- 英
- hysteria
- 関
- ヒステリー神経症、解離性障害、詐病
WordNet
- a morbid fear of light
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ヒステリー(ドイツ語: Hysterie, 英語: hysteria, ギリシア語: ὑστερία (hystería))は、主に以下の意味で使われている。
- かつての精神医学において、転換症状と解離症状を主とする精神疾患群を指していた語。
- 転じて、一般の人がヒステリーと言う場合、単に短気であることや、興奮・激情により感情が易変しコントロールができなくなる様子のことをさすことが多い。本来の意味とは無関係に使用される場合が多く、しばしば蔑視のニュアンスを含む。略してヒスともいい(例:ヒスを起こす)、人物に対して「ヒステリー持ち」などという表現がされる場合は、この様な状態にしばしば陥る人物を指すことが多い。
- また、社会集団に対して、社会的緊張状態のもとで通常の状態では論理的・倫理的に説明のつかないような行動を人々がとる集団パニック状態がみられることがあり、しばしば集団ヒステリー (mass hysteria) とよばれる。モラル・パニックも参照。
以下は精神医学用語として使われてきたヒステリーという語についての記述である。後述するように、現代の精神医学ではヒステリーの語は使われなくなっている。
ヒステリーは神経症の一型で、器質的なものではなく、機能的な疾病である。本症は心因性反応型で、外的の事情や刺激に対する不快感動の反応として精神的あるいは身体的反応が起こるのであるが、いわゆる神経衰弱様反応型のように抑制的でも内向的でもなく、感情が強調されていて理知的色彩が乏しく、神経衰弱型よりも症状が一般に粗大で激しいものが多い。
ヒステリーの語は、女性に特有の疾患との誤解から子宮に原因があると誤って信じられていたため、古典ギリシア語で「子宮」を意味する ὑστέρα (hystéra) から名づけられ、ヒステリーの原因は19世紀初頭まで「女性の骨盤内鬱血によるもの」と医師たちの間で長らく定説であった。19世紀後半にシャルコーの催眠術による治療を経て、フロイトにより精神分析的研究が行われ無意識への抑圧などの考察がなされた。その後しばらくヒステリーの治療は精神分析を主体としたものが主流であった。しかし1990年代より、精神疾患を原因で分類するのではなく症状で分類する方法が主体になり、1994年に発表された精神障害の診断と統計の手引き第四版(DSM-IV)では、この言葉は消失し、解離性障害と身体表現性障害に分類された。ICD10では、解離性[転換性]障害に分類される。この経緯については神経症と類似である。
治療と医学的見解[編集]
1563年、オランダの医師ピーテル・ファン・フォーレスト(1512-97)は、昔から伝わるヒステリーなどを含めた「女性の病治療」に賛同し「産婆の手技による性器への直接の刺激」が効果的だと医学的所見を纏め「貞淑な未亡人や修道女に有効な効果がみられる」と記しており「売春婦や既婚女性はこの施術を行うより配偶者(異性)との性行為が効果的である」との見解を述べている。
フランスの医師アンリ・スクテトンは、若干の圧がかかった水流で女性器を刺激する「水力打診器」の有効性を認めており、「この器具を用いた診療で患者は最初、若干の痛みに驚くものの、それらがもたらす振動と肉体的反応によって次第に落ち着きを取り戻し、暫くすると皮膚が火照り、それら複合的要因によって患者に快感がもたらされる。時間にして4~5分、患者は足取り軽く気分良く帰宅の途に着く」と1843年の文書に記している。
このような経緯に加えて、「ヒステリー」が一般用語として雑多な意味に用いられていることから、現在の精神医学では基本的には「ヒステリー」という用語を使用していない。
かつてヒステリーに分類されていた精神疾患についての詳しい情報は、解離性障害、身体表現性障害の項を参照されたい。
関連項目[編集]
- 精神疾患
- 神経症
- 解離性障害
- 身体表現性障害
- 穐田忠啓
- 精神医学
- 祈祷性精神病
- がみがみ女
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Source: Parrott, W. (2001), Emotions in Social Psychology, Psychology Press, Philadelphia. |
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Japanese Journal
- A-2-19 決定論的離散ヒステリシスPSO(A-2.非線形問題,一般セッション)
- 宿澤 優,栗原 拓哉,進藤 卓也,神野 健哉
- 電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 2011年_基礎・境界, 56, 2011-08-30
- NAID 110008734669
- A-2-18 確定的離散ヒステリシスPSOと複数解探索(A-2.非線形問題,一般セッション)
- 久保田 将史,神野 健哉,斎藤 利通
- 電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 2011年_基礎・境界, 55, 2011-08-30
- NAID 110008734668
- A-1-28 正帰還アンプのヒステリシスを利用した極低電圧・低消費電力メモリ回路の試作と評価(A-1.回路とシステム,一般セッション)
- 吉田 和徳,宇田川 玲,浅井 哲也,本村 真人
- 電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 2011年_基礎・境界, 28, 2011-08-30
- NAID 110008734641
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- 「ヒステリー」とは - 解離性ヒステリー、転換性ヒステリーの2つに分類される心因症状。現在では解離性障害、転換性障害と呼ばれる。 一般に使われているヒステリーと医学用語のヒステリーは必ずしも同一の意味では...
