- 英
- gastrointestinal bleeding、gastrointestinal hemorrhage
- ラ
- haemorrhage canalis alimentarius
- 関
- 血便、胃腸出血、新生児メレナ
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- カプセル内視鏡により術前診断しえた、大量下血を呈した空腸憩室出血の1例
- 進藤 廣成/野口 英一郎/竹本 香織/齋藤 元伸/新田 澄郎/亀岡 信悟
- 東京女子医科大学雑誌 82(1), 30-37, 2012-02-25
- … Hb5.6g/dl、血圧90 mmHg台を呈し、消化管出血によるプレショックの診断にて、外科緊急入院となった。 …
- NAID 110008802812
- 内視鏡的静脈瘤結紮術・バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術併用療法で止血し得た十二指腸静脈瘤破裂の1例
- 松田 崇史,石川 剛,末永 成之,五嶋 敦史,浜辺 功一,岩本 拓也,橋本 真一,中島 好晃,岡田 宗正,内田 耕一,寺井 崇二,山﨑 隆弘,坂井田 功
- 山口医学 60(6), 237-242, 2011-12-31
- … 次止血に成功した.しかしその2日後に出血性ショックに陥ったため,EVLで止血した上で引き続きバルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)を施行して完全止血を得た.十二指腸静脈瘤破裂は非常に稀な難治性消化管出血であるが,今回我々はEVL・B-RTO併用療法で止血し救命し得た症例を経験したので報告する.A 57-year-old male with hepatitis B virus-related liver cirrhosis, who had undergone right lobectomy and radiofrequency ablation for hepatocellular …
- NAID 120003958776
- 18.小腸ダブルバルーン内視鏡(DBE)にて出血源を特定した消化管出血の2例(一般演題,第38回日本小児内視鏡研究会)
- 岩間 達,鍵本 聖一,萩原 真一郎,辻 由貴,田附 裕子,前田 貢作,矢野 智則,山本 博徳
- 日本小児外科学会雑誌 47(7), 1102-1103, 2011-12-20
- NAID 110008896880
- 消化管血管腫をすべて切除したblue rubber bleb nevus syndromeの1例
- 江間 玲,田中 潔,武田 憲子,中舘 尚也,渡邊 昌彦
- 日本小児外科学会雑誌 47(7), 1053-1058, 2011-12-20
- … 視鏡検査が施行され,胃の多発性血管腫が認められた.慢性の消化管出血が持続したため,貧血が改善せず,12歳時に3個の胃血管腫に内視鏡的切除が施行された.さらに下部消化管内視鏡検査で結腸の多発性血管腫が認められ,青色ゴムまり様母斑症候群(blue rubber bleb nevus syndrome)と診断された.小腸造影検査でも多発性血管腫が認められ,消化管出血の出血源と考えられた.ステロイドやインターフェロンの保 …
- NAID 110008896728
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- 【消化管出血】 最も大切なことは、すみやかに重症度を把握することで、中等症以上の患者に対し ては、迅速な救命処置が必要である。 A)重症度の把握 1)消化管出血程度の判定基準(長尾の分類) 消化管出血 ...
- 消化管出血とは、食道から直腸までに起きる出血を指します。上部消化管出血で頻度の高いものは、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道静脈瘤、胃静脈瘤、出血性胃炎、胃がん・食道ガン、食道炎、食道潰瘍です。
- 世界大百科事典 第2版 消化管出血の用語解説 - 消化管すなわち食道,胃,小腸(とくに十二指腸)および大腸,さらに膵臓や胆道系の疾患で,消化管内に出血を生じ,血液が口から吐出したり(吐血hematemesis),肛門から排出する(潜出血 ...
