ミリオスモル
- 関
- milliosmole、mosmol
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/24 22:24:14」(JST)
[Wiki en表示]
This article is about the unit. For the concept, see Osmolarity.
In chemistry, the osmole (Osm or osmol) is a non-SI unit of measurement that defines the number of moles of solute that contribute to the osmotic pressure of a solution. The term comes from the phenomenon of osmosis, and is typically used for osmotically active solutions. For example, a solution of 1 mol/L NaCl corresponds to an osmolarity of 2 osmol/L. The NaCl salt particle dissociates fully in water to become two separate particles: an Na+ ion and a Cl− ion. Therefore, each mole of NaCl becomes two osmoles in solution, one mole of Na+ and one mole of Cl−. Similarly, a solution of 1 mol/L CaCl2, gives a solution of 3 osmol/L (Ca2+ and 2 Cl−).
The difference between osmolarity and molarity can be easily explained by an example. A physiological saline solution can be made by 9 g of sodium chloride dissolved in 1 liter of water, or 50 grams of glucose in 1 liter. Salt has a molar mass of 58.44 g/mol, glucose of 180.15 g/mol. 50 grams of glucose results in 278 millimoles of glucose. 9 g of sodium chloride correspond to 154 millimoles of sodium chloride. The osmolarity of the solution of sodium chloride, however, is 308 milliosmoles / liter. This difference is due to the number of particles after solvation: one molecule of sodium chloride in water splits into two ions. Glucose, however, remains one molecule after dissolvation. As a result, the osmolarity of 50 g of glucose in 1 liter of water is approximately equal to 9 g of sodium chloride in 1 liter of water.
A milliosmole (mOsm) is 1/1,000 of an osmole. A microosmole (μOsm) (also spelled micro-osmole) is 1/1,000,000 of an osmole.
References
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
English Journal
- Effects of Light Exposure, pH, Osmolarity, and Solvent on the Retinal Pigment Epithelial Toxicity of Vital Dyes.
- Costa EF, Barros NM, Coppini LP, Neves RL, Carmona AK, Penha FM, Rodrigues EB, Dib E, Magalhães O Jr, Moraes-Filho MN, Filho AA, Maia M, Farah ME.SourceDepartamento de Oftalmologia, Instituto da Visão (IPEPO), Universidade Federal de São Paulo, São Paulo, Brazil.
- American journal of ophthalmology.Am J Ophthalmol.2012 Dec 17. pii: S0002-9394(12)00706-4. doi: 10.1016/j.ajo.2012.10.004. [Epub ahead of print]
- PURPOSE: To investigate the in vitro effect of pH, osmolarity, solvent, and light interaction on currently used and novel dyes to minimize dye-related retinal toxicity.DESIGN: Laboratory investigation.METHODS: Retinal pigment epithelium (RPE) human cells (ARPE-19) were exposed for 10 minutes to di
- PMID 23253911
- Inorganic ion composition in Tardigrada: cryptobionts contain large fraction of unidentified organic solutes.
- Halberg KA, Larsen KW, Jørgensen A, Ramløv H, Møbjerg N.SourceUniversity of Copenhagen;
- The Journal of experimental biology.J Exp Biol.2012 Dec 13. [Epub ahead of print]
- Many species of tardigrades are known to tolerate extreme environmental stress, yet detailed knowledge of the mechanisms underlying the remarkable adaptations of tardigrades is still lacking, as are answers to many questions regarding their basic biology. Here, we present data on the inorganic ion c
- PMID 23239888
Japanese Journal
- 透析患者と非透析患者の心臓血管手術における術後Osmolality gapの推移に関する検討
- 前川 拓治,一ノ宮 大雅 [他]
- 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 86(4), 189-194, 2011-12-25
- … 【結果】OGはNHD群ではT1、NHD群ではT1-3において高値を示した(正常値:<2.2 mOsm・kg-1・H2O)。 …
- NAID 110008897037
- 頭蓋内圧亢進症急性期に高張グリセロール併用頻回低効率短時間血液透析 (frequent, low-efficient and short hemodialysis : FLESHD) が有用であった維持血液透析症例
- 岡田 一義,阿部 雅紀,水盛 邦彦,小林 伸一郎,佐々木 裕和,鈴木 紘子,谷口 真知子,逸見 聖一朗,北井 真貴,鈴木 緑,奈倉 千苗美,池田 和也,梶原 麻実子,清水 千枝,矢吹 美奈子,松本 史郎,伊藤 謙,井下 篤司,丸山 高史,福家 吉伸,藤田 宣是,相馬 正義
- 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 44(6), 581-587, 2011-06-28
- … vs. 285.8±9.3mOsm/kg,p<0.01)と低効率HD後(294.5±16.3 vs. 290.2±12.7mOsm/kg,p<0.05)に有意に低下したが,HCO3-には有意差を認めなかった.なお,HF前とHD前およびHF後とHD後の比較では,浸透圧とHCO3-には有意差を認めなかった.2症例とも,3日間連続のFLESHD後には意識レベルは改善した.計6回のFLESHDでは,浸透圧はHD後に有意に上昇し(293.5±3.9 vs. 297.7±3.9mOsm/kg,p<0.05)たが,H …
- NAID 10029407195
Related Links
- 【ベストアンサー】医学系など、浸透圧を気にする分野で用いられる単位で、Osm をオスモルと読むことが多いようです。 mOsm/L ならば、ミリオスモル・パー・リットル ですが、1リットルあたり ...