- 大辞林 第三版 ヒステリーの用語解説 - ① 精神的な原因で,運動・知覚障害や意識障害を示す現象をいった語。 ② 精神的な原因で一時的に生じる病的興奮状態の通称。ヒス。 ...
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- ■症例
- 72歳 女性
- 現病歴:胸部の感染症にドキシサイクリンをGPに処方された。関節リウマチに長期間罹患しており、9年間、1日7mgのプレドニゾロンを服用している。関節痛のため時々パラセタモールを服用。GPが測定した血圧は138/82mmHgであった。抗菌薬を服用し始める2日前からはじまって5日間熱っぽく、食欲不振であり、ベットから動けないでいる。水は十分に飲ませている。5日目に傾眠傾向となり、起こすことが困難になったため、救急車で救急部に連れてきた。
- 主訴:傾眠
- 生活歴:単身。退職した娘が世話をするために引っ越してきている。
- 家族歴:なし。
- 身体所見 examination
- 小柄である(50kgと評価された)が、最近になって体重が減少したということはない。体温38.8℃。眠たそうであり、命令には応じる。簡単な質問にしか答えない。全身性に筋緊張低下。局所神経症状無し。脈拍:118/min。血圧:104/68mmHg。頚静脈圧上昇せず。足首に腫脹無し。肺底部にcrackles(ラ音)とwheezes(笛音)を認める。関節にわずかに活動性の炎症と変形が認められる。これは関節リウマチの既往と合う所見である。
- 検査 investigation
- ヘモグロビン:軽度低下。MCV:正常。白血球増多。ナトリウム低下。カリウム正常。尿素上昇。クレアチニン上昇。
- 問題0. □と○に入る言葉を述べよ
- 1) 傾眠とは□□障害に含まれる
- 2) 傾眠とは、刺激を与えなければ□□が低下するが、刺激を与えれば○○する状態である。
- 問題1. 患者に関連する以下の事項のうち何が傾眠と関係あるのだろうか?2つ選べ。
- 1) ドキシサイクリンの副作用
- 2) 関節リウマチの重症化
- 3) プレドニゾロンの服用歴
- 4) パラセタモールの服用歴
- 5) 胸部感染症
- 問題2. 異常な検査所見をどう説明しますか?口頭で述べてください。ぶっちゃけ、やや低血圧であることと、ナトリウム低値が着目点です。腎機能低下は二次的なものです。
- ■意識障害
- 意識障害 (PSY.38)
- 単純な意識障害
- 明識困難状態 < 昏蒙 < 傾眠 < 昏眠 < 昏睡
- ■傾眠
- 昏睡状態の分類の一つ
- ・somnolence
- 放置すれば意識が低下し、眠ったようになるが、刺激で覚醒する。病的な場合にのみ用いられる。(BET.130)
- sleepiness; also, unnatural drowsiness. A depressive mental state commonly caused by encephalitis, encephalomalacia, hepatic encephalopathy, hypoxia and some poisonings, e.g. Filix mas, the male fern.
- (Saunders Comprehensive Veterinary Dictionary, 3 ed. c 2007 Elsevier, Inc. All rights reserved)
- ・drowsiness
- 正常、病的の区別無く眠り込む状態(BET.130)
- a decreased level of consciousness characterized by sleepiness and difficulty in remaining alert but easy arousal by stimuli. It may be caused by a lack of sleep, medications, substance abuse, or a cerebral disorder.
