- 52歳の男性。咽頭痛と呼吸困難を主訴に深夜の救急外来を受診した。4時間前から強い嚥下痛のため食事が摂れなくなった。2時間前から呼吸困難を自覚するようになった。体温 38.5℃。脈拍 96/分、整。血圧 150/90mmHg。呼吸数 30/分。SpO2 92%(room air)。喉頭内視鏡像(別冊No. 15)を別に示す。
- まず行うのはどれか。
- a 気道確保
- b 経鼻胃管挿入
- c 自宅安静の指示
- d 消炎鎮痛薬の投与
- e 内視鏡下切開排膿
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 56歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。午前7時30分に、頭痛、悪心および嘔吐が出現し、徐々に意識がもうろうとしてきたため、30分後に妻が救急車を要請した。40歳時に高血圧症を指摘されていたが、定期的な通院はしていなかった。喫煙は20歳から20本/日。飲酒はビール2L/日。意識状態はJCS Ⅰ-3。体温 37.9℃。心拍数 96/分、整。血圧 226/136mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 96%(鼻カニューラ 3L/分酸素投与下)。眼底にうっ血乳頭を認める。心音に異常を認めない。両側胸部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 412万、Hb 13.9g/dL、白血球 9,300、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 6.3/dL、アルブミン 3.2g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 25U/L、ALT 21U/L、LD 232U/L(基準 176~353)、クレアチニン 1.3mg/dL、血糖 94mg/dL、Na 139mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 103mEq/L。CRP 1.6mg/dL。頭部CTで軽度の浮腫が疑われたが脳出血を認めない。
- 降圧治療の方針で適切なのはどれか。
[正答]
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[★]
- 78歳の女性。発熱と頸部痛を主訴に来院した。4週間前に39.0℃の発熱、右足関節部に腫脹、疼痛が出現した。数日で右足関節部の症状は改善し、解熱した。5日前から再び発熱し、頸部痛が出現したため受診した。体温 38.4℃。脈拍 104/分、整。血圧 134/74mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 97%(room air)。頸部は疼痛による可動域制限がある。四肢関節に腫脹、圧痛を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。圧痛を認めない。尿所見に異常を認めない。赤沈 110mm/1時間。血液所見:赤血球 385万、Hb 10.8g/dL、Ht 40%、白血球 9,800(好中球 82%、単球 6%、リンパ球 12%)、血小板 52万。血液生化学所見:総蛋白 6.3g/dL、アルブミン 3.0g/dL、総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 12U/L、ALT 14U/L、LD 264U/L(基準 176~353)、尿素窒素 19mg/dL、クレアチニン 0.5mg/dL。CRP 18mg/dL。脳脊髄液検査に異常を認めない。頸部CTの矢状断像および水平断像(別冊No. 14)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D039]←[国試_113]→[113D041]
[★]