- 英
- neuromuscular junction (K)
- 同
- 神経筋シナプス neuromuscular synapse
神経筋接合部に作用する薬物 (GPC.225)
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 抗コリンエステラーゼ薬 : 末梢性,中枢性 (特集 拮抗作用から見た麻酔関連薬物の最新知見)
- 3PT208 カエル神経筋接合部シナプスでの細胞外Ca^<2+>濃度変化による神経伝達物質放出量増加の二項分布解析(日本生物物理学会第50回年会(2012年度))
- Matsuda Taisuke,Suzuki Naoya
- 生物物理 52(SUPPLEMENT_1), S176, 2012-08-15
- NAID 110009585426
- 脊髄運動ニューロンの発生と細胞死 : その標的との関連
- 飼料性状および咬合状態は咬筋の神経筋接合部のアセチルコリン受容体クラスター形成に影響をあたえる
Related Links
- 6.神経筋接合部の伝達 1.シナプス <図6-1> 興奮性細胞と興奮性細胞、あるいは興奮性細胞と分泌細胞間は、構造的には 間隙があるが、機能的には結合している。この機能的接合部をシナプスという。 シナプス部に興奮を伝える ...
- 1.神経筋接合部 2.カルシウムイオンチャンネル 3.アセチルコリン受容体の構造 4.終板電位 関連するサイトとリンク(このページへ戻るときはブラウザーの戻るを選んでください) http://www.emory.edu ...
- 世界大百科事典 第2版 神経筋接合部の用語解説 - NMJと略称。運動神経繊維が筋繊維と接合する部分をいう。脊椎動物の骨格筋では,この部分を終板end‐plateともいう。運動神経繊維の末端は髄鞘がなくなり,枝分れして筋繊維表面の ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、1~3の問いに答えよ。
- 59歳の男性。歩行時のふらつきのため来院した。
- 現病歴 : 1年前から階段昇降時に両下肢に力が入らず、半年前から歩く時にバランスをとりにくいこと、ろれつが回りにくいことに気付いた。
- 現症 : 全身状態は良好である。意識は清明で、痴呆はない。腰肢帯筋の筋力低下があるが、他の部位の筋力は正常である。筋萎縮、筋把握痛および筋トーヌス異常はなく、歩行の持続により腰肢帯筋の筋力評価は改善を示す。座位からの起立は腰肢帯筋の筋力低下のため介助を要する。水平性の注視眼振があり、滑動性追従眼球運動は衝動性である。発語は緩慢であり小脳性の構音障害を認める。指鼻試験、腫膝試験では測定障害があり、手指変換運動のリズムが不整である。独歩は不可能であり、両腕を支えると開脚する小脳性の失調性歩行を認める。
- 検査所見 : 右尺骨神経の電気刺激を50Hzで施行したときの右小指外転筋の複合筋活動電位、胸部エックス線写真および頭部単純MRIのT1強調矢状断像を以下に示す。
- 入院後経過 : 入院3週後に肺病変の摘出術を施行、術後1か月目から腰肢帯筋の筋力低下と失両性歩行が改善した。尺骨神経の電気刺激(50Hz)を術後に行ったところ、正常な結果が得られた。
[正答]
※国試ナビ4※ [097B050]←[国試_097]→[097C002]
[★]
- 68歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。10年前に胃癌で胃全摘術を受けている。3か月前から歩行時のふらつきを自覚し、特に階段を降りるときに足元を確認しないとよろけることがあった。1か月前から両足にじんじんとしびれる感じを自覚するようになったという。今朝、洗顔時にふらついて洗面台に頭をぶつけたため受診した。眼球運動は正常で眼振は認めない。上肢の腱反射は正常である。膝蓋腱反射は亢進しているが、アキレス腱反射は低下している。立位で体幹の動揺があり閉眼時に増強する。
- 想定される障害部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114B036]←[国試_114]→[114B038]
[★]
- 43歳の女性。歩行障害を主訴に来院した。小児期から走るのが遅く、すり足で歩いていたが、日常生活に支障はなかった。40歳ごろから階段を降りるのが難しくなってきたため来院した。患者の歩行姿勢の図(別冊No. 1)を別に示す。
- 障害されている部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111C020]←[国試_111]→[111C022]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G096]←[国試_100]→[100G098]
[★]
[★]
- ☆case14 複視
- ■glossary
- diplopia n. 複視
- 筋力低下、筋無力、筋脱力 muscle weakness, muscular weakness
- sunken
- vt. sinkのpp.
