- 英
- extraocular muscle extraocular muscles, extrinsic ocular muscle, EOM
- ラ
- musculusoculi externe
- 関
- 内眼筋
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/04/27 21:31:48」(JST)
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右側から見た眼球:
1 = 総腱輪
2 = 上直筋腱
3 = 下直筋
4 = 内側直筋
5 = 外(側)直筋
6 = 上斜筋
7 = 上斜筋滑車
8 = 下斜筋
9 = 上眼瞼挙筋
10 = 瞼
11 = 眼球
12 = 視神経
鉗子によって引き出した人間の内側直筋(鉗子先端部位)
外眼筋(がいがんきん、extraocular muscles)とは、眼球の向きを変える筋肉の総称である。別名、眼球移動筋。外眼筋に含まれる6つの筋肉と、それぞれが収縮したときに眼球が動く向きを表に示す。なお解剖学における方向の表現に注意されたい。
外眼筋の作用
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動作 |
上直筋 |
上内側 |
下直筋 |
下内側 |
内側直筋 |
内側 |
外側直筋 |
外側 |
上斜筋 |
下外側 |
下斜筋 |
上外側 |
眼球の向きを変える運動(眼球運動)は、どれか1つの筋肉が単独で収縮するのではなく、ほとんどの場合は6つの協調によってなされる。6つの筋肉はいずれも眼動脈の枝で栄養される。下斜筋以外の5つは、視神経が眼窩先端部(orbital apex)に出るところを取り巻く総腱輪から起始して、6つとも眼球表面の強膜に停止する。上直筋、下直筋、内側直筋、下斜筋は動眼神経が支配する。上斜筋は滑車神経、外側直筋は外転神経が支配する。動眼神経支配の上眼瞼挙筋を外眼筋に含めることもある。
支配神経のいずれかが麻痺すると、眼球運動が障害され、複視(ものが2つに見える)などの症状が現れる。外転神経麻痺による外側直筋麻痺は頭蓋内圧亢進の症状として現れることが多い。動眼神経麻痺は内頸動脈と前交通動脈が分岐する部分の動脈瘤を強く示唆する。眼球運動障害はいずれも脳の障害、神経変性疾患、重症筋無力症などを示唆するので診断価値が大きい。また外眼筋の麻痺により眼球突出(目が飛び出る)を呈することもあり、これは頭蓋形成の先天異常、バセドウ病のほかでは内頸動脈海綿静脈洞瘻を示唆する。
外部リンク
- 「Extraocular muscles」 - Medpediaにある「外眼筋」についての項目。(英語)
頭頸部の筋肉: 頭部 |
|
外眼筋 (動眼神経、滑車神経、外転神経) |
- 上斜筋
- 下斜筋
- 上直筋
- 下直筋
- 内側直筋
- 外側直筋
- 上眼瞼挙筋
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|
咀嚼筋 (下顎神経) |
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|
浅頭筋 (顔面神経) |
|
|
軟口蓋および口峡の筋肉 (舌咽神経、迷走神経、副神経)
(口蓋帆張筋のみ下顎神経) |
- 口蓋帆張筋
- 口蓋帆挙筋
- 口蓋垂筋
- 口蓋咽頭筋
- 口蓋舌筋
|
|
舌筋 (舌下神経) |
- 外舌筋
- オトガイ舌筋
- 舌骨舌筋/小角舌筋
- 茎突舌筋
- (口蓋舌筋 (迷走神経))
- 内舌筋
|
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 早期治療で改善した急性外眼筋麻痺を伴った無疱疹性眼部帯状疱疹の2例 (特集 第64回日本臨床眼科学会講演集(4))
Related Links
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 眼筋の用語解説 - 眼球の運動を司る随意筋。上,下,内,外の4直筋と上,下の2斜筋の計6筋から成る。これを外眼筋ともいう。このほかに,調節に関与する毛様体筋,瞳孔運動に関与する瞳孔 ...
- 外眼筋(がいがんきん、extraocular muscles)とは、眼球の向きを変える筋肉の総称である。別名、眼球移動筋。外眼筋に含まれる6つの筋肉と、それぞれが収縮したときに眼球が動く向きを表に示す。なお解剖学における方向の表現に注意 ...
- 下の図は、本を読むときなど近くを見ているときに主に作用している筋肉を示したものです(赤色で表示した部分です)。 両眼の内直筋が収縮して眼球を内側へ向けています。 内直筋は外眼筋の中でもパワフルな筋肉なので、少々の ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 45歳の女性。1年前から両眼の眼球突出に気付き、最近増悪したため来院した。両側の眼瞼開大(Dalrymple徴候)と下方視で強膜上部の露出(Graefe徴候)とを認める。拍動性雑音はない。眼窩単純MRIの脂肪抑制T1強調冠状断像を以下に示す。眼球突出の原因で最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099G047]←[国試_099]→[099G049]
[★]
- ☆case14 複視
- ■glossary
- diplopia n. 複視
- 筋力低下、筋無力、筋脱力 muscle weakness, muscular weakness
- sunken
- vt. sinkのpp.
- adj.
- 沈没した、沈んだ、水中の
- 沈下した、一段低いところにある
- 落ち込んだ、くぼんだ
- 3,4-ジアミノピリジン 3,4-diaminopyridine 3,4-DAP K+チャネル阻害薬;ランバート・イートン筋無力症治療
- ■症例
- 43-year-old woman
- cheif complaint: diplopia
- present history: diplopia and holding her head up ; more marked in the evenings, for the last 3 months. difficulty of chewing. voice has become quieter. weight loss (3kg / 6months). non-smoker. drinks about 15 units/week. no regular medication.
