- 英
- block, Bloch
- 関
- 塊、遮断、阻止、封鎖
WordNet
- a three-dimensional shape with six square or rectangular sides (同)cube
- (computer science) a sector or group of sectors that function as the smallest data unit permitted; "since blocks are often defined as a single sector, the terms `block and `sector are sometimes used interchangeably"
- support, secure, or raise with a block; "block a plate for printing"; "block the wheels of a car"
- a solid piece of something (usually having flat rectangular sides); "the pyramids were built with large stone blocks"
- housing in a large building that is divided into separate units; "there is a block of classrooms in the west wing"
- a rectangular area in a city surrounded by streets and usually containing several buildings; "he lives in the next block" (同)city block
- an inability to remember or think of something you normally can do; often caused by emotional tension; "I knew his name perfectly well but I had a temporary block" (同)mental_block
- a number or quantity of related things dealt with as a unit; "he reserved a large block of seats"; "he held a large block of the companys stock"
- interrupt the normal function of by means of anesthesia; "block a nerve"; "block a muscle"
- run on a block system; "block trains"
- shape by using a block; "Block a hat"; "block a garment"
- shape into a block or blocks; "block the graphs so one can see the results clearly"
- stamp or emboss a title or design on a book with a block; "block the book cover"
PrepTutorEJDIC
- (木・石などの,通例平らな面のある)『かたまり』 / 《米》(四団を街路に囲まれた)『区画』,街区 / 街区の1辺の距離(一般に40メートル前後) / 《英》ブロック(アパート・事務所・商店などに区切られている大きな建物) / 『妨害物』,障害物(obstacle);(障害によって生じた)停滞,渋滞 / 台木,台(まないた・肉切り台・まき割り台・せり売り台・帽子の木型など);《the~》炭頭台 / (特にアメリカンフットボールで)ブロック(相手の選手の突進を阻止する) / 滑車(pulley) / (座席券・株券などの)一組《+『of』+『名』》 / 〈通路など〉'を'『ふさぐ』,〈通行・進行など〉'を'妨げる / 〈帽子など〉の型取りをする / (特にアメリカンフットボールで)〈相手選手の突進〉'を'ブロックする;(ボクシングで)〈相手のパンチ〉'を'ブロックする
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/07 13:54:54」(JST)
[Wiki ja表示]
|
ウィキペディアにおける投稿ブロックについては、Wikipedia:投稿ブロックをご覧ください。 |
|
「ブロック」のその他の用法については「ブロック (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
ブロックとは、玩具のひとつである。小型の接続可能な部品を組み合わせ、いろいろな造形をする遊び、もしくはそのために使用する玩具を指す。積み木の一種といえるが、木材ではなく合成樹脂系材料が使用されている。
日本でよく知られているブロックとして、「LEGO」や「ダイヤブロック」や「ニューブロック」などがある。
