病態 | レイノー現象 | 抗核抗体 | リウマトイド因子 | 抗好中球細胞質抗体 | 皮疹 | 皮下結節 | 関節炎 | 筋炎 | 漿膜炎 | 自己抗体 |
RF | ||||||||||
病理 | 壊死性血管炎 | 糸球体腎炎 | 間質性肺炎 | 心炎 | 唾液腺炎 | オニオンスキン病変 | ワイヤーループ病変 | ヘマトキシリン体 | LE細胞 | |
7項目中、4項目以上を満たすとき、関節リウマチと診断される | 備考 | |
1 | 1時間以上持続する朝のこわばりが、6週間以上あること | |
2 | 3領域以上の関節の腫れが、6週間以上あること | 領域は、PIP関節・MP関節・手・肘・膝・足・MTP関節の14領域に分けられる |
3 | 手関節またはMP関節またはPIP関節の腫れが、6週間以上あること | 少なくとも1ヵ所での軟部組織腫脹 |
4 | 対称性関節腫脹 | PIP、MCP、MTP関節は完全に対象である必要はない |
5 | リウマトイド結節 | 骨突起部、伸側表面/関節近傍の皮下結節 |
6 | リウマトイド因子が陽性 | 正常人コントロールで5%以下の陽性率を示す測定法を用いること |
7 | X線、関節リウマチに特有の骨びらんが見られる | 手・指を中心に見る、びらん以上の破壊も含む |
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/29 19:49:17」(JST)
この記事は言葉を濁した曖昧な記述になっています。 Wikipedia:言葉を濁さないを参考に修正してください。(2012年12月) |
関節リウマチ | |
---|---|
分類及び外部参照情報 | |
関節リウマチの影響を示した図
|
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ICD-10 | M05.-M06. |
ICD-9 | 714 |
OMIM | 180300 |
DiseasesDB | 11506 |
MedlinePlus | 000431 |
eMedicine | med/2024 emerg/48 pmr/124 |
MeSH | D001172 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 | |
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関節リウマチ(かんせつリウマチ、Rheumatoid Arthritis:RA)は、自己の免疫が主に手足の関節を侵し、これにより関節痛、関節の変形が生じる代表的な膠原病の一つで、炎症性自己免疫疾患。
しばしば血管、心臓、肺、皮膚、筋肉といった全身臓器にも障害が及ぶ。
以前は、「慢性関節リウマチ」と呼ばれ、第6回日本リウマチ学会総会(1962年)において「Rheumatoid Arthritis」の日本語訳が「慢性関節リウマチ」に決定されたが、「Rheumatoid Arthritis」という学名には「慢性」という語は一切含まれておらず、実際急性発症する例もあるため、これは完全な誤訳であるとする意見が多くあり、第46回日本リウマチ学会総会(2002年)において「関節リウマチ」を正式名称とされた。これに伴い2006年には、厚生労働省による特定疾患の名称も「関節リウマチ」に変更された。
関節炎という言葉がわかりやすいので用いたが、実際に関節リウマチ患者におこるのは、関節の中でも特に滑膜がおかされ増殖する「滑膜炎」である。関節リウマチの患者は女性が多い。
初期には「朝のこわばり(morning stiffness)」と呼ばれる症状が出現する。朝起きてから、手をにぎることが困難であり、文字通りこわばっている。こわばりは、日によって違う場合がありひどい時で何も握れないなど症状はまばらである。5-10分程度のこわばりは他の疾患でも診られるが、1時間以上も続くこわばりであれば関節リウマチまたは他のリウマチ性疾患の可能性が高い。朝のこわばりのため、朝食の準備ができなくなる、シャツのボタンを留められないなど生活に支障を来すことになる。昼頃にはたいてい改善している。また、症状の持続時間は関節リウマチそのものの活動性と関連している。すなわち1時間続く「朝のこわばり」より2時間続く「朝のこわばり」の患者の方が、関節リウマチが今まさに関節を破壊する強さが強い可能性がある。また、夜にもこわばりがあるというが関節リウマチとの因果関係は不明である。しかしながら万が一ということも考え医者の診察をしたほうが良いとされる。ただ夜のこわばりは、朝起床時と同様に体が休まっているなど条件が同じなためリウマチに大きく関係するとの論説もある。
そのうち、関節痛がおこるようになる。初期には手の指の関節(特に近位指節間関節)、また足の指の関節がおかされる。次第に手首、肘、膝など体の中心に近い大きな関節の痛みを感じるようになる。関節痛は、手を動かすなど活動すると増強する。そのため、強い関節炎があるとき、患者は自然とその関節を動かさないようにする傾向がある。
