- 英
- bone density
- 関
- 骨塩量 bone mineral density、BMD。骨塩、骨ミネラル測定。骨質、骨粗鬆症
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/07/30 18:17:32」(JST)
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骨密度(こつみつど、Bone Density)とは、単位体積あたりの骨量のこと。BMD(Bone Mineral Density)と表記される場合もある。骨密度の単位はg/cm²。若年成人平均値(YAM)を基準とした割合値(%)を指標として示されることもある。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、骨にどれくらい含まれているかの指標となる。一般に20代でピークとなり、その後は徐々に減少する。女性の場合は更年期(閉経)をむかえるとエストロゲンなど骨を維持する女性ホルモンの低下によって男性よりも急速に減少することが知られている[1]。また、男性の場合、前立腺癌で内分泌療法を行なった場合に骨密度の減少が見られるという[2]。
なお、ベジタリアンは一般人より骨密度が低いという調査報告もある[3]。
脚注
- ^ 医学用語辞典・骨密度
- ^ 前立腺癌内分泌療法による骨密度低下は大腿骨頸部が最大【泌尿器科学会2009】、日経メディカル・オンライン、2009年4月21日
- ^ ベジタリアンの骨は肉食者よりも弱い、オーストラリア調査、AFPBB News、2009年07月3日
関連項目
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Japanese Journal
- 事件発生時,生後から思春期と成人であったカネミ油症検診者の骨密度の差
- 吉村 俊朗,川崎 涼子,中野 治郎,枡田 智子,徳田 昌紘,中田 るか,片岡 英樹,佐賀里 昭,沖田 実,Yoshimura Toshiro,Kawasaki Ryoko,Nakano Jiro,Masuda Tomoko,Tokuda Masahiro,Nakata Ruka,Kataoka Hideki,Sagari Akira,Okita Minoru,ヨシムラ トシロウ,カワサキ リョウコ,ナカノ ジロウ,マスダ トモコ,トクダ マサヒロ,ナカタ ルカ,カタオカ ヒデキ,サガリ アキラ,オキタ ミノル
- 福岡医学雑誌 102, 130-133, 2011-04-25
- … カネミ油症検診者を対象とした検討では,検診者の30% に骨粗鬆症が認められ,骨量減少群は25%に認められた.しかし,PCB やダイオキシン類が骨粗鬆症を誘発する,もしくは骨代謝に影響を及ぼすかどうか不明である.また,PCB などの骨代謝への影響は人の発育時期でも異なる可能性を考慮し,長崎県カネミ油症検診者をカネミ油症事件発生時18 歳以下と19 歳以上の2 群に分けて,骨密度と骨代謝の影響を検討した. …
- NAID 120003075304
- 林 和枝,中島 佳緒里,高見 精一郎,端谷毅
- 日本赤十字豊田看護大学紀要 6(1), 47-53, 2011-03-31
- … 骨量の測定は、超音波骨密度測定器を使用し、右踵にて測定した。 …
- NAID 110008439817
Related Links
- 骨密度とは単位面積当たりの骨量のことをいいます。まずは自分の骨密度を意識する意味 で、「骨密度チェック」を行ってみましょう。
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★リンクテーブル★
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- 分泌過剰によって骨密度が低下するのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I022]←[国試_104]→[104I024]
[★]
- 40歳台の女性で加齢とともに低下するのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D016]←[国試_110]→[110D018]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104B025]←[国試_104]→[104B027]
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[正答]
※国試ナビ4※ [096E011]←[国試_096]→[096E013]
[★]
- 英
- osteoporosis
- 同
- 骨多孔症、オステオポローシス
- 関
- 骨軟化症、くる病、老人性骨粗鬆症、若年性特発性骨粗鬆症、糖質コルチコイド誘発骨粗鬆症。骨粗鬆症治療薬
- 骨の絶対量の減少を生じているが骨の質的な変化を伴わない状態をいう。
- 骨はたえず吸収、形成されているものであり、したがって吸収率と形成率に差を生じ骨形成が負の平衡となれば骨粗鬆が起こる。
概念
- 骨量の減少(≒骨密度の減少)と骨組織の微細構造の破錠(骨質の劣化)により骨強度が低下して、骨折をきたしやすくなった疾患
定義
- WHO(1994)、骨量測定法,女性の骨粗鬆症:若年健常女性の平均骨量値から2.5SD以上減少したもの ⇔ 骨量減少:2.5<T-score<-1
- 日本:骨量が30%以上減少したもの
リスクファクター
- YN.D-156
- ガイドライン2
- 高齢、既存骨折(リスク1.9-4倍)、喫煙(リスク1.3-1.8倍)、飲酒(1日2単位以上でリスク1.2-1.7倍)、ステロイド使用(1日5mg以上の経口摂取でリスク2-4倍)、骨折家族歴(親の骨折でリスク1.2-2.3倍)、運動不足(大腿頚部骨折リスク1.3-1.7倍)、易転倒性
