疾病番号 | 疾患名 |
1 | ベーチェット病 |
2 | 多発性硬化症 |
3 | 重症筋無力症 |
4 | 全身性エリテマトーデス |
5 | スモン |
6 | 再生不良性貧血 |
7 | サルコイドーシス |
8 | 筋萎縮性側索硬化症 |
9 | 強皮症/皮膚筋炎及び多発性筋炎 |
10 | 特発性血小板減少性紫斑病 |
11 | 結節性動脈周囲炎 |
(1)結節性多発動脈炎 | |
(2)顕微鏡的多発血管炎 | |
12 | 潰瘍性大腸炎 |
13 | 大動脈炎症候群 |
14 | ビュルガー病(バージャー病) |
15 | 天疱瘡 |
16 | 脊髄小脳変性症 |
17 | クローン病 |
18 | 難治性肝炎のうち劇症肝炎 |
19 | 悪性関節リウマチ |
20 | パーキンソン病関連疾患 |
(1)進行性核上性麻痺 | |
(2)大脳皮質基底核変性症 | |
(3)パーキンソン病 | |
21 | アミロイドーシス |
22 | 後縦靱帯骨化症 |
23 | ハンチントン病 |
24 | モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症) |
25 | ウェゲナー肉芽腫症 |
26 | 特発性拡張型心筋症 |
27 | 多系統萎縮症 |
(1)線条体黒質変性症 | |
(2)オリーブ橋小脳萎縮症 | |
(3)シャイ・ドレーガー症候群 | |
28 | 表皮水疱症(接合部型及び栄養障害型) |
29 | 膿疱性乾癬 |
30 | 広範脊柱管狭窄症 |
31 | 原発性胆汁性肝硬変 |
32 | 重症急性膵炎 |
33 | 特発性大腿骨頭壊死症 |
34 | 混合性結合組織病 |
35 | 原発性免疫不全症候群 |
36 | 特発性間質性肺炎 |
37 | 網膜色素変性症 |
38 | プリオン病 |
(1)クロイツフェルト・ヤコブ病 | |
(2)ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー病 | |
(3)致死性家族性不眠症 | |
39 | 原発性肺高血圧症 |
40 | 神経線維腫症I型/神経線維腫症II型 |
41 | 亜急性硬化性全脳炎 |
42 | バット・キアリ症候群 |
43 | 特発性慢性肺血栓塞栓症(肺高血圧型) |
44 | ライソゾーム病 |
(1)ライソゾーム病(ファブリー病を除く) | |
(2)ライソゾーム病(ファブリー病) | |
45 | 副腎白質ジストロフィー |
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/05/17 22:53:25」(JST)
この項目では、難治性疾患克服研究事業のうち公費助成の対象となる病気について記述しています。保険の給付対象となる病気については「特定疾病」をご覧ください。 |
特定疾患(とくていしっかん)とは、日本において厚生労働省が実施する難治性疾患克服研究事業の臨床調査研究分野の対象に指定された疾患をさす。2012年現在、対象は130疾患。
難病(なんびょう)とも称される。都道府県が実施する特定疾患治療研究事業の対象疾患は、国の指定する疾患については特定疾患から選ばれており、当事業の対象疾患をさして特定疾患ということもある。
日本では、いわゆる難病の中でも積極的に研究を推進する必要のある疾患について、調査研究、重点的研究、横断的研究からなる難治性疾患克服研究事業を行っている。対象となる疾患は、厚生労働省健康局長の私的諮問機関である特定疾患対策懇談会において検討の上で決定される。
このうち、特に治療が極めて困難であり、かつ、医療費も高額である疾患について、医療の確立、普及を図るとともに、患者の医療費負担軽減を図る目的で、都道府県を実施主体として特定疾患治療研究事業が行われている。対象は2009年10月1日現在、56疾患。
特定疾患治療研究事業の対象疾患については、医療費の患者自己負担分の一部または全部について国と都道府県による公的な助成(公費負担医療)を受けることができる。
元々難病とは、一般的に「治りにくい病気」や「不治の病」を指す言葉であり、医学用語として具体的かつ明確に定義されているものではない。
