- 65歳の女性。全身倦怠感と微熱とを主訴に来院した。1週前から全身倦怠感を自覚していた。3日前から37℃台の微熱が続いているという。5年前から関節リウマチで抗リウマチ薬と副腎皮質ステロイドとを服用中である。意識は清明。身長156cm、体重46kg。体温37.4℃。脈拍92/分、整。血圧120/70mmHg。呼吸数14/分。SpO2 97%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球446万、Hb 13.0g/dl、Ht 39%、白血球7,300(桿状核好中球20%、分葉核好中球46%、好酸球1%、好塩基球1%、単球10%、リンパ球22%)、血小板16万。CRP 2.6mg/dl。胸部エックス線写真で右側下肺野に多発結節影を認める。肺野条件の胸部単純CT(別冊No.7A)と気管支肺胞洗浄(BAL)液の墨汁染色標本(別冊No.7B)とを別に示す。
- この疾患について正しいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 生後8日の新生児。異常な動きを心配した母親に連れられて来院した。在胎38週1日2,750gで出生した。生後特に異常なく退院した。生後6日からしゃっくりが出現した。生後7日には両手を挙げて首を振るような動作が数回みられ、目や口を見開き、びっくりするような表情がみられた。生後8日にも首を振る動作がみられ、四肢の振戦もみられるようになったため受診した。意識は清明。咽頭に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に振戦を認める。血液所見:赤血球518万、Hb 18.6g/dl、Ht 51%、白血球15,300、血小板21万。血液生化学所見:血糖50mg/dl、総蛋白6.3g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素10mg/dl、クレアチニン0.3mg/dl、総ビリルビン15.2mg/dl、直接ビリルビン0.3mg/dl、AST 42IU/l、ALT 17IU/l、Na131mEq/l、K 3.2mEq/l、Cl 97mEq/l、Ca 6.2mg/dl。CRP 0.1mg/dl。
- 対応として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A026]←[国試_107]→[107A028]
[★]
- 60歳の女性。咳嗽を主訴に来院した。6か月前に人間ドックで異常なしと診断されたが、1か月前から咳嗽が出現し、改善しないため受診した。喫煙は20本/日を40年間。意識は清明。身長158cm、体重57kg。体温36.2℃。脈拍64/分、整。血圧134/82mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(room air)。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球418万、Hb 12.9g/dl、Ht 40%、白血球4,600、血小板15万。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dl、アルブミン3.5g/dl、AST 30IU/l、ALT 28IU/l。胸部エックス線写真(別冊No.8A)、胸部造影CT(別冊No.8B)及びPapanicolaou染色による喀痰細胞診(別冊No.8C)を別に示す。全身検索で遠隔転移を認めない。
- 最も適切な治療はどれか。
[正答]
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[★]