- 英
- glucocorticoid-induced osteoporosis
- 関
- 糖質コルチコイド、骨粗鬆症、ステロイド性骨粗鬆症
UpToDate Contents
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- 1. ステロイド誘発性骨粗鬆症の予防および治療prevention and treatment of glucocorticoid induced osteoporosis [show details]
…prevention and treatment of glucocorticoid-induced osteoporosis included some premenopausal women. In premenopausal women included in clinical trials for glucocorticoid-induced osteoporosis, fractures were generally …
- 2. ステロイド性骨粗鬆症の臨床的特徴と評価clinical features and evaluation of glucocorticoid induced osteoporosis [show details]
…clinical features, and evaluation of glucocorticoid-induced osteoporosis will be reviewed here. The prevention and treatment of glucocorticoid-induced osteoporosis are presented separately. The deleterious …
- 3. ステロイドの全身投与の主な副作用major side effects of systemic glucocorticoids [show details]
…vitamin D intake should be encouraged. Guidance for the prevention and treatment of glucocorticoid-induced osteoporosis is discussed in detail separately. Patients should be routinely asked about adverse…
- 4. 閉経前の骨粗鬆症の評価および治療evaluation and treatment of premenopausal osteoporosis [show details]
…premenopausal women with glucocorticoid-induced osteoporosis . In a secondary analysis of a randomized trial of teriparatide versus alendronate in patients with glucocorticoid-induced osteoporosis, the increase in …
- 5. 学会が公開する診療ガイドラインのリンク:骨粗鬆症society guideline links osteoporosis [show details]
…American College of Rheumatology (ACR): Guideline for the prevention and treatment of glucocorticoid-induced osteoporosis (2017) American Academy of Pediatrics (AAP): Clinical report on bone densitometry…
Japanese Journal
- 糖質コルチコイド誘発骨粗鬆症に対する活性型ビタミンDおよびサイアザイド長期併用投与の有用性に関する研究
- 山田 秀裕
- 日本内分泌学会雑誌 65(6), 603-614, 1989
- Thirty-eight patients with collagen diseases undergoing chronic glucocorticoid treatment were studied to assess the effect of a 24 month administration of oral 1α-hydroxyvitamin D (1α-OHD) …
- NAID 130001937327
- 糖質コルチコイド誘発骨粗鬆症の発症機序並びに治療に関する研究:糖質コルチコイド剤服用患者の腸管カルシウム吸収, ビタミンD代謝および二次性副甲状腺機能亢進症の治療
- 鈴木 康夫
- 日本内分泌学会雑誌 59(6), 918-937, 1983
- Histological studies of bone in hypercortisolism have demonstrated both decreased bone formation and increased bone resorption. It has previously been shown that secondary hyperparathyroidism may cont …
- NAID 130001937903
Related Links
- 9月14日に行われた特別講演2「ステロイド骨粗鬆症の病態と治療のトピックス」では、九州大学大学院医学研究院病態制御内科学(第3内科)の名和田新氏が、糖質コルチコイド誘発性骨粗鬆症(いわゆるステロイド性骨粗鬆 ...
