本態性高血圧症

essential hypertension
本態性高血圧原発性高血圧 一次性高血圧 primary hypertension
高血圧

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  • 成人の高血圧症のうち約90%を占める。薬物治療による反応性がよい
  • 高血圧 + HT家族歴 + 二次性高血圧の除外

症状

治療

  • 1. 生活習慣の修正:減塩・減量・節酒・禁煙・運動励行など生活習慣の修正
  • 2. (1.が不応の時)薬物治療


UpToDate Contents

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Japanese Journal

  • Common disease の疾患感受性遺伝子検索法の変遷 : 本態性高血圧症を中心として
  • 未治療本態性高血圧症患者における血圧変動性と動脈壁硬化度並びにアルブミン尿との関係
  • 服部 朝美,宗像 正徳,大島 瑞保 [他]
  • 日本職業・災害医学会会誌 58(4), 195-199, 2010-07
  • NAID 40017262264
  • 臨牀研究 本態性高血圧症に対する後発医薬品アムロジピン錠「タナべ」の有効性および安全性の検討--先発医薬品ノルバスク錠からの切替えにより家庭血圧の変化と臨床評価
  • 太崎 博美,劔 卓夫,樫山 国宣 [他]
  • 臨牀と研究 87(6), 863-870, 2010-06
  • NAID 40017193088

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高血圧症のほとんどは、本態性高血圧症といって原因が不明です。 本態性高血圧症になる原因は、遺伝・環境因子がモザイクのように複雑に絡み合って発症します。本態性高血圧症になりやすいタイプを紹介
本態性高血圧。本態性高血圧とはどんな病気か 高血圧の患者さんの全体の約90%が本態性高血圧です。血液検査、さまざまな画像検査などによって原因を特定できる二次性高血圧が否定されると、本態性高血圧という診断になります。 goo ...
高血圧には、本態性高血圧と二次性高血圧という二種類があります。 まず、本態性高血圧ですが、日本人高血圧患者のなんと90%がこれにあてはまります。 幼少期から成長期にかけての食生活や運動習慣、ストレスや喫煙・飲酒などの生活 ...


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数が多いのが本態性高血圧症 高血圧の診断基準(引用) 本態性高血圧 」があります の約9割は「本態性高血圧本態性高血圧の原因は?性高血圧症(本態性高血圧症 二次性高血圧症は高血圧全体の 本態性高血圧の眼底検査



★リンクテーブル★
国試過去問099F018」「095F030」「066C020」「100B028」「107C006
リンク元悪性高血圧」「カルベジロール」「カルテオロール」「ピンドロール」「低レニン性本態性高血圧
関連記事血圧」「本態性」「

099F018」

  [★]

  • 39歳の男性。健診で高血圧を指摘され、精査を希望して来院した。常用薬はない。
  • 身長174cm、体重86kg。脈拍72/分、整。血圧170/98mmHg。腹部に血管雑音を聴取しない。
  • 血清生化学所見:空腹時血糖80mg/dl、総蛋白7.5g/dl、アルブミン5.0g/dl、尿素窒素10mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、総コレステロール240mg/dl、Na144mEq/l、K3.0mEq/l、Cl102mEq/l。血漿レニン活性0.1ng/ml/時(基準1.2~2.5)。
  • 動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.52、PaO2 90Torr、PaCO2 43Torr、HCO3- 34.0mEq/l。最も考えられるのはどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 099F017]←[国試_099]→[099F019

095F030」

  [★]

  • 58歳の男性。会社社長。本態性高血圧症2型糖尿病とで2週に1回の外来通院治療中である。喫煙30本/日、日本酒2合/日。これまでに疾患や食事療法の説明を受け、合併症のこわさも知っている。また、それぞれに対する薬物療法も受けている。血圧164/100 mmHg。空腹時血糖220 mg/dl、HbA1c 10.4%(基準4.3~5.8)。医師の対応として適切でないのはどれか。
  • a. もう一度糖尿病と高血圧症について詳しく説明する。
  • b. 通院間隔を長くする。
  • c. 患者の考えや希望に基づいて対策を話し合う。
  • d. 家族とともに食事指導をしなおす。
  • e. 教育入院を勧める。

[正答]


※国試ナビ4※ 095F029]←[国試_095]→[095F031

066C020」

  [★]

  • 24歳の男性。20歳頃より時々比較的軽度の頭痛があり、高血圧を指摘されたが、特に治療は受けなかった。最近、労作時に軽度の胸部圧迫感も覚えるようになり、精査のため入院。血圧は172/98mmHg、胸骨左縁第3肋間を中心にLevine 3/6度の収縮期雑音を聴取。心電図は左室拡大、眼底、腎機能、尿所見はいずれも正常。血漿レニン活性は正常。レジチン試験で血圧は180/100mmmHgから155/88mmHgまで低下した。赤沈は14mm/1時間。
  • 胸部X線写真をしたに示す。
  • 本例の高血圧の原因として考えられるのはどれか?

