- 英
- temporal lobe epilepsy
- 関
- てんかん、複雑部分発作
病態
- 意識消失、動作が止まる。一点凝視。自動症もありうる。発作後には発作中の行動を忘れる。
診断
- PED.1425
- 1. 自律神経/精神症状、嗅覚・聴覚のような感覚症状からなる単純部分発作。典型的には上腹部のこみ上げる感覚
- 2. 動作停止に続く食機能自動症
治療
国試
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 起床困難, 眠気, 嘔吐などの不定愁訴で不登校を呈した, 広汎性発達障害児における側頭葉てんかんの一例
- 渥美 委規,高嶺 朋三,齊藤 良,横手 さえ子,青山 義之,高橋 啓介,結城 直也,福田 正人,三國 雅彦,須藤 哲
- The Kitakanto medical journal 61(3), 415-415, 2011-08-01
- NAID 120003307725
- 血管内脳波:側頭葉てんかんに対する新たなる術前検査の試み (第108回成医会第三支部例会)
- 高齢者のてんかん--とくに側頭葉てんかんとの関連について (特集 超高齢社会における精神病像の新しい側面)
Related Links
- 最近話題になっているてんかんが原因の交通事故ですが,殆どの場合が側頭葉てんかんが原因になっています. 側頭葉てんかんは,本人が自覚のないままに無意識に行動する自動症が特徴です. しかも,発作の前兆がない場合 ...
- 発作症状 側頭葉てんかんの発作症状はきわめて特徴的です。 多くの場合、患者さんは動作が停止し一点を凝視します。 その後、口をぺちゃぺちゃさせたり、手をもぞもぞさせたりなどの独特の自動症が見られます。 最も ...
- 多種のてんかんの中でも側頭葉てんかんは、パニック障害と誤診されやすい病気です。パニック発作とよく似ているてんかん発作について他、原因や治療方法などを紹介。
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★リンクテーブル★
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- 68歳の男性。就寝中の行動を心配した妻に伴われて来院した。週に数回、就寝後1時間半ほどすると大声をあげ、むっくと起き上がって何かと戦っているような行動をするようになった。妻が制止すると我に返り「夢を見ていた」と言い、再び就寝し翌朝には夢の中でのことだったと記憶している。日中の行動異常は全くない。身体的には体が固く、動作が遅くなったといい、物忘れを自覚している。身長168cm、体重60kg。四肢に筋固縮を認める。Mini-Mental State Examination(MMSE)では21点(満点30)、血液所見、血液生化学所見、脳波および頭部単純MRIに異常を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A057]←[国試_104]→[104A059]
[★]
- 30歳の男性。記憶の欠損を心配した妻に付き添われ来院した。数年前から数秒間口をもぐもぐさせることがあり、本人は全く気付いていないが、妻は気になっていた。昨日妻を助手席に乗せて運転中、急に表情が変わり、車が壁に衝突した。意識は清明。身長175cm、体重69kg。血圧130/76mmHg。本人は顔面に昨日の事故で負った傷を示しながら、「全く記憶にないのです。怖くてもう車の運転ができません」と神妙に答えるのみである。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F044]←[国試_100]→[100F046]
[★]
- 67歳の男性。半年ほど前から、ほとんど毎晩のように、就寝後1時間ほどすると叫び声をあげ寝室を歩き回るようになった。
- 家人が制止すると我に返り、再度眠りに就くが、まもなくまた叫びだす。日中は興奮することはない。軽度の静止時振戦が見られるが日常生活に不自由はない。改訂長谷川式簡易知的機能評価スケールでは30点満点中24点である。身長165cm、体重58kg。血液所見、血清生化学所見、脳波および頭部単純MRIに異常はない。
- 夜間にみられる症状はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098D003]←[国試_098]→[098D005]
[★]
- 30歳の男性。記憶の欠損を主訴に妻に伴われて来院した。数年前から数秒間口をもぐもぐさせることがあり、妻は気になっていた。本人は全く気付いていない。昨日妻を助手席に乗せて運転中、急に動作が止まり、車を壁に衝突させてしまった。意識は清明。身長175cm、体重69kg。血圧130/76mmHg。本人は昨日の事故で負った顔面の傷を示しながら、「全く記憶にないのです。怖くてもう車の運転ができません」と答えるのみである。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D042]←[国試_103]→[103D044]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [114A009]←[国試_114]→[114A011]
[★]
[★]
- 日
- げんうん、めまい
- 英
- vertigo, dizziness
- ラ
- vertigo
- 同
- めまい発作 dizzy spell
- 関
- めまい、耳鳴り
めまいの分類
IMD. 276
- SOD.134
原因部位による分類
めまいをきたしうる疾患
- IMD.277
原因部位と眼振
原因部位の鑑別
- 研修医当直御法度 症例帳 p.22
- IMD.279
|
末梢前庭性めまい
|
中枢性めまい
|
性状
|
回転性が多い
|
回転性は少ない
|
強さ
|
強い
|
軽度
|
持続時間
|
数日まで
|
数日以上
|
眼振の方向
