- 英
- anus (Z)
臨床関連
- クローン病、潰瘍性大腸炎、放射線照射性直腸炎、薬剤性大腸炎、アメーバ赤痢、直腸粘膜脱症候群、急性出血性直腸潰瘍
-
- 直腸癌
- 肛門癌
- 組織型別(悪性黒色腫、カルチノイド、基底細胞癌、類基底細胞癌、Paget病、Bowen病)
肛門疾患の好発部位
- 内痔核:3時、7時、11時
- 痔瘻:6時 肛門中心線より後方に外瘻孔のある場合、6時の位置の肛門陰窩が原発口となる
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/20 16:04:58」(JST)
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肛門 |
男性の解剖図
|
ラテン語 |
ānus |
英語 |
Anus |
器官 |
消化器 |
肛門(こうもん)とは、消化管の出口のこと。解剖学的には直腸の体外への開口部。肛門括約筋によって制御される。
生物学
消化管は動物において、餌を体外から取り入れ、そこで消化吸収するためのものであり、体外から取り入れる入り口(口)は必須である。他方、出口はなければならないものではない。刺胞動物や扁形動物では出口がない盲嚢状の消化管を持ち、必要があれば口から排泄する。しかしながら、やはり入り口と出口は別な方が効率がよいのであろう、[要出典]それ以外の大部分の動物では口とは別に肛門がある。
発生学的には原腸胚期に盲嚢状の原腸を生じ、その後に反対側にもう一つの開口を生じて消化管ができる。この時、最初にできる開口である原口は口になるものと肛門になるものがあり、前者を旧口動物、後者を新口動物という。 脊索動物全体では口よりも肛門の方が先に形成される新口動物である。これは発生的に原口が肛門になる動物のことである。
肛門は消化管を通って消化吸収された餌の残り(糞)を排出するのが本来の機能であるが、体外に開く大きな開口であるから、それ以外の機能を持つものが多い。[要出典]脊椎動物や節足動物では腎臓などの排出器からの尿の出口でもあり、総排泄孔と呼ばれる。また脊椎動物の多くでは生殖孔を兼ねる。また、ヤゴやナマコでは水を吸い込んで呼吸を行う。
解剖学
表面は粘膜でおおわれ、その外側に内肛門括約筋、外肛門括約筋がある。内肛門括約筋は不随意筋で、自らの意思では動かせず、常に締まる状態にある。外肛門括約筋は随意筋で、自らの意思で動かせ、排泄等の場合になどする。
周囲には静脈叢(そう)と呼ばれる静脈が集まる部分がある。人間は直立二足歩行のため、身体の下部に位置するこの部分はうっ血しやすく、しばしば痔の原因となる。[要出典]
直腸と皮膚の境目になる部分には歯状線と呼ばれるギザギザの線がある。
進化の流れを辿ると脊椎動物の基本的な形としては消化管の末端であるだけでなく、腎臓からの排出系の出口でもあり、また生殖孔を兼ねた総排出口という形をとっているのが大部分である。ほ乳類ではこれらが分かれて肛門は消化管の出口の意味だけを持つようになっている。
ヒトの肛門は臀部の間、会陰の後方に位置している。肛門に関連した疾病としては、痔や肛門癌がある。何らかの理由により肛門を切除した場合は人工肛門が用いられる。
画像
-
1.食道 2.胃 3.十二指腸 4.小腸 5.盲腸 6.虫垂 7.大腸 8.直腸 9.肛門
関連項目
- 肛門科
- 尻
- 痔
- 総排出腔
- 肛内射精
- アナルセックス
- アニリングス
- 前立腺
消化器系 |
|
口 - 咽頭 - 食道 - 胃 - 膵臓 - 胆嚢 - 肝臓 - 消化管 - 腸、小腸(十二指腸・空腸・回腸) - 大腸(結腸・盲腸・虫垂・直腸) - 肛門
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- 知って得する! (新)名医の最新治療(Vol.265)進歩した肛門温存術・抗がん剤活用で手術に活路 大腸がん(外科治療)
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- J-vet : EBM & informed consent 26(1), 80-89, 2013-01
- NAID 40019561430
- 下部進行直腸・肛門癌に対する根治性・機能・QOLを重視したISRの工夫 (JSAST 第66回手術手技研究会記事 手術手技の創意・工夫)
- 手術手技 内括約筋切除術 : 経肛門操作を先行させたの手技のコンセプトとポイント
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量
添加物
禁忌
- 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
- テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中の患者及び投与中止後7日以内の患者(「相互作用」の項参照)
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 頭頸部癌、消化器癌(胃癌、結腸・直腸癌)、乳癌、膀胱癌の自覚的・他覚的症状の寛解
- 通常、テガフールとして1日量750〜2000mgを1〜2回に分割して肛門内にそう入する。
ただし、1回量は500〜1000mgとする。
慎重投与
- 骨髄抑制のある患者[骨髄抑制が増強するおそれがある。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害が悪化するおそれがある。]
- 腎障害のある患者[副作用が強くあらわれるおそれがある。]
- 感染症を合併している患者[骨髄抑制により、感染症が悪化するおそれがある。]
- 心疾患又はその既往歴のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 消化管潰瘍又は出血のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 耐糖能異常のある患者[耐糖能異常が悪化するおそれがある。]1)
- 水痘患者[致命的な全身障害があらわれるおそれがある。]
重大な副作用
骨髄抑制、溶血性貧血等の血液障害
- 汎血球減少、無顆粒球症(症状:発熱、咽頭痛、倦怠感等)、白血球減少(3.3%)、貧血(1.5%)、血小板減少(1.4%)、出血傾向(0.3%)、溶血性貧血等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
劇症肝炎等の重篤な肝障害(「警告」の項参照)4)
肝硬変
- 長期投与においてAST(GOT)、ALT(GPT)の明らかな上昇を伴わずに肝硬変があらわれることがあるので、観察を十分に行い、プロトロンビン時間延長、アルブミン低下、コリンエステラーゼ低下、血小板減少等が認められた場合には投与を中止すること。
脱水症状
- 激しい下痢があらわれ、脱水症状まで至ることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、補液等の適切な処置を行うこと。
重篤な腸炎