施策上の難病の定義は、1972年の難病対策要綱によると、
とされている。
「難病」とされる疾病を定義したものではないが、行政や医療の現場では「特定疾患」を指して「難病」と俗称することがある。ここでいう特定疾患とは、診療報酬の医学管理等において特定疾患療養管理料などとして請求される対象の特定疾患のことではない。
詳細は「難治性疾患克服研究事業」を参照
施策上、症例が少なく原因不明・治療方法の未確立で生活面に長期に支障をきたす疾患に対して次のような対策を行っている。
2009年4月1日現在130疾患 厚生労働省による原因究明・治療法などの研究が行われるが、特定疾患治療研究事業対象疾患以外は患者の自己負担分は、公費で負担されない。
罹患臓器 | 疾患 | 包括される疾患 | 原因 | 主たる治療法 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
神経・筋 | 脊髄小脳変性症 (多系統萎縮症) |
線条体黒質変性症 オリーブ橋小脳萎縮症 |
常染色体優性遺伝 常染色体劣性遺伝 |
リハビリテーション | |
モヤモヤ病 | 原因不明 | 血行再建術 | 別名:ウィリス動脈輪閉塞症 | ||
多発性硬化症 | 原因不明(自己免疫?) | 副腎皮質ステロイド | |||
重症筋無力症 | 自己免疫 | 副腎皮質ステロイド | |||
筋萎縮性側索硬化症 (ALS) |
原因不明 | 対症療法のみ | |||
パーキンソン病 | ドパミン欠乏 | ドパミンアゴニスト | |||
ハンチントン病 | 常染色体優性遺伝 | 抗ドパミン薬 等 | |||
進行性核上性麻痺 | 原因不明 | ドパミンアゴニスト 等 | |||
ライソゾーム病 | ゴーシェ病 ムコ多糖症 等 |
常染色体劣性遺伝 伴性劣性遺伝 |
有効な治療法なし | ||
プリオン病 | クロイツフェルト・ヤコブ病 ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー症候群 |
臓器移植時のプリオン感染 感染牛の摂取 |
有効な治療法なし | ||
亜急性硬化性全脳炎 | 麻疹ウイルスの遅発感染 | 有効な治療法なし | |||
副腎白質ジストロフィー | X染色体劣性遺伝 | 有効な治療法なし | |||
大脳皮質基底核変性症 | 原因不明 | ドパミンアゴニスト 等 | |||
進行性多巣性白質脳症 (PML) |
|||||
脊髄性筋萎縮症 | |||||
球脊髄性筋萎縮症 | |||||
ギラン・バレー症候群 | |||||
フィッシャー症候群 | |||||
慢性炎症性脱髄性多発神経炎 | |||||
多巣性運動ニューロパチー | 別名:多発限局性運動性末梢神経炎、ルイス・サムナー症候群 | ||||
単クローン抗体を伴う末梢神経炎 | 別名:クロウ・フカセ症候群、POEMS症候群、高月病 | ||||
正常圧水頭症 | |||||
ペルオキシソーム病 | |||||
脊髄空洞症 | |||||
原発性側索硬化症 | |||||
有棘赤血球を伴う舞踏病 | |||||
HTLV-1関連脊髄症 (HAM) |
|||||
スモン | キノホルムによる副作用 | リハビリテーション | 全額公費負担 | ||
消化器 | クローン病 | 原因不明(自己免疫?) | 副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
||
潰瘍性大腸炎 | 原因不明(自己免疫?) | 副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
|||
劇症肝炎 | 肝炎ウイルス(A・B・D・E) 薬剤による副作用 |
血漿交換・血液透析 副腎皮質ステロイド |
全額公費負担 | ||
原発性胆汁性肝硬変 | 自己免疫 | ウルソデオキシコール酸 | |||
バッド・キアリ症候群 | 一次性バッド・キアリ症候群 二次性バッド・キアリ症候群 |
一次性は原因不明 | 肝臓移植 | ||
重症急性膵炎 | 急性出血性膵炎 急性壊死性膵炎 |