|
一方向性
|
注視方向性
|
自発眼振の性状
|
水平回旋性が多
|
純回旋性、垂直性
|
固視の影響
|
抑制される
|
抑制されない
|
注視眼振の増強する方向
|
健側
|
患側
|
蝸牛症状
|
多い
|
稀
|
中枢神経症候
|
なし
|
あり
|
悪心・嘔吐
|
軽度~重度
|
ない or 軽度
|
疫学
- IMD.277
- 1. 末梢前庭性眩暈:4-5割 → 良性発作性頭位眩暈が多い。
- 2. 中枢性眩暈 :3割
眩暈、難聴をきたす疾患
検査
参考
- 1. [charged] Benign paroxysmal positional vertigo - uptodate [1]
[★]
- 英
- schizophrenia like symptoms
-
[★]
- 英
- seisure, epileptic stroke, epileptic seizure
- 関
- てんかん epilepsy
分類
新規発生したてんかん発作の原因
- ICU.805-806
- 薬物中毒(テオフィリンなど)
- 薬物からの離脱(アルコールなど)
- 感染症(髄膜炎、膿瘍など)
- 頭部外傷
- 虚血障害(虚血あるいはびまん性)
- 占拠性病変(腫瘍あるいは血腫)
- 代謝性障害(肝性脳症、尿毒症性脳症、敗血症、低血糖、低ナトリウム血症、低カルシウム血症など)
合併症
- ICU.805-806
- 全身性てんかん発作の場合:高血圧、乳酸アシドーシス、高体温、呼吸障害、誤嚥、肺水腫、横紋筋融解、自傷、不可逆性の神経学的障害(30分間以上てんかん発作が持続した場合)
国試
[★]
- 英
- complex partial seizure, CPS
- 関
- てんかん発作、精神運動発作、側頭葉てんかん
概念
焦点
- 一側側頭葉の内側部(扁桃核-海馬 ← 最も多い)、外側部(側頭葉皮質、島)
- その他の部位
症例
- 11歳男児。数ヶ月前から時々舌打ちをしたり、無目的な徘徊をするようになったことに母親が気づき来院した。症状の持続時間は2分であり、その間の記憶はない。脳波では側頭葉に棘波を認める。
[★]
- 関
- temporal lobe epilepsy
[★]
- 英
- mesial temporal lobe epilepsy, MTLE
- 関
- 側頭葉てんかん
[★]
- 英
- mesial temporal lobe epilepsy
[★]
- 英
- epilepsy
- ラ
- epilepsia
- 同
- 癲癇
- 関
- 抗てんかん薬、てんかん発作 seizure
091009 III
- 大脳灰白質神経細胞の過剰で無秩序な電気的発射による
WHOの定義
- さまざまな原因で起こる慢性の脳疾患で、大脳神経細胞の過剰な放電からくる繰り返す発作(てんかん発作)を主な徴候とし、多種多様な臨床及び検査所見を伴う
分類
-
- 1. 運動徴候を有するもの
- 2. 知覚症状を有するもの
- 3. 自律神経症状ないし徴候を有するもの
- 4. 精神症状を有するもの
-
- a. 単純部分発作で発症し、意識障害が次に続く
- b. 自動症を伴う
- 1. 単純部分発作で全身発作に進展
- 2. 複雑郡分発作で全身発作に進展
- 3. 単純部分発作で複雑部分発作、全身発作へと進展
- 全般発作 primarily generalized seizure
- 未分類てんかん発作 unclassified seizure
てんかん、てんかん症候群および発作性関連疾患の分類(1989) (PED.1424)
-
-
- 3. 焦点性か全般性かを決定できないてんかん及び症候群
-
単純化
- 特発性全般性てんかん
- 特発性局所関連性てんかん:大脳の特定の位置に焦点がある
- 症候性全般性てんかん
- 症候性局所関連性てんかん:大脳の特定の位置に焦点がある
疫学
- 200人に1人 (0.5%)
- 人口1000対3-10(0.3-1.0%) (PSY.376)
病因
-
- 出産障害(酸素不足)、先天性異常、熱性血栓症
- 外傷、腫瘍
- GABA作動性ニューロンなどの抑制性のニューロンは損傷を受けやすい→ニューロンの過剰興奮につながる
症状
- post ictal state:もうろうとした状態。
- postictal psychosis:発作後精神病はてんかんの発作後に幻覚妄想状態が出現するものであり、数時間から数日の経過で消退する。
- 慢性経過のてんかんで幻覚妄想状態が出現しうる、らしい。
診断
- てんかん発作→バイタルサインの確認→医療面接→身体所見・神経学的所見
医療面接
病歴の問診
- てんかん治療ガイドライン2010
- 発作の頻度
- 発作の状況と誘因(光過敏性など)
- 発作の前および発作中の症状(身体的,精神的症候および意識障害)
- 症状の持続
- 発作に引き続く症状
- 外傷,咬舌,尿失禁の有無
- 発作後の頭痛と筋肉痛
- 複数回の発作のある患者では初発年齢
- 発作および発作型の変化・推移
- 最終発作
- 発作と覚醒・睡眠との関係
身体所見・神経学的所見
- 1. 外傷、咬舌の有無
- 2. 尿失禁の有無
- 3. 意識レベル:発作時の意識の有無、post ictal state(発作後のもうろう状態)
- 4. 眼位:眼球偏倚(皮質注視中枢が興奮することにより、病側と反対側を見つめる)
- 5. 局所神経症状の有無
治療
[★]
- 英
- temporal lobe
- ラ
- lobus temporalis
- 関
- 側頭骨、脳葉
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
臨床関連
[★]
- 英
- (植物)leaf、leaves、plant leaf、plant leaves、blade、(動物)lobe、lobus、foliage、foliar
- 関
- 葉状、刃、ローブ
[★]
- 英
- temporal
- 関
- 時間的、側頭部、耳側