- adj.
- 沈没した、沈んだ、水中の
- 沈下した、一段低いところにある
- 落ち込んだ、くぼんだ
- 3,4-ジアミノピリジン 3,4-diaminopyridine 3,4-DAP K+チャネル阻害薬;ランバート・イートン筋無力症治療
- ■症例
- 43-year-old woman
- cheif complaint: diplopia
- present history: diplopia and holding her head up ; more marked in the evenings, for the last 3 months. difficulty of chewing. voice has become quieter. weight loss (3kg / 6months). non-smoker. drinks about 15 units/week. no regular medication.
- past history: no significant previous medical illnesses.
- family history: lives with her husband and three children.
- ・診察 examination
- looks well.
- organ systems: normal; cardiovascular, respiratory, and abdominal systems.
- muscle power; grossly normal. decrease after testing a movement repetitively.
- motor function: normal; tone, coordination, reflexes and sensation.
- bilateral ptosis. exacerbated by prolonged upward gaze
- eye: normal; pupillary reflexes, eye movements, and funduscopy
- ■答え
- diagnosis: myathenia gravis
- differential diagnoses:
- CASES
- 上位and/or下位運動ニューロン motor neurone disease 運動ニューロン疾患:線維束性攣縮。進行例では筋力低下
- 筋 muscular dystrophy 筋ジストロフィー:ある種の筋肉が選択的に筋力低下する。家族歴がある。
- 筋 dystrophia myotonica 強直性筋ジストロフィー:咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋の筋萎縮、四肢遠位端の筋萎縮。顔貌が特徴的(前頭部脱毛、無表情、窪んだ頬)。家族歴ある。筋電図が診断に有用(急降下爆撃音)。
- 筋 polymyositis 多発筋炎:普通は皮疹と関節痛が出現。CKが上昇。筋生検が診断に有用
- 筋 myopathy ミオパチー:甲状腺中毒性ミオパチー、甲状腺機能低下症によるミオパチー、クッシング症候群によるミオパチー、アルコール性のミオパチー
- 神経筋接合部? non-metastatic associations of malignancy (paraneoplastic syndrome(傍腫瘍性症候群 = 腫瘍随伴症候群)のこと):胸腺腫の症例の10%に重症筋無力症がみられる。ランバート・イートン筋無力症症候群は小細胞癌と関連がある。
- HIM.2674
- Treatment with penicillamine (used for scleroderma or rheumatoid arthritis) may result in true autoimmune MG, but the weakness is usually mild, and recovery occurs within weeks or months after discontinuing its use.
- 重症筋無力症の誘発:ペニシラミン(強皮症や関節リウマチの治療に用いられる)。
- mildだし、薬剤の中断で改善する。
- Aminoglycoside antibiotics or procainamide can cause exacerbation of weakness in myasthenic patients; very large doses can cause neuromuscular weakness in normal individuals.
- 重症筋無力症の悪化:アミドグリコシド系抗菌薬、プロカインアミド
- MGの患者の筋脱力が悪化する。
- ■参考文献
- HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
- CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
- IMD = 内科診断学第2版
[★]
- 英
- muscle weakness, muscular weakness
- 同
- 筋無力、筋脱力
- 関
- 筋萎縮
[show details]
筋力低下をきたす障害部位別の症候・検査所見 IMD.147
筋脱力の診断 IMD.660
[★]
- 英
- nicotinic receptor
- 同
- ニコチン性受容体、ニコチン性アセチルコリン受容体
- 関
- アセチルコリン受容体、アドレナリン受容体
- 神経筋接合部の運動終板に存在するニコチン性受容体:NM受容体