このような典型的な関節炎の症状のほか、関節リウマチは慢性に続く炎症であるため、全身倦怠感や易疲労感を持つ。
関節炎が進行すると、関節そのものが変性してゆく。関節にある滑膜細胞の増殖(パンヌス)、軟骨の破壊と骨にはびらんが生じる。最終的には関節という構造物が破壊し尽くされ、骨と骨が直接接した強直という状態になる。こうなるともはや関節を動かすことは出来ない。そのかわり、炎症が起こる場であった滑膜が完全に破壊され消失してしまっている状態であるため、炎症も終息し痛みは感じない。また、逆に関節が破壊された結果だらんだらんになることもある。この場合ムチランス破壊と呼ばれる状態であるが強直よりもずっと頻度は低い。
指の骨が強直すると、最終的にスワンネック変形(「白鳥の首」状の変形)、あるいはボタン穴変形といわれる典型的な関節リウマチ患者の手の形を呈する。尺側偏位もリウマチ患者によく見られる指が全て外側(尺骨側)を向く変形であるが、これは関節の脱臼が原因である。指の変形において、DIPのみが変形を来たす場合は、ヘバーデン結節や乾癬性関節炎を念頭において、鑑別診断を下す。また、筋肉と骨とをつなぐ腱の周囲に炎症がおよぶなどして腱断裂が生じることがある。これは突然発症し、無痛性である。腱が無くなれば、まさにそれに連続する筋肉を動かすことが出来なくなる。
手足の関節の他では、胸・腰の背骨はおかされないが首の背骨(頚椎)はおかされやすい。頚部痛を生じるか、または頚椎が亜脱臼し脊髄損傷を来す。 又、鎖骨には両端に関節がついており他の関節と同じように関節痛が起こる事もある。
レイノー現象は膠原病でよくみられる両側性の手指の虚血を示唆している。心臓では狭心症・心筋梗塞、肺では肺高血圧症、腎臓では糸球体硬化症、脳では脳梗塞が起こりうる。これらにより関節リウマチ患者の生命予後は、一般の日本人と比べて悪い。
関節リウマチ患者にはシェーグレン症候群が合併しやすく、乾燥性角結膜炎によるドライアイもよく見られ、目の内側にリウマトイド結節が生じることもある(関節リウマチ患者の20%程度がシェーグレン症候群を合併するといわれている)。上強膜炎や強膜炎が見られることがあるが、強膜炎を発症している場合は通常その他の関節外症状も合併していることが多く、血管炎の一症状である可能性があり、悪性関節リウマチの診断を念頭におかねばならない(悪性関節リウマチは公費負担対象の特定疾患である)。
間質性肺炎、気道病変、胸膜病変、リウマチ結節、血管病変、睡眠時無呼吸症候群(顎関節病変、輪状披裂関節病変)などを合併することがある。その病型は様々であるが、原因としては関節リウマチそのものによる合併症(リウマチ肺と呼ばれる)、感染症(特に肺結核・ニューモシスチス肺炎)、治療薬(特にメソトレキセート)による副作用など多岐にわたる。
心臓超音波検査を行うと心嚢液の貯留を認めるが、これは関節リウマチによる心膜炎の所見である。心臓にリウマトイド結節を生じることもある。
関節リウマチ自体は消化管をおかさないが、慢性の炎症によりAAアミロイドーシスが生じることがある。また、リウマトイド血管炎による虚血性腸炎はおこる可能性はある。いっぽう、非ステロイド系抗炎症鎮痛薬よる胃潰瘍は比較的よく起こる。またメソトレキセートによる消化管の新陳代謝阻害により消化管出血を来すこともある。関節リウマチ患者は上部消化管内視鏡を定期的に受けた方が良い。
関節リウマチ自体は腎臓をおかさないが、合併するシェーグレン症候群、ステロイドおよび非ステロイド性消炎鎮痛薬による間質性腎炎や金製剤・d-ペニシラミン、AAアミロイドーシスによる糸球体病変(膜性腎症が多い)がおこりうる。ブシラミン(リマチル®)はしばしば蛋白尿をおこすため検尿が行われる。
疾病に対する不安およびサイトカインによる影響から、うつ病,抑うつ状態を合併することもある。
関節リウマチに伴い血管炎が生ずれば、それに伴い多発単神経炎が起こる事がある。
サイトカイン異常に伴い、甲状腺刺激抗体(TSAb)や破壊抗体(抗TPO抗体)が産生され、バセドウ病や橋本病を合併することもある。
圧のかかる部位に、リウマチ結節と呼ばれる病変がみられることがある。皮下出血などもみられる。
重症の関節リウマチ患者においては、脾腫、白血球(好中球のみ)減少をきたし、フェルティ症候群と呼ばれる病態を呈することがある。
白血球増加、血小板増加、等の炎症所見が見られ、中でも特にC反応性蛋白(CRP)上昇、赤血球沈降速度亢進は活動性の指標となる。
リウマトイド因子(リウマチ因子、RF、RAテスト、RAHA、RAPA)は陽性であることがほとんどだが、関節リウマチがなくても陽性となるし、だれでも高齢となるにつれて陽性の頻度は高くなるからこれをもって診断を確定することは出来ない。また、活動性とは関連しないから経時的に測定することに意味はない。リウマトイド因子の感度は59%、特異度は77%といわれている。[4]
