- 英
- seisure, epileptic stroke, epileptic seizure
- 関
- てんかん epilepsy
分類
新規発生したてんかん発作の原因
- ICU.805-806
- 薬物中毒(テオフィリンなど)
- 薬物からの離脱(アルコールなど)
- 感染症(髄膜炎、膿瘍など)
- 頭部外傷
- 虚血障害(虚血あるいはびまん性)
- 占拠性病変(腫瘍あるいは血腫)
- 代謝性障害(肝性脳症、尿毒症性脳症、敗血症、低血糖、低ナトリウム血症、低カルシウム血症など)
合併症
- ICU.805-806
- 全身性てんかん発作の場合:高血圧、乳酸アシドーシス、高体温、呼吸障害、誤嚥、肺水腫、横紋筋融解、自傷、不可逆性の神経学的障害(30分間以上てんかん発作が持続した場合)
国試
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- Dysembryoplastic Neuroepithelial Tumor(DNET)を伴った内側側頭葉てんかんの1例
- 藤本 礼尚,山添 知宏,榎 日出夫,岡西 徹,横田 卓也,近土 善行,山崎 まどか,山本 貴道
- 脳神経外科ジャーナル 20(10), 755-760, 2011-10-20
- … はじめに:腫瘍性病変を伴った症候性てんかんのてんかん焦点は,腫瘍そのものではなくその周囲もしくは関連したネットワークに存在する.腫瘍自体を切除しても,てんかん発作は消失しない.腫瘍性病変が存在し複雑部分発作二次性全般化を呈した症例に対し,焦点診断を行った後に治療を行った.対象と方法:19歳,右利き男性.13歳発症.「頭全体が気持ち悪くなる感じ」,deja vuの後に一点凝視,流涎,口部自動症,20%程度で二次性 …
- NAID 110008750601
- てんかん発作による死亡と告知義務違反の因果関係の有無[福岡高判平成21.5.29,含 山野嘉朗教授コメント]
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- 日本てんかん協会の最新情報や、てんかんの諸症状・発作の対応など情報を満載。日本てんかん協会は、てんかんによる身近な悩みや苦しみを共有し、解決するために設立した団体です。47都道府県すべてに支部があります。当事者 ...
- てんかん発作の種類を文章と映像でわかりやすく解説しています。発作の種類によって、選択する治療が異なります。てんかん発作は「部分発作」、「全般発作」に大きく分類されます。
- てんかん発作は、突然起こり、短時間で突然消失することがほとんどです。通常は数十秒から数分以内で消失します。また重要なことは全く同じ形(発作症状) で繰り返すことです。人によっては一生に1回のみの発作を生ずる場合が ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 18歳の男子。全身けいれん発作が短かい間隔で次々と反復して、1時間以上続くため、救急車で搬入された。診察時、失見当識、記銘力減弱を認め、意識は混濁している。体温37.0℃。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。血圧130/70mmHg。診察中、突然、強直性間代性の全身けいれん発作が再出現した。
- この患者に対する適切な処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096F022]←[国試_096]→[096F024]
[★]
- 3歳の男児。友人の家でカステラを食べた後に突然嘔吐し、全身蒼白になり、搬入された。卵を食べて蕁麻疹が出たことがあった。意識はもうろうとしている。四肢は冷たい。脈拍140/分、整。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104H024]←[国試_104]→[104H026]
[★]
- 眼が開かないと訴える患者の顔の写真(別冊No. 4)を別に示す。
- 病態として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G020]←[国試_109]→[109G022]
[★]
- 25歳の女性。顔面に対称性に多発する脂腺腫を認める
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 英
- hypomagnesemia
- 関
- マグネシウム、高マグネシウム血症、電解質異常
定義
- 血清中のマグネシウム値低下による症状。
- 正常範囲以下(1.5mg/dl以下)となった病態 正常範囲は 1.5-2.3 mg/dl
病因
- 食事摂取量不足
- 消化管(腸管)からの吸収障害:飢餓状態、嘔吐、長期の胃腸液吸引、吸収不良症候群*、急性膵炎*、肝硬変
- 腎からの排泄増加
病態生理
症状
- 神経筋機能の異常:テタニー、振戦、てんかん発作、筋脱力、運動失行、眼振、めまい、感情鈍麻、うつ、易刺激性、譫妄(delirium)、精神症状 (HIM.2373)
- 心血管系:不整脈(洞性頻脈、上室性頻拍、心室性不整脈)、PR/QT延長、T波平坦化/陰性T波、ST straightening (HIM.2373)
- 電解質:低カルシウム血症、低カリウム血症 ← 個別に治療しても無駄。マグネシウムを補正する必要がある。1,25(OH)2Dの産生を阻害、細胞にPTHへの耐性をもたせ、さらに<1mg/dLではPTHの分泌を阻害する。 (HIM.2373) また、低マグネシウム血症では尿細管でのカリウム再吸収が低下するらしい。
- その他:ジギタリス毒性上昇(MgはATPaseの補酵素だからね)
