- 英
- sudden death
- 同
- 内因性急死、急死、急性死、頓死
- 関
- サドンデス症候群
定義
- 突然の思いがけない自然死(SLE.76)
- 発症から死亡までが24時間以内の死(WHOの定義)
- 外因による急死は突然死ではない → 急死 = 突然死(内因性急死) + 外因性急死
統計 (サブノート p.219)
- 成人:1. 心疾患, 2. 脳血管疾患
- 4歳以下の小児:1. 乳幼児突然死症候群(過半数), 2. 呼吸器疾患
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/02/18 11:35:58」(JST)
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突然死(とつぜんし、sudden death)とは、症状が出現してから24時間以内に死亡に至ることである。虚血性心疾患、心室性不整脈、大動脈瘤破裂、脳血管障害、てんかん重積発作、喘息重積など死因が特定できるものと、解剖などによっても疾患の特定できない原因不明の突然死がある。
WHOの疾患分類(ICD-10, 2003年度版)ではR95, R96が狭義の突然死に相当する(下表参照)。40代の男性、就眠中によくおこる。
また、突然死とやや類似した言葉である急死も併せて説明する。
目次
- 1 急死
- 2 突然死の原因
- 3 突然死の特徴
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
|
急死
急死(きゅうし)とは、直前まで健康そうに見えた人間が、突然死亡することを指す。事故や災害、容態の急変などが原因になることもある。
突然死とは、似ているがニュアンスが異なる。
ICD-10による分類定義
ICD Code |
分類名 |
具体例 |
R95 |
乳幼児突然死症候群 |
剖検しても死亡原因の特定できない乳幼児死亡 |
R96.0 |
瞬間死 |
症状発現から1時間以内の死亡 |
R96.1 |
原因不明の突然死 |
発症から24時間以内の原因不明死 |
R98 |
目撃者のいない死 |
孤独死、腐乱死体、白骨化した死体など |
R99 |
その他の原因不明死 |
原因究明も困難な死体の痕跡など |
俗語的に使われるポックリ病も突然死を意味する言葉であるが、青壮年急死症候群の俗称として用いられる場合と、お年寄りが長患いや後遺症を残さず短時間で死ぬことを希求する病態を意味する場合がある(ポックリ地蔵信仰)。後者の具体的な死因としては脳幹部脳出血、急性心筋梗塞、大動脈瘤破裂などが考えられる。
突然死の原因
多くの突然死が原因不明であるが、原因のわかる突然死もあるためそれについて記す。
- 心疾患 原因のわかる突然死の中では最も多い。原因疾患としては虚血性心疾患、急性冠症候群、間質性心筋炎、特発性心筋症、冠動脈起始異常などがあげられる。
- 消化器疾患 肝硬変、肝血管腫、胃潰瘍、マロリー・ワイス症候群、イレウスなどがあげられる。
- 脳疾患 クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞などがあげられる。
突然死の特徴
まず、第一に、臨床経過が非常に短く、更に不明である点が多い。外傷を伴うことが多く異状死との鑑別が必要である。また死後変化(死体現象)があるため、死因の特定はたとえ解剖したとしても困難となる。
少しでも外因死の可能性があれば、積極的に異状死とするべきである。ただし、外傷に関しても取り扱いは極めて難しい。まず、人間といっても身体的素因は個々人異なるため、外傷による死亡とは様々な医療検査が行われている場合でないと言うことは難しい。身体的素因には外傷性変化の現れ方、異常反応の出現の有無などが挙げられる。また、健常人なら耐えられる外傷での死亡、外傷により死期が著しく早められるということも考えられ、判断は非常に難しい。こういったことは死因にならないような外傷による疾病の誘発や進行促進などと考えられている。
関連項目
- 心停止
- サドンデス
- 即死
- 孤独死
- 腹上死
- 死体検案
- 死亡診断書
- 死体検案書
外部リンク
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Japanese Journal
- 西 勝弘,刑部 光正,伊関 憲
- 山形大学紀要. 医学 : 山形医学 29(2), 71-76, 2011-08-15
- … 一般に急性心筋梗塞の形態学的変化は発症後5 〜6時間を経てようやく観察されるようになるため、本症例のような突然死において急 性心筋梗塞の診断は困難である。 … こうした症例の診断に際しては、急性冠症候群の概念 に含まれる心臓性突然死が最も合致すると考えられた。 …
- NAID 110008614768
- CTによるAutopsy imagingが死因検索に有用であった新生児呼吸障害の一例
- 楊井 章紀 [他]
- 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 86(2), 69-74, 2011-06-25
- … 新生児の突然死や原因不明の際に病理解剖の同意が得られない場合でも、本児のようにAiによって死因が判明することがあり、その意義を認識すべきである。 …
- NAID 110008620335
- 全身転移を有する乳癌患者の右房粘液腫に対し,体外循環下に摘出術を行った1例
- 小松原 利英,坂野 康人,小西 宏明,三澤 吉雄
- 自治医科大学紀要 33, 117-122, 2011-03-01
- … 心臓腫瘍は腫瘤嵌頓や塞栓症など,突然死し得る危険な病態である。 …
- NAID 110008506961
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- 乳幼児突然死症候群(にゅうようじとつぜんししょうこうぐん、SIDS: sudden infant death syndrome : シッズ)とは、何の予兆もないままに、主に1歳未満の健康にみえた 乳児に、突然死をもたらす疾患である。コット・デス(cot death)、クリブ・デス(crib death )とも ...