- 例えば副腎皮質から放出されるステロイドホルモンの糖質コルチコイドは次のような作用をします。 ① 小腸からのカルシウム吸収の抑制 ② 尿細管でのカルシウムの再吸収の抑制 ③ 性腺ホルモン分泌の抑制 ①の作用はカルシウムが ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- corticosteroid-induced osteoporosis GIO
- 同
- ステロイド骨粗鬆症、ステロイド誘発性骨粗鬆症
- 関
- 糖質コルチコイド誘発骨粗鬆症。続発性骨粗鬆症
治療適応
治療
- 第一選択がビスホスホネート。
- セカンドチョイスとしてテリパラチドとなる。
- SERMはエビデンスがない。
[★]
糖質コルチコイド誘発骨粗鬆症
[★]
- 英
- osteoporosis
- 同
- 骨多孔症、オステオポローシス
- 関
- 骨軟化症、くる病、老人性骨粗鬆症、若年性特発性骨粗鬆症、糖質コルチコイド誘発骨粗鬆症。骨粗鬆症治療薬
- 骨の絶対量の減少を生じているが骨の質的な変化を伴わない状態をいう。
- 骨はたえず吸収、形成されているものであり、したがって吸収率と形成率に差を生じ骨形成が負の平衡となれば骨粗鬆が起こる。
概念
- 骨量の減少(≒骨密度の減少)と骨組織の微細構造の破錠(骨質の劣化)により骨強度が低下して、骨折をきたしやすくなった疾患
定義
- WHO(1994)、骨量測定法,女性の骨粗鬆症:若年健常女性の平均骨量値から2.5SD以上減少したもの ⇔ 骨量減少:2.5<T-score<-1
- 日本:骨量が30%以上減少したもの
リスクファクター
- YN.D-156
- ガイドライン2
- 高齢、既存骨折(リスク1.9-4倍)、喫煙(リスク1.3-1.8倍)、飲酒(1日2単位以上でリスク1.2-1.7倍)、ステロイド使用(1日5mg以上の経口摂取でリスク2-4倍)、骨折家族歴(親の骨折でリスク1.2-2.3倍)、運動不足(大腿頚部骨折リスク1.3-1.7倍)、易転倒性
- 以下のリスクファクターを有する65歳未満か、65歳以上の女性は骨量測定によるスクリーニングの対象となる。
- 高齢、低体重、骨折既往、骨粗鬆症による骨折の家族歴、白人・アジア人、アルコール(1日2杯以上)、カフェイン、喫煙、運動不足、カルシウム不足、ビタミンD不足、骨粗鬆症を起こす薬剤
原因による分類
内分泌性
栄養性
- 壊血病
- その他(蛋白質欠乏、ビタミンA過剰、ビタミンD過剰)
- 別ソース
遺伝性
薬物性
- 別ソース
不動性
- 全身性:長期臥床、宇宙飛行、対麻痺
- 局所性:骨折後
先天性
その他
- 別ソース
小児の骨粗鬆症
- Dent CE:Osteoporosis in childhood.Postgrad Med J 53:450-456,1977
男性の骨粗鬆症
原因
- 多:クッシング症候群、アルコール多飲、ステロイド使用(5mg, 3ヶ月以上)、性腺機能低下、カルシウム摂取量減少、ビタミンD欠乏、喫煙、家族の中で骨折しやすい人がいる、男性ホルモン異常
- 希:BMI<20, 運動不足、抗てんかん薬、甲状腺中毒症、副甲状腺機能亢進、慢性肝障害、慢性腎障害、吸収不良症候群、高カルシウム血症、リウマチ、脊椎関節炎、糖尿病、多発性骨髄腫、HIV、臓器移植、免疫抑制剤
病理
検査
-
- 躯幹骨DXA、末梢骨DXA、RA/MD、QUSなどで測定可能
- 椎体DXAと大腿近位部DXAの両方を評価することが望ましい。できなければ橈骨DXAで代替する。
- 椎体の骨折/変形、退行性変化、骨粗鬆症に類維持した疾患(腰背部痛、円背や低骨量を呈する疾患)の鑑別に必要
治療
薬物治療
薬物治療開始基準
- ガイドライン2
- 1. 脆弱性既存骨折有り
- 2. 脆弱性既存骨折無し
- 1) 骨密度が若年成人平均値の70%未満
- 2) 骨密度が若年成人平均値の70-80%で、かつ閉経後女性/50歳以上男性であって、次のいずれかを有する。
- a) 過度のアルコール摂取:1日2単位以上
- b) 現在の喫煙
- c) 大腿骨頚部骨折の家族歴
治療開始のトリガー
- 別ソース
- 骨粗鬆症による大腿骨骨折、椎骨骨折の既往
- Tスコアが-2.5以下
- Tスコアが-1~-2.5 FRAX
- FRAXにて10年後の大腿骨折リスクが3%、主要な骨粗鬆症性骨折リスクが15-20%を超えるなら治療。
腎機能障害がある場合の治療の選択肢
- https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/150359-1-15.pdf
慎重投与となっており、禁忌ではないから
肝臓や腎臓で代謝されないから
検診
スクリーニング
- USPSTF
- 65歳以上の女性、64歳以下で骨折リスクが高い女性(脆弱骨折の既往、ステロイド内服など)
- 男性ではエビデンスがない
スクリーニング間隔
- DEXA:1.0~-1.5→15年
- DEXA:-1.5~-2.0→5年
- DEXA:-2.0~-2.5→1年
ガイドライン
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0046/1/0046_G0000129_GL.html