部品は直方体など四角形を基本にした物が多いが、この他にも三角形や車輪状の物など様々な形状があり、寸法・色の種類も豊富である。どの部品も互いにはめ合わせることができ、部品の組み合わせによって自由に造形することができるようになっている。最近では、あらかじめテーマや特定の形状が作成できるセットで販売されている場合も多い。
年齢層にあわせて、大きさの異なるブロックが用意されている。通常の大きさの、縦横高さ方向が倍のブロックは、乳幼児向けのブロックとして提供されている。さらにその倍の大きさのブロックが存在する。
高年齢層向けには、メカニカルな部品や電子制御を行ない、完成した作品を動作させられるような部品が提供されており、代表的なものでは「LEGO MindStorms」と呼ばれるシリーズはプログラミングが可能な制御機構をもつ。
目次
- 1 電子ブロック
- 2 主なブロック製品
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
電子ブロック[編集]
機械的な造型ではなく、予め電子部品を組み込まれているブロック状の部品を簡易に組み立て、より複雑な電子回路の構成を試すことのできる電子ブロック(電子ブロック機器製造)がある。
主なブロック製品[編集]
- レゴブロック
- ダイヤブロック
- LaQ
- メガブロック
- リブロック
- ニューブロック
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- レゴ社
- ダイヤブロック
- LaQ
- リブロック
- ニューブロック
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 赤十字病院のキャリア開発ラダーにおける継続教育・研究環境に関する調査研究
- 東野 督子,水谷 聖子,大野 晶子,柿原 加代子,沼田 葉子,小笹 由里江,三河内 憲子
- 日本赤十字豊田看護大学紀要 7(1), 161-166, 2012-03-31
- … 本研究は、中部ブロック圏内にある赤十字病院看護部が実施している教育計画・研究環境・予算・運営上の課題に関する環境の現状調査を目的とした。 …
- NAID 110009004867
- 継続勤務している看護師のキャリアアップに関する認識
- 柿原 加代子,大野 晶子,東野 督子,水谷 聖子,沼田 葉子,小笹 由里江,三河内 憲子
- 日本赤十字豊田看護大学紀要 7(1), 153-159, 2012-03-31
- … 継続勤務している看護職のキャリアアップに対する認識を明らかにすることを目的として、中部ブロック管内2施設の赤十字病院に継続勤務している看護職16 名を対象に、半構成的面接を行った。 …
- NAID 110009004866
Related Links
- ブロックとは、玩具のひとつである。小型の接続可能な部品を組み合わせ、いろいろな 造形をする遊び、もしくはそのために使用する玩具を指す。積み木の一種といえるが、 木材ではなく合成樹脂系材料が使用されている。 日本でよく知られているブロック ...
- クリスマスおもちゃ100選ストア クリスマスツリー、デコレーション、グッズほか、 待ち遠しいクリスマスは、早目の準備がおすすめ!クリスマスおもちゃ100選ストアを チェック。 『子どもたちによるクリスマスカウントダウン2012』もクリスマスまで毎日1組 ずつ発表中。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ブレビブロック注 100mg
組成
====成分・含量 (1バイアル(10mL)中)
==
添加物
- 酢酸ナトリウム水和物28mg、氷酢酸5.46mg、pH調整剤
禁忌
- 本剤及び他のβ遮断剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強するおそれがある。]
- 洞性徐脈、房室ブロック(II、III度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
- 心原性ショックの患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。]
- 肺高血圧による右心不全のある患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。]
- うっ血性心不全のある患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。]
- 未治療の褐色細胞腫の患者[「用法及び用量に関連する使用上の注意 2.」の項参照]
効能または効果
- 洞性頻脈においては、その原因検索及びその除去が重要であることに十分留意するとともに、本剤の効果が心拍数の減少であることを踏まえて、本剤は緊急処置として必要に応じて使用すること(「重要な基本的注意」の項参照)。
- 通常、成人には1回0.1mL/kg(エスモロール塩酸塩として1mg/kg)を30秒間で心電図の連続監視下に静脈内に投与する。
なお、年齢、症状により適宜減量する。
引き続き持続投与を行う場合は、0.9mL/kg/時(150μg/kg/分)の投与速度で持続静脈内投与を開始し、適宜投与速度を調節し、目標とする心拍数を維持する。