- 突然死とは、「予期していない突然の病死」のことで、急死ともいい、発症から死亡まで の時間が24時間以内という医学的定義が ... 突然死の原因には、急性心筋梗塞、狭心 症、不整脈、心筋疾患、弁膜症、心不全など心臓病によるものが六割以上と多く、ほか に ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 38歳の男性。失神を主訴に来院した。2日前、自動車運転中に意識を失い、交通事故を起こした。6か月前にも自宅で意識消失発作があった。父と兄とが突然死している。意識は清明。身長170cm、体重64kg。体温36.4℃ 。脈拍72/分、整。血圧 116/80mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。12誘導心電図を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [103A019]←[国試_103]→[103A021]
[★]
- 58歳の男性。1か月前から労作時の息切れを自覚し、徐々に増悪したため来院した。意識は清明。身長152cm、体重49kg。脈拍68/分、整。血圧116/82mmHg。心尖部に2/6度の拡張期雑音を聴取するが、体位によっては聴取されない。呼吸音にcracklesを聴取しない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球441万、Hb13.1g/dl、Ht38%、白血球7,000、血小板23万。胸部造影CTを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A020]←[国試_100]→[100A022]
[★]
- 8歳の女児。学校のプールで泳いでいるときに突然意識を消失した。以前にも同様の出来事があった。父親が34歳で突然死しているが詳細は不明である。身体所見に異常を認めない。脳波、頭部CTおよび胸部エックス線写真に異常を認めない。脈拍64/分、整。血圧108/68mmHg。心電図(別冊No、9①~⑤)を別に示す。
- この患児の意識消失発作時の心電図として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A026]←[国試_104]→[104A028]
[★]
- a 学校給食は教育の一環である。
- b 小学生で被患率が最も高いのはう歯である。
- c 小学校において胸部エックス線撮影は毎年全員に実施される。
- d 学校管理下における児童生徒の死因の第1位は突然死である。
- e 学校職員の健康診断は学校保健安全法(旧学校保健法)に基づいて実施される。
[正答]
※国試ナビ4※ [104G018]←[国試_104]→[104G020]
[★]
- 64歳の男性。胸部違和感を主訴に来院した。以前から高血圧を指摘されていたが放置していた。血圧220/llOmmHg。胸部エックス写真(別冊No.8)を別に示す。
- 合併する病態として考えにくいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D026]←[国試_104]→[104D028]
[★]
- a. 乳幼児の突然死はすべて含まれる。
- b. 外因死した場合も含まれる。
- c. 開発途上国で多発している。
- d. 仰向け寝によって減少する。
- e. 死因となり得る病歴がある。
[正答]
※国試ナビ4※ [098G066]←[国試_098]→[098G068]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109B018]←[国試_109]→[109B020]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [114A008]←[国試_114]→[114A010]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106B031]←[国試_106]→[106B033]
[★]
- ☆case59 尿中の血液
- 52歳 ビジネスマン
- 顕微鏡的血尿のため泌尿器科医に紹介があった。
- 主訴:顕微鏡的血尿
- 現病歴:6ヶ月前、new jofのためのisurance medicalで血尿を指摘された。以来、家庭医に2回血尿指摘された。以前の尿検査は正常だった。一度も顕微鏡は指摘されたことが無く、泌尿器系の症状もなかった。顕微鏡的血尿であることを除けば健康である。視覚、聴覚に問題なし。タバコ1日30本、アルコール35 unit/week(缶ビール(350ml)20本/週)
- 既往歴:特記無し。
- 家族歴:特記無し。腎臓病の家族歴無し
- ・身体所見
- 栄養状態良く体調はよい。心拍:72/分、整。血圧:146/102 mmHg。心血管系、呼吸器系、腹部、神経学所見:異常なし。眼底鏡でarteriovenous nippingを認める。
- ・検査
- (血液生化学)
- 上昇:尿素、クレアチニン、γ-GTP
-
- (尿検査)
- 蛋白:++。血尿:++。赤血球:>100 red cells
- 24時間尿蛋白:1.2g; 正常値 <200mg/24hr
- (その他)
- ECG:左室拡大。腎超音波検査:大きさは正常
- (第一パラグラフ)
- ・顕微鏡的血尿の原因は腎臓と尿路系のものがある(ex.前立腺病変、結石)。