- (Mosby's Medical Dictionary, 8th edition. c 2009, Elsevier.)
- ■意識障害を呈する患者に対してどのような疾患を鑑別に挙げるべきか?
- 1. 脳原発の疾患(一次性)
- a. テント上病変(脳幹の圧迫性病変ないし脳ヘルニアをきたす疾患)
- 1) 脳血管障害:脳出血、脳梗塞
- 2) 硬膜下血腫
- 3) 脳腫瘍:原発性、転移性
- 4) 脳膿瘍
- b. テント下病変(脳幹網様体の障害)
- 1) 脳幹出血、脳幹梗塞、小脳出血、小脳梗塞、脳腫痛、多発性硬化症など
- c. びまん性病変
- 1) くも膜下出血、中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、 播種性血管内凝固症候群など
- 2. 全身疾患に伴う病態(二次性)
- a. 代謝性またはびまん性病変
- 1) ショック:心筋梗塞、大出血など
- 2) 薬物、毒物
- 3) 無酸素ないし低酸素血症
- 4) DIC、全身性感染症:敗血症など
- 5) 肝不全、腎不全、糖尿病性高血糖、重症肝炎、内分泌疾患など
- 6) 低血糖、ビタミンB1欠乏: Wernicke脳症
- 7) 脳振盪、てんかん大発作後
- 8) 酸塩基平衡および電解質異常
- 9) 栄養障害
- 10) 低体温症
- b. 心因性無反応
- 1) ヒステリー、統合失調症
- ■低ナトリウム血症
- 血清ナトリウムが134mEq/L以下の病態。(正常の下限は135mEq/Lとされる)
- ・病因 ICU.525
- 循環血減少性低ナトリウム血症
- 利尿・副腎不全 :尿中Na > 20mEq
- 嘔吐・下痢 :尿中Na < 20mEq
- 等容量性低ナトリウム血症:細胞外液は増加していないが、水の方が多くなった状態。臨床的に浮腫が無い。
- SIADH :尿浸透圧 > 100 mOsm/L
- 心因性多飲症 :尿浸透圧 < 100 mOsm/L
- 循環血増加性低ナトリウム血症:細胞外液にナトリウムと水が増加しており、なおかつ水の方が多い病態
- 腎不全 :尿中Na > 20mEq
- 心不全・肝不全 :尿中Na < 20mEq
- ・症状
- 全身 :無力感、全身倦怠感
- 消化器:食欲不振、悪心・嘔吐
- 神経 :意識障害(傾眠、昏睡)
- 筋 :痙攣、腱反射低下、筋力低下
- ■アルドステロン
- 1. 腎の接合尿細管と集合管、唾液腺、乳腺、汗腺等に働いてNa+の再吸収を促進し、K+の排出(分泌)を促進する (SP.791,792 によれば、腎接合尿細管を含む)
- 2. 腎集合管でH+の排出(分泌)を促進する。
- Na+/K+-ATPase活性↑@遠位尿細管・皮質集合管 → 管腔側K↑ → K再吸収/H+分泌 (QB CBT vol2 p.360)
- ■副腎皮質球状層から分泌されるアルドステロンの分泌制御
- 1. レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系
- 2. 血清カリウム濃度上昇
- 3. ACTH(寄与は小さい)
- ■低アルドステロン症の症状と臨床検査
- 症状
- 脱水、低血圧、代謝性アシドーシス
- 検査
- 低ナトリウム血症、高カリウム血症
- 尿中ナトリウム高値、尿中カリウム低値
- 血中HCO3-低下
- ■起こっていることは何か?