- past history: no significant previous medical illnesses.
- family history: lives with her husband and three children.
- ・診察 examination
- looks well.
- organ systems: normal; cardiovascular, respiratory, and abdominal systems.
- muscle power; grossly normal. decrease after testing a movement repetitively.
- motor function: normal; tone, coordination, reflexes and sensation.
- bilateral ptosis. exacerbated by prolonged upward gaze
- eye: normal; pupillary reflexes, eye movements, and funduscopy
- ■答え
- diagnosis: myathenia gravis
- differential diagnoses:
- CASES
- 上位and/or下位運動ニューロン motor neurone disease 運動ニューロン疾患:線維束性攣縮。進行例では筋力低下
- 筋 muscular dystrophy 筋ジストロフィー:ある種の筋肉が選択的に筋力低下する。家族歴がある。
- 筋 dystrophia myotonica 強直性筋ジストロフィー:咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋の筋萎縮、四肢遠位端の筋萎縮。顔貌が特徴的(前頭部脱毛、無表情、窪んだ頬)。家族歴ある。筋電図が診断に有用(急降下爆撃音)。
- 筋 polymyositis 多発筋炎:普通は皮疹と関節痛が出現。CKが上昇。筋生検が診断に有用
- 筋 myopathy ミオパチー:甲状腺中毒性ミオパチー、甲状腺機能低下症によるミオパチー、クッシング症候群によるミオパチー、アルコール性のミオパチー
- 神経筋接合部? non-metastatic associations of malignancy (paraneoplastic syndrome(傍腫瘍性症候群 = 腫瘍随伴症候群)のこと):胸腺腫の症例の10%に重症筋無力症がみられる。ランバート・イートン筋無力症症候群は小細胞癌と関連がある。
- HIM.2674
- Treatment with penicillamine (used for scleroderma or rheumatoid arthritis) may result in true autoimmune MG, but the weakness is usually mild, and recovery occurs within weeks or months after discontinuing its use.
- 重症筋無力症の誘発:ペニシラミン(強皮症や関節リウマチの治療に用いられる)。
- mildだし、薬剤の中断で改善する。
- Aminoglycoside antibiotics or procainamide can cause exacerbation of weakness in myasthenic patients; very large doses can cause neuromuscular weakness in normal individuals.
- 重症筋無力症の悪化:アミドグリコシド系抗菌薬、プロカインアミド
- MGの患者の筋脱力が悪化する。
- ■参考文献
- HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
- CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
- IMD = 内科診断学第2版
[★]
- 英
- trigeminal nerve
- ラ
- nervus trigeminus
- 同
- CN V, fifth cranial nerve
- 関
- 脳神経。鰓弓
概念
核 (B.33)
- 三叉神経中脳路核
- 三叉神経主知覚核
- 三叉神経脊髄路核
支配
走行
枝
CN#
|
一般感覚性
|
臓性感覚性
|
特殊感覚性
|
体性運動性
|
臓性運動性
|
鰓弓運動性
|
神経細胞(中枢神経外)
|
神経細胞(中脳)
|
神経細胞(橋)
|
神経細胞(延髄)
|
神経細胞(脊髄)
|
○-< 節後ニューロン
|
頭蓋からの出口
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分布と機能
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V1
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眼神経
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○
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三叉神経節
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|
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上眼窩裂
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角膜、前頭部、頭皮、眼瞼、鼻の皮膚、鼻腔と副鼻腔の粘膜からの感覚
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V2
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上顎神経
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○
|
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|
|
|
|
三叉神経節
|
|
|
|
|
|
正円孔
|
上唇を含む上顎部の顔の皮膚、上顎の歯、鼻粘膜、上顎洞、口蓋の感覚
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V3
|
下顎神経
|
○
|
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|
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|
|
三叉神経節
|
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卵円孔
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下唇を含む下顎と顔の外側部の皮膚、下顎の歯、顎関節、口の粘膜、舌の2/3の感覚
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○
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|
○
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支配筋:咀嚼筋、顎舌骨筋、顎二腹筋の前腹、口蓋帆張筋、鼓膜張筋
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臨床関連
[★]
- 英
- superior oblique (K), superior oblique muscle, SO
- ラ
- musculus obliquus superior
- 関
- 外眼筋、眼筋、眼筋群
- 神経:滑車神経
- 眼球への付着部位:上面の後外側に付着し、前内側方にむかう
- 運動:下外方
- 内転位で下方視への貢献が大きく(前後軸と筋付着部位が鈍角)、外転位では下方視への作用は小さくなる(前後軸と筋付着部位が鋭角~ほぼ並行) → Bielschowsky徴候
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%96%9C%E7%AD%8B
[★]
- 英
- intraocular muscles, internal ocular muscle
- 関
- 外眼筋
[★]
- 英
- common tendinous ring (K)
[★]
- 英
- chronic progressive external ophthalmoplegia, CPEO
- 同
- 慢性進行性外眼筋麻痺?
- 関
- ミトコンドリア脳筋症。進行性外眼筋麻痺、眼筋ミオパシー
[★]
- 英
- progressive external ophthalmoplegia
- 同
- 進行性外眼筋麻痺症候群?
- 関
- 慢性進行性外眼筋麻痺 CPEO
[★]
- 英
- external ophthalmoplegia
- 関
- 眼筋麻痺、動眼神経麻痺、眼麻痺、外眼筋
[★]
- 英
- ocular muscles, eye muscles
- ラ
- musculi bulbi