- ・顕微鏡的血尿 + 高度のタンパク尿 + 高血圧 + 腎障害 = 慢性糸球体腎炎の病態
- ・γ-GTP高値はアルコールの過剰摂取による肝臓病であることに適合する
- ・男性で推奨されるアルコール摂取の上限は、28unit/週 ()
- (第二パラグラフ)IgA腎症
- ・IgA腎症は先進国における一般的な糸球体腎炎。メサンギウム領域におけるIgAの蓄積が特徴的
- ・患者はしばしば、上気道感染と同時におこる顕微鏡血尿のエピソードがある
- ・IgA腎症は多くは特発性だけど、ヘノッホ-シェーンライン紫斑病(Henoch-Schonlein purpura)とアルコール性肝硬変(alcoholic cirrhosis)と関連するのが普通である。
- ・IgA腎症の患者の20%は20年の経過で末期腎不全(end-stage renal failure)に陥る。
- (第三パラグラフ)基底膜病・アルポート症候群
- ・菲薄基底膜病はisolated microscopic hematuria、minimal proteinuria及び正常腎機能(悪化しない)をしめす家族性の疾患である。
- ・電顕的にはびまん性の糸球体基底膜の菲薄化が見られる(300-400nm -> 150-225nm)
- ・アルポート症候群は進行性糸球体病態であり、聴覚消失と視覚異常と関連している。ふつうX連鎖優性遺伝で、男性がひどく影響を受ける。
- (第四パラグラフ)What further incestigations would you organize?
- ・腎生検
- ・age>50: 尿細胞診、前立腺特異抗原、膀胱鏡 → 除外診断のため(膀胱・前立腺病変)
- ・肝超音波検査が必要で、肝生検を考慮するべき。
- (第五パラグラフ)What advice would you give this patient
- ・指導:禁酒、血圧のコントロール
- ・経過観察:透析、腎移植に移行しうるため
- ・血清/血漿クレアチニン:これはGFRが50%減らないと上昇しない → この症例では軽度のクレアチニンの上昇は腎機能は正常の腎機能の40%であることを示す。
- ・治療:免疫抑制薬がIgA腎症の大部分で透析導入を遅らせるという証拠はない
- ■KEYPOINT
- ・50歳以下の血尿のみを訴える患者はまず腎臓専門医に紹介すべき。
- ・50歳以上の血尿のみを訴える患者は、膀胱や前立腺の疾患を除外するためにまず泌尿器科医に紹介すべき
- ・血清/血漿クレアチニンのわずかな上昇は腎機能の大きな喪失を示している。
- ・大量のアルコール摂取による肝障害は明らかな徴候なく起こるかもしれない。
- ■もっとも一般的な顕微鏡的血尿をきたす糸球体による原因
- IgA腎症
- 菲薄基底膜病(thin basement membrane disease)
- アルポート症候群(XR)
- ■高血圧の病理的帰結 HIM.1552
- ・高血圧が生み出すリスクファクター:粥状硬化症
- ・高血圧が悪化因子?(predisposing factor)となる疾患:心不全、冠動脈疾患、梗塞、腎臓病、末梢動脈疾患
- 心臓:高血圧性心疾患は高血圧に対する機能的・構造的適応 → 左心室肥大、拡張期機能不全(diastolic dysfunction)、うっ血性心不全、血行異常(冠状動脈の粥状硬化・微小血管障害による)、不整脈
- 左心室肥大(1遺伝的要因と血行動態要因による) → ↑リスク:冠動脈心疾患、梗塞、慢性心不全、突然死
- 拡張期機能不全:(左心室壁が肥厚して拡張期に十分拡張できないという意味での機能不全(written by s))
- 脳:(高血圧は脳梗塞と脳出血のリスクファクター)
- ・認知症(脳梗塞による)
- ・高血圧脳症(autoreguration(50-150mmHg)が傷害され、重度の頭痛、悪心・嘔吐、巣状神経徴候(focal neurologic sign)、精神状態の変調をきたす)
- 腎臓:高血圧は腎障害と末期腎臓病のリスクファクター。
- ・腎臓における粥状硬化性の高血圧に関連した血管損傷は、最初に糸球体の前の細動脈に及ぶ。これにより糸球体と糸球体の後の構造に虚血性の変化を起こす。
- ・糸球体の損傷は糸球体の高灌流による糸球体毛細血管の損傷の結果かもしれない。
- ・糸球体の病理は糸球体硬化症を呈し、そして尿細管は虚血により萎縮する。
- 末梢動脈:長期にわたって持続する高血圧により、下肢の動脈を狭窄させる → 跛行
- 網膜:交差現象(http://www.1stretinalscreen.com/ra_DR_NonDR.asp )
- AV nipping is indicative of hypertension and describes the changes which occur at arteriovenous crossings in the retina where an artery crosses a vein. In patients with hypertension and associated arteriolosclerosis (narrowing of the artery) the artery applies increased pressure on the vein at the point where it passes over the top of the vein.