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[★]
- 次の文を読み、13~15の問いに答えよ。
- 63歳の男性。意識障害のために搬入された。
- 現病歴: 2か月前から表情がこわばり、口数が減り、動作も緩慢になった。食事量が減り、日本酒1合を毎晩飲む習慣がついた。休むと迷惑をかけると言って仕事には出ていたが、判断力が鈍り、効率が上がらず、ぐったりして帰宅する。妻が病院受診を勧めると、支払い額を気にしてためらう。20年前の仕事上での些細なミスを思い出して「取り返しのつかないことをしてしまった」とつぶやくことがあった。本日夕食後、妻が近くの親類宅まで出かけて1時間後に帰宅すると、奥の部屋で倒れていて、そばにビールの空き缶が1つと妻が時々用いる睡眠薬の空シート20錠分があった。シートの薬は長時間作用型のベンゾジアゼピン系睡眠薬であることが判明した。
- 既往歴: 特記すべきことはない。
- 生活歴: 高校卒業後、地方公務員としてまじめに勤務し、60歳で定年となってからは小企業で事務仕事に就き、同僚の信頼は篤かった。
- 現症: 呼びかけに反応しないが、痛み刺激にかろうじて開眼する。体温36.9℃。脈拍64/分、整。血圧118/82mmHg。全身に外傷を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部はほぼ平坦で、肝・脾を触知しない。
[正答]
※国試ナビ4※ [101E012]←[国試_101]→[101E014]
[★]
- 次の文を読み、19~21の問いに答えよ。
- 48歳の男性。全身倦怠感、食欲不振、尿の濃染および黒色便を訴えて来院した。
- 現病歴 : 5日間連続して毎日、日本酒5合以上を飲み体調を崩した。腹部の膨隆や両下肢の浮腫が次第に明瞭となり、今朝、黒色便を排出した。常習飲酒家である(3合/日)。
- 既往歴 : 27歳の時、交通事故で輸血を受けた。
- 現症 : 意識は清明。身長169cm、体重61kg。体温36.8℃。脈拍64/分、整。血圧142/86mmHg。眼瞼結膜はやや貧血様、眼球結膜には軽度の黄疸を認める。胸部に異常は認めない。腹部では腹壁に静脈怒張が認められ、肝を剣状突起下で3cm触知する。腹水と両下肢の浮腫とを認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ビリルビン1+。
- 血液所見:赤血球320万、Hb9.6g/dl、白血球4,200、血小板9.2万、プロトロンビン時間60%(基準80~120)。血清生化学所見:総蛋白6.6g/dl、アルブミン2.9g/dl、γーグロブリン34.5%、尿素窒素48mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸5.2mg/dl、総コレステロール126mg/dl、総ビリルビン2.8mg/dl、直接ビリルビン1.4mg/dl、AST224単位(基準40以下)、ALT185単位(基準35以下)、γーGTP462単位(基準8~50)。HCV抗体陽性。ICG試験(15分値)32.4%(基準10以下)。
- この患者の尿素窒素上昇の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097C019]←[国試_097]→[097C021]
[★]
- 70歳の男性。下腿の皮疹を主訴に来院した。約3週間前に両下腿に皮疹が出現し、一過性に両膝関節痛と腹部の疝痛があった。数日前から皮疹が増悪したため受診した。身長 168cm、体重 57kg。体温 36.8℃。脈拍 84/分、整。血圧 150/82mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下腿に皮疹を認める。両側の足背に軽度の浮腫を認める。尿所見:蛋白1+、潜血3+、沈渣に赤血球 多数/1視野、尿蛋白 1.8g/日。血液所見:赤血球 420万、Hb 12.2g/dL、Ht 36%、白血球 9,400(分葉核好中球 64%、好酸球 3%、好塩基球 1%、単球 7%、リンパ球 25%)、血小板 19万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.8g/dL、尿素窒素 32mg/dL、クレアチニン 1.5mg/dL。免疫血清学所見:抗核抗体 陰性、MPO-ANCA 陰性。尿中Bence-Jones蛋白 陰性。診断のため腎生検を行った。下腿の皮膚所見(別冊No. 4A)、腎生検のPAM染色標本(別冊No. 4B)及び蛍光抗体IgA染色標本(別冊No. 4C)を別に示す。
- この患者で正しいのはどれか。
- a 腎機能の予後が悪い。
- b 消化管出血は起こらない。
- c 心電図異常を高率に合併する。
- d 皮膚生検で真皮深層にIgGが沈着する。
- e 悪性腫瘍のスクリーニングが必要である。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B045]←[国試_111]→[111B047]
[★]