旧来より、米国リウマチ学会(ACR)の分類基準が、広く一般的に使われている。
近年、抗サイトカイン療法等の強力な抗リウマチ薬の登場によって早期からの治療が有効となり、早期診断の必要性が検討され、2009年に米国リウマチ学会年次学術集会で、上記に替わる新たな診断基準として「米国リウマチ学会(ACR)」と「欧州リウマチ連盟(EULAR)」の共同策定として発表され、2010年8月に23年ぶりに改定され発表された。[5]
鑑別診断が必要な疾患として、変形性関節症がある。初見の違いとしては関節リウマチではPIP関節が高頻度で侵され、DIP関節が侵されることは稀であるが[6]、変形性関節症はDIP関節が高頻度で侵される[6]。また関節リウマチは全身炎症のためCRP(+)となるが、変形性関節症は局所の炎症のためCRPは上昇しない。その他関節リウマチとの鑑別診断が必要な疾患としてはSLE、血清反応陰性脊椎関節炎、痛風などがある[6]。
以下の評価基準が用いられる。
血液検査では IgG-RFは活動性と相関するが、IgM-RFは相関しないといわれている。またCRP,MMP-3も活動性の指標となる。MMP-3>350では薬剤変更も視野におく。
関節破壊に対する骨形成術等の治療を中心に、以前から整形外科で加療されることが多かったが、近年は抗リウマチ薬(DMARDs:disease modifyling anti-rheumatic drugs)の発達により、基本的に薬物療法が中心となり、多くの場合リウマチ科・膠原病科等の内科分野での加療が中心となっている。関節破壊の抑制と炎症の寛解維持を目標としている。
MTX等の抗リウマチ薬抵抗の症例に対して、抗TNF-α抗体や抗IL-6受容体抗体等の分子標的治療薬が用いられる。また抗T細胞抗体や抗B細胞抗体も用いられていく。
日本国内で認可された治療法は大阪大学免疫アレルギー内科のページに詳しい。
そもそもフィリップ・ショウォルター・ヘンチらが1950年代、世界ではじめてステロイド(糖質コルチコイド)の一種であるコルチゾンという物質を治療目的で関節リウマチ患者に投与したのである。これはまさに奇跡的な効果を発揮したと伝えられており、ステロイドの歴史は関節リウマチとともに始まったと言えるし、逆に関節リウマチの治療の歴史もステロイドとともに始まったのである。ヘンチはこのことでノーベル生理学・医学賞を受賞している。
近年DMARDsの発達により、ステロイドはNSAIDsと同様の対症療法の薬として扱われているが、ステロイドの治療効果の発現は圧倒的に早いので、急性期には治療として施行される。また、ステロイドは炎症抑制作用はあるが関節破壊阻止に対する効果は無いとされている。
そのほか、悪性リンパ腫に効果のあるリツキシマブ(リツキサン®)、抗生剤であるミノサイクリン・テトラサイクリン、高脂血症治療薬であるスタチン、多発性骨髄腫治療薬であるサリドマイドの効果や、造血幹細胞移植の効果も検討されている。シグナル伝達系のJAKを阻害する抗JAK阻害薬も臨床試験のphaseⅢまで治験が進んでおり[10]、臨床現場へ早期の登場が期待される。
他のリウマチ性疾患と同じく、原因そのものをなおす治療法は存在しない。しかし、最近の知見[いつ?]では発症早期(5年以内)からの抗サイトカイン療法によって、30~50%の症例で臨床的寛解(DAS28<2.6)が得られる事が分かってきており、なかでもインフリキシマブ(製品名: レミケード)においては、臨床的寛解に突入後、一定条件を満たす事ができれば投与を中止しても臨床的寛解がその後も持続する事が確認されている。この抗サイトカイン療法の中止に加えて、その他のDMARDs、ステロイド等を含む全ての治療薬を中止できた状態は「真の寛解」と呼ばれ、数年後の治療目標とされている。
ウィキメディア・コモンズには、関節リウマチに関連するカテゴリがあります。 |
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国試過去問 | 「104I065」「113C040」「113A043」「113D040」「105D037」「106A038」「099A052」「102I052」「107A028」「106A035」「097D054」「114F042」「105I079」「109E055」「114A037」「113D036」「097I036」「109A051」「110D038」「100I008」 |
リンク元 | 「原発性胆汁性胆管炎」「COVID-19」「不明熱」「骨粗鬆症」「自己免疫性肝炎」 |
A
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A
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A
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E