100B028」

  [★]

  • 高拍出性心不全をきたすのはどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 100B027]←[国試_100]→[100B029

107C006」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107C005]←[国試_107]→[107C007

悪性高血圧」

  [★]

malignant hypertension
悪性腎硬化症高血圧高血圧性脳症キース-ワゲナー分類

概念

  • 拡張期血圧が120-130mmHg以上であり、腎機能障害が急進行し、放置すると全身症状が急激に増悪し、心不全、高血圧性脳症、脳出血などを発症する予後不良の病態である。長期の高度の高血圧による細動脈の内皮障害血管壁への血漿成分の浸入に続くフィブリノイド壊死増殖性内膜炎が病理学的特徴であり、腎の病理所見は悪性腎硬化症と呼ばれる。腎臓の小動脈の狭窄・閉塞に伴い腎血流量が低下し、RAA系の亢進により血圧を生じるなど、この病態では進行性の腎機能障害と昇圧の悪循環を生じる。眼底では網膜出血軟性白斑網膜浮腫乳頭浮腫を認める。脳においては、血管障害によって血流の自動調節能が破綻し、脳浮腫が生ずれば、高血圧性脳症となりうる。(参考1を改変)

疫学

  • 高血圧患者の1%。(YN.C-165)
  • 男性、黒人に多い。(YN.C-165)
  • 男性で40-50に多い。女性で30-40歳代に多い。(YN.C-165)

基礎疾患

病態生理

診断基準

病態で定義され、臨床診断される。
  • 血圧、眼、腎、全身(脳、心臓)で診断する。
  • 高血圧の基礎疾患に関係なく、次の症候を示す重症高血圧をいう。

悪性高血圧A群

定型的悪性高血圧
下記1)~4)のすべてを満たすもの
  • 1) 治療前の拡張期血圧が常に130mmHg以上
  • 2) 眼底所見はキース・ワグナー分類(Kieth-Wagener分類) IV度で、乳頭浮腫及び網膜出血を示す。
  • 3) 腎機能障害をきたし、腎不全(血清クレアチニン5.0mg/dl以上)に至ったもの
  • 4) 全身症状の急激な悪化を示し、特に脳症状(運動失調、知覚障害、頭痛、めまい、悪心など)や心症状(呼吸困難、胸痛、不整脈など)を伴うもの

悪性高血圧B群

非定型的悪性高血圧
次の3つの条件のどれかに該当すれば
  • 1) 拡張期血圧が120mmHg以上、130mmHg未満で、上記1の2)、3)、4)のすべてを満たすもの
  • 2) KW III度の高血圧性網膜症(眼底写真添付)で、上記1の1)、3)、4)のすべてを満たすもの
  • 3) 腎機能障害(血清クレアチニン3.0mg/dl以上)はあるが腎不全には至らないもので、上記1の1)、2)、4)のすべてを満たすもの

症状

診断基準以外

  • 溶血性貧血
  • Extrinsic nonimmune hemolytic anemia due to mechanical damage: Fragmentation hemolysis and hypersplenism - uptodate
[display]http://www.uptodate.com/contents/extrinsic-nonimmune-hemolytic-anemia-due-to-mechanical-damage-fragmentation-hemolysis-and-hypersplenism?source=search_result&selectedTitle=2%7E150

診断基準の解説

  • 眼底:高血圧により網膜細動脈の狭小に始まり、細動脈の攣縮、血管からの漏出による火炎状出血軟性白斑、視神経乳頭浮腫をきたす(SOP.209)
  • 腎機能:血清クレアチニン5.0mg/dl以上というと、GFRは20ml/min/1.73m2程度?CKDガイドラインでは<15で腎不全と定義していたが?

治療

  • 高血圧:降圧薬。高血圧の病歴が長い患者が多いため,急速な降圧は重要臓器の虚血をきたす危険を伴う。最初の24時間の降圧は拡張期血圧100-110mmHgまでにとどめる(参考1)。


参考

  • 1. 第11章 特殊条件下高血圧の治療 - 日本高血圧学会高血圧治療GL作成委員会/医療・GL(09年)/ガイドライン
[display]http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0019/1/0019_G0000180_0072.html
  • 2. 診断基準
http://www8.ocn.ne.jp/~halfboil/criteria/tab-c7.html
[display]http://homepage3.nifty.com/mickeym/No.101_200/183akuaeikou.html

カルベジロール」

  [★]

carvedilol
アーチストアテノートアニストアーチワン, Coreg
β受容体遮断薬
  • 第4世代のβ受容体遮断薬
  • 非選択的β遮断薬
  • α1遮断作用。β遮断作用。
  • α作用はわずからしい
  • β遮断薬による脂質代謝への悪影響が少ない ←? (一般的にはβ2受容体遮断によりインスリン分泌低下。 β受容体遮断薬) 
  • 高血圧症(本態性高血圧症、腎実質性高血圧症)、狭心症