胆石症 副腎皮質ステロイド 他 |
輸液・電解質補正 腹膜灌流・血液浄化法 |
全額公費負担 | |
自己免疫性肝炎 | |||||
特発性門脈圧亢進症 | |||||
肝外門脈閉塞症 | |||||
肝内結石症 | |||||
肝内胆管障害 | 原発性硬化性胆管炎 | ||||
慢性膵炎 | |||||
膵嚢胞線維症 | CFTR遺伝子の突然変異 | ||||
腎臓・泌尿器 | IgA腎症 | 原因不明 | |||
急速進行性糸球体腎炎 | 原因不明 | ||||
難治性ネフローゼ症候群 | |||||
多発性嚢胞腎 | PKD1・PKD2遺伝子の突然変異 | ||||
循環器 | 肥大型心筋症 | ||||
特発性拡張型心筋症 | 原因不明 | 心臓移植 | |||
拘束型心筋症 | |||||
ミトコンドリア病 | ミトコンドリア遺伝子の突然変異 | ||||
ファブリー病 | |||||
家族性突然死症候群 | |||||
大動脈炎症候群 | 自己免疫 | 副腎皮質ステロイド | 高安病 | ||
バージャー病 | 原因不明(喫煙?) | 交感神経節切除術 下肢動脈バイパス再建術 |
ビュルガー病 | ||
呼吸器 | サルコイドーシス | 肺サルコイドーシス 眼サルコイドーシス |
原因不明(アクネ菌?) | 副腎皮質ステロイド | |
特発性間質性肺炎 | 急性間質性肺炎 びまん性間質性肺炎(特発性肺線維症) |
原因不明 膠原病続発性 |
副腎皮質ステロイド | ||
原発性肺高血圧症 | 原因不明 | プロスタグランジンE1 肺移植 |
|||
慢性特発性肺血栓塞栓症 | 原因不明 | 抗血栓剤 | |||
びまん性汎細気管支炎 | |||||
若年性肺気腫 | |||||
リンパ脈管筋腫症 (LAM) |
|||||
ランゲルハンス細胞組織球症 (ヒスチオサイトーシスX) |
|||||
肥満低換気症候群 | |||||
肺胞低換気症候群 | |||||
血液 | 再生不良性貧血 | 原因不明(自己免疫?) | 骨髄移植 蛋白同化ステロイド |
||
溶血性貧血 | 自己免疫性溶血性貧血 発作性夜間ヘモグロビン尿症 |
副腎皮質ステロイド薬 | |||
不応性貧血 (骨髄異形成症候群) |
|||||
骨髄線維症 | |||||
特発性血栓症 | 薬物療法 手術 |
||||
血栓性血小板減少性紫斑病 (TTP) |
|||||
特発性血小板減少性紫斑病 | 急性特発性血小板減少性紫斑病 慢性特発性血小板減少性紫斑病 |
自己免疫 | 副腎皮質ステロイド | ||
原発性免疫不全症候群 | |||||
代謝・免疫 | アミロイドーシス | 原発性全身性アミロイドーシス 骨髄腫随伴性アミロイドーシス |
原発性は原因不明 多発性骨髄腫 |
副腎皮質ステロイド セファランチン |
|
全身性エリテマトーデス | 自己免疫 | 副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
膠原病 | ||
多発性筋炎 皮膚筋炎 |
自己免疫 悪性腫瘍 |
副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
膠原病 | ||
強皮症 | 進行性全身性強皮症 | 自己免疫 | 副腎皮質ステロイド 降圧剤・免疫抑制剤 |
膠原病 | |
悪性関節リウマチ | 自己免疫 | 副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
膠原病 | ||
結節性動脈周囲炎 | 結節性多発動脈炎 顕微鏡的多発血管炎 |
自己免疫 | 副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
膠原病 | |
混合性結合組織病 | 自己免疫 | 副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
|||
ウェゲナー肉芽腫症 | 自己免疫 | 副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
|||
原発性免疫不全症候群 | 無ガンマグロブリン血症 重症複合免疫不全症 |
