Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/02/21 23:52:21」(JST)
脳: 側頭葉 | |
---|---|
前頭葉
側頭葉
頭頂葉
後頭葉
外側溝
中心溝
頭頂後頭溝
後頭前切痕
主要な脳溝と葉を側面から見た図。側頭葉は中央下に緑色で示されている。
左大脳半球の外側面。オレンジ色で示す部分が側頭葉。
|
|
名称 | |
日本語 | 側頭葉 |
英語 | Temporal lobe |
ラテン語 | lobus temporalis |
略号 | TL |
関連構造 | |
上位構造 | 大脳 |
構成要素 | 上側頭回、中側頭回、下側頭回、紡錘状回、横側頭回、側頭極、側頭頭頂接合部の一部、一次聴覚皮質、ウェルニッケ野 |
動脈 | 後大脳動脈 中大脳動脈 |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
Digital Anatomist | 内側 上方 |
関連情報 | |
IBVD | 体積(面積) |
Brede Database | 階層関係、座標情報 |
NeuroNames | 関連情報一覧 |
NIF | 総合検索 |
MeSH | Temporal+Lobe |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
テンプレートを表示 |
側頭葉(そくとうよう、英: Temporal lobe)は、大脳葉のひとつで、言語、記憶、聴覚に関わっている。側頭葉は脳の側面、外側溝の下に存在する。大雑把に見ると、ヒトの脳はボクシンググローブのようにも見えるが、その場合、側頭葉はグローブの親指にあたる。
側頭葉は聴覚処理に関わり、一次聴覚野の本拠地でもある。また、音声や文字の意味にも強く関わっている。
大脳葉。青色の所が側頭葉。
脳底部。脳を下から見た所。図中央、黄色い線がXに交差している所(視交叉)の両脇にあるのが側頭葉。
側脳室の前角での冠状断面。右の一番下に薄く見えるのが側頭葉の断面。
頭蓋骨と脳の関係を示した図。緑色のところが側頭葉。
後頭葉の一次視覚野に入力された視覚情報が大脳表面を拡散していく様子。頭頂葉に向かう背側皮質視覚路 (緑) と、側頭葉へ向かう腹側皮質視覚路 (紫) が示されている。
3次元空間における海馬の図。海馬は側頭葉の内側面に位置している。
ヒト脳の断面図。側頭葉の上表面、外側溝内部の脳回である横側頭回が示されている。
表・話・編・歴
|
|||
---|---|---|---|
回転図 | 外側面 | 外側溝内部 と 極 | 内側面 |
前頭葉
頭頂葉
後頭葉
側頭葉
|
島葉
前頭極
後頭極
側頭極
|
側頭葉
後頭葉
頭頂葉
辺縁葉
前頭葉
|
表・話・編・歴
|
||
---|---|---|
外側面 | 外側溝内部 | 内側面 - 上部 |
上前頭回
中前頭回
弁蓋部
+
三角部
+
眼窩部
ll
下前頭回
中心前回
中心後回
上頭頂小葉
下頭頂小葉
ll
縁上回
+
角回
後頭回
上側頭回
中側頭回
下側頭回
|
島回
横側頭回
|
舌状回
楔部
楔前部
中心傍小葉
帯状回
上前頭回
脳梁
梁下野
梁下回
|
脳底部 - 眼窩面 | 脳底部 - 側頭葉下面 | 内側面 - 下部 |
眼窩回
直回
嗅球
|
鈎部
下側頭回
紡錘状回
海馬傍回
|
歯状回
紡錘状回
鈎部
海馬傍回
|
|
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
国試過去問 | 「097C023」「108A038」「102I047」「104G012」「096H048」「101F077」「102E007」「096H067」 |
リンク元 | 「100Cases 33」「認知症」「視床」「アルツハイマー病」「急性硬膜外血腫」 |
拡張検索 | 「前頭側頭葉変性症」「内側側頭葉てんかん」「内側側頭葉」「前側頭葉皮質」「側頭葉皮質」 |
関連記事 | 「葉」「側頭」 |
B
※国試ナビ4※ [097C022]←[国試_097]→[097C024]