禁忌

アーチスト

添付文書

  • アーチスト錠1.25mg/アーチスト錠2.5mg/アーチスト錠10mg/アーチスト錠20mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2149032F1021_2_04/2149032F1021_2_04?view=body

カルテオロール」

  [★]

carteolol
カルテロールカルノノンチオグールチスタロールブロキレート、ブロキレートPF、ベタメノールミケラン MikelanミケランLAメルカトアリエントン
塩酸カルテオロール carteolol hydrochloride
交感神経拮抗薬一覧眼科用剤
  • 非選択的β遮断薬
  • 内因性交感神経刺激作用有り
β1抑制作用が過剰となりにくい
  • 膜安定化作用無し

適応

添付文書

  • ミケラン点眼液1%/ミケラン点眼液2%
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1319701Q1021_1_12/1319701Q1021_1_12?view=body
  • カルテロール錠5mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2123005F1206_1_04/2123005F1206_1_04?view=body

ピンドロール」

  [★]

pindolol
イスハートカルジレートカルビスケングルタラングルタランRピチオロールビリンガルピースゲンブロクリンブロクリン-Lレットリット
アドレナリン受容体
血圧降下剤


概念

作用機序

薬理作用

内因性交感神経刺激作用を有する
膜安定化作用無し?
脳血管関門通過しない?
レニン放出抑制作用は無い

動態

適応

低レニン性本態性高血圧」

  [★]

low renin essential hypertension
本態性高血圧症

血圧」

  [★]

blood pressure, BP
動脈圧 arterial pressure AP
血圧測定

成人の血圧(日本高血圧学会 2004年版ガイドライン)

  • 至適血圧:120mmHg かつ 80mmHg
  • 正常血圧:130mmHg かつ 85mmHg
  • 正常高値血圧:130~139mmHg または 85~89mmHg
  • 軽症高血圧:140~159mmHg または 90~99mmHg
  • 中等症高血圧:160~179mmHg または 100~109mmHg
  • 重症高血圧:≧180mmHg または ≧110mmHg
  • 収縮期高血圧:≧140mmHg かつ <90mmHg

糖尿病性腎症

  • 管理目標: 130/80 mmHg
  • 尿蛋白1g/日以上:125/75 mmHg

冠血管と血圧

  • In the normal state, autoregulatory mechanisms adjust coronary tone tomatch myocardial oxygen supply with oxygen requirements. In the absence of obstructive coronary disease, thesemechanisms maintain fairly constant rate of coronary flow, as long as the aortic perfusion pressure is approximately 60 mmHg or greater.

血圧の異常

血圧の上肢における左右差

  • 大動脈炎症候群:腕頭動脈、鎖骨下動脈の狭窄・閉塞を生じる
  • 動脈硬化:鎖骨下動脈領域の病変があるとき、左右の脈拍差や皮膚温の違いを生じる

血圧の上下肢の差(下肢>上肢)

  • 大動脈炎症候群:大動脈弓部が冒されやすいが、鎖骨下動脈が冒された場合に上肢の血圧が低下。
  • 解離性大動脈瘤:解離腔に生じた血腫が鎖骨下動脈を圧迫すると、上肢の血圧が低下
  • 大動脈閉鎖不全症Hill徴候

収縮期血圧のみ高い。拡張期血圧は高くない

拡張期に動脈血流が減少する病態(血流が体循環に押し出されないか、心収縮力のみ上昇している状態?(体循環の血管抵抗が上がっていない?))
脈圧が上昇する
  • 1. 大動脈基部の血流が逆流やシャントにより減少する場合
  • 3. その他

ショック

  • 収縮期血圧 90 mmHg以下

非侵襲的な血圧測定法による血圧の上肢・下肢の差

  • 血圧を測定するために駆血帯で血流を遮断する必要がある。このとき、下肢の動脈の方が深部を走行しているため上肢より強く駆血帯で圧迫する必要がある。強く圧迫を要する分だけ下肢の血圧が高く測定されてしまう。


心血管とその周囲の血圧 YN.C-29

see also PHD.61
中心静脈   肺動脈楔入圧
4~8 8~20
右心房 左心房
1~4 8~20
右心室 左心室
8~20 120~20
肺動脈 大動脈
8~20 120~70

臓器移植における脳死判定の除外

脳死判定#脳死判定の除外規定臓器の移植に関する法律施行規則#第二条第四項
  • 収縮期血圧が以下で定められる数値未満の場合には脳死判定ができない。
  • 1歳未満の者 65
  • 1歳以上13歳未満の者 年齢x2+65
  • 13歳以上の者 90

国試

本態性」

  [★]

essential
基本的重要必須必要本質的必要不可欠

症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態