- ステロイドの突然の中断による急性の副腎不全。特に低アルドステロン症が前面に出た病態。
- 副腎不全の原因(病期による分類)(BPT.793)
- 急性:ウォーターハウス・フリーデリクセン症候群、長期コルチコイド療法の突然の中断、慢性副腎不全患者へのストレス
- 慢性:(major)自己免疫性副腎炎、結核、後天性免疫不全症候群、転移性疾患(metastatic disease)
- (minor)全身性アミロイドーシス、真菌感染、ヘモクロマトーシス、サルコイドーシス
- 症状:
- グルココルチコイドの欠乏 :易疲労感、食欲不振、悪心・嘔吐、体重減少、脱力、嗜眠、低血圧
- ミネラルコルチコイドの欠乏:低血圧、低Na血症、高K血症、味覚の変化(塩分の故意食事を好むようになる)
- ■答え
- (第一パラグラフ)診断とその根拠
- ・二次性急性低アルドステロン症 secondary acute aldosteronism
- ・病因:本症例では、長期にわたるステロイドホルモンの使用により視床下部-下垂体-副腎軸の不全を来した。ステロイドホルモンを長期に使用している状態でステロイドホルモンの需要が高まったとき(感染、外傷(手術))、あるいは嘔吐などで経口ステロイドを服用できないときに起こる。
- ・症状:本症例では傾眠と低血圧として症状が現れている。
- (第二パラグラフ)
- ・本疾患の低ナトリウム血症の解釈 → (1)ナトリウム摂取の低下、(2)水分摂取による希釈
- ・視床下部-下垂体-副腎軸は障害を受けておらずナトリウムを補充する治療をすべき。
- ・一次性急性低アルドステロン症(addisonian crisis)では、鉱質コルチコイドと糖質コルチコイドの分泌不全がおこり、低ナトリウム血症と高カリウム血症を来す。
- ・二次性急性低アルドステロン症はしばしば間違ってaddisonian crisisと呼ばれる。
- (第三パラグラフ)
- ・感染の拡散も考慮すべき;一次部位が脳で髄膜炎か脳膿瘍を伴っている、あるいは局所的に肺膿瘍あるいは膿胸を起こしている。
- ・高齢とステロイドの服用ということで免疫力がある程度低下している。
- ・ステロイドの量が多いかもしれない。
- (第四パラグラフ)
- ・治療はすぐに経験的治療であるヒドロコルチゾンと生理食塩水の輸液を行う。
- ・患者は(治療に?)反応し、5時間以内に意識レベルは正常となった。そして血圧は上昇し136/78mmHgとなった。胸部X線では両側の肺に肺炎に一致する陰影が見られたが、それ以外に異常は認められなかった。
- ■KEY POINTS
- ・二次性低アルドステロン症はmedical emergency(医学的な緊急事態)である、すぐに経験的治療を行うことが求められる。
- ・長期にわたりステロイドを投与されている患者では、以下の時にステロイドを増量すべき;別の疾患を発症したとき。嘔吐を反復する場合には全身投与に切り替える。
- ■低アルドステロン症ってなによ
- http://enotes.tripod.com/hypoaldosteronism.htm
- ・時々、低アルドステロン症は副腎不全の唯一の、あるいは支配的な徴候である
- ・アルドステロンの生合成の障害 → まれ
- ・アルドステロン生合成の部分的欠損 → 21-ヒドロキシラーゼ欠損による先天性副腎皮質過形成の症状としての低アルドステロン症
- ▲特発性低アルドステロン症 idiopathic hypoaldosteronism
- 症状:高カリウム血症に続発する心ブロック、顕著な低ナトリウム血症の有無を問わず血液量不足に続発する体位性低血圧。
- 検査:血清アルドステロン低値。尿中アルドステロン低値。血清レニン高値。
- ▲低レニン低アルドステロン症
- 特発性低アルドステロン症より一般的な低アルドステロン症
- 疫学:45歳以上の慢性腎臓病。
- 病因:
- ・腎臓病患者において腎臓の間質、尿細管に障害が存在 → レニン分泌能が低下。
- ・レニン分泌が低下する原因は分からないけど傍糸球体装置における障害が常に寄与している。
- ・NSAIDによるプログラスタンジン欠乏は、可逆的な低レニン低アルドステロン症の原因である。SP.793によればレニン分泌刺激 → Na+再吸収を亢進 だそうな。
- ・ヘパリン、カルシウムチャネルブロッカー、βブロッカーも原因となる。
- 症状:
- ・腎臓の障害が原因の低レニン低アルドステロン症患者では糖尿病が一般的みられる所見である。
- ・顕著な特徴は、慢性的で著明な高カリウム血症である。これは高血糖で突然に悪化する。???
