- 英
- fabrication、confabulation
- 関
- 作話症、製作
WordNet
- the act of constructing something (as a piece of machinery) (同)assembly
- writing in a fictional form (同)fictionalization, fictionalisation
- the act of making something (a product) from raw materials; "the synthesis and fabrication of single crystals"; "an improvement in the manufacture of explosives"; "manufacturing is vital to Great Britain" (同)manufacture, manufacturing
- a deliberately false or improbable account (同)fiction, fable
- (psychiatry) a plausible but imagined memory that fills in gaps in what is remembered
PrepTutorEJDIC
- 〈U〉組み立て,製作,建造 / 〈U〉偽造,でっち上げ / 〈C〉偽造物,作りごと
- おしゃべり,談笑
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/06/25 15:53:45」(JST)
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作話(さくわ)とは宣言的記憶の欠如した記憶をその他の記憶や周囲の情報で埋め合わせようとした際に、文脈を取り違え覚えていないことを覚えているような感覚になり間違った事を話してしまう心理現象。概念的には健忘の対極にある現象。軽度のものは、いわゆる「記憶違い」と呼ばれるもの。コルサコフ症候群の患者などに見られる。
概要
記憶というものは、保持された記憶を機能的に文脈を用いることで想起する事が出来るが、記憶に言葉で表現出来ない喪失部分がある場合、その部分を断片的な記憶をもとに埋め合わせようとする。この時、非随意的に間違った話をしてしまう事がある。記憶の組み立て方の手法がどのようであるかには議論があるが、喪失した記憶の埋め合わせという面では一致している。
作話(confabulation)とは,記憶障害を背景に,だまそうとする意図はないが,自己や世界に関する記憶や出来事を作り上げたり,ゆがめたり,誤って解釈して,外界に向けて話をすることである。作話の概念は,Kahlbaum)が1874年の緊張病論のなかで,意味も脈略もない会話である語唱(Verbigeration)と対比して,空想的かつ生産的な内容である作話(Konfabulation)という語を用いたのに端を発し,Korsakoff)によるコルサコフ症候群の確立によって大きな発展を遂げた。作話にはさまざまな分類があるが,最もよく用いられる作話の生成機転による区分として,促さなくても現れる自発作話(spontaneous confabulation)と,質問に対してのみ受動的に誘発される誘発作話(provoked confabulation)とに大別される。作話は意味記憶領域のもの(例えば「キリンとは何か」に関する作話)もあるが,そのほとんどは自己の生活史と関連した自伝的記憶ないしエピソード記憶領域のものである。 作話の原因疾患は,アルコール性コルサコフ症候群などの中毒性・代謝性疾患,前交通動脈瘤破裂に代表されるくも膜下出血,脳出血,硬膜下血腫,脳腫瘍,脳炎などの感染症,頭部外傷,アルツハイマー病や血管性認知症などの認知症性疾患,低酸素脳症など多岐にわたる。 作話は,妄想や記憶錯誤と類似点があるが,これらとは区別することができる。記憶錯誤は,過去に体験していないのに実際にあったかのように追想することであり,一部の作話は記憶錯誤といえる。妄想は,「主に自己に関する病的な誤った確信であり,訂正不能」であると定義され,基本的には記憶障害に基づくものではない。一方で,作話は背景に記憶障害があり,その確信の程度は低い。作話に基づいて実際に行動してしまう場合も少なくない)が,一般的には妄想に基づく犯罪のような重大な事件に至ることはない。 統合失調症の妄想においては,その形成以前にしばしば離人症が出現し,世界全体の知覚自体にも変化が生じているという考え方)がある。一方で,作話の場合は,妄想のような世界全体の変容ではなく,記憶障害や現実監視能力の低下といった部分的な欠損から生じているといえる)。また,嫉妬妄想に代表されるように,妄想性障害は性格や感情の影響が大きいことが知られている。フランスでは恋愛妄想,嫉妬妄想,復権妄想をまとめて熱情精神病と呼んでいる。病的な熱情の上に,強固な信念に支えられ妄想が構築されていき,闘争的で興奮しやすいといわれる。嫉妬妄想の背景には,器質疾患に伴う嫉妬妄想も含めて),プライドが高い性格や失われたものを取り戻そうとする機制が強く働いている。一方で,作話には性格による影響は少なく,情動的色彩も乏しいと考えられる)。
Japanese Journal
- 幼児のストーリーテリングを活性化させる動物型ロボット
- 堀内 慎高,星野 准一
- 情報処理学会研究報告. HCI, ヒューマンコンピュータインタラクション研究会報告 2012-HCI-147(17), 1-6, 2012-03-14
- … という自律的に動く動物型ロボットを用い,幼児のストーリーテリングを活性化させるテーブルトップシステム ZooTown を提案する.本システムは複数台のアニマノイドが食事などの特定のエピソードに従ってテーブル上を移動する.そのアニマノイドの動きを幼児に提示することにより幼児に作話のきっかけを提供し,幼児のストーリーテリング活動を促す.本システムを用い,幼児の発話がどのように変化するかを検証する. …
- NAID 110008802701
- ドキュメンタリー番組の潮流 ゼロ年代の名作・話題作はこれだ! (特集 ドキュメンタリーの楽しみ方)
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- 作話(さくわ)は、記憶障害の一種である。過去の出来事・事情・現在の状況についての誤った記憶に基づく発言や行動が認められる点が特徴的である。作話は、「正直な嘘」と呼ぶべきものであり、通常は本人は騙すつもりは全く ...
- 作話とは : 認知症の高齢者によく見られる症状の一種で、思い出せない状況や、事柄などについて虚構の話を作ることです。欠落した記憶を補うかのようにつじつま合わせをするもの(...