常染色体劣性遺伝 伴性劣性遺伝 |
造血幹細胞移植 遺伝子治療 |
||
原発性高脂血症 | |||||
家族性高コレステロール血症 | |||||
アレルギー性肉芽腫性血管炎 | 別名:チャーグ・ストラウス症候群 | ||||
側頭動脈炎 | |||||
シェーグレン症候群 | |||||
成人スティル病 | |||||
抗リン脂質抗体症候群 | |||||
内分泌器 | ビタミンD受容機構異常症 | ビタミンD受容体遺伝子の変異 | ビタミンDの大量投与 | ||
甲状腺ホルモン不応症 | |||||
TSH受容体異常症 | TSH受容体遺伝子の変異 | ||||
下垂体性TSH分泌異常症 | |||||
偽性副甲状腺機能低下症 | |||||
PRL分泌異常症 | |||||
ゴナドトロピン分泌異常症 | |||||
ADH分泌異常症 | |||||
原発性アルドステロン症 | |||||
副腎低形成 (アジソン病) |
|||||
グルココルチコイド抵抗症 | |||||
副腎酵素欠損症 | |||||
偽性低アルドステロン症 | |||||
中枢性摂食異常症 | ストレス | 心理療法 薬物療法 |
|||
下垂体機能低下症 | 腫瘍 外傷 |
ホルモン補充療法 | |||
クッシング病 | ACTH産生腫瘍 | 手術 | |||
先端巨大症 | 成長ホルモン産生腫瘍 | 手術 | |||
骨・関節 | 前縦靭帯骨化症 | 原因不明 | 手術 | ||
後縦靭帯骨化症 | 原因不明 | 手術 | |||
黄色靭帯骨化症 | 原因不明 | 手術 | |||
広汎脊柱管狭窄症 | 先天異常 各種脊椎疾患 |
手術 | |||
特発性大腿骨頭壊死症 | 原因不明 (ステロイドによるものは除く) |
人工骨頭・人工関節置換術 | |||
特発性ステロイド性骨壊死症 | 手術 | ||||
進行性骨化性線維異形成症 (FOP) |
ACVR1遺伝子の突然変異 | 有効な治療法なし | |||
皮膚 | 天疱瘡 | 尋常性天疱瘡 増殖性天疱瘡 |
自己免疫 | 副腎皮質ステロイド 免疫抑制剤 |
|
ベーチェット病 | 眼ベーチェット病 血管ベーチェット病 |
原因不明 | シクロスポリン コルヒチン |
||
膿疱性乾癬 | 急性汎発性膿疱性乾癬 疱疹状膿痂疹 |
原因不明(自己免疫?) | シクロスポリン レチノイド |
||
表皮水疱症 | 接合部型先天性表皮水疱症 優性栄養障害型先天性表皮水疱症 |
常染色体優性遺伝 常染色体劣性遺伝 |
有効な治療法なし (一部、型によっては治療可能2009年現在) | ||
神経線維腫症 | 神経線維腫症1型 (レックリングハウゼン病) |
常染色体優性遺伝 突然変異による発症 |
有効な治療法なし | ||
魚鱗癬 | 尋常性魚鱗癬 伴性遺伝性尋常性魚鱗癬 |
常染色体優性遺伝 | 有効な治療法なし | 水疱型・非水疱型は17歳11ヶ月まで公費補助あり | |
好酸球性筋膜炎 | |||||
重症多形滲出性紅斑 (急性期) |
|||||
硬化性萎縮性苔癬 | |||||
結節性硬化症 (プリングル病) |
|||||
色素性乾皮症 (XP) |
|||||
眼 | 網膜色素変性症 | 常染色体優性遺伝 | 有効な治療法なし | ||
加齢黄斑変性 | |||||
難治性視神経症 | |||||
耳 | メニエール病 | 原因不明 | |||
遅発性内リンパ水腫 | 原因不明 | ||||
突発性難聴 | 原因不明 | ||||
特発性両側性感音難聴 | 原因不明 |
(作成中)
この節の加筆が望まれています。 |
2009年10月1日現在56疾患 患者は所轄の保健所に申請することにより、医療費の自己負担分の一部または全額の助成を、公費で受けることができる。(下記外部リンク『難病情報センター』ホームページを参照)
平成21年度補正予算において、特定疾患治療研究事業に緊要性の高い疾患を追加するものとされたことをうけ、平成21年10月より、本事業の対象疾患に以下の疾患が追加されたた。(厚生労働省健康局疾病対策課)
<追加される11疾患>