- ・高Cl性代謝性アシドーシス+正常or低ナトリウム血症が常に存在
- 増悪因子:ナトリウム制限
- 検査:高カリウム血症、体液量の減少、かつ低ナトリウム血症が存在しているにもかかわらず低レニンであることが特徴的。
[★]
- 英
- vomiting, emesis
- ラ
- vomitus
- 関
- 悪心、嘔気 nausea、悪心・嘔吐 nausea and vomiting
概念
- 胃の内容物をはき出す現象。
- 胃または腸内容が食道を経て口腔より吐出される現象。
嘔吐中枢
嘔吐中枢の近傍に存在するもの
- 呼吸中枢、血管運動中枢、消化管運動中枢、唾液分泌中枢、前庭神経核
随伴症状
- 発汗、唾液分泌、顔面蒼白、脈拍微弱、徐脈、頻脈、血圧の動揺、めまいなど
症状の出現形式と原因の所在
噴水状、噴射状嘔吐
- projectile vomiting is where stomach contents 'shoot out' (like a fountain) to a distance sometimes many feet away.
嘔吐に関わる経路
- IMD.351
- 1. 嘔吐中枢(延髄網様体背側神経背側核近傍)への直接刺激(脳圧亢進、循環障害)
- 2. 化学受容体誘発帯(CTZ; 第四脳室底)への刺激(代謝異常や中毒による化学物質の作用) → 1.
- 3. 大脳皮質(中枢神経など高位中枢)からの入力 → 1.
- 4. 求心性迷走神経や交感神経を介する入力 → 1.
原因
小児科で遭遇する嘔吐の原因
[★]
- 英
- syncope, faint
- 関
- 一過性意識障害
定義
- 1. 発作的に起こる脳の血流低下による一過性の意識消失
- 2.
- 一過性の意識消失の結果、姿勢が保持できなくなり、かつ自然に、また完全に意識の回復が見られること(失神の診断・治療ガイドライン)
- 発症は比較的速やかであり、意識は多くの場合速やかに回復する。「意識障害」のうちで、特異な臨床像を持った1 つの症候である。(失神の診断・治療ガイドライン)
- 3. 元来、一過性の全脳虚血による一時的な意識消失で、かつ数秒から数分で意識を回復する物を指していたが、現在ではあいまい、より広義となっている。例えば、てんかん発作、低血糖、過換気、一過性脳虚血発作を含んでいる。(IMD.241) ← ホント?誰かが誤用しつづけているだけなんちゃうか?
症状
- 眼前暗黒感、めまい感、悪心などの前駆症状に引き続き、顔面が蒼白となり、ついに意識が消失
意識消失までの時間経過と症状
- 脳への血流停止が5-10秒程度で失神、10秒前後で筋弛緩・尿失禁、15秒以上で痙攣を生じる、らしい(参考2) ← 根拠となる文献を調査中
原因
- 救急での覚え方
- QB.C345
- 研修医当直御法度 症例帳 p.36
参考
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_inoue_h.pdf
- 2. 失神 国立療養所西札幌病院循環器科 別役徹生
- http://www.aurora-net.or.jp/life/heart/saizensen/86/index.html
[★]
- 英
- dissociative disorder, dissociative disorders
- 関
- ヒステリー。神経症性障害、転換性障害
BBS. 133,135,135t
DSM-IV-TR
ICD-10
- F44 Dissociative disorders 解離性障害, conversion disorders 転換性障害
概念
- 意識野の狭窄、あるいは運動系または感覚系機能障害を主症状とする神経症性障害 (PSY.201)
- 防衛機制の型により解離性障害と転換性障害にわかれる。(PSY.201)
- 転換性障害:葛藤やその他の心理的な問題を身体領域の症状に置き換えて(転換という防衛)現れる神経症性障害(PSY.201)
- 解離性障害:意識の解離(分離)を特徴とする神経症性症状(PSY.201)
解離症状
- 心因性健忘
- 遁走
- Ganser症候群
- 小児症
- 多重人格
[★]
- 関
- light sensitivity、photophobic
鑑別
- DIF 354
[★]
- 英
- ocular hysteria
- ラ
- hysteria ocularis
- 同
- ヒステリー性眼症 hysteropia
[★]
- 英
- hysterical amblyopia
- 関
- 眼ヒステリー
[★]
- 英
- hysterical neurosis
- 関
- ヒステリー
[★]
- 英
- hysteropia
- 関
- 眼ヒステリー