- 英
- habitual abortion
- ラ
- abortus habitualis
- 関
- 習慣性流産、反復流産、流産、自然流産
UpToDate Contents
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- 1. 不育症の男女の評価 evaluation of couples with recurrent pregnancy loss
- 2. 不育症の男女のマネージメント management of couples with recurrent pregnancy loss
- 3. 不育症の定義および病因 definition and etiology of recurrent pregnancy loss
- 4. 妊娠中の先天性血栓性素因 inherited thrombophilias in pregnancy
- 5. 母体 - 胎児接点の免疫 immunology of the maternal fetal interface
Japanese Journal
- 習慣流産に対するPGD (特集 Stop the 流産)
- 着床前診断の現状と問題点 (特集 出生前診断を考える)
Related Links
- 名古屋市立大学院 医科学研究科 産科婦人科(名市大 産婦人科)は、不育症・習慣流産治療、出生前診断は全国で先駆けて行っております。 ... 不育症の定義: 妊娠はするけれど流産・死産を繰り返して生児を得られない場合 習慣流産
- Sorry! Japanese only. 習慣流産ホームページ このホームページは流産および習慣流産に関する知識を広く提供するために公開しています. 専門でない方も理解しやすいように一部噛み砕いて説明しています. 医療関係者の方がご覧になる場合 ...
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[★]
- 24歳の女性。下腿の腫脹を主訴に来院した。2年前にも同様のことがあったが自然に軽快したため放置した。左下腿は著明に腫脹し熱感がある。足を背屈すると腓腹部に疼痛を認める。血液所見:赤血球390万、Hb 10.2 g/dl、Ht37%、白血球9,800、血小板8万、PT 11秒(基準対照11.3)、APTT 86 秒(基準対照32.2)。血清生化学所見:尿素窒素12mg/dl、GOT36単位(基準40以下)、GPT32単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ220単位(基準260以下)。CRP4.6mg/dl(基準0.3以下)。抗核抗体160倍(基準20以下)。この疾患でみられるのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095G051]←[国試_095]→[095G053]
[★]
- 27歳の1回経産婦。妊娠20週で軽度下腹部痛と少量の性器出血とのため来院した。前回妊娠は10週で流産し、今回が3回目の妊娠である。超音波検査を行ったところ、児の心拍動は認められない。児は2日後に娩出された。この患者で正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095C003]←[国試_095]→[095C005]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 英
- antiphospholipid syndrome, antiphospholipid antibody syndrome, anti-phospholipid syndrome, anti-phospholipid antibody syndrome, APS
- 同
- 抗リン脂質症候群
- 関
- [[]]
概念
分類
- 全身性エリテマトーデスに合併(SLEの20-40%に合併)
- 劇症型(catastrophic APS):血小板減少症・重症、3部位以上の多臓器不全
病因
疫学
症状
- 胎盤内の血栓形成→胎盤機能不全。妊娠5-6か月に多い。明らかな基礎疾患のない習慣流産患者のうちの20%を占める。3回続けて流産した場合は疑われる。
- 1. 静脈血栓症:深部静脈血栓症(Budd-Chiari症候群、下肢、腎、網膜など)、肺塞栓症、腸間膜静脈血栓症
