- 67歳の男性。乗用車に後方から跳ねられ、救急車で搬送された。意識は清明で、四肢麻痺はなかったが、頚部の疼痛を訴えたので頚椎カラーを装着した。頭部エックス線単純写真と頭部エックス線単純写真とに異常所見を認めなかった。しかし、1時間後に意識が混濁し、右瞳孔が散大し、右側の対光反射の消失と左半身の麻痺とが出現してきた。
[正答]
※国試ナビ4※ [099C017]←[国試_099]→[099C019]
★リンクテーブル★
[★]
- 61歳の男性。発熱、咳および痰のために来院した。5日前に咽頭痛と悪寒とが出現し、3日前から38.5℃の発熱、咳、痰および全身倦怠感が出現した。市販の感冒薬を服用しても改善しなかった。意識は清明。脈拍96/分、整。血圧148/88mmHg。右上肺野にcoarse crackles を聴取する。喀痰のGram染色標本を以下に示す。
- 予想される検査所見はどれか。
- a. 赤沈 12mm/1時間、白血球 2,400、CRP 1.0mg/dl
- b. 赤沈 12mm/1時間、白血球 13,800、CRP 1.0mg/dl
- c. 赤沈 83mm/1時間、白血球 2,400、CRP 1.0mg/dl
- d. 赤沈 83mm/1時間、白血球 2,400、CRP 21.3mg/dl
- e. 赤沈 83mm/1時間、白血球 13,800、CRP 21.3mg/dl
[正答]
※国試ナビ4※ [099C016]←[国試_099]→[099C018]
[★]
- 8歳の女児。高熱を主訴に来院した。数年前から年に数回の高熱を繰り返している。感冒様症状はなく、左腰部に自発痛と叩打痛とを認める。体温39.5℃。脈拍112/分、整。尿所見:蛋白1+、乳糖(-)、沈渣に赤血球2~3/1視野、白血球30~50/1視野、細菌2+。腹部超音波検査で左腎に中等度の腎盂腎杯の拡張を認める。
- 基礎疾患の確定に最も有用な検査はどれか。
- a. 尿培養
- b. 尿流測定
- c. 腹部単純CT
- d. 排尿時膀胱造影
- e. 腹部エックス線単純撮影
[正答]
※国試ナビ4※ [099C018]←[国試_099]→[099C020]
[★]
- 英
- acute epidural hematoma
- 関
- 硬膜外血腫
治療
- SCN.263
- 開頭術による血腫除去、出血源の止血、硬膜の吊り上げ縫合による血腫の再貯留の予防。
- 脳ヘルニアが急激に進行している場合には救急処置として穿頭術を施行し、頭蓋内圧を計った後に開頭術に以降。
画像
国試