- 2. <amazon mode="text" text="骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン(2006年版) ダイジェスト版">4897752329</amazon>
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参考
- http://www.richbone.com/kotsusoshosho/basic_shindan/tonyo.htm
[★]
- 英
- glucocorticoid (Z), glucocorticoids
- 関
- グルココルチコイド
- 関
- 副腎皮質、副腎皮質ホルモン
- 以下、内的に合成される糖質コルチコイドについて述べる
種類
分類
性状
産生組織
標的組織
生理作用
1. エネルギー代謝
- 糖新生においてグルコースの前駆体となるアミノ酸を肝臓に供給すべく動員する作用 (SP.894)
a. 糖代謝作用
- 糖新生の亢進
- 血糖上昇
- 肝細胞以外のグルコースの取り込みを抑制 (SP.894) ← 末梢でインスリンの作用に拮抗
- グルコース-6-ホスファターゼの活性亢進 (SP.894)
- グリコーゲンの合成亢進
- 血糖値の上昇に伴い、肝臓などでグルコースからグリコーゲンが作られる (SP.894)
b. タンパク質代謝作用
- 肝臓での糖新生の基質を末梢から供給する作用
- 肝細胞以外でのアミノ酸取り込み阻害 (SP.894)
- 特定のアミノ酸合成を阻害 (SP.894)
- 生理的範囲:(肝臓)同化作用が起こる、(肝臓以外)異化作用が起こる
- ステロイド大量投与時:ほとんど異化作用が起こる→副作用につながる
c. 脂質代謝作用
- 脂肪細胞に対して、インスリンの拮抗作用を持つが、一方で糖質コルチコイドにより血糖値が上昇する
-
- 脂肪細胞に対してグルコースの取り込みを抑制し、中性脂肪の生合成を抑制し、さらに大量の遊離脂肪酸とグリセロールを放出させる。肝臓でグリセロールからグルコースが合成される。 (SP.894)
- 血糖値の上昇によりインスリンが分泌され、脂肪細胞で脂肪の合成が促進される (SP.894)
- (1)、(2)のいずれの反応が起こるかは体の部位によって異なり、脂肪分布の変化が生じる。
- 中心性肥満、満月様顔貌、バッファローハンプ
2. 電解質代謝作用
- 糖質コルチコイドの電解質コルチコイド様作用。
- Na+再吸収↑、K+排泄↑
- コルチゾールの電解質作用はアルドステロンの約1/400
- コルチゾールの量 はアルドステロンの約 200倍
- ゆえに、電解質コルチコイドの1/2の作用力を持つ
3. 水代謝作用
- GFR↑、ADHに拮抗、細胞内への水移動の抑制→水利尿作用を有する。 尿崩症 + 副腎不全 → 多尿がいくらか改善されると考えて良いと思われる。仮面尿崩症
4. 骨・軟骨に対する作用
- a. ビタミンDと拮抗して腸管からのCa吸収阻害 (SP.894)
- b. 腎尿細管におけるCa再吸収阻害 (SP.894)
- c. 骨芽細胞の分化・増殖を抑制 (SP.894)
- 糖質コルチコイドの大量投与→軟骨↓骨成長↓(活性型ビタミンD3に拮抗・尿細管Ca再吸収↓→PTH↑、骨芽細胞の分化抑制、タンパク質の異化作用↑)→骨粗鬆症、骨壊死 or 骨端線閉鎖を促進(←?要調査)
- b.の機序で尿に排泄されるカルシウムが増加 → 高カルシウム尿症 → 尿路結石
5. 抗炎症作用
- 胸腺やリンパ組織を萎縮させる → 炎症反応や免疫反応を抑制
- リンパ球数の減少、白血球の遊走抑制、抗体産生低下、ヒスタミン放出抑制(局所の毛細血管拡張抑制) (SP.894)
- 末梢好中球数は増加する(YN.F-78) → 白血球増多症
SPC.330
- a) 核内受容体を介してlipocortinを発現させ、これがphospholipase A2を阻害する。これにより、アラキドン酸の産生が抑制され、炎症を促進するロイコトリエンの産生も抑制される。
- b) 末梢血Tリンパ球、単球、好酸球、好塩基球:骨髄からの放出減少と再分配(?)のため末梢血中では減少する。
- c) 末梢血好中球:炎症部位への集合が抑制され(血管外への遊走が抑制される(GOO.1600))、末梢血中では増加する。
- d) Bリンパ球はヘルパーT細胞が抑制されるために抗体産生能が減少する。
- e) リンパ球などの細胞表面の立体構造を換えて抗体や補体の結合を抑制する。
- f) 毛細血管(毛細管)の収縮により、血管の透過性は低下する。
6. 循環器
- カテコールアミン・アンジオテンシンIIによる血管収縮作用の許容作用 → 糖質コルチコイドなしではその作用を十分に及ぼし得ない
- 欠乏症では血管のカテコールアミン・アンジオテンシンIIに対する感受性低下
7. 中枢神経系
8. 成長発達
- 胎児期の消化酵素・リン脂質(肺胞表面の張力に関与)の合成に関与 (SP.895)
- 小児期で骨や熱強訴域に直接作用して身長の伸びを抑制する (SP.895)
作用機序
免疫抑制(GOO. 657,674,1600)
- 糖質コルチコイドはリポコルチンを産生→リポコルチンはホスホリパーゼA2の活性を修飾→アラキドン酸産生↓