- 人はいつか介護者となりそして介護される側になります。その日のためにきょうから少しずつ心の準備を始めて ... 浸透圧について 浸透圧の単位 *Osm(オスモル) mOsm(ミリオスモル) 重量オスモル濃度
★リンクテーブル★
[★]
- ■症例
- 72歳 女性
- 現病歴:胸部の感染症にドキシサイクリンをGPに処方された。関節リウマチに長期間罹患しており、9年間、1日7mgのプレドニゾロンを服用している。関節痛のため時々パラセタモールを服用。GPが測定した血圧は138/82mmHgであった。抗菌薬を服用し始める2日前からはじまって5日間熱っぽく、食欲不振であり、ベットから動けないでいる。水は十分に飲ませている。5日目に傾眠傾向となり、起こすことが困難になったため、救急車で救急部に連れてきた。
- 主訴:傾眠
- 生活歴:単身。退職した娘が世話をするために引っ越してきている。
- 家族歴:なし。
- 身体所見 examination
- 小柄である(50kgと評価された)が、最近になって体重が減少したということはない。体温38.8℃。眠たそうであり、命令には応じる。簡単な質問にしか答えない。全身性に筋緊張低下。局所神経症状無し。脈拍:118/min。血圧:104/68mmHg。頚静脈圧上昇せず。足首に腫脹無し。肺底部にcrackles(ラ音)とwheezes(笛音)を認める。関節にわずかに活動性の炎症と変形が認められる。これは関節リウマチの既往と合う所見である。
- 検査 investigation
- ヘモグロビン:軽度低下。MCV:正常。白血球増多。ナトリウム低下。カリウム正常。尿素上昇。クレアチニン上昇。
- 問題0. □と○に入る言葉を述べよ
- 1) 傾眠とは□□障害に含まれる
- 2) 傾眠とは、刺激を与えなければ□□が低下するが、刺激を与えれば○○する状態である。
- 問題1. 患者に関連する以下の事項のうち何が傾眠と関係あるのだろうか?2つ選べ。
- 1) ドキシサイクリンの副作用
- 2) 関節リウマチの重症化
- 3) プレドニゾロンの服用歴
- 4) パラセタモールの服用歴
- 5) 胸部感染症
- 問題2. 異常な検査所見をどう説明しますか?口頭で述べてください。ぶっちゃけ、やや低血圧であることと、ナトリウム低値が着目点です。腎機能低下は二次的なものです。
- ■意識障害
- 意識障害 (PSY.38)
- 単純な意識障害
- 明識困難状態 < 昏蒙 < 傾眠 < 昏眠 < 昏睡
- ■傾眠
- 昏睡状態の分類の一つ
- ・somnolence
- 放置すれば意識が低下し、眠ったようになるが、刺激で覚醒する。病的な場合にのみ用いられる。(BET.130)
- sleepiness; also, unnatural drowsiness. A depressive mental state commonly caused by encephalitis, encephalomalacia, hepatic encephalopathy, hypoxia and some poisonings, e.g. Filix mas, the male fern.
- (Saunders Comprehensive Veterinary Dictionary, 3 ed. c 2007 Elsevier, Inc. All rights reserved)
- ・drowsiness
- 正常、病的の区別無く眠り込む状態(BET.130)
- a decreased level of consciousness characterized by sleepiness and difficulty in remaining alert but easy arousal by stimuli. It may be caused by a lack of sleep, medications, substance abuse, or a cerebral disorder.