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- 次の文を読み、53~55 の問いに答えよ。
- 78歳の男性。異常な言動を心配した家族に伴われて来院した。
- 現病歴:2年前から、前日の出来事を思い出せなかったり、当日の予定を30分おきに確認するようになった。同時期から夜間に大きな寝言を言ったり、手足をバタバタさせていることに家族が気付くようになった。1年前から、家にいるのに、家に帰らないといけない、亡くなった人が来ているというようになった。このころから動作が遅く、食事や着替えに時間がかかるようになった。数日前からは繰り返し、ものをとられた、隣人が自分の悪口を言っているといって騒ぎ立てるようになったため、困惑した家族に伴われて受診した。
- 既往歴:75歳時に両側の白内障手術。
- 家族歴:父親が脳梗塞。母親が胃癌。
- 生活歴:喫煙は65歳まで10本/日を45年間。13年前から禁煙している。飲酒は機会飲酒。76歳の妻と長女夫婦と同居している。
- 現症:意識は清明。身長 168cm、体重 62kg。体温 36.3℃。脈拍 72/分、整。血圧 148/82mmHg。呼吸数 16/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。改訂長谷川式簡易知能評価スケール12点(30点満点)、Mini-Mental State Examination(MMSE)14点(30点満点)。脳神経に異常を認めない。四肢で左右対称性に軽度の筋強剛を認める。腱反射は正常で、Babinski徴候は陰性。運動麻痺、感覚障害および運動失調を認めない。歩行はやや不安定でつまずきやすい。
- 検査所見:尿所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 418万、Hb 13.2g/dL、Ht 42%、白血球 6,300、血小板 23万、PT 78%(基準 80~120)。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dL、アルブミン 4.0g/dL、総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 22IU/L、ALT 38IU/L、LD 328IU/L(基準 176~353)、ALP 254IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 26IU/L(基準 8~50)、アミラーゼ 95IU/L(基準 37~160)、CK 96IU/L(基準 30~140)、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、尿酸 6.3mg/dL、血糖 102mg/dL、HbA1c 5.8%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 242mg/dL、トリグリセリド 186mg/dL、Na 136mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 98mEq/L、TSH 3.8μU/mL(基準 0.2~4.0)、FT3 2.6pg/mL(基準 2.5~4.5)、FT4 1.0ng/dL(基準 0.8~2.2)。CRP 0.4mg/dL。脳血流SPECT(別冊No. 10A)とドパミントランスポーターSPECT(別冊No. 10B)とを別に示す。
- この患者にみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110B052]←[国試_110]→[110B054]
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- 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
- 43歳の女性。複視とふらつきとを主訴に来院した。
- 現病歴 : 20日前から下痢を繰り返していた。10日前から複視が出現し、5日前から歩行時にふらつくようになった。
- 生活歴 : 食事は不規則で、約5合の日本酒を毎日10年間飲用していた。
- 現症 : 身長155cm、体重54kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧122/74mmHg。ぼんやりしており、見当識障害がある。両眼の外転制限と全方向性の注視眼振とを認める。歩行は失調性である。両下肢遠位に軽度の筋力低下と手袋靴下型の感覚低下とがある。四肢腱反射は消失しているが、病的反射はみられない。
- 検査所見 : 血液所見:赤沈15mm/1時間、赤血球350万、Hb 9.7g/dl、Ht38%、白血球8,600、血小板13万。血清生化学所見:空腹時血糖96mg/dl、総蛋白6.4g/dl、蛋自分画(アルブミン55.7%、α1-グロブリン3.2%、α2-グロブリン7.1%、β-グロブリン10.6%、γ-グロブリン23.3%)、尿素窒素7mg/dl、クレアチニン0.4mg/dl、アンモニア45μg/dl(基準18~48)、総コレステロール140 mg/dl、総ビリルビン1.5 mg/dl、GOT96単位(基準40以下)、GPT82単位(基準35以下)、CK28単位(基準10~40)、Na138mEq/l、K3.5mEq/l、Cl 100mEq/l、脳脊髄液所見:細胞数3/mm3(基準0~2)、蛋白60mg/dl(基準15~45)、糖66mg/dl(基準50~75)。
- この疾患の後遺症としてよくみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [095H011]←[国試_095]→[095H013]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [112F036]←[国試_112]→[112F038]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102G005]←[国試_102]→[102G007]
[★]
- 長期にわたる大量飲酒の結果としてアルコール依存症となった患者が、飲酒中止後の数時間から数日以内に発症する可能性が高いのはどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A018]←[国試_106]→[106A020]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F076]←[国試_101]→[101F078]
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[正答]
※国試ナビ4※ [109I001]←[国試_109]→[109I003]
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- 英
- Korsakoff syndrome, Korsakov syndrome?
- 同
- Korsakoff症候群
- コルサコフ精神病 Korsakoff精神病 Korsakoff's psychosis Korsakov psychosis。コルサコフ症状群
- 健忘作話症候群 amnesia-confabulatory syndrome、健忘症状群 amnestic syndrome
- 関
概念
頭文字をとって Dr.C...
病因
コルサコフ症候群
- 英語なので、聞き取れなければ作話かどうかわかりません。
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=wDcyBXJAZNM</youtube>
国試
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- 英
- mammillary body (KH)
- ラ
- corpus mamillare
- 関
- 大脳辺縁系
臨床関連
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- 英
- production、fabrication、produce、make、manufacture、fabricate
- 関
- 行う、作成、作話、産生、生じる、生成、製造、作る、生産、作製
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- 関
- confabulation、fabricate、make、manufacture、produce、production
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- 英
- confabulation
- 関
- 作話
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- 英
- speech
- 関
- 言語、口演、発声、講演、スピーチ、演説