なお、持続投与は、年齢、症状により適宜低用量から開始する。
- 本剤の単回投与により効果を認めたものの、その後頻脈が再発し、再投与が必要な場合には、少なくとも5分間の投与間隔を置くこと(「臨床成績」及び「薬物動態」の項参照)。
- 褐色細胞腫の患者では、他のβ遮断剤投与により急激に血圧が上昇したとの報告があるため、褐色細胞腫の患者に投与する場合には、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を投与すること。
- 国内臨床試験において、本剤150μg/kg/分を超える速度に増量することによる有効性の増強は証明されておらず、国内臨床試験において、本剤300μg/kg/分を超える速度での投与経験はないことを踏まえ、用量調節に当たっては、心拍数、血圧等の変化に十分注意すること。
慎重投与
- 低血圧症の患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。]
- 左室収縮機能障害のある患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。]
- 気管支喘息、気管支痙攣のおそれのある患者[症状を引き起こすおそれがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与する。]
- 異型狭心症の患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態の患者[低血糖からの回復が遷延するおそれがある。]
- 重篤な腎機能障害のある患者、重篤な血液疾患の患者[薬物の代謝・排泄が影響を受けるおそれがある。]
- 末梢循環障害のある患者(レイノー症候群、間欠性跛行症等)[末梢循環障害が増悪するおそれがある。]
- 房室ブロック(I度)のある患者[房室伝導時間が延長し、症状が悪化するおそれがある。]
- 出血量の多い患者、脱水症状のある患者、血液透析を行っている患者[本剤投与により血圧低下を来すおそれがある。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
- 心不全(頻度不明*注)、末梢性虚血(1%未満):
このような症状があらわれた場合には、減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。
- ※心停止、高度徐脈、房室ブロック(1%未満):
このような症状があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 気管支痙攣、呼吸困難、喘鳴(1%未満):
このような症状があらわれた場合には、減量又は中止し、必要に応じてβ2作動薬を用いるなど適切な処置を行うこと。
- 痙攣発作、血栓性静脈炎(頻度不明*注)、肺水腫(1%未満):
このような症状があらわれた場合には中止するなど適切な処置を行うこと。
- 低血圧(23.0%):
このような症状があらわれた場合には、減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。
- *注:海外において認められている副作用のため頻度不明
薬効薬理
- 主に心臓に存在するβ1受容体に作用し、交感神経終末及び副腎髄質より遊離されるノルアドレナリン及びアドレナリンによる心拍数増加作用に拮抗することで抗不整脈作用を発現する。
- モルモット摘出右心房(β1受容体標本)及び摘出気管(β2受容体標本)並びにラット心臓粗膜標本(β1受容体標本)及び肺粗膜標本(β2受容体標本)を用いて、エスモロール塩酸塩のβ遮断作用の選択性を検討した結果、モルモット標本及びラット標本のそれぞれのβ1/β2比は44.67(pA2値としてβ1、β2それぞれ6.82、5.18)及び2.23(Ki値としてβ1、β2それぞれ5.17、11.50μM)であり、β1受容体選択性を示した。また、プロプラノロール塩酸塩ではそれぞれのβ1/β2比は0.29(pA2値としてβ1、β2それぞれ8.85、9.38)及び0.37(Ki値としてβ1、β2それぞれ4.03、1.47nM)、メトプロロール酒石酸塩では12.64(pA2値としてβ1、β2それぞれ8.04、6.93)及び1.07(Ki値としてβ1、β2それぞれ1.04、1.11μM)であった。
ペントバルビタール麻酔下のイヌを用いたイソプロテレノールによる心拍数増加作用及び右心室収縮力増加に対して、エスモロール塩酸塩は抑制作用を示し(β受容体遮断作用)、30〜300μg/kg/分を持続静脈内投与した時のそれぞれのpA2値は7.19±0.03及び7.46±0.10であった。また、10〜100μg/kg/分の持続静脈内投与中止後にイソプロテレノールによる心拍数増加作用の抑制から50%回復するのに要した時間は、エスモロール塩酸塩では11.3〜11.8分であり、プロプラノロール塩酸塩では60分以上であった。
- エスモロール塩酸塩はイヌにおけるイソプロテレノール投与又は右星状交感神経節後神経の電気刺激による心拍数増加を抑制し、50%抑制用量はそれぞれ35.6±4.5μg/kg/分及び249μg/kgであった。またハロタン−アドレナリン投与による心拍数増加及び不整脈に対し、10及び100μg/kgの急速静脈内投与、1及び10μg/kg/分の持続静脈内投与により有意な抑制作用を示した。