- (Mosby's Medical Dictionary, 8th edition. c 2009, Elsevier.)
- ■意識障害を呈する患者に対してどのような疾患を鑑別に挙げるべきか?
- 1. 脳原発の疾患(一次性)
- a. テント上病変(脳幹の圧迫性病変ないし脳ヘルニアをきたす疾患)
- 1) 脳血管障害:脳出血、脳梗塞
- 2) 硬膜下血腫
- 3) 脳腫瘍:原発性、転移性
- 4) 脳膿瘍
- b. テント下病変(脳幹網様体の障害)
- 1) 脳幹出血、脳幹梗塞、小脳出血、小脳梗塞、脳腫痛、多発性硬化症など
- c. びまん性病変
- 1) くも膜下出血、中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、 播種性血管内凝固症候群など
- 2. 全身疾患に伴う病態(二次性)
- a. 代謝性またはびまん性病変
- 1) ショック:心筋梗塞、大出血など
- 2) 薬物、毒物
- 3) 無酸素ないし低酸素血症
- 4) DIC、全身性感染症:敗血症など
- 5) 肝不全、腎不全、糖尿病性高血糖、重症肝炎、内分泌疾患など
- 6) 低血糖、ビタミンB1欠乏: Wernicke脳症
- 7) 脳振盪、てんかん大発作後
- 8) 酸塩基平衡および電解質異常
- 9) 栄養障害
- 10) 低体温症
- b. 心因性無反応
- 1) ヒステリー、統合失調症
- ■低ナトリウム血症
- 血清ナトリウムが134mEq/L以下の病態。(正常の下限は135mEq/Lとされる)
- ・病因 ICU.525
- 循環血減少性低ナトリウム血症
- 利尿・副腎不全 :尿中Na > 20mEq
- 嘔吐・下痢 :尿中Na < 20mEq
- 等容量性低ナトリウム血症:細胞外液は増加していないが、水の方が多くなった状態。臨床的に浮腫が無い。
- SIADH :尿浸透圧 > 100 mOsm/L
- 心因性多飲症 :尿浸透圧 < 100 mOsm/L
- 循環血増加性低ナトリウム血症:細胞外液にナトリウムと水が増加しており、なおかつ水の方が多い病態
- 腎不全 :尿中Na > 20mEq
- 心不全・肝不全 :尿中Na < 20mEq
- ・症状
- 全身 :無力感、全身倦怠感
- 消化器:食欲不振、悪心・嘔吐
- 神経 :意識障害(傾眠、昏睡)
- 筋 :痙攣、腱反射低下、筋力低下
- ■アルドステロン
- 1. 腎の接合尿細管と集合管、唾液腺、乳腺、汗腺等に働いてNa+の再吸収を促進し、K+の排出(分泌)を促進する (SP.791,792 によれば、腎接合尿細管を含む)
- 2. 腎集合管でH+の排出(分泌)を促進する。
- Na+/K+-ATPase活性↑@遠位尿細管・皮質集合管 → 管腔側K↑ → K再吸収/H+分泌 (QB CBT vol2 p.360)
- ■副腎皮質球状層から分泌されるアルドステロンの分泌制御
- 1. レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系
- 2. 血清カリウム濃度上昇
- 3. ACTH(寄与は小さい)
- ■低アルドステロン症の症状と臨床検査
- 症状
- 脱水、低血圧、代謝性アシドーシス
- 検査
- 低ナトリウム血症、高カリウム血症
- 尿中ナトリウム高値、尿中カリウム低値
- 血中HCO3-低下
- ■起こっていることは何か?