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C
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A
※国試ナビ4※ [099A051]←[国試_099]→[099A053]
※国試ナビ4※ [102I051]←[国試_102]→[102I053]
B
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E
※国試ナビ4※ [106A034]←[国試_106]→[106A036]
D
※国試ナビ4※ [097D053]←[国試_097]→[097D055]
E
※国試ナビ4※ [114F041]←[国試_114]→[114F043]
D
※国試ナビ4※ [105I078]←[国試_105]→[105I080]
B
※国試ナビ4※ [109E054]←[国試_109]→[109E056]
D
※国試ナビ4※ [114A036]←[国試_114]→[114A038]
A
※国試ナビ4※ [113D035]←[国試_113]→[113D037]
A
※国試ナビ4※ [097I035]←[国試_097]→[097I037]
B
※国試ナビ4※ [109A050]←[国試_109]→[109A052]
E
※国試ナビ4※ [110D037]←[国試_110]→[110D039]
B
※国試ナビ4※ [100I007]←[国試_100]→[100I009]
Table 16-7. Main Features of Primary Biliary Cirrhosis and Primary Sclerosing Cholangitis | ||
Parameter | primary biliary cirrhosis | primary sclerosing cholangitis |
Age | Median age 50 years (30-70) | Median age 30 years |
Gender | 90% female | 70% male |
Clinical course | Progressive | Unpredictable but progressive |
Associated conditions | Sjogren syndrome (70%) | inflammatory bowel disease (70%) |
scleroderma (5%) | pancreatitis (≦25%) | |
thyroid disease (20%) | idiopathic fibrosing disease (retroperitoneal fibrosis) | |
Serology | 95% AMA positive | 0% to 5% AMA positive (low titer) |
20% ANA positive | 6% ANA positive | |
60% ANCA positive | 82% ANCA positive | |
Radiology | normal | strictures and beading of large bile ducts; pruning of smaller ducts |
duct lesion | florid duct lesion; loss of small ducts | concentric periductal fibrosis; loss of small ducts |
自己免疫性肝炎 | 原発性胆汁性肝硬変 | ||
AIH | PBC | ||
疫学 | 年齢 | 中年女性 | 中年女性 |
HLA | HLA-DR4 | HLA-DR8 | |
自己抗体 | 抗核抗体 ANA | 抗ミトコンドリア抗体 AMA | |
抗平滑筋抗体 ASMA | |||
検査 | ↑血清IgG | ↑血清IgM | |
胆道系酵素上昇 | |||
合併症 | 各種自己免疫疾患 | Sjogren症候群 | |
関節リウマチ | |||
慢性甲状腺炎 | |||
強皮症 | |||
治療 | ステロイド | ウルソデオキシコール酸 | |
肝移植 | |||
禁忌 | ステロイド |
肺炎 | 人工呼吸器 | 死亡 | |
男性 | 1.6 | 4.7 | |
60歳以上 | 3.2 | 17 | |
糖尿病 | 2.7 | 6.6 | 8.3 |
高血圧 | 3 | ||
脂質異常症 | 3.3 | 5.9 | |
喘息 | 関係があるとはいえない | ||
担癌 | 3 | 9.6 | |
心血管 | 4.5 |
診断 | 診断診断例 n=192 |
早期診断例 n=67 |
中期診断例 n=38 |
後期診断例 n=87 | ||
感染症 | 57(29.7) | 25(37.3) | 12(31.6) | 20(23.0) | ||
細菌性 | 43 | 1.8 | 8 | 17 | ||
