- 17歳の男子。殿部の痛みを主訴に来院した。2日前運動後、左殿部に痛みを自覚し、その後同部に腫れも出現した。意識は清明。体温36.2℃。脈拍84/分、整。血圧116/72mmHg。左殿部は硬く腫脹し、圧痛を認める。血液所見:赤血球375万、Hb11.2g/dl、Ht35%、網赤血球42‰、白血球6,800、血小板38万、プロトロンビン時間11.0秒(基準対照11.3)、APTT 56.0秒(基準対照32.2)、フィブリノゲン220mg/dl(基準200~400)、血清FDP 12μg/l(基準10以下)。血清生化学所見:総蛋白7.6g/dl、尿素窒素12mg/dl、総コレステロール160mg/dl、トリグリセライド110mg/dl、総ビリルビン1.8mg/dl、ALT28単位。CRP0.3mg/dl。
- この患者で最も考えられる症候はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 72歳の女性。左股関節痛と歩行困難とを主訴に来院した。1年前から歩行開始時に左股関節痛を自覚し、最近では歩行時に跛行と強い疼痛とを伴うようになった。先天性股関節脱臼の既往がある。下肢長は右75cm、左74cm、大腿周径は右43cm、左41cmである。左股関節エックス線単純写真を以下に示す。
- 考えられる疾患はどれか。
[正答]
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- 70歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。平地なら同年輩の友人と同様に歩行できるが、地下鉄の階段では遅れてマイペースでないと昇れない。40年前、肺結核に対し胸郭形成術を受けた。
- この患者の息切れの程度はHugh-Jones分類の何度か。
- a. I度
- b. II度
- c. III度
- d. IV度
- e. V度
[正答]
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