- 86歳の男性。なんとなく元気がないと家族から往診の依頼があった。数日前から食欲が低下し、いつもより元気がないと同居の妻から説明を受けた。本人は何ともないと言う。ほぼベッド上の生活で食事摂取は自立しているが、それ以外のADLには介助を必要としている。5年前から脳梗塞後遺症(左片麻痺)、混合型認知症、高血圧症、前立腺肥大症および胆石症で訪問診療を受けている。意識レベルはJCS I-2。体温 36.5℃。脈拍 112/分、整。血圧 110/80mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜は貧血様でない。眼球結膜に黄染を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部では腸雑音がやや亢進し、右季肋部の触診を行うと右手で払いのけようとする。下腿に浮腫を認めない。
- 正しい判断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109E047]←[国試_109]→[109E049]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108F008]←[国試_108]→[108F010]
[★]
- 生後1日の新生児。在胎39週、3,010gで出生した。生後5分のApgarスコアは8点であった。糖水を与えた後で少量の嘔吐が2回認められた。生後20時間で排泄された便の写真(別冊No.5)を別に示す。
- この便から考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107G043]←[国試_107]→[107G045]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109B037]←[国試_109]→[109B039]
[★]
- 大量被ばく後の放射線障害で、最も遅く発現するのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A009]←[国試_108]→[108A011]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098G109]←[国試_098]→[098G111]
[★]
- ショックを呈した際に初期から徐脈となるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109C009]←[国試_109]→[109C011]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111G002]←[国試_111]→[111G004]
[★]
- 英
- hepatocellular carcinoma, HCC, hepatocarcinoma, liver cell carcinoma
- 同
- ヘパトーム hepatoma
- 関
- 肝腫瘍、肝癌
特徴
- 外科的治癒切除を行っても、5年以内の再発率は約70%以上 ← 他の癌より高い。3年で50-60%とも
- リンパ節転移は少なく、肝内転移が多い ← 経門脈
- 多中心発癌が多い
- 肝細胞癌の約70-80%に肝硬変、10%前後に慢性肝炎を合併
疫学
- 原発性肝癌のうち肝細胞癌は95%を占める
- 男女比は3-4:1
- 死因では男性では3位、女性では4位である。
- 原発性肝癌の90%以上が肝炎ウイルス陽性である。
- 原発性肝癌の解検例の84%に肝硬変を合併している。
- 肝細胞癌の70-80%に肝硬変が認められ、10%前後に慢性肝炎の合併が見られる。
- 肝硬変から肝癌が発生する年間発生率はB型肝炎で3%、C型肝炎で7%である。
病因
- 病因の90%が肝炎ウイルスである。
- HCV(+) 75%、HBV(+) 15%、HBV(+)&HCV(+) 3%、TTV(+) 1-3%、アルコール性 3-4% (YN)
- その他
病理
- 肝細胞類似の細胞からなる上皮性の悪性腫瘍。多くが皮膜を有する。(SSUR.595)
- 多発性、多中心性
- 胆汁のために肉眼的に緑色に見える
- 壊死、出血しやすい。 → hemoperitoneum
病態
転移
症状
検査
超音波エコー
[show details]
造影CT
- ダイナミック造影CTでは動脈相で不均一な造影効果、門脈相、平衡相になるにつれ造影効果が低下する。(RNT.209) ⇔ 肝血管腫:造影効果が持続
- [show details]
- 被膜がある腫瘍に対しては造影効果が残存。(RNT.209)
前癌病変の造影CT
- SRA.479
- 肝細胞癌は多段階発癌により発生するという説が唱えられている。
- 腺腫様過形成(adenomatous hyperplasia AH)は肝癌とは異なる結節病変を形成するものである。
- 多段階発癌次の順に肝細胞癌に至るという;異型腺腫様過形成 → 肝細胞癌を内包する異型腺腫様過形成 → 高分化肝癌 → 中~低分化肝細胞癌(古典的肝癌)
- 多段階発癌の初期には門脈血の支配が多いが次第に肝動脈からの新生血管により支配されるようになる。
- すなわち、中~低分化肝細胞癌は肝動脈で支配される多血性肝細胞癌であり、高分化肝細胞癌は肝動脈の支配が比較的少ない。
- 造影CTにおいてもこれを反映し、高分化細胞癌では動脈相では造影効果が弱い(文献によっては乏血性で濃染しないとも)が、中~低分化細胞癌では高い造影効果が認められることになる。
MRI
- T1:等信号 低~高信号(YN.B-50)
- T2:高信号 ⇔ 肝血管腫のような著しい高信号は呈しない?