- 神経筋接合部では、4種類5個のサブユニットからなる→五量体
- α1, α1, β1, γ, δ ← 胎児
- α1, α1, β1, ε, δ ← 成人
- 自律神経節、副腎髄質に存在するニコチン性受容体:NN受容体
受容体
|
サブユニット
|
局在
|
透過するイオン
|
作動薬
|
阻害薬
|
NM受容体
|
胎児
|
(α1)2, β1, γ, δ
|
骨格筋の神経筋接合部
|
Na+, K+
|
アセチルコリン ニコチン スキサメトニウム デカメトニウム
|
ベクロニウム パンクロニウム アトラクリニウム d-ツボクラリン
|
成人
|
(α1)2, β1, ε, δ
|
NN受容体
|
(α3)2, (β4)3
|
自律神経節 副腎髄質
|
Na+, K+
|
アセチルコリン ニコチン epibatidine dimethylphenylpiperazinium
|
triethaphan mecamylamine
|
CNS
|
(α4)2, (β4)3
|
postjunctional prejunctional
|
Na+, K+
|
cytisine, epibatidine anatoxin A
|
mecamylamine dihydro-β-erythrodine erysodine lophotoxin
|
(α7)5
|
postsynaptic presynaptic
|
Ca2+
|
anatoxin A
|
methyllycaconitine α-bungarotoxin α-conotoxin IMI
|
[★]
- dipl opia
- 英
- diplopia, double vision
- 関
- 両眼視
概念
- ある視標を見たときにものが二重に見える状態を複視という。(SOP.269)
分類
仮像の出現する方向
両眼・単眼の別
- 両眼複視:両眼で物が二重に見える場合。動眼神経麻痺、滑車新家麻痺、重症筋無力症、眼窩吹き抜け骨折など
- 単眼複視:単眼で物が二重に見える場合。正乱視、不正乱視、あるいは白内障が原因となる。
鑑別疾患
単眼視したときに物体が二重に認識される状態 monocular diplopia
- 水晶体脱臼(外傷、マルファン症候群)
- 早期白内障
- 角膜白濁(corneal opacities)
- 二重虹彩(手術や外傷)
- ヒステリー
両眼視したときに物体が二重に認識される状態 biocular diplopia
- DIF
- malformation 筋強直性ジストロフィー、眼筋麻痺
- inflammatory 皮膚筋炎、眼窩蜂窩織炎
- neoplasm 眼窩/外眼性の甲状腺腫 orbit and exophthalmic goiter
- trauma 眼窩骨折、外眼筋の裂傷/打撲
- vascular 脳底動脈血栓症/出血/塞栓症/動静脈奇形。片頭痛?
- inflammatory 梅毒性脳炎、結核性脳炎、ウイルス性脳炎
- neoplasms 脳幹神経膠腫、転移性脳腫瘍、ホジキンリンパ腫
- deficiency ウェルニッケ脳症
- intoxication ボツリヌス症、臭素・ヨウ素中毒
- congenital 水頭症、アーノルド・キアリ奇形
- autoimmune 多発性硬化症、感染後脳症、ループス脳症
- traumatic 硬膜下血腫、頭蓋底骨折、橋血腫
- endocrine 糖尿病による脳底動脈血栓症
- 松果体腫瘍、脳血栓/脳出血のconjugate plasy、局在性皮質てんかんのconjugate gaze、テント切痕への早期ヘルニアにおける瞳孔の拡張
検査
[★]
- 英
- motor end-plate, motor endplate
- 同
- 神経筋接合部 neuromuscular junction myoneural junction
- 関
- 終板、微小終板電位
定義
[★]
- 英
- neuromuscular junction blocker
- 関
- 脱分極性筋弛緩薬、筋弛緩薬
- アセチルコリンと競合的にアセチルコリン受容体に結合することで阻害する。
- 受容体と結合して脱分極してこれが持続、さらに筋弛緩剤を作用させることで再分極後も筋弛緩が継続
[★]
- 英
- neuromuscular junction disorder
- 関
- 神経筋接合部疾患、神経筋伝達障害
[★]
- 英
- neuromuscular junction disease
- 関
- 神経筋接合部障害、神経筋伝達障害
[★]
- 英
- depolarizing neuromuscular junction blockingagent
- 関
- 脱分極性筋弛緩薬
[★]
- 英
- neuromuscular agent
- 関
- 神経筋作用薬、骨格筋弛緩薬
[★]
- 英
- nerve
- ラ
- nervus
- 関
- ニューロン
解剖で分類
- 中枢神経 central nervous systen CNS
- 末梢神経 peripheral nervous system PNS
情報で分類
- 感覚神経 sensory nerve = 求心性線維 afferent nerve
- 運動神経 motor nerve = 遠心性線維 efferent nerve
機能で分類
- 体性神経 somatic nervous system SNS
- 自律神経 autonomic nervous system ANS
[★]
- 英
- junction、junctional region、juncture, canalicular-ductular junction
- 関
- ジャンクション、接合、接合点、連結、移行部、接続、ヘーリング管