- 以下のリスクファクターを有する65歳未満か、65歳以上の女性は骨量測定によるスクリーニングの対象となる。
- 高齢、低体重、骨折既往、骨粗鬆症による骨折の家族歴、白人・アジア人、アルコール(1日2杯以上)、カフェイン、喫煙、運動不足、カルシウム不足、ビタミンD不足、骨粗鬆症を起こす薬剤
原因による分類
内分泌性
栄養性
- 壊血病
- その他(蛋白質欠乏、ビタミンA過剰、ビタミンD過剰)
- 別ソース
遺伝性
薬物性
- 別ソース
不動性
- 全身性:長期臥床、宇宙飛行、対麻痺
- 局所性:骨折後
先天性
その他
- 別ソース
小児の骨粗鬆症
- Dent CE:Osteoporosis in childhood.Postgrad Med J 53:450-456,1977
男性の骨粗鬆症
原因
- 多:クッシング症候群、アルコール多飲、ステロイド使用(5mg, 3ヶ月以上)、性腺機能低下、カルシウム摂取量減少、ビタミンD欠乏、喫煙、家族の中で骨折しやすい人がいる、男性ホルモン異常
- 希:BMI<20, 運動不足、抗てんかん薬、甲状腺中毒症、副甲状腺機能亢進、慢性肝障害、慢性腎障害、吸収不良症候群、高カルシウム血症、リウマチ、脊椎関節炎、糖尿病、多発性骨髄腫、HIV、臓器移植、免疫抑制剤
病理
検査
-
- 躯幹骨DXA、末梢骨DXA、RA/MD、QUSなどで測定可能
- 椎体DXAと大腿近位部DXAの両方を評価することが望ましい。できなければ橈骨DXAで代替する。
- 椎体の骨折/変形、退行性変化、骨粗鬆症に類維持した疾患(腰背部痛、円背や低骨量を呈する疾患)の鑑別に必要
治療
薬物治療
薬物治療開始基準
- ガイドライン2
- 1. 脆弱性既存骨折有り
- 2. 脆弱性既存骨折無し
- 1) 骨密度が若年成人平均値の70%未満
- 2) 骨密度が若年成人平均値の70-80%で、かつ閉経後女性/50歳以上男性であって、次のいずれかを有する。
- a) 過度のアルコール摂取:1日2単位以上
- b) 現在の喫煙
- c) 大腿骨頚部骨折の家族歴
治療開始のトリガー
- 別ソース
- 骨粗鬆症による大腿骨骨折、椎骨骨折の既往
- Tスコアが-2.5以下
- Tスコアが-1~-2.5 FRAX
- FRAXにて10年後の大腿骨折リスクが3%、主要な骨粗鬆症性骨折リスクが15-20%を超えるなら治療。
腎機能障害がある場合の治療の選択肢
- https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/150359-1-15.pdf
慎重投与となっており、禁忌ではないから
肝臓や腎臓で代謝されないから
検診
スクリーニング
- USPSTF
- 65歳以上の女性、64歳以下で骨折リスクが高い女性(脆弱骨折の既往、ステロイド内服など)
- 男性ではエビデンスがない
スクリーニング間隔
- DEXA:1.0~-1.5→15年
- DEXA:-1.5~-2.0→5年
- DEXA:-2.0~-2.5→1年
ガイドライン
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0046/1/0046_G0000129_GL.html
- 2. <amazon mode="text" text="骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン(2006年版) ダイジェスト版">4897752329</amazon>
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参考
- http://www.richbone.com/kotsusoshosho/basic_shindan/tonyo.htm
[★]
- 英
- dual-energy X-ray absorptiometry, DXA, dual energy x-ray absorptiometry DEXA
- 同
- 二重エネルギーX線吸収法、二重エネルギーX線吸収測定
- 関
- 骨粗鬆症。骨密度、骨ミネラル測定、光子吸収法、X線デンシトメトリー
検査間隔
- T-score:-1~-1.5→15年, -1.5~-2.0→5年, -2.0~-2.5→1年
[★]
- 英
- bone mineral density BMD
- 同
- 骨塩含量 bone mineral content
- 関
- 骨密度
検査間隔
- 4957人を前向きに15年追跡検査したstudy。適切なBMDスクリーニングの間隔
PMID 15066896
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15066896
- BMD正常・軽度骨量減少:15年ごと
- BMD中等度減少:5年後
- BMD高度減少:毎年
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[★]
- 関
- BMD、bone mineral content、bone mineral density
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- 英
- bone densitometry
- 関
- 骨密度測定法
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- 英
- bone densitometry
- 関
- 骨密度測定
[★]
- 英
- bone density conservation agent
[★]
- 英
- degree
- 関
- 温度