- ■顕微鏡的血尿
- 血尿のうち、肉眼的には血尿ではないが、尿沈渣で400倍毎視野1個以上の赤血球を認める場合をいう。 しかしそれでは再現性に乏しいので、一般的には5個以上の赤血球を認める場合を顕微鏡的血尿といい病的意義をもつ。
- ■glossary
- modest adj. 謙虚な。慎み深い、控えめな、遠慮がちの。(主に女性が)しとやかにした、ひどく上品な。質素な、地味な。適度の、穏当な。大きくない、ささやかな。
[★]
- 英
- hypertrophic obstructive cardiomyopathy, HOCM
- 同
- 特発性肥厚性大動脈弁下狭窄症 idiopathic hypertrophic subaortic stenosis IHSS
- 関
- 肥大型心筋症
- 非対称性心室中隔肥大、肥大型閉塞性心筋症、肥大性閉塞性心筋症、特発性肥大性大動脈弁下狭窄症
病態
- 心筋の肥大に伴い左室流出路狭窄を来しており、心拍出量が低下する。
- 心房細動などにより心房からの駆出量が減少すれば、心拍出量低下に繋がる。
類似疾患との鑑別
- QB.C-495改変
病理
病態
左室流出路狭窄の増悪・寛解因子
症状
合併症
検査
心エコー
[show details]
僧帽弁
- 僧帽弁前尖の収縮期前方運動(SAM):循環血液量の減少と左室の過収縮による(YN.C-135)
- 僧帽弁後退速度 DDRの低下:左心室のコンプライアンスが低下することにより、左室への血液流入速度が低下するため(YN.C-135)
大動脈弁
- 大動脈弁の収縮中期半閉鎖:HOCMでは収縮中期に駆出される血液量低下のために大動脈弁が閉鎖しそうになる(参考2)
心臓カテーテル検査
- 左室~大動脈圧:左室流入路圧 > 左室流出路圧
- ブロッケンブロウ現象:期外収縮が起きた場合、心室性期外収縮の休止期後の期外収縮後増強により収縮力が増強し、左室流出路閉塞が増強するためにかえって大動脈圧が低下する
- 造影:左室流出路狭窄
治療
- 治療目標:自覚症状の軽減、突然死、不正脈の予防
- βブロッカー、カルシウム拮抗薬 → 左室流出路狭窄の軽減 ⇔ ×硝酸薬、ジギタリス:左室流出路狭窄を増強
- Ia群抗不整脈薬
予後
国試
[★]
- 英
- ventricular fibrillation, VF
- 関
- 不整脈
治療
予防
参考
- 1. 不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)
- [display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_kodama_h.pdf
概念
症状
治療
[★]
- 英
- nontraumatic medical problem in sports
[★]
- 英
- sudden death
- 同
- 急性死 内因性急死 sudden death from internal causes、頓死
- 関
- 突然死、頓死
[★]
- 英
- sudden infant death syndrome, SIDS
- 同
- 乳児突然死症候群、乳児突然死、乳幼児突然死、クリブ・デス クリブデス crib death、コット・デス cot death、ベビーベッド死
概念
- 1歳未満の乳児に起こり、それまで異常が認められなかった乳児が睡眠中に突然死亡するものであり、それまでの既往歴や思慕状況や剖検によっても死因が特定できないものをいう。
疫学
- 日本より海外で多い
- 0歳における死因の第3位を占める。
- (1位:先天奇形,変形及び染色体異常 。2位:周産期に特異的な呼吸障害等)
危険因子
- SPE.130,417 QB. O-28
- 男児、月齢(2-4ヶ月。好発6ヶ月未満。1歳を過ぎると稀?)、うつぶせ寝、人工栄養児、喫煙(妊娠中の母親、家族内喫煙)、寒い季節や気候、未熟児(低出生体重児)、子宮内での低酸素血症、暖めすぎや厚着による高音環境、柔らかい寝具の使用
その他
参考
- 1. 子ども・子育て>母子保健関係 - 乳幼児突然死症候群(SIDS)をなくすために
- http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html
- http://www.s-kubota.net/main/sids1.htm
国試
[★]
乳幼児突然死症候群
[★]
- 英
- death
- 同
- 死亡、脳死、心臓死
[★]
- 英
-
- 関
- 急、突発性、急激、不意