心内膜炎 | 11 | 9 | 1 | 1 | ||
結核 | 8 | 0 | 0 | 8 | ||
尿跨感染症(1) | 6 | 3 | 1 | 2 | ||
腹腔内膿瘍 | 5 | 2 | 2 | 1 | ||
骨・関節感染 | 4 | 2 | 1 | 1 | ||
その他の細菌感染 | 9 | 2 | 3 | 4 | ||
ウイルス性 | 10 | 5 | 3 | 2 | ||
CMV | 6 | 2 | 3 | 1 | ||
EpsteinーBarrウイルス | 3 | 3 | 0 | 0 | ||
HIV | 1 | 0 | 0 | 1 | ||
寄生虫性(2) | 4 | 2 | 1 | 1 | ||
悪性新生物 | 29(15.1) | 5(7.5) | 6(15.8) | 18(20.7) | ||
血液疾患 | 22 | 2 | 6 | 14 | ||
非Hodgkinリンパ腫 | 9 | 0 | 2 | 7 | ||
Hodgkin病 | 5 | 1 | 1 | 3 | ||
白血病 | 6 | 0 | 3 | 3 | ||
血管免疫芽球性リンパ酔症 | 2 | 1 | 0 | 1 | ||
固形癌 | 7 | 3 | 0 | 4 | ||
腺癌 | 5 | 2 | 0 | 3 | ||
その他(3) | 2 | 1 | 0 | 1 | ||
非感染性炎症性疾患 | 68(35.4) | 22(32.8) | .6) | 34(39.1) | ||
結合織疾患 | 35 | 15 | 6 | 14 | ||
成人Still病 | 18 | 5 | 4 | 9 | ||
SLE | 8 | 5 | 1 | 2 | ||
リウマチ性多発性筋痛症 | 3 | 3 | 0 | 0 | ||
関節リウマチ | 2 | 0 | 0 | 2 | ||
Sjogren症候群 | 2 | 1 | 0 | 1 | ||
その他(4) | 2 | 1 | 1 | 0 | ||
血管炎症候群 | 19 | 5 | 3 | 11 | ||
巨細胞性動脈炎 | 11 | 4 | 3 | 4 | ||
Wegener肉芽腫症 | 2 | 1 | 0 | 1 | ||
結節性多発性動脈炎 | 2 | 0 | 0 | 2 | ||
その他(5) | 4 | 0 | 0 | 4 | ||
肉芽腫性疾患 | 14 | 2 | 3 | 9 | ||
サルコイドーシス | 10 | 0 | 2 | 8 | ||
Crohn病 | 4 | 2 | 1 | 1 | ||
その他 | 39(18.1) | 15(22.4) | 8(21.1) | 15(17.2) | ||
亜急性甲状腺炎 | 6 | 3 | 1 | 2 | ||
Addison病 | 2 | 0 | 1 | 1 | ||
心筋梗塞後症候群 | 2 | 1 | 0 | 1 | ||
肺動脈塞栓症 | 2 | 1 | 0 | 1 | ||
習慣性高体温症 | 11 | 6 | 3 | 2 | ||
薬剤熱 | 4 | 3 | 0 | 1 | ||
詐熱 | 1 | 1 | 0 | 0 | ||
その他(6) | 10 | 0 | 3 | 7 |
遺伝性症候群 | 骨形成不全症 |
特発性若年性骨粗鬆症 | |
慢性後天性症候群 | 胆道閉鎖症、チアノーゼ性心疾患 |
急性後天性症候群 | 身体の固定、体動制限 |
後天性代謝異常 | 甲状腺中毒、クッシング症候群、カルシウム欠乏、壊血病 |
新生物による | 白血病、原発/転移性悪性腫瘍 |
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AIH | 自己抗体 | HCV感染 | |||
抗核抗体 | 抗平滑筋抗体 | 抗LKM-1抗体 | 抗SLA抗体 | ||
ANA | ASMA | ||||
I型 | + | + | - | - | - |
IIa型 | - | - | + | - | - |
IIb型 | - | - | + | - | + |
III型 | - | - | - | + | - |
IV型 | - | + | - | - | - |
1. 血中自己抗体(特に抗核抗体、抗平滑筋抗体など)が陽性。 |
2. 血清γグロブリン値またはIgGの上昇 (2g/dl以上)。 |
3. 持続性または反復性の血清トランスアミナーゼ値の異常。 |
4. 肝炎ウィルスマーカーは原則として陰性。 |
5. 組織学的には肝細胞壊死所見およびpiecemeal necrosisに伴う慢性肝炎あるいは肝硬変であり、しばしば著明な形質細胞浸潤を認める。時に急性肝炎像を呈する。 |
註 * 本邦ではHLA-DR4陽性症例が多い ** 本邦ではC型肝炎ウィルス血症を伴う自己免疫性肝炎がある。 *** C型肝炎ウィルス感染が明らかな症例では、インターフェロン治療が奏功する例もある。 |
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