低マグネシウム血症と高マグネシウム血症の比較
検査
心電図
- HIM.2373
合併症
[★]
[★]
- 英
- lithium
- 化
- 炭酸リチウム lithium carbonate
- 商
- リーマス、リチオマール
特徴
mood stabilizer
- inositol monophosphatase, IMPase
- wingless:ショウジョウバエ、ハネの発生に関する
- Int-1:マウス乳癌
- Wnt:相同遺伝子。分泌蛋白
- 作用箇所
- リン酸化GSK-3(不活型)-phosphatase(←Liにより抑制される)→GSK
- GSK-3βはインスリン受容体の下流にも存在する。インスリンのGタンパク質を介したシグナルがPKA,PKC,Akt,p90RSKに伝わり、さらにGSK-3βを介して(p-ser9が介在)下流に伝わる
- インスリンを経鼻投与すると海馬における学習や記憶力が向上するかもしれない
副作用
リチウム中毒と血中濃度
- 時々血中濃度を測定しなければならない
- 初期 1.5-2.5mEq/L 粗大振戦、失調、悪心、嘔吐、鎮静
- 中度 2.5-3.5mEq/L 耳鳴り
- 重度 3 -5 mEq/L 昏睡、血圧低下、腎障害
[★]
痙攣
- 英
- (脳脊髄性)convulsion、seizure、(痛性)cramp、(痙縮)spasm、convulsive
- 同
- 痙攣発作
- 関
- 筋痙攣、痙縮、痙直、痙攣、痙攣性、スパスム、スパズム、てんかん、癲癇、てんかん発作、腹痛、発作、攣縮、けいれん性、れん縮、こむら返り、腓返り、筋けいれん
分類
部位
原因
アミノ酸代謝異常で痙攣を呈さないもの
乳幼児期の精神発達遅延+痙攣
- YN.J-39
参考
- 1. 小児科診療・2009年・6号 (103)1083 けいれん
国試
[★]
- 英
- complex partial seizure, CPS
- 関
- てんかん発作、精神運動発作、側頭葉てんかん
概念
焦点
- 一側側頭葉の内側部(扁桃核-海馬 ← 最も多い)、外側部(側頭葉皮質、島)
- その他の部位
症例
- 11歳男児。数ヶ月前から時々舌打ちをしたり、無目的な徘徊をするようになったことに母親が気づき来院した。症状の持続時間は2分であり、その間の記憶はない。脳波では側頭葉に棘波を認める。
[★]
- 英
- clonic seizure
- 関
- 強直性痙攣、痙攣、焦点発作、てんかん発作、全般発作、強直間代発作、痙攣発作、間代発作、間代性発作、運動発作、感覚発作、ジャクソン型発作、体性感覚発作
[★]
- 英
- epilepsy
- ラ
- epilepsia
- 同
- 癲癇
- 関
- 抗てんかん薬、てんかん発作 seizure
091009 III
- 大脳灰白質神経細胞の過剰で無秩序な電気的発射による
WHOの定義
- さまざまな原因で起こる慢性の脳疾患で、大脳神経細胞の過剰な放電からくる繰り返す発作(てんかん発作)を主な徴候とし、多種多様な臨床及び検査所見を伴う
分類
-
- 1. 運動徴候を有するもの
- 2. 知覚症状を有するもの
- 3. 自律神経症状ないし徴候を有するもの
- 4. 精神症状を有するもの
-
- a. 単純部分発作で発症し、意識障害が次に続く
- b. 自動症を伴う
- 1. 単純部分発作で全身発作に進展
- 2. 複雑郡分発作で全身発作に進展
- 3. 単純部分発作で複雑部分発作、全身発作へと進展
- 全般発作 primarily generalized seizure
- 未分類てんかん発作 unclassified seizure
てんかん、てんかん症候群および発作性関連疾患の分類(1989) (PED.1424)
-
-
- 3. 焦点性か全般性かを決定できないてんかん及び症候群
-
単純化
- 特発性全般性てんかん
- 特発性局所関連性てんかん:大脳の特定の位置に焦点がある
- 症候性全般性てんかん
- 症候性局所関連性てんかん:大脳の特定の位置に焦点がある
疫学
- 200人に1人 (0.5%)
- 人口1000対3-10(0.3-1.0%) (PSY.376)
病因
-
- 出産障害(酸素不足)、先天性異常、熱性血栓症
- 外傷、腫瘍
- GABA作動性ニューロンなどの抑制性のニューロンは損傷を受けやすい→ニューロンの過剰興奮につながる
症状
- post ictal state:もうろうとした状態。
- postictal psychosis:発作後精神病はてんかんの発作後に幻覚妄想状態が出現するものであり、数時間から数日の経過で消退する。
- 慢性経過のてんかんで幻覚妄想状態が出現しうる、らしい。
診断
- てんかん発作→バイタルサインの確認→医療面接→身体所見・神経学的所見
医療面接
病歴の問診
- てんかん治療ガイドライン2010
- 発作の頻度
- 発作の状況と誘因(光過敏性など)
- 発作の前および発作中の症状(身体的,精神的症候および意識障害)
- 症状の持続
- 発作に引き続く症状
- 外傷,咬舌,尿失禁の有無
- 発作後の頭痛と筋肉痛
- 複数回の発作のある患者では初発年齢
- 発作および発作型の変化・推移
- 最終発作
- 発作と覚醒・睡眠との関係
身体所見・神経学的所見
- 1. 外傷、咬舌の有無
- 2. 尿失禁の有無
- 3. 意識レベル:発作時の意識の有無、post ictal state(発作後のもうろう状態)
- 4. 眼位:眼球偏倚(皮質注視中枢が興奮することにより、病側と反対側を見つめる)
- 5. 局所神経症状の有無
治療
[★]
- 英
- attack, paroxysm, ictus, insult, fit, stroke