家族性高コレステロール血症(ホモ接合体) 脊髄性筋萎縮症 球脊髄性筋萎縮症 慢性炎症性脱髄性多発神経炎 肥大型心筋症 拘束型心筋症 ミトコンドリア病 リンパ脈管筋腫症(LAM) 重症多形滲出性紅斑(急性期) 黄色靱帯骨化症 間脳下垂体機能障害 (PRL分泌異常症、ゴナドトロピン分泌異常症、ADH分泌異常症、下垂体性TSH分泌異常症、クッシング病、先端巨大症、下垂体機能低下症)
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国試過去問 | 「112F025」「107G030」 |
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C
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C
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軽症 | 中等症 | 重症 | 分布 | 関連 | |
1) 排便回数 | ≦4回 | 重症と軽症との中間 | ≧6回 | 腸管症状 | |
2) 顕血便 | (+)~(-) | (+++) | |||
3) 発熱 | <37.5℃ | ≧37.5℃ | 全身症状 | 炎症 | |
4) 頻脈 | <90/分 | ≧90/分 | 3)発熱,4)貧血による。 | ||
5) 貧血 | >Hb 10g/dl | ≦Hb 10g/dl | 炎症あるいは2)血便による | ||
6) 赤沈 | 正常 | ≧30 mm/h | 炎症 | ||
軽症 | 軽症項目全て満たす | ||||
重症 | ( 1 and 2 ) and ( 3 or 4 ) ) and (6項目のうち4項目以上) |
クローン病 | 潰瘍性大腸炎 | |
病因??? | 炎症反応亢進 | 免疫応答の異常 |
寛解導入 | 栄養療法 | |
5-アミノサリチル酸(大: サラゾスルファピリジン、小: メサラジン) | 5-アミノサリチル酸(大: サラゾスルファピリジン、小: メサラジン) | |
ステロイド | ステロイド | |
抗TNF-α抗体 | ||
シプロフロキサシン、メトロニダゾール | ATM療法 | |
顆粒球吸着療法(白血球除去療法) | 顆粒球吸着療法(白血球除去療法) | |
免疫抑制薬 | ||
緩解維持 | 在宅経腸栄養法 | 無治療~5-アミノサリチル酸(大: サラゾスルファピリジン) |
5-アミノサリチル酸 | ||
免疫抑制薬 | ||
外科 | 狭窄、難治性痔瘻 | 大出血、狭窄、穿孔、中毒性巨大結腸症、癌化 |
Table 15-10. Distinctive Features of Crohn Disease and Ulcerative Colitis* | |||
Feature | Crohn Disease (Small intestine) |
Crohn Disease (Colon) |
Ulcerative Colitis |
Macroscopic | |||
Bowel region | Ileum ± colon† | Colon ± ileum | Colon only |
Distribution | Skip lesions | Skip lesions | Diffuse |
Stricture | Early | Variable | Late/rare |
Wall appearance | Thickened | Variable | Thin |
Dilation | No | Yes | Yes |
Microscopic | |||
Pseudopolyps | None to slight | Marked | Marked |
Ulcers | Deep, linear | Deep, linear | Superficial |
Lymphoid reaction | Marked | Marked | Mild |
Fibrosis | Marked | Moderate | Mild |
Serositis | Marked | Variable | Mild to none |
