- 78歳の男性。微熱と血痰とを主訴に来院した。 2か月前から咳嗽と喀痰とを自覚していた。 1か月前から微熱と全身倦怠感とを自覚するようになり、 1週前から血痰が出現するようになったため自宅近くの医療機関を受診し、胸部エックス線写真と胸部単純 CTにて異常を指摘された。カルバペネム系抗菌薬で治療されたが改善がないため紹介されて受診した。既往歴に特記すべきことはない。身長 162 cm、体重 60 kg。体温 37.6℃。脈拍 72/分、整。血圧 112/68 mmHg。呼吸数 16/分。 SpO297% ( room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球 418万、 Hb14.5 g/dl、Ht 41%、白血球 9,300(桿状核好中球 10%、分葉核好中球 45%、好酸球 1%、単球 10%、リンパ球 34% )、血小板 34万。 CRP 5.0 mg/dl。自宅近くの医療機関での胸部エックス線写真 (別冊 No.13A)と肺野条件の胸部単純 CT(別冊 No.13B)とを別に示す。
- 確定診断に有用な検査はどれか。
- a 結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定法〈IGRA〉
- b 喀痰抗酸菌PCR法
- c 喀痰塗抹検査
- d 喀痰嫌気培養
- e PET/CT
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 78歳の女性。手指振戦と動作緩慢とを主訴に来院した。 1年前から手指の震えが出現し、次第に動作が緩慢になっていた。半年前から物忘れを自覚していた。 1か月前から、誰もいないのに「人が座っている」と訴えたり、「蛇がいる」と怖がったりするようになったため、 1週前にリスペリドンを少量投与したところ、四肢の[[筋強剛]と流涎とを認めるようになった。
- この疾患にみられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 24歳の男性。臨床研修医。 HIV感染者の採血で用いた針を誤って自分の指に刺した。同部位に出血はない。既往歴に特記すべきことはない。
- 投与が推奨されるのはどれか。
[正答]
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