- エスモロール塩酸塩は3×10−8〜1×10−5Mでモルモット摘出右心房の拍動数を増加(3×10−6Mで最大102.4%)させたことから、ISAを有すると考えられた。
- エスモロール塩酸塩はモルモット角膜反射を5%以上の濃度で消失させたことから、MSAを有すると考えられた。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:エスモロール塩酸塩(esmolol hydrochloride)
- 化学名:(±)-methyl 3-{4-[2-hydroxy-3-(isopropylamino)propoxy]phenyl} propanoate monohydrochloride
- 分子式:C16H25NO4・HCl
- 分子量:331.83
- 性 状:白色の結晶性の粉末又は塊で、においはない。
水又はメタノールに極めて溶けやすく、アセトニトリル又はエタノール(99.5)に溶けやすい。
本品の水溶液(1→200)は旋光性がない。
- 融 点:約92℃
- 分配係数:
- 0.063 (pH5.9、n−オクタノール/緩衝液)
- 0.32 (pH6.8、n−オクタノール/緩衝液)
- 4.2 (pH7.8、n−オクタノール/緩衝液)
★リンクテーブル★
[★]
- ■症例
- 72歳 女性
- 現病歴:胸部の感染症にドキシサイクリンをGPに処方された。関節リウマチに長期間罹患しており、9年間、1日7mgのプレドニゾロンを服用している。関節痛のため時々パラセタモールを服用。GPが測定した血圧は138/82mmHgであった。抗菌薬を服用し始める2日前からはじまって5日間熱っぽく、食欲不振であり、ベットから動けないでいる。水は十分に飲ませている。5日目に傾眠傾向となり、起こすことが困難になったため、救急車で救急部に連れてきた。
- 主訴:傾眠
- 生活歴:単身。退職した娘が世話をするために引っ越してきている。
- 家族歴:なし。
- 身体所見 examination
- 小柄である(50kgと評価された)が、最近になって体重が減少したということはない。体温38.8℃。眠たそうであり、命令には応じる。簡単な質問にしか答えない。全身性に筋緊張低下。局所神経症状無し。脈拍:118/min。血圧:104/68mmHg。頚静脈圧上昇せず。足首に腫脹無し。肺底部にcrackles(ラ音)とwheezes(笛音)を認める。関節にわずかに活動性の炎症と変形が認められる。これは関節リウマチの既往と合う所見である。
- 検査 investigation
- ヘモグロビン:軽度低下。MCV:正常。白血球増多。ナトリウム低下。カリウム正常。尿素上昇。クレアチニン上昇。
- 問題0. □と○に入る言葉を述べよ
- 1) 傾眠とは□□障害に含まれる
- 2) 傾眠とは、刺激を与えなければ□□が低下するが、刺激を与えれば○○する状態である。
- 問題1. 患者に関連する以下の事項のうち何が傾眠と関係あるのだろうか?2つ選べ。
- 1) ドキシサイクリンの副作用
- 2) 関節リウマチの重症化
- 3) プレドニゾロンの服用歴
- 4) パラセタモールの服用歴
- 5) 胸部感染症
- 問題2. 異常な検査所見をどう説明しますか?口頭で述べてください。ぶっちゃけ、やや低血圧であることと、ナトリウム低値が着目点です。腎機能低下は二次的なものです。
- ■意識障害
- 意識障害 (PSY.38)
- 単純な意識障害
- 明識困難状態 < 昏蒙 < 傾眠 < 昏眠 < 昏睡
- ■傾眠
- 昏睡状態の分類の一つ
- ・somnolence
- 放置すれば意識が低下し、眠ったようになるが、刺激で覚醒する。病的な場合にのみ用いられる。(BET.130)
- sleepiness; also, unnatural drowsiness. A depressive mental state commonly caused by encephalitis, encephalomalacia, hepatic encephalopathy, hypoxia and some poisonings, e.g. Filix mas, the male fern.
- (Saunders Comprehensive Veterinary Dictionary, 3 ed. c 2007 Elsevier, Inc. All rights reserved)
- ・drowsiness
- 正常、病的の区別無く眠り込む状態(BET.130)
- a decreased level of consciousness characterized by sleepiness and difficulty in remaining alert but easy arousal by stimuli. It may be caused by a lack of sleep, medications, substance abuse, or a cerebral disorder.
- (Mosby's Medical Dictionary, 8th edition. c 2009, Elsevier.)
- ■意識障害を呈する患者に対してどのような疾患を鑑別に挙げるべきか?