Granulomas | Yes (40% to 60%) | Yes (40% to 60%) | No |
Fistulas/sinuses | Yes | Yes | No |
Clinical | |||
Fat/vitamin malabsorption | Yes | Yes, if ileum | No |
Malignant potential | Yes | Yes | Yes |
Response to surgery‡ | Poor | Fair | Good |
我が国が世界でもっとも多いといわれている。でも少なくないようである。←日本語の意味が分からない
table 319-6 Frequency of Arteriographic Abnormalities and Potential Clinical Manifestations of Arterial Involvement in Takayasu's Arteritis | ||
動脈 | 動脈造影状の異常(%) | 来しうる症状 |
鎖骨下動脈 | 93 | 上肢の跛行(arm claudication)、レイノー症候群 |
総頚動脈 | 58 | 視覚の変化、失神、TIA、脳梗塞 |
腹部大動脈 | 47 | 腹痛、悪心、嘔吐 |
腎動脈 | 38 | 高血圧、腎不全 |
大動脈弓/大動脈根部 | 35 | 大動脈弁閉鎖不全症、うっ血性心不全 |
椎骨動脈 | 35 | 視覚の変化(visual change)、めまい |
腹腔動脈 | 18 | 腹痛、悪心、嘔吐 |
上腸間膜動脈 | 18 | 腹痛、悪心、嘔吐 |
腸骨動脈 | 17 | 下肢の跛行(leg claudication) |
肺動脈 | 10?40 | 非定型的な胸痛(atypical chest pain)、呼吸困難 |
冠状動脈 | <10 | 胸痛、心筋梗塞 |
表1 大動脈炎症候群の症状出現頻度 | |
症状 | 頻度(%) |
脳循環障害(めまい、頭痛、失神) | 60 |
眼症状 | 20 |
心症状(狭心症様症状) | 60 |
高血圧 | 50 |
四肢循環障害(しびれ、冷感、脈拍欠損) | 70 |
全身症状(発熱、倦怠感) | 70 |
AIH | 自己抗体 | HCV感染 | |||
抗核抗体 | 抗平滑筋抗体 | 抗LKM-1抗体 | 抗SLA抗体 | ||
ANA | ASMA | ||||
I型 | + | + | - | - | - |
IIa型 | - | - | + | - | - |
IIb型 | - | - | + | - | + |
III型 | - | - | - | + | - |
IV型 | - | + | - | - | - |
1. 血中自己抗体(特に抗核抗体、抗平滑筋抗体など)が陽性。 |
2. 血清γグロブリン値またはIgGの上昇 (2g/dl以上)。 |
3. 持続性または反復性の血清トランスアミナーゼ値の異常。 |
4. 肝炎ウィルスマーカーは原則として陰性。 |
5. 組織学的には肝細胞壊死所見およびpiecemeal necrosisに伴う慢性肝炎あるいは肝硬変であり、しばしば著明な形質細胞浸潤を認める。時に急性肝炎像を呈する。 |
註 * 本邦ではHLA-DR4陽性症例が多い ** 本邦ではC型肝炎ウィルス血症を伴う自己免疫性肝炎がある。 *** C型肝炎ウィルス感染が明らかな症例では、インターフェロン治療が奏功する例もある。 |
検査 | 先端巨大症 | 正常 | 備考 |
グルコース負荷試験 | 高値を維持 | 低下 | |
TRH負荷試験 | 上昇 | 不変 | 奇異性上昇 |
LHRH負荷試験 | |||
ドパミン作動薬(ブロモクリプチン) | 低下 | 上昇 | |
日内変動 | なし | あり | 調節を失う |
成長ホルモン GH | プロラクチン PRL | |||
先端巨大症 | 正常 | PRL産生腫瘍 | 正常 | |
グルコース負荷試験 | → | ↓ | ー | ー |
L-ドーパ負荷試験 | ↓/→(1) | ↑ | ↓ | ↓ |
TRH | ↑ | |||
LH-RH |
.