- 英
- avascular necrosis of the femoral head ANF
- 同
- 大腿骨頭壊死 femur head necrosis、大腿骨頭無腐性壊死 aseptic necrosis of the femoral head
病因
-
- 放射線照射後大腿骨頭壊死症
- 手術後/医原性大腿骨頭壊死症
- ステロイド性 なぜ起こるか → (参考1)
- アルコール性
- 特発性(狭義)
病型
- type A:壊死域が臼蓋加重面の内側1/3未満にとどまるもの、または壊死域が非加重部にとどまるもの
- type B:壊死域が臼蓋加重面の内側1/3以上2/3未満の範囲に存在するもの
- type C:壊死域が臼蓋加重面の内側2/3を超えるもの
- type C-1:壊死域の外側端が臼蓋縁内にあるもの
- type C-2:壊死域の外側端が臼蓋縁を超えるもの
病期
- stage 1: preradiological stage
- stage 2: non-collapsed stage, early stage
- stage 3: collapsed stage, advanced stage
- stage 4: osteoarthritic stage, late stage
国試
参考
- 1. [charged] Osteonecrosis (avascular necrosis of bone) - uptodate [1]
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 大腿骨頭すべり症術後に発生した大腿骨頭壊死症に対し大腿骨頭後方回転骨切り術を施行した2例
- 河村 直,高平 尚伸,内山 勝文,福島 健介,森谷 光俊,高相 晶士,糸満 盛憲
- 東日本整形災害外科学会雑誌 = Journal of the Eastern Japan Association of Orthopaedics and Traumatology 23(2), 189-194, 2011-06-30
- NAID 10029275720
- ステロイド性大腿骨頭壊死症の発生要因の検討 : 肝臓機能と大腿骨頭壊死
- 岡崎 俊一郎,名越 智,山本 元久,高橋 裕樹,山下 敏彦,松本 博志
- 東日本整形災害外科学会雑誌 = Journal of the Eastern Japan Association of Orthopaedics and Traumatology 23(1), 66-68, 2011-03-31
- NAID 10028163609
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- 本症は厚生労働省の特定疾患に指定されており、医療費補助の対象となっています。特定疾患の申請については、整形外科専門医にご相談ください。
- 大腿骨頭壊死症も最初のうちは骨頭内部に壊死が発生するだけで、このまま治癒してしまうケースやほとんど進行しないままのケースもかなりあるそうです。しかし進行した場合は骨頭に陥没ができて軟骨部分がせまくなり、ぎざぎざ ...
- 概要 大腿骨頭壊死症とは、大腿骨頭への血行が障害されることに伴い大腿骨頭に陥没を生じ、股関節の機能が障害される疾患です。 大腿骨頭壊死症のうち明らかな基礎疾患を有しないものは特発性大腿骨頭壊死症と分類され、これは ...
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★リンクテーブル★
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- 31歳の男性。左股関節部痛を主訴に来院した。半年前から誘因なく歩行時に左股関節部の痛みが出現した。安静時痛はない。 25歳時から膠原病の診断にて副腎皮質ステロイドの内服治療を開始し、現在まで継続している。プレドニゾロン内服量は最大で 60 mg/日で、現在は 10 mg/日であるという。身長 170 cm、体重 75 kg。体温 36.3℃。脈拍 64/分、整。左股関節の運動時痛を認める。左股関節の可動域は屈曲 110 °、伸展 0 °、外転 20 °、内転 15 °。来院時の股関節エックス線写真 (別冊 No. 18)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I052]←[国試_108]→[108I054]
[★]
- 72歳の女性。左股関節痛と歩行困難とを主訴に来院した。3年前から左股関節痛を自覚し、最近、痛みが強くなり跛行を伴うようになってきたため受診した。股関節部に外傷歴はない。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。身長 152cm、体重 65kg。体温 36.2℃。脈拍 72/分、整。下肢長は右 75cm、左 73cmである。股関節エックス線写真正面像(別冊No. 14)を別に示す。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D037]←[国試_110]→[110D039]
[★]
- 72歳の女性。左股関節痛と歩行困難とを主訴に来院した。1年前から歩行開始時に左股関節痛を自覚し、最近では歩行時に跛行と強い疼痛とを伴うようになった。先天性股関節脱臼の既往がある。下肢長は右75cm、左74cm、大腿周径は右43cm、左41cmである。左股関節エックス線単純写真を以下に示す。
- 考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I007]←[国試_100]→[100I009]
[★]
- 29歳の男性。両側の股関節痛を主訴に来院した。6か月前から誘因なく両側の股関節痛が出現し、徐々に増強して跛行を自覚するようになった。既往歴は特にない。飲酒はウイスキー360mg/日を6年間。股関節エックス線単純写真正面像を以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I076]←[国試_102]→[102I078]
[★]
- 運動器に対する慢性的な過負荷が発症に関連しないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D006]←[国試_113]→[113D008]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100B076]←[国試_100]→[100B078]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097G112]←[国試_097]→[097G114]
[★]
[★]
- 英
- idiopathic osteonecrosis
- →大腿骨頭壊死症
- SOR.588
- →膝特発性骨壊死
[★]
- 英
- idiopathic osteonecrosis of the femoral head ION
- 同
- 特発性大腿骨頭壊死
- 関
- 大腿骨頭壊死症
概念
疫学
リスク因子
- アルコール多飲:40歳代に多い
- 副腎皮質ステロイド内服:20歳代に多い
症状
- SOR.251
- アルコール多飲では50%が両側性であるが、ステロイド性では70%以上。
- 股関節痛が主であり、大腿痛、膝痛、坐骨神経痛もありうる。
検査
- MRI:(stage1)band patternが認められる。壊死骨がhigh、正常骨梁と壊死部の境界がlow(線維性肉芽組織と新生骨添加部)、正常骨梁はhigh
- 単純X線写真:stage1では変化無く、stage2で帯状硬化像が認められ、stage3で骨頭が圧潰され、stage4で骨頭が圧潰、関節間隙狭小化、亜脱臼し二次関節症に至る像が認められる。
治療
- SOR.543
- 保存療法:壊死範囲が狭い例や壊死が非加重部に存在する例
- 手術療法:
-
- 大腿骨内反骨切り術
- 大腿骨屈曲骨切り術
- 大腿骨前方回転骨切り術
参考
- http://www.nanbyou.or.jp/entry/306
- http://www.nanbyou.or.jp/pdf/080_s.pdf
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- 英
- head of femur, femoral head
- ラ
- caput femoris
- 関
- 大腿骨
- 大腿三角の奥に触れることができる。
- 鼡径靭帯と大腿動脈の交点より遠位外側にそれぞれ3cmの部位に大腿骨頭が存在する。(SOR.505)
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- 英
- thigh bone
- ラ
- femur, os femoris
- 関
- 大腿
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- necrosis
- 同
- ネクローシス
- 関
- アポトーシス、細胞死
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- 英
- sis, pathy
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- 英
- femur
- ラ
- os femoris
- 関
- 下肢、下腿