- 出血性腸炎、虚血性腸炎、壊死性腸炎等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、激しい腹痛・下痢等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。5)
白質脳症等を含む精神神経障害
- 白質脳症(意識障害、小脳失調、痴呆様症状等を主症状とする)6)や意識障害(0.1%未満)、失見当識、傾眠、記憶力低下、錐体外路症状(0.1%未満)、言語障害、四肢麻痺、歩行障害、尿失禁、知覚障害等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
狭心症、心筋梗塞、不整脈
- 狭心症、心筋梗塞、不整脈(心室性頻拍等を含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、胸痛、失神、息切れ、動悸、心電図異常等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。7,8)
急性腎不全、ネフローゼ症候群
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
嗅覚脱失
- 嗅覚障害(長期投与症例に多い)があらわれ、嗅覚脱失まで至ることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
間質性肺炎
- 間質性肺炎(初期症状:咳嗽、息切れ、呼吸困難、発熱等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、胸部X線等の検査を行い、副腎皮質ホルモン剤の投与など適切な処置を行うこと。
急性膵炎
- 急性膵炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、腹痛、血清アミラーゼ値の上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
重篤な口内炎、消化管潰瘍、消化管出血
- 重篤な口内炎、消化管潰瘍、消化管出血(0.1%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
- 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗腫瘍効果32,33)
- 吉田肉腫、AH-130、ローダミン肉腫(ラット)等の各種皮下移植腫瘍及びBrown-Pearce腫瘍移植肝転移巣に対して腫瘍増殖抑制効果を示した。
作用機序34〜41)
- テガフールの抗腫瘍効果は体内で徐々に変換される5-FUに基づいている。
5-FUの作用機序は活性代謝物であるFdUMPがdUMPと拮抗し、thymidylate synthaseを抑制することによるDNAの合成阻害と、FUTPがRNAに取込まれることによるRNAの機能障害に起因するものと考えられている(in vitro)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 5-Fluoro-1-[(2RS)-tetrahydrofuran-2-yl]uracil
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶性の粉末である。メタノール又はアセトンにやや溶けやすく、水又はエタノール(95)にやや溶けにくい。希水酸化ナトリウム試液に溶ける。メタノール溶液(1→50)は旋光性を示さない。
★リンクテーブル★
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095B031]←[国試_095]→[095B033]
[★]
- a. 直腸静脈叢に発生する。
- b. 歯状線の口側に発生する。
- c. 3時、7時および11時方向が好発部位である。
- d. 排便時に疼痛を訴える。
- e. 肛門外に脱出する。
[正答]
※国試ナビ4※ [103I031]←[国試_103]→[103I033]
[★]
- 英
- melena
- ラ
- melaena
- 同
- タール便 tarry stool
- 関
- 消化管出血(上部消化管出血、下部消化管出血)、黒色便、赤色便。吐血
定義
- (広義)便の中に血液が含まれている状態:黒色便、タール便、粘血便、鮮血便 (ただし潜血便は含まれない)
- (狭義)タール便
狭義
下血
分類
頻度
- IMD.566
出血部位と便の性状
- IMD.567
[★]
- 英
- pudendal nerve (KL)
- ラ
- nervus pudendus
- 関
- 仙骨神経叢
- 図:N.481(仙骨神経叢) N.390,391(男性) N.393(女性)
由来 (KL.489)
支配
走行 (KL.489)
枝
カテゴリ
仙骨神経叢>:仙骨神経叢
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- internal pudendal artery (Z)
- ラ
- arteria pudenda interna
- 図:N.378(後面), 382(女性、側面), 383(男性、側面), 384(女性、下面), 385(男性、下面)
起始
走行
分布
枝
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- rectum (Z)
- 関
- 大腸
概念
- S状結腸に続き肛門に至る長さ約20cmの消化管
- 直腸結腸境界はS3椎体の高さ (M.229)
- 直腸は仙骨と尾骨のカーブに沿って走り、そこで後下方に曲がって肛門管になる (M.229)
- 3つの直腸横ヒダを持つ
直腸・肛門の区分
- SSUR.559
- 直腸S状部:rectosigmoid,RS:岬角の高さより第2仙骨下縁の高さまで
- 上部直腸:rectum above the peritoneal reflection,Ra:第2仙骨下縁の高さから腹膜反転部まで
- 下部直腸:rectum below the peritoneal reflection,Rb:腹膜反転部から恥骨直腸筋付着部上縁まで
- 肛門管:proctos,P:恥骨直腸筋付着部上縁から肛門縁までの管状部
- 肛門周囲皮膚:external skin,E:肛門縁より外側の皮膚
[★]
- 英
- central tendon of perineum
- ラ
- centrum tendineum perinei
- 同
- 会陰体 perineal body (M,K,KL)
- 関
- 浅会陰筋膜
- 会陰のほぼ中心に存在する線維状の腱様組織。肛門より1cm前方に存在する。(KL.468)
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- anorectal infection
- 関
- 肛門直腸感染症
[★]
- 英
- anal infection
- 関
- 肛門感染症
[★]
- 英
- anal infection
- 関
- 肛門感染
[★]
- 英
- anal ulcer
- 関
- 裂肛
[★]
- 同
- 直腸
- 同
- 直腸
[★]
- 英
- phylum
- 関
- 分類学
- 門->亜門->綱