血管造影
腫瘍マーカー
- PIVKA-II:≦2cmの陽性率は25-30%
- AFP:≦2cmの陽性率は30%。肝細胞癌、卵黄嚢腫瘍、肝芽腫の腫瘍マーカー、炎症性肝疾患における肝再生の指標
診断
- 病歴、身体所見、血液検査所見(肝炎ウイルスマーカー、腫瘍マーカー、肝機能検査)、画像検査に基づいて判断する。
- 画像で確定診断される場合は組織診断を行わないように勧められている。 → 針生検に伴う重篤な合併症として,針穿刺経路播種(needle tract seeding)と出血がある。前者の発生頻度は1.6~3.4%とされている(ガイドライン1)
治療
。
治療アルゴリズム
- 肝癌診療ガイドライン 2017年版
- http://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/examination_jp_2017
局所療法
手術療法
- 肝機能A,Bであって、腫瘍の数が1,2個の場合は腫瘍切除が適応となる。
- 再発肝癌であっても肝切除が標準治療となる(ガイドライン1 CQ19 再発肝細胞癌に対する有効な治療は?)
推奨
- ガイドライン1
- TA(C)EはOkuda分類I、II、Child A、Bの進行肝細胞癌(手術不能で、かつ経皮的凝固療法の対象とならないもの)に対する治療として推奨される。
- 化学塞栓される非癌部肝容積の非癌部全肝容積に占める割合と残肝予備能を考慮したTACEが推奨される。
- 高ビリルビン血症のない肝細胞癌破裂症例の治療には救急TA(C)Eは有効な治療法である。
禁忌
- ガイドライン1
化学療法
- 肝癌は抗癌剤に対する抵抗性が高い。肝癌患者は肝機能の低下が存在するため十分量の抗癌剤治療はできない。このようなこともあり、肝癌に有効な抗がん薬は少ない。
日本で使用できる薬剤
- ガイドライン1
肝移植
- 肝硬変に肝細胞癌を合併する場合は、多発最大径3cm・3個まで、単発5cmまで、遠隔転移・リンパ節転移・脈管侵襲なし
- ミラノ基準によれば、他の両性疾患と同程度の移植成績
- 肝機能不良でミラノ基準を満たすものは肝移植を考慮。
ガイドライン
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0018/0018_ContentsTop.html
国試
原発性肝細胞癌
- 英
- primary hepatocellular carcinoma
- 関
- [[]]
[★]
- 日
- げんうん、めまい
- 英
- vertigo, dizziness
- ラ
- vertigo
- 同
- めまい発作 dizzy spell
- 関
- めまい、耳鳴り
めまいの分類
IMD. 276
- SOD.134
原因部位による分類
めまいをきたしうる疾患
- IMD.277
原因部位と眼振
原因部位の鑑別
- 研修医当直御法度 症例帳 p.22
- IMD.279
|
末梢前庭性めまい
|
中枢性めまい
|
性状
|
回転性が多い
|
回転性は少ない
|
強さ
|
強い
|
軽度
|
持続時間
|
数日まで
|
数日以上
|
眼振の方向
|
一方向性
|
注視方向性
|
自発眼振の性状
|
水平回旋性が多
|
純回旋性、垂直性
|
固視の影響
|
抑制される
|
抑制されない
|
注視眼振の増強する方向
|
健側
|
患側
|
蝸牛症状
|
多い
|
稀
|
中枢神経症候
|
なし
|
あり
|
悪心・嘔吐
|
軽度~重度
|
ない or 軽度
|
疫学
- IMD.277
- 1. 末梢前庭性眩暈:4-5割 → 良性発作性頭位眩暈が多い。
- 2. 中枢性眩暈 :3割
眩暈、難聴をきたす疾患
検査
参考
- 1. [charged] Benign paroxysmal positional vertigo - uptodate [1]
[★]
- 英