- 1. 脳原発の疾患(一次性)
- a. テント上病変(脳幹の圧迫性病変ないし脳ヘルニアをきたす疾患)
- 1) 脳血管障害:脳出血、脳梗塞
- 2) 硬膜下血腫
- 3) 脳腫瘍:原発性、転移性
- 4) 脳膿瘍
- b. テント下病変(脳幹網様体の障害)
- 1) 脳幹出血、脳幹梗塞、小脳出血、小脳梗塞、脳腫痛、多発性硬化症など
- c. びまん性病変
- 1) くも膜下出血、中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、 播種性血管内凝固症候群など
- 2. 全身疾患に伴う病態(二次性)
- a. 代謝性またはびまん性病変
- 1) ショック:心筋梗塞、大出血など
- 2) 薬物、毒物
- 3) 無酸素ないし低酸素血症
- 4) DIC、全身性感染症:敗血症など
- 5) 肝不全、腎不全、糖尿病性高血糖、重症肝炎、内分泌疾患など
- 6) 低血糖、ビタミンB1欠乏: Wernicke脳症
- 7) 脳振盪、てんかん大発作後
- 8) 酸塩基平衡および電解質異常
- 9) 栄養障害
- 10) 低体温症
- b. 心因性無反応
- 1) ヒステリー、統合失調症
- ■低ナトリウム血症
- 血清ナトリウムが134mEq/L以下の病態。(正常の下限は135mEq/Lとされる)
- ・病因 ICU.525
- 循環血減少性低ナトリウム血症
- 利尿・副腎不全 :尿中Na > 20mEq
- 嘔吐・下痢 :尿中Na < 20mEq
- 等容量性低ナトリウム血症:細胞外液は増加していないが、水の方が多くなった状態。臨床的に浮腫が無い。
- SIADH :尿浸透圧 > 100 mOsm/L
- 心因性多飲症 :尿浸透圧 < 100 mOsm/L
- 循環血増加性低ナトリウム血症:細胞外液にナトリウムと水が増加しており、なおかつ水の方が多い病態
- 腎不全 :尿中Na > 20mEq
- 心不全・肝不全 :尿中Na < 20mEq
- ・症状
- 全身 :無力感、全身倦怠感
- 消化器:食欲不振、悪心・嘔吐
- 神経 :意識障害(傾眠、昏睡)
- 筋 :痙攣、腱反射低下、筋力低下
- ■アルドステロン
- 1. 腎の接合尿細管と集合管、唾液腺、乳腺、汗腺等に働いてNa+の再吸収を促進し、K+の排出(分泌)を促進する (SP.791,792 によれば、腎接合尿細管を含む)
- 2. 腎集合管でH+の排出(分泌)を促進する。
- Na+/K+-ATPase活性↑@遠位尿細管・皮質集合管 → 管腔側K↑ → K再吸収/H+分泌 (QB CBT vol2 p.360)
- ■副腎皮質球状層から分泌されるアルドステロンの分泌制御
- 1. レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系
- 2. 血清カリウム濃度上昇
- 3. ACTH(寄与は小さい)
- ■低アルドステロン症の症状と臨床検査
- 症状
- 脱水、低血圧、代謝性アシドーシス
- 検査
- 低ナトリウム血症、高カリウム血症
- 尿中ナトリウム高値、尿中カリウム低値
- 血中HCO3-低下
- ■起こっていることは何か?
- ステロイドの突然の中断による急性の副腎不全。特に低アルドステロン症が前面に出た病態。
- 副腎不全の原因(病期による分類)(BPT.793)
- 急性:ウォーターハウス・フリーデリクセン症候群、長期コルチコイド療法の突然の中断、慢性副腎不全患者へのストレス
- 慢性:(major)自己免疫性副腎炎、結核、後天性免疫不全症候群、転移性疾患(metastatic disease)
- (minor)全身性アミロイドーシス、真菌感染、ヘモクロマトーシス、サルコイドーシス
- 症状:
- グルココルチコイドの欠乏 :易疲労感、食欲不振、悪心・嘔吐、体重減少、脱力、嗜眠、低血圧
- ミネラルコルチコイドの欠乏:低血圧、低Na血症、高K血症、味覚の変化(塩分の故意食事を好むようになる)
- ■答え
- (第一パラグラフ)診断とその根拠
- ・二次性急性低アルドステロン症 secondary acute aldosteronism