- ステロイドの突然の中断による急性の副腎不全。特に低アルドステロン症が前面に出た病態。
- 副腎不全の原因(病期による分類)(BPT.793)
- 急性:ウォーターハウス・フリーデリクセン症候群、長期コルチコイド療法の突然の中断、慢性副腎不全患者へのストレス
- 慢性:(major)自己免疫性副腎炎、結核、後天性免疫不全症候群、転移性疾患(metastatic disease)
- (minor)全身性アミロイドーシス、真菌感染、ヘモクロマトーシス、サルコイドーシス
- 症状:
- グルココルチコイドの欠乏 :易疲労感、食欲不振、悪心・嘔吐、体重減少、脱力、嗜眠、低血圧
- ミネラルコルチコイドの欠乏:低血圧、低Na血症、高K血症、味覚の変化(塩分の故意食事を好むようになる)
- ■答え
- (第一パラグラフ)診断とその根拠
- ・二次性急性低アルドステロン症 secondary acute aldosteronism
- ・病因:本症例では、長期にわたるステロイドホルモンの使用により視床下部-下垂体-副腎軸の不全を来した。ステロイドホルモンを長期に使用している状態でステロイドホルモンの需要が高まったとき(感染、外傷(手術))、あるいは嘔吐などで経口ステロイドを服用できないときに起こる。
- ・症状:本症例では傾眠と低血圧として症状が現れている。
- (第二パラグラフ)
- ・本疾患の低ナトリウム血症の解釈 → (1)ナトリウム摂取の低下、(2)水分摂取による希釈
- ・視床下部-下垂体-副腎軸は障害を受けておらずナトリウムを補充する治療をすべき。
- ・一次性急性低アルドステロン症(addisonian crisis)では、鉱質コルチコイドと糖質コルチコイドの分泌不全がおこり、低ナトリウム血症と高カリウム血症を来す。
- ・二次性急性低アルドステロン症はしばしば間違ってaddisonian crisisと呼ばれる。
- (第三パラグラフ)
- ・感染の拡散も考慮すべき;一次部位が脳で髄膜炎か脳膿瘍を伴っている、あるいは局所的に肺膿瘍あるいは膿胸を起こしている。
- ・高齢とステロイドの服用ということで免疫力がある程度低下している。
- ・ステロイドの量が多いかもしれない。
- (第四パラグラフ)
- ・治療はすぐに経験的治療であるヒドロコルチゾンと生理食塩水の輸液を行う。
- ・患者は(治療に?)反応し、5時間以内に意識レベルは正常となった。そして血圧は上昇し136/78mmHgとなった。胸部X線では両側の肺に肺炎に一致する陰影が見られたが、それ以外に異常は認められなかった。
- ■KEY POINTS
- ・二次性低アルドステロン症はmedical emergency(医学的な緊急事態)である、すぐに経験的治療を行うことが求められる。
- ・長期にわたりステロイドを投与されている患者では、以下の時にステロイドを増量すべき;別の疾患を発症したとき。嘔吐を反復する場合には全身投与に切り替える。
- ■低アルドステロン症ってなによ
- http://enotes.tripod.com/hypoaldosteronism.htm
- ・時々、低アルドステロン症は副腎不全の唯一の、あるいは支配的な徴候である
- ・アルドステロンの生合成の障害 → まれ
- ・アルドステロン生合成の部分的欠損 → 21-ヒドロキシラーゼ欠損による先天性副腎皮質過形成の症状としての低アルドステロン症
- ▲特発性低アルドステロン症 idiopathic hypoaldosteronism
- 症状:高カリウム血症に続発する心ブロック、顕著な低ナトリウム血症の有無を問わず血液量不足に続発する体位性低血圧。
- 検査:血清アルドステロン低値。尿中アルドステロン低値。血清レニン高値。
- ▲低レニン低アルドステロン症
- 特発性低アルドステロン症より一般的な低アルドステロン症
- 疫学:45歳以上の慢性腎臓病。
- 病因:
- ・腎臓病患者において腎臓の間質、尿細管に障害が存在 → レニン分泌能が低下。
- ・レニン分泌が低下する原因は分からないけど傍糸球体装置における障害が常に寄与している。
- ・NSAIDによるプログラスタンジン欠乏は、可逆的な低レニン低アルドステロン症の原因である。SP.793によればレニン分泌刺激 → Na+再吸収を亢進 だそうな。
- ・ヘパリン、カルシウムチャネルブロッカー、βブロッカーも原因となる。
- 症状:
- ・腎臓の障害が原因の低レニン低アルドステロン症患者では糖尿病が一般的みられる所見である。
- ・顕著な特徴は、慢性的で著明な高カリウム血症である。これは高血糖で突然に悪化する。???
- ・高Cl性代謝性アシドーシス+正常or低ナトリウム血症が常に存在
- 増悪因子:ナトリウム制限
- 検査:高カリウム血症、体液量の減少、かつ低ナトリウム血症が存在しているにもかかわらず低レニンであることが特徴的。
[★]
ミリオスモル
- 関
- milliosmole、mOsm
[★]
ミリオスモル
- 関
- mOsm、mosmol
[★]
- 英
- milliosmole、mosmol、mOsm