- melena
- ラ
- melaena
- 同
- タール便 tarry stool
- 関
- 消化管出血(上部消化管出血、下部消化管出血)、黒色便、赤色便。吐血
定義
- (広義)便の中に血液が含まれている状態:黒色便、タール便、粘血便、鮮血便 (ただし潜血便は含まれない)
- (狭義)タール便
狭義
下血
分類
頻度
- IMD.566
出血部位と便の性状
- IMD.567
[★]
- 英
- paclitaxel
- 商
- タキソール taxol TXL、(アルブミン添加)アブラキサン
- 関
- 抗悪性腫瘍薬
分類
適応
- パクリタキセル注
- 卵巣癌、非小細胞肺癌、乳癌、胃癌、子宮体癌、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、再発又は遠隔転移を有する食道癌、血管肉腫、進行又は再発の子宮頸癌
作用機序
- チューブリンの脱重合を抑制して、中間径フィラメントを安定化させることで有糸分裂期(M期)を停止させ、これにより細胞分裂を阻害 (⇔ ビンクリスチン)
重要な基本的注意
- 骨髄抑制。過敏反応。低血圧、高血圧、徐脈。関節痛(高頻度)、筋肉痛(高頻度)。発熱(高頻度)。末梢神経障害(高頻度)。感染症、出血傾向。
重大な副作用
[★]
- 英
- colonic polyp, polyp of large intestine, polyp of the colon
- 関
- 結腸ポリープ、大腸ポリポーシス
概念
- (広義)大腸の管腔内に突出する限局性隆起。腫瘍性から非腫瘍性のものを含む。
- (狭義)上皮性増殖からなる隆起。良性のものを指して言うことが多い。
分類
- 大腸ポリープ全体のなかで大腸腺腫は80%を占める。
疫学
- 40歳代より漸増。50歳以上でよく見られる(SSUR.544)。
- 男女比2:1
病態
病理
- 無茎性(Is)が最も多い。有茎性(Ip)、亜有茎性(Isp)など
症状
- 無症状のことが多いが、まれに消化管出血をきたしうる。しかし、下血を来すほどの出血はしない。
治療
[★]
- 英
- upper gastrointestinal hemorrhage、gastrointestinal bleeding GIB
- 関
- 下部消化管出血、消化管出血、吐血
概念
上部消化管出血をきたす疾患
YN.A-40
IMD.382
- 1. 消化性潰瘍(胃潰瘍が十二指腸潰瘍の1.6-3倍)
- 2. 急性胃粘膜病変
- 3. 食道静脈瘤・胃静脈瘤
- 4. 悪性腫瘍
- 5. マロリー・ワイス症候群
頻度順
検査
- BUN/Cr比:有効循環血液量に対する反応として、腎前性高窒素血症が見られる。BUN 40mg/dl以上でCrが正常であれば1000ml以上の出血が考えられる。(IMD.386)
[★]
- 英
- lower gastrointestinal hemorrhage、lower gastrointestinal haemorrhage、lower gastrointestinal bleeding
- 関
- 上部消化管出血、消化管出血
[★]
- 英
- gastrointestinal tract, GI tract
- 英
- alimentary tract
- 関
- 消化器系
- 以下の総称:食道、胃、小腸、大腸
消化管の構造
運動
- 蠕動運動:食塊を肛門側に1cm/sで送り出す:胃・食道・小腸・近位結腸・遠位結腸・直腸
- 分節運動:分節を作ってくびれて食塊を混和:小腸・近位結腸
- 振子運動:縦走筋の収縮により腸管を縦方向に収縮させる:小腸・近位結腸・(遠位結腸・直腸)
[★]
- 英
- blood, (漢方)blood and body fluid energy
- 関
- 血液、血中
[★]
- 英
- hemorrhage, bleeding
- 関
- 出血量