- ・病因:本症例では、長期にわたるステロイドホルモンの使用により視床下部-下垂体-副腎軸の不全を来した。ステロイドホルモンを長期に使用している状態でステロイドホルモンの需要が高まったとき(感染、外傷(手術))、あるいは嘔吐などで経口ステロイドを服用できないときに起こる。
- ・症状:本症例では傾眠と低血圧として症状が現れている。
- (第二パラグラフ)
- ・本疾患の低ナトリウム血症の解釈 → (1)ナトリウム摂取の低下、(2)水分摂取による希釈
- ・視床下部-下垂体-副腎軸は障害を受けておらずナトリウムを補充する治療をすべき。
- ・一次性急性低アルドステロン症(addisonian crisis)では、鉱質コルチコイドと糖質コルチコイドの分泌不全がおこり、低ナトリウム血症と高カリウム血症を来す。
- ・二次性急性低アルドステロン症はしばしば間違ってaddisonian crisisと呼ばれる。
- (第三パラグラフ)
- ・感染の拡散も考慮すべき;一次部位が脳で髄膜炎か脳膿瘍を伴っている、あるいは局所的に肺膿瘍あるいは膿胸を起こしている。
- ・高齢とステロイドの服用ということで免疫力がある程度低下している。
- ・ステロイドの量が多いかもしれない。
- (第四パラグラフ)
- ・治療はすぐに経験的治療であるヒドロコルチゾンと生理食塩水の輸液を行う。
- ・患者は(治療に?)反応し、5時間以内に意識レベルは正常となった。そして血圧は上昇し136/78mmHgとなった。胸部X線では両側の肺に肺炎に一致する陰影が見られたが、それ以外に異常は認められなかった。
- ■KEY POINTS
- ・二次性低アルドステロン症はmedical emergency(医学的な緊急事態)である、すぐに経験的治療を行うことが求められる。
- ・長期にわたりステロイドを投与されている患者では、以下の時にステロイドを増量すべき;別の疾患を発症したとき。嘔吐を反復する場合には全身投与に切り替える。
- ■低アルドステロン症ってなによ
- http://enotes.tripod.com/hypoaldosteronism.htm
- ・時々、低アルドステロン症は副腎不全の唯一の、あるいは支配的な徴候である
- ・アルドステロンの生合成の障害 → まれ
- ・アルドステロン生合成の部分的欠損 → 21-ヒドロキシラーゼ欠損による先天性副腎皮質過形成の症状としての低アルドステロン症
- ▲特発性低アルドステロン症 idiopathic hypoaldosteronism
- 症状:高カリウム血症に続発する心ブロック、顕著な低ナトリウム血症の有無を問わず血液量不足に続発する体位性低血圧。
- 検査:血清アルドステロン低値。尿中アルドステロン低値。血清レニン高値。
- ▲低レニン低アルドステロン症
- 特発性低アルドステロン症より一般的な低アルドステロン症
- 疫学:45歳以上の慢性腎臓病。
- 病因:
- ・腎臓病患者において腎臓の間質、尿細管に障害が存在 → レニン分泌能が低下。
- ・レニン分泌が低下する原因は分からないけど傍糸球体装置における障害が常に寄与している。
- ・NSAIDによるプログラスタンジン欠乏は、可逆的な低レニン低アルドステロン症の原因である。SP.793によればレニン分泌刺激 → Na+再吸収を亢進 だそうな。
- ・ヘパリン、カルシウムチャネルブロッカー、βブロッカーも原因となる。
- 症状:
- ・腎臓の障害が原因の低レニン低アルドステロン症患者では糖尿病が一般的みられる所見である。
- ・顕著な特徴は、慢性的で著明な高カリウム血症である。これは高血糖で突然に悪化する。???
- ・高Cl性代謝性アシドーシス+正常or低ナトリウム血症が常に存在
- 増悪因子:ナトリウム制限
- 検査:高カリウム血症、体液量の減少、かつ低ナトリウム血症が存在しているにもかかわらず低レニンであることが特徴的。
[★]
- ☆case14 複視
- ■glossary
- diplopia n. 複視
- 筋力低下、筋無力、筋脱力 muscle weakness, muscular weakness
- sunken
- vt. sinkのpp.
- adj.