分泌調節
- 1. 概日リズム
- 2. フィードバック制御
- 3. ストレス反応
臨床関連
用量
- Low-to-moderate doses — Doses of 1 mg/kg per day of prednisone in children or 40 mg per day in adults may be considered an approximate threshold at which significant toxicities begin to appear with extended use in most individuals.
副作用
- 副腎皮質ホルモン剤
- Patients receiving a glucocorticoid dose equivalent to ≥20 mg of prednisone daily for one month or longer who also have another cause of immunocompromise (eg, certain hematologic malignancies or a second immunosuppressive drug)
- https://www.uptodate.com/contents/treatment-and-prevention-of-pneumocystis-pneumonia-in-hiv-uninfected-patients?
- 0.5mg/kg以上のプレドニゾロン(PSL)を3週間以上投与され、かつST予防投与されていない間質性肺炎74例中7例(9.5%)でPCPを発症(榎本達治,他.ステロイド療法中の間質性肺炎患者に発症したニューモシスチス肺炎の臨床的検討.日呼吸会誌 2005: 43: 725-30)
[★]
- 英
- saccharide
- 同
- 炭水化物 carbohydrate
- 参考1
|
炭水化物(%エネルギー)
|
年齢
|
男性
|
女性
|
目標量(範囲)
|
目標量(範囲)
|
0 ~ 5 (月)
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―
|
―
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6 ~11(月)
|
―
|
―
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1 ~ 2 (歳)
|
50以上70未満
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50以上70未満
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3 ~ 5 (歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
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6 ~ 7 (歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
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8 ~ 9 (歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
|
10~11(歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
|
12~14(歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
|
15~17(歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
|
18~29(歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
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30~49(歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
|
50~69(歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
|
70 以上(歳)
|
50以上70未満
|
50以上70未満
|
参考
- http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/s0529-4.html
[★]
- 英
- corticoid
- 同
- コルチコステロイド corticosteroid
- 関
- 副腎皮質ホルモン
定義
- 副腎皮質から分泌される副腎皮質ホルモンおよび類似の作用をもつ合成ステロイドホルモンの総称
分類
[★]
- 英
- carp
- ラ
- Cyprinus carpio
- 関
- コイ科、ローチ、コイ属、Barbus属、コイ目、ヒメハヤ、ドジョウ