- 19歳の男性。サッカーの試合中に左側腹部を蹴られ、左側腹部痛と血尿とを主訴に来院した。意識は清明。身長171cm、体重68kg。体温36.8℃。脈拍84/分、整。血圧104/62mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。左側腹部に皮下血腫と圧痛とを認める。尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血3+。血液所見:赤血球 360万、 Hb 11.8g/dl、 Ht 35%、白血球 8,600、血小板 26万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dl、アルブミン 3.8g/dl、尿素窒素 18mg/dl、クレアチニン 0.7mg/dl。CRP 0.3mg/dl。
- まず行う対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D037]←[国試_105]→[105D039]
★リンクテーブル★
[★]
- 53歳の女性。 3日前からの発熱を主訴に来院した。 2週前から空咳と労作時の息切れとを自覚していた。 6か月前から関節リウマチの診断で抗リウマチ薬と副腎皮質ステロイドとを服用し、症状は安定している。胸部エックス線写真で異常を指摘されたことはない。意識は清明。体温38.4℃。呼吸数24/分。脈拍96/分、整。血圧122/78mmHg。両側肺野にfine cracklesを聴取する。白血球8,600(桿状核好中球2%、分葉核好中球74%、好酸球3%、単球5%、リンパ球16%)。LD 450IU/l(基準176-353)。免疫学所見:CRP 11.8mg/dl、β-D-グルカン 6pg/ml(基準10以下)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.40、PaC02 35Torr、PaO2 76Torr、HCO3- 20.9mEq/l。受診時の胸部エックス線写真で両側肺野にびまん性すりガラス陰影を認める。胸部単純CT(別冊No.12)を別に示す。気管支肺胞洗浄液の細胞診にて核内封入体を認める。
- 治療方針として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D036]←[国試_105]→[105D038]
[★]
- 生後3日の新生児。チアノーゼのため搬入された。38週3日、体重2,869gで出生した。生後2日からチアノーゼを認めていたが、徐々に増強し、体動も不活発となった。身長49.3cm、体重2,812g。体温37.2℃。心拍数144/分、整。血圧88/56mmHg。心音はII音が単一で、胸骨左縁第2肋間にわずかに連続性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。右肋骨弓下に肝を2cm触知する。右心室造影写真(別冊No.13A. B)を別に示す。
- この患児に使用すべき治療薬はどれか。
[正答]
E
プロスタグランディンE1 : 約 28,900 件
プロスタグランジンE1 : 約 194,000 件
- よって後者に書き換え
※国試ナビ4※ [105D038]←[国試_105]→[105D040]
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[★]
- 英
- shock index
- 同
- ショックインデックス
- 関
- 出血性ショック
定義
- → 高いほどやばい
IMD.386
指数
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判定
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出血量
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1
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軽症
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有効循環血液量の23%, 1.0L
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1.5
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中等症~重症
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有効循環血液量の33%, 1.5L
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2
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危篤
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有効循環血液量の43%, 2.0L
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例