- 沈没した、沈んだ、水中の
- 沈下した、一段低いところにある
- 落ち込んだ、くぼんだ
- 3,4-ジアミノピリジン 3,4-diaminopyridine 3,4-DAP K+チャネル阻害薬;ランバート・イートン筋無力症治療
- ■症例
- 43-year-old woman
- cheif complaint: diplopia
- present history: diplopia and holding her head up ; more marked in the evenings, for the last 3 months. difficulty of chewing. voice has become quieter. weight loss (3kg / 6months). non-smoker. drinks about 15 units/week. no regular medication.
- past history: no significant previous medical illnesses.
- family history: lives with her husband and three children.
- ・診察 examination
- looks well.
- organ systems: normal; cardiovascular, respiratory, and abdominal systems.
- muscle power; grossly normal. decrease after testing a movement repetitively.
- motor function: normal; tone, coordination, reflexes and sensation.
- bilateral ptosis. exacerbated by prolonged upward gaze
- eye: normal; pupillary reflexes, eye movements, and funduscopy
- ■答え
- diagnosis: myathenia gravis
- differential diagnoses:
- CASES
- 上位and/or下位運動ニューロン motor neurone disease 運動ニューロン疾患:線維束性攣縮。進行例では筋力低下
- 筋 muscular dystrophy 筋ジストロフィー:ある種の筋肉が選択的に筋力低下する。家族歴がある。
- 筋 dystrophia myotonica 強直性筋ジストロフィー:咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋の筋萎縮、四肢遠位端の筋萎縮。顔貌が特徴的(前頭部脱毛、無表情、窪んだ頬)。家族歴ある。筋電図が診断に有用(急降下爆撃音)。
- 筋 polymyositis 多発筋炎:普通は皮疹と関節痛が出現。CKが上昇。筋生検が診断に有用
- 筋 myopathy ミオパチー:甲状腺中毒性ミオパチー、甲状腺機能低下症によるミオパチー、クッシング症候群によるミオパチー、アルコール性のミオパチー
- 神経筋接合部? non-metastatic associations of malignancy (paraneoplastic syndrome(傍腫瘍性症候群 = 腫瘍随伴症候群)のこと):胸腺腫の症例の10%に重症筋無力症がみられる。ランバート・イートン筋無力症症候群は小細胞癌と関連がある。
- HIM.2674
- Treatment with penicillamine (used for scleroderma or rheumatoid arthritis) may result in true autoimmune MG, but the weakness is usually mild, and recovery occurs within weeks or months after discontinuing its use.
- 重症筋無力症の誘発:ペニシラミン(強皮症や関節リウマチの治療に用いられる)。
- mildだし、薬剤の中断で改善する。
- Aminoglycoside antibiotics or procainamide can cause exacerbation of weakness in myasthenic patients; very large doses can cause neuromuscular weakness in normal individuals.
- 重症筋無力症の悪化:アミドグリコシド系抗菌薬、プロカインアミド
- MGの患者の筋脱力が悪化する。
- ■参考文献
- HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
- CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
- IMD = 内科診断学第2版
[★]
- 英
- carvedilol
- 商
- アーチスト、アテノート、アニスト、アーチワン, Coreg
- 関
- β受容体遮断薬
- 非選択的β遮断薬
- α1遮断作用。β遮断作用。
- α作用はわずからしい
- β遮断薬による脂質代謝への悪影響が少ない ←? (一般的にはβ2受容体遮断によりインスリン分泌低下。 β受容体遮断薬)
- 高血圧症(本態性高血圧症、腎実質性高血圧症)、狭心症
禁忌
- アーチスト
添付文書
- アーチスト錠1.25mg/アーチスト錠2.5mg/アーチスト錠10mg/アーチスト錠20mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2149032F1021_2_04/2149032F1021_2_04?view=body
[★]
- 関
- blockade、blockage、deter、inhibit、inhibition、lump、prevent、prevention、repress、repression、seal、turn off
[★]
- 英
- prevention、inhibition、repression、prevent、inhibit、repress、deter、block
- 関
- 塊、遮断、阻害、封鎖、防ぐ、ブロック、防止、抑圧、抑制、予防、妨げる
[★]
- 英
- bifascicular block
- 関
- 二束ブロック、両脚ブロック
[★]
- 英
- heart block、cardiac block
[★]
- 英
- alveolocapillary block syndrome