- 10歳の男児。異常な発作を何度か起こしたため母親に伴われて来院した。数か月前から、急に視線が固定し口をもぐもぐと動かし、無目的に服のボタンをまさぐった。部屋の中を歩き回ったりする発作が数回起こっている。しばらくすると回復するが、発作のことは全く覚えていない。神経学的所見に異常を認めない。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I050]←[国試_102]→[102I052]
★リンクテーブル★
[★]
- 51歳の女性。頭痛、四肢しびれ及び息苦しさのため搬入された。就眠前に洗顔しようとして強い後頭部痛としびれとを自覚し、次第に息苦しくなったため、家族が救急車を要請した。6か月前から時々後頭部痛と四肢のしびれとを感じていたが、臥床すると改善するため医師には相談しなかった。19年前から関節リウマチの診断で抗リウマチ薬を内服している。意識は清明。体温36.5℃。呼吸数20/分、整。脈拍76/分、整。血圧140/72mmHg。胸部と腹部とに異常を認めない。四肢は動かせるが、坐位は困難である。上下肢の深部腱反射はやや低下している。頸椎前屈位および後屈位のエックス線単純写真側面像と頚椎単純MRIのT2強調矢状断像とを以下に示す。当直医は本人と家族とに突然死の危険があることを説明し、入院を勧めた。
- a. 小脳嵌頓
- b. 頸髄腫瘍
- c. 垂直亜脱臼
- d. 頸椎すべり症
- e. 頚椎椎間板へルニア
[正答]
※国試ナビ4※ [102I051]←[国試_102]→[102I053]
[★]
- 67歳の男性。両側上肢に力が入らないことを主訴に来院した。半年前から両側上肢の脱力が進行性に増悪した。舌の萎縮・線維束攣綿と両側上肢の筋萎縮・筋力低下・深部腱反射滅弱とを認める。下肢の深部腱反射は亢進し、両側のBabinski徴候が陽性。感覚障害や排尿障害を認めない。診断的意義が最も高い検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I049]←[国試_102]→[102I051]
[★]