E
※国試ナビ4※ [108A037]←[国試_108]→[108A039]
C
※国試ナビ4※ [102I046]←[国試_102]→[102I048]
CD
※国試ナビ4※ [104G011]←[国試_104]→[104G013]
C
※国試ナビ4※ [096H047]←[国試_096]→[096H049]
CE
※国試ナビ4※ [101F076]←[国試_101]→[101F078]
B
※国試ナビ4※ [102E006]←[国試_102]→[102E008]
B
※国試ナビ4※ [096H066]←[国試_096]→[096H068]
など
アルツハイマー病 | 脳血管性認知症 | ピック病 | |
認知症 | 全般的認知症 | まだら認知症 | アルツハイマー病に類似。 早期には人格、注意力が障害され、 次第に記憶力も障害される。 |
人格 | 晩期に人格障害 | 保たれる | 早期に人格障害 |
病識 | なし(初期にはあり) | あり | なし |
経過 | 進行性 | 動揺性、階段状に進行性 | 進行性 |
基礎疾患 | 特になし | 高血圧、糖尿病、心疾患 | 特になし |
画像検査 | 対称性の脳溝開大 | 脳実質内に脳梗塞巣 | 側頭葉と前頭葉の萎縮 |
機能画像検査 | 側頭葉、頭頂葉での代謝低下 | 前頭葉を中心とした多発性の脳代謝低下 | 前頭葉、側頭葉での代謝低下 |
相談体制 | 保健所 | 地域保健法が定める事業内容「母性及び乳幼児並びに老人の保健に関する事項」による老人精神衛生相談事業 | |
高齢者総合相談センター | 厚労省が都道府県レベルに設置している高齢者に関する相談窓口 | ||
在宅介護支援センター | 老人福祉法により市町村が実施の主体となっている施設であり、在宅の要介護高齢者やその介護者の要望に対応した適切なサービスが円滑に提供されるように市町村や関連機関との連絡・調節などを行っている。 | ||
認知症疾患医療センター | |||
在宅対策 | 介護 | 訪問介護 | ホームヘルプサービス |
通所介護 | デイサービス | ||
短期入所生活介護 | ショートステイ | ||
認知症老人向け毎日通所型デイサービスセンター | |||
認知症対応型老人共同生活介護 | グループホーム | ||
老人認知症疾患デイ・ケア施設 | |||
福祉 | 訪問指導 | ||
施設対策 | 介護 | 介護療養型医療施設 | |
介護老人保健施設 | |||
介護老人福祉施設 | |||
医療 | 老人性認知症疾患治療病棟 | ||
福祉 | 養護老人ホーム | ||
特別養護老人ホーム |
視床核 | 入力 | 出力 | 関連している機能 | |||
1 | 視床前核 | AP | 乳頭体 | 帯状回 | 大脳辺縁系の一部 | |
前背側核 | A | |||||
前腹側核 | AV | |||||
前内側核 | AM | |||||
2 | 視床内側核 | M | 視床核 | 視床下部・前頭葉 | 情動の体験・情動の具現 | |
3 | 視床外側核 | LT | ||||
背側外側核 | LD | 帯状回? | 帯状回? | 情動の発現 | ||
後外側核 | LP | 頭頂葉の連合野? | 頭頂葉の連合野? | 高等な精神作用と関連 | ||
前腹側核 | VA | 淡蒼球 | 前頭葉運動前野 | 運動系と関連 | ||
外側腹側核 | VL | 小脳歯状核 | 前頭葉運動野・運動前野 | 運動系と関連 | ||
後外側腹側核 | VPL | 体性感覚(下肢~上肢) | 頭頂葉の感覚野 | |||
後内側腹側核 | VPM | 体性感覚(頭部) | 頭頂葉の感覚野 | |||
4 | 視床後核 | 上丘、側頭葉、頭頂葉、後頭葉 | 側頭葉、頭頂葉、後頭葉 | 視覚、聴覚、体性感覚 |
CTにおける血腫の像 | 発症後の意識 | 好発部位 | |
急性硬膜外血腫 | 凸レンズ | 約6時間の意識清明期を経て意識障害 | 側頭葉 |
急性硬膜下血腫 | 凹レンズ | 意識回復がないことが多い |
HBN.930
.