- 2. 動脈血栓症:脳血管障害(一過性脳虚血発作、脳梗塞)、末梢動脈閉塞、腸間膜動脈血栓症、心筋梗塞、網膜動脈血栓症
- 3. 習慣性流産:子宮内胎児死亡
- 4. 血小板減少症(出血傾向は来さないことが多い)
- 5. その他:網状皮斑(livedo),皮膚潰瘍、溶血性貧血、偏頭痛、舞踏病、てんかん、肺高血圧症など
REU.188
- SLE様症状(蝶形紅斑、DLE、光線過敏症など)もありうる
診断
診断基準 REU.190
- 臨床症状1椎上、検査基準1つ以上を満たしたとき、抗リン脂質抗体症候群と診断
- 1. 血栓症:動脈、静脈、小血管
- 2. 妊娠合併症
- a. 妊娠10週以降の胎児死亡
- b. 重症子癇前症、子癇、あるいは重症胎盤機能不全による34週以前の早産
- c. 3回以上続けての妊娠10週以前の自然流産
検査
- → 梅毒血清反応(STS):偽陽性
- 抗β2-GFI/カルジオリピン複合体抗体
- → リン脂質依存性の血液凝固反応の阻害(内因系) → APTT:延長。PT:正常
治療
- 動脈血栓症の再発予防・・・アスピリン少量内服が第一選択
- 静脈血栓症の再発予防・・・ワルファリン
予後
予防
[★]
- 英
- infertility
- ラ
- infertilitas
- 関
- 習慣流産
概念
- 妊娠後、妊娠を維持できず流産、早産、死産によって児に恵まれない状態。
- 習慣流産は不育症の中に含まれ、3回以上連続する流産である(参考1)。
疫学
- 1回の流産は約15%、習慣流産は1-2%、不育症は5%程度の頻度。
原因
- QB.Q-234
- 子宮異常(子宮奇形(中隔子宮など)、子宮筋腫、頚管無力症)
- 内分泌異常(黄体機能不全、甲状腺機能異常、糖尿病)
- 感染症
- 自己免疫異常(SLE、抗リン脂質抗体症候群)
- 母児関連:血液型不適合、免疫学的因子(同種免疫異常)
- 参考1
- 夫婦どちらかの染色体異常(均衡型転座4.5%)、抗リン脂質抗体(17.4%)、子宮奇形(弓状子宮を除いて3.2%)、胎児染色体異常(頻度不明)
- 原因かどうかは不明だが、不育症に伴うことは明らかになっているもの:黄体機能不全(23.4%)、糖尿病(1%)、甲状腺機能異常(10%)
検査
一次スクリーニング
- 参考1
- 染色体検査:夫婦の染色体検査(G分染法)
- 子宮形態検査:経膣超音波検査法、子宮卵管造影検査
- 免疫学的検査:抗リン脂質抗体(抗CL・β 2GPI複合体抗体、抗CL抗体IgG、ループスアンチコアグラント)、抗核抗体
- 内分泌学的検査:基礎体温測定、糖尿病検査、甲状腺機能検査、下垂体機能、黄体機能検査
- 凝固系検査:APTT、PT
二次スクリーニング
- 子宮形態検査:子宮鏡、超音波子宮検査、sonohysterogram、MRI
- 免疫学的検査:抗DNA抗体、抗SS-A/RO抗体
- 内分泌学検査:75gOGTT、HbA1c
- 凝固系検査:(子宮内胎児死亡例に対し)Protein C、Protein S、アンチトロンビン
参考
- 1. クリニカルレクチャーシリーズ 1)不育症の診断と治療 - 日産婦誌59巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5909-238.pdf
[★]
習慣性流産、習慣流産
- 関
- recurrent abortion、recurrent miscarriage
[★]
- 英
- habitual abortion
- 関
- 習慣流産、反復性流産、反復流産
[★]
- 英
- abortion, miscarriage
- 関
- 妊娠中絶、中絶
定義
- 妊娠22週未満の妊娠中絶(1993年、ICD-10修正)
- 体外で生存できない時期に起こる妊娠の中絶
分類
時期
- 早期流産 early abortion 妊娠12週未満の流産
- 後期流産 late abortion 妊娠12週以降22週未満の流産
原因
- 習慣流産:連続して3回以上自然流産を繰り返した既往のあるもの
妊卵の排出の様式
[★]
- 英
- habituation、habit、custom、practice
- 関
- 行う、開業、習性、嗜癖、習慣性、信条、実行、治療、慣れ、培養、練習、診療、習慣化、慣習、実践