上室性頻拍、心室性不整脈)、PR/QT延長、T波平坦化/陰性T波、ST straightening (HIM.2373)
- 電解質:低カルシウム血症、低カリウム血症 ← 個別に治療しても無駄。マグネシウムを補正する必要がある。1,25(OH)2Dの産生を阻害、細胞にPTHへの耐性をもたせ、さらに<1mg/dLではPTHの分泌を阻害する。 (HIM.2373) また、低マグネシウム血症では尿細管でのカリウム再吸収が低下するらしい。
- その他:ジギタリス毒性上昇(MgはATPaseの補酵素だからね)
低マグネシウム血症と高マグネシウム血症の比較
検査
心電図
- HIM.2373
合併症
[★]
- 英
- iron deficiency anemia iron-deficiency anemia IDA, hypoferric anemia, sideropenic anemia
- 関
- メシル酸デフェロキサミン、貧血、鉄
概念
病因
徴候
- 貧血による:眼瞼結膜蒼白、収縮期心雑音、高拍出性心不全
症状
- IMD. YN.G-20
検査
- MCV≦80
- 血清鉄:低下 ← 骨髄での利用亢進。
- フェリチン:低下 ← 貯蔵鉄枯渇
- UIBC:上昇 ← 血清鉄減少のため
- TIBC:上昇 ← 鉄欠乏に対する反応?
- 骨髄赤芽球:増加 ← 鉄欠乏に対する反応?
貧血の進行と検査値の変化
- YN.G-21改変
- 鉄欠乏性貧血の進行: 血清フェリチン↓ → 血清鉄↓ → MCV↓
- 鉄欠乏性貧血の回復: 網状赤血球↑ → 血清鉄↑ → 血清フェリチン↑
治療
国試
[★]
- 英
- Plummer-Vinson syndrome
- 同
- プランマー・ヴィンソン症候群 Plummer-Vinson症候群、パターソン-ケリー症候群 Paterson-Kelly syndrome、鉄欠乏性嚥下困難 sideropenic dysphagia
概念
[★]
- 英
- swallowing, deglution (SP)
- ラ
- deglutitio
- 同
- 飲み込み
- 関
- 嚥下反射
- 嚥下の第1相は随意的
- 嚥下の第2,3相は多シナプス反射により起こる。
嚥下の相 (also see SP.719)
- 1. 口腔相(第1期) 随意的
- 2. 咽頭相(第2期) 反射
- 食塊→咽頭壁、軟口蓋刺激→延髄嚥下中枢による反射
- 咽頭相中、呼吸停止(嚥下性無呼吸)
- 開口部 閉鎖する構造
- 鼻腔 舌
- 口腔 軟口蓋
- 気道 喉頭蓋
- 咽頭 -
食道括約筋 (also see SP.720)
- 下部食道2/3を占める平滑筋
- LESは収縮し、胃からの逆流を防ぐ
- 迷走神経支配(背側運動核、アセチルコリン作動性)
- →Auerbach神経叢の節後ニューロン(アセチルコリン作動性(興奮性)、NO,VIP作動性(抑制性))
臨床関連
- 食道下部のAuerbach神経叢細胞の消失および変性→食道下部の蠕動(-)、LESの反射性弛緩(-)→口側食道の拡張→嚥下障害、無胆汁性嘔吐、逆流性食道炎
[★]
- 英
- difficulty、distress、trouble、difficult、hard、intractable、recalcitrant、arduous、labored
- 関
- 窮迫、硬性、故障、障害、心配、難治、難治性、不応性、難しい、悩み、悩ます、硬い、硬質